荃灣の小さな店で おなかいっぱい

訪港するたびに1度は行く荃灣。
いつものように香港島からバス(巴士)に揺られて向かいました。
僕の中では、荃灣は深水埗に少し似た印象の街。
古いアパート(唐樓)が肩を寄せ合ってて、
市場(街市)がいくつかあって、
ごちゃっとしてて。



e0248743_7121466.jpg


e0248743_712369.jpg




バスを降りて歩き回り、さっそくチェックをスタート。
「ここはヨシ。」「あっちもヨシ。」「そっちもヨシ。」
勝手な“ひとりチェック″をして歩いて、
この街の古き良き風景が変わっていないことを確かめて回ります。
暇人の“ひとりチェック″。
街が目まぐるしく変わっていく香港では、建て替えや移転が日常茶飯事。
行けた時に確かめておかないと「えっ?あれれ?」と立ち尽くすことに。
特に荃灣や深水埗などの下町らしさが残る街だと、チェックは欠かせません。

そんなことをしながら歩き疲れたら、公園(賽馬會徳華公園)でつかの間の休憩。
「なぜいつもこんなに大勢いるの?」
・・・と不思議になるおじちゃん・おじいちゃんに混じって、木陰で一休み。
自分で言うのもナンだけど、かなりけっこう溶け込んでいるんです。

木々の緑を見上げたり、その中でさえずり続ける鳥の声を聞いてたり。
ベンチに座ってのんびりしていれば、知らないうちにずいぶん時間が経って。
056.gif

056.gif

056.gif
待ち合わせの時間があるからね、休憩はここまで。
今日も元気にしてる池の亀たちに挨拶して、公園をあとにします。

現地解散してた太太と落ち合って、新村街へと歩きました。
買い物客が行きかう細い新村街の中ほどにある嘉樂冰廳へ。
「こんなに狭い入口なの?」と思わずにいられないドアから入れば、いつも満席。
この日も入り口で少しだけ待っていて、お客が出てくるタイミングで入りました。
そこだけ2人分ポッカリ空いている椅子に着席。
忙しそうな店員さんにタマゴサンドイッチ(蛋三文治)を注文。



e0248743_72713.jpg


e0248743_7272241.jpg


e0248743_727477.jpg




嘉樂冰廳もですが、
香港の茶餐廳や冰室で出てくるオムレツって、きちんと温かいんです。
今までずっと例外なく【オムレツは温かい】っていう印象だなあ。
注文が入るとそのたびにこしらえる?それとも作り置きをチンしたり焼き直す?
朝食(早餐)の時間帯なんてそんなことしてる余裕がないと思うけど、
いつも温かいのはどういうカラクリなんだろう?
「冷めたものは食べたくない」という香港の人々の嗜好に忠実だから?

「トーストしてね」と追加注文すると、プラス2~3H$ほど高くなるのでしたっけ。
この日はトーストしないまま。
中身はタマゴ(蛋)だけで。



e0248743_7331375.jpg


e0248743_7334750.jpg




小さなテーブルの目の前に座っている相席のカップルさん。
デート中かな?若い女の子と男の子の可愛らしい2人。
ハムだったかランチョンミートだったかを加えた蛋三文治をほおばっていました。

日本人だとわかると英語で一言二言。
「ニホンジン ノ カタデスカ?」
「リョコウ デスカ?」
「ホンコン スキナノデスカ?」
「ニホンノ ドコカラ キタノデスカ? トーキョーデスカ?」
等々と、にこやかに声をかけてくれました。
他にもあれこれ。
ウチがこの店にこうして来てることに、とても興味を持ってくれたらしくて。
「ドウシテ コンナ チイサナミセヲ シッテイルンデスカ?」
とも。
知ってる単語を総動員して「日本で有名なんですよ。」と。
あー、間違ったこと言っちゃったか?
有名になってるのは、
あくまでも僕と太太と友達でいてくれる香港迷の中でだけかも?
・・・そのことをちゃんと訂正できず。
それよりなにより、今テーブルに届いたタマゴサンドに気持ちが行っちゃって。
温かくてふわふわのタマゴサンド。
“オムレツが冷めないうちに完食したい″というわがままゆえに、
ろくな返事もできないまま、
カタコトの英会話をはさみつつ、美味しく食べ続けるのでした。
ただね、
このタマゴサンド、口の中に入れると話せないんだよねえ。。。



e0248743_7432985.jpg




ふんわり柔らかなタマゴサンドだけで、おなかいっぱい。
満足 満足。
おやつのつもりでいても、これはもう立派な昼ごはん。
きっとまだ店の外で待ってる人々がいるだろうから、出ることに。
「ありがとう。良い日にしてね。」
「アリガトウ。 ヨイ ゴリョコウヲ。 サヨウナラ。」
おなかは十分すぎるほど満たされて、
相席の2人の満面の笑顔にも満たされて、
また散歩の続きを楽しみました。

ウチはわりと、若い女の子や男の子たちに話しかけてもらうことが多いかな。
そうそう、この滞在中に行った“蘭芳園″のときも、女の子2人だったし。
(中環の蘭芳園、龍記と向かい合う道で区切られて残るかも?の情報有ります)
こういうちょっとした出会いはとても嬉しいのだけれど、
例によって、いつものアノ感覚。
相手と心の距離が縮まるにつれて、自分が思うように話せないもどかしい感覚。
「あー、もっと違う言い方で伝えたいのに。英語でなんて言えばええんや?」
と思うにつれて、
思うように話せないことで自分の笑顔が引きつってくる、あの残念なパターン。

「このパターンに陥らないように、臆せず遠慮せず話したほうがいいよね。」
と、頭では分かってることを 次からは実行したい。
リベンジしに、また行かなきゃねえ。
・・・香港へ行く口実ができました。
そろそろ【行きたい病】が悪化しつつあるので、ムズムズし始めているこの頃です。

トーストしないパンの生地は、とても軟らかいんです。カエルくんのクリックを。。。
037.gif
にほんブログ村 旅行ブログ 香港旅行へ
にほんブログ村
[PR]
Commented by Naoko at 2014-10-26 11:41 x
おっ(°▽°)筌湾((o(^∇^)o))
いつもMTRで行って、さっさと「ミニバス➡川龍村」のパターンなので。
あんまりぶらぶらしたこと無くてもったいないなと思っています。
亀とおじちゃんいっぱいの公園も良いですね。

あと。
やっぱり、ちょっとした会話が旅を楽しくしますね(*´∇`*)
Commented by ya_mei888 at 2014-10-26 12:54
嘉樂冰廳は注文の度にちゃんとオムレツ焼いてくれてるみたいですよ。
多分。

香港島から筌湾までのバスは赤いミニバスでしょうか?
とっても早くて便利ですよね~♪

彼に言わせると、相席になった香港人とわたしがつたない広東語で会話中って異常に興奮しているらしいです。
会話できるのが嬉しすぎて興奮状態なのかも…。恥ずかしいですね。笑
Commented by 杏♪ at 2014-10-27 10:54 x
あ~~~!ここ、この間の夏休みに、このお店目指して筌湾まで行って、炎天下の中を必死で歩いて新村街へ行き、お店を探したのに見つけられず・・・たどりつけなかったところです。
このタマゴサンドをトーストしてもらったパンで食べてみたかったの。
うぅ。。。。。。。こういう時に方向音痴が哀しくなる。
絶対に絶対にリベンジするもん!!!
がぉぉぉぉぉぉ!
Commented by Jyujai at 2014-10-27 23:54 x
すごい量の卵ですよね〜。でも意外としつこくなく食べれちゃうのが香港のよいところ。アメリカとかだと、この量のオムレツだと、結構バターが多くて厳しいものがありますから。
香港の郊外。まだまだ懐かしの香港が残っているんですね。
私も行きたい病が慢性化しています。
Commented by chintau at 2014-10-28 08:30
荃灣のこのお店、以前に前を通った時は、残念がらお腹がいっぱいで食べられませんでしたが、次に荃灣を訪れる機会が巡ってきたら、タマゴサンドと飲み物で、まったりしてみたいです。
Commented by らしくん at 2014-10-28 09:00 x
私も前に夜明け前のこの公園を散策したことがあるのですが、街中の人気の無さと対照的にお年寄りの多さに驚きました。
日本と匹敵する平均寿命を誇る香港、お年寄りの多さもすごいですね。
Commented by miisan0414 at 2014-10-28 13:23
こんにちわんこ。
おそらくこの記事を誰よりもしみじみと想いながら
何度も読ませて戴いたのはアタクシかと思いマス。
あの町の匂い、あの町の音、あの町の空気、
公園の亀、爺さんず!
ちょっと。。。鼻の奥がツン・・と、します。
通うつめていた粥屋の卵サンドとよく似たこちらの
卵サンド、いつか食べにいける日が来るでしょうか・・・
ちょっとグラグラ揺さぶられちっゃた記事でした。
Commented by (^@^)v at 2014-10-28 13:33 x
微笑まし~い記事でおじゃりました~♪(^◇^)❤

「作り置きをチンしたり焼き直す」って事、
ほぼ全員がB型気質?(p_-)と思えてしまう
香港やんはしませんねぇ~♪ ほんと~にねぇ~ (^v^)r
Commented by ころた at 2014-10-29 06:42 x
コメント記入欄変わったんですね。
自分も荃灣は乗り換えなどに利用するぐらいで実際に街中をゆっくり探索したことない街だなぁ。
蛋三文治、昔から食べているのはゆで卵をマヨネーズで合えたやつ。だからこのオムレツのサンドイッチを食べると「香港だなぁ」と感じるのですが、カミさんの実家ではこれに近いスクランブル形式。だから「これこれ」と懐かしそうに食べてます。そう大阪もこれ系とか。
でも、この厚みにそうなんだかふにゃり、いやふわりかな?の食パンは玉子サンドではなくて蛋三文治ですね。
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 18:42
♫Naokoさん
>「あんまりぶらぶらしたことなくてもったいないな」→→いやあ~こうやってコミュニケーションのきっかけはいくらでもあるのに、いつものNaokoさんのようにフレンドリーに触れ合っていくことが出来ないので、ウチこそもったいないことしてるんですよ。(笑)他国でもきっとそうだろうけれど、香港でNaokoさんとご一緒できてたら、もっと楽しみが増えそうな場面がいっぱいあるみたいな気がするなあ。
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 18:50
♫一美さん
いえいえ赤ミニバスは未だ勇気が出ず乗れません。路線バスです。賽馬會徳華公園の真ん前にも乗り場があるから、そこから行き来できるんですね?次回はやれそうな気が(笑)?・・・嘉樂冰廳はちゃんと焼いているんですね?あんなにこまごまとした一般的なメニューもありながら、注文ごとに焼くなんてすごいですよねえ。やっぱりこのオムレツにお店の顔をかけているんでしょうか。ふわふわですものね。
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 19:06
♫杏♪さん
ブログにお邪魔するようになって以来、杏♪さんの一端(や共通点)が少しずつインプットされつつあり、生ハムメロンが許せん!とか方角に弱い?とか(笑)。行かれたその日は定休日だったのかなあ?小さな間口だから、素通りしそうですものね。・・・トーストした【生より薄くて硬くなったパン】にこの量の蛋が挟まれた場合、どうなるんだろう?厚みを抱え込めるのか?ぜひぜひオーダーしてレポしてください!
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 19:57
♫Jyujaiさん
そうですね。バターたっぷりで焼かれていたら、キツそう。アメリカへ行ってた時に、あのビッグサイズで動物性油だったから、卵料理も肉類もお腹にもたれました。日本でもホテル朝食や一般的なレストランで最初は「おいしいね」でも後半になったり食べ終わった後に辛くなるし。「美味しい」と感じる料理ってパスタでも油多いですし。嘉樂冰廳のは例えれば出汁巻き卵のような優しさと柔らかさでした。
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 20:04
♫chintauさん
たしかに、これ“おなかいっぱい状態″の時には、絶対に無理だと思われます。(笑)このボリュームですし、実際にこの後に散歩をずっと続けてても満腹感はなかなか薄れず、結局その日の夕食も量は食べられなかったはず。恐るべき蛋三文治でした。飲み物も他メニューも種類豊富なので、ここをメインにだったら良いですよね。メニュー写真を載せましたが、ご覧の通り飲み物も他料理もちゃんと多いので。
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 20:08
♫らしくんさん
らしくんさんのここでの早朝散歩の記事、覚えています。あれを拝見して「荃灣でも早朝散歩してみたいなあ」って強く思いましたから。上環から卒業しないと(というか香港島から卒業しないと)実現不可能ですね。(笑)・・・男性ばっかりの賽馬會徳華公園。お年寄りなら「狭い住居から出たくなるのかな」とわかりますが、働き盛りのおじちゃんも多いので、いったいいつ仕事しているんだろう?って。(笑)
Commented by Shangrila at 2014-10-29 20:08 x
最初にコメントしたつもりでしたが入ってない。涙。この頃おっちょこちょいで。。本当に美味しそうなタマゴ。科記の牛肉サンドがつぼなのですが。。温かいサンドイッチは焼かない方が美味しいような気がします。。どっちも美味しいですが。笑
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 20:20
♫みんみんさん
・・・そんなお気持ちで読んで(何度も)いただけて。ありがたいです。ちょっと申し訳ないような気持ちでもいます。。。賽馬會徳華公園は町の中にありながらもけっこう広いですよねえ。ああいう部分にぜいたくな空間を分け与えている香港って、香港の良さの一つだと思いません?そんな“のんびり空間″と背中合わせで、あの町の賑わいと音・匂い・人波が同居してる。ザ・ホンコンらしい町ですよね。
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 20:26
♫(^@^)vさん
作り置きは、なるほどそうなんですね?記事の中にあえて【蛋三文治の値段が載っていない部分】の写真を取り入れたのは、【あの手厚く作られた1品なのに、他にまだこんなに多くのメニューが存在してる!】をお伝えしたかったからなんです。一般的な茶餐廳と同じ品数ですもんね。いろいろ作らなきゃいけないはず、なのに、あんな蛋三文治も焼いて作っちゃう。その守備範囲の広さはすごいものだねって。
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 20:33
♫ころたさん
新しいコメント方法に変わっちゃってからじつに不便で。いちいち別窓で開きますし、【どなたに対してもほぼ同じ文字数でコメントを返したい】という僕には、長さを確認しつつ書けないので書き辛くて。・・・タマゴサンドそういうふうに違うんですね?ぜひ奥様を(も)お連れください!似てるような・でも・ちょっと違うような感じを柔らかさとともに味わっていただけると思います。卵いくつ分だろう?
Commented by hongkonggaffe at 2014-10-29 20:40
♫シャングリラさん
いつでもどんなタイミングでもどの記事へでも頂けると嬉しいです。(笑)・・・このオムレツは、かなり薄味。軟らかいぶん薄味が似合っています。ウチは食べ進めるたびに塩や胡椒(機内食でとっておいて常に持ち歩いてる:笑)をすこーしずつ加えながら味の変化を楽しみました。「そうしてみてね」と言わんばかりの量だと思うので。(笑)科記のソレは食べてみたいです。飲み物ばかりだから貢献もしなくちゃね。
Commented by 爽子 at 2014-11-03 21:11 x
ここの玉子サンドは有名ですよね。
大阪の下町で似たようなモノをいただいた事があります。
ここで、わたしはいつもカレー味の牛腩河を..。
Commented by hongkonggaffe at 2014-11-05 11:19
♫ 爽子さん
タマゴサンド、名が知れているんですね?それって香港の中で知られているのかな?それとも日本でも?・・・やっぱり香港かあ。OpenRice(って言うんでしたっけ)がありますが、これ利用したことがほとんどないのです。嘉樂冰室のことも日本の香港迷友人に聞いて知ったくらいで。訪港前は、やっぱりOpenRiceで情報探してみるのもいいかな?・・・カレー味の牛腩河ですか~。旨そうです。「河」好きですし。「香港で言うカレー味ってどんな味?」と前々から思ってて。茶餐廳でも九記でも。自分の中では“イレギュラーな冒険の味”なようで、ついついベーシックなものに走っちゃう。(笑)次回食べてみたくなりました。ありがとうございます。
Commented by 爽子 at 2014-11-08 17:15 x
そうそう、香港人の間で有名みたいで、週末とかは作ってくれないみたいです。
ここも雑誌に載って、一時長蛇の列だったよーで..(・・;)
Commented by hongkonggaffe at 2014-11-10 17:18
♫ 爽子さん
そうなのですか。相席になったカップルの若い子たちは、地元情報で来ていたんですね。この嘉樂冰室で待っている時に、彼女達とポツポツ会話をしながらメニューを見てたら、かなりの品数を扱っているんですね。あんなに小さな店であれだけ蛋三文治が売り物なのに、他の茶餐廳と同じような多彩なメニューで。そうそう、週末は蛋三文治は出していないって何かで読んでて、ウィークデーを狙って行きました。(笑)写真に写したのは通粉と意粉までしか写ってない。もうちょっと下の方の麺全部を撮れば良かったなあ。やっぱりカレー牛腩も30$前後でしょうか。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by hongkonggaffe | 2014-10-26 08:21 | 香港たべもの | Comments(24)

「暮らすように滞在していたい」 と思いながら里帰りする香港の日々。


by こえだ