次回は失敗しちゃいけない(笑) ~ 煲仔飯 その1 ~

春がやって来る前に記録しておきたいから、ということで秋冬の風物詩を書いた先日。
街角の “ 焼き芋屋台 ” と 蕃薯苗の “ 豆苗 ” の二つ。今年の秋冬まではおあずけかな。
そして香港のこの季節のごちそうで忘れちゃいけないのが、煲仔飯。
“ 土鍋の炊き込みご飯 ” と言えば良いのでしょうか。



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1年中ずっと煲仔飯を提供するお店もあるけれど、
やっぱり秋冬ならではの “ 食の風物詩 ” じゃないかなあ。
お好みの具で注文し、待ち続けた末に やっと土鍋がテーブルに届く。
そっと蓋を開けて、好きなだけタレをかけ回す。
すかさず蓋をして少々蒸らしてから、再び蓋を開けてご対面。
盛大に ぐわしぐわし と混ぜ合わせ、お碗に取り分けたら「いただきまーす!」。
熱いうちにハフハフしながら食べたい1品ですよね。



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ところが最近は、テーブルに置くやいなや店員さんが勝手に蓋を開け、
そのまま蓋をとっとと持って行っちゃうことが。
店内満席で店員さんフル回転な時ほど、そうなりがちなような・・・店によって違うけど。

一から炊き込むだけに、けっこう待ち時間があって、やっと届いた自分達の煲仔飯。
「熱いよ熱いよ」って笑いながら蓋を開けて「おおおーっ!」と出会うのが良いんだけど、
それをあっけなく店員さんにやられちゃうと、ちょっととっても悔しくて。 → 【無念その①】

その瞬間は「えっ!?」と軽くショックを受けるけど、
お目見えした土鍋の中をついつい覗きこんで口元が緩み、
蓋を開けられた【無念その①】が 一瞬だけ どこかへ飛んじゃう。
蓋のある器での食べ物って、自然にそうなりません?
お鍋を囲む時だって「できたかな~?」の最初って誰も蓋の行方なんか気にしちゃいない。
「蓋オープン~っ!」で全員が同時に中に注目して「うわあ」って顔が緩んでるんだもん。

煲仔飯の店でこれ ( ↑ ) をやっちゃうとあかんですね。
中身に心奪われてる間に、蓋を持って行っちゃう店員に気づくのが一歩遅れる。
“ やっとテーブルに届く→開けられちゃう→顔が緩む→その間に蓋を持って行かれちゃう ”
・・・ここまでわずか2~3秒の出来事。
この2~3秒で、食べ終えるまでの何分間かの運命が決まる。
★蓋が無いとタレを回しかけた後に好きなだけ蒸せない。蒸してる間のあの楽しみが無い。
★蓋が無いと蒸し終えて再び蓋をそっと開けて “ 完成品 ” を披露する楽しみも無い。
★蓋が無いと上の具を蓋裏に一旦のけられないから、土鍋の中身がこぼれて混ぜにくい。
★蓋が無いと碗に取ったあとの土鍋に残ったぶんが、どんどん冷めていく。
どうなんでしょう?どれを考えても良いことがなくて。 → 【無念その②】
だから、持って行かれそうな気配を察知したら、すかさず「No---っ!」と言わないと。


( 届いたら自分で蓋を開け、まずは好きなだけタレをかけて・・・ ↓ )
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( 蓋をしてしばらく待つ。楽しみにひたすら待つ。 ↓ ・・・が、楽しいし正しいかと・・・。 )
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煲仔飯って、一人で食べることって、きっと少ないと思います。
たぶん誰かと2人で、あるいはそれ以上の人数で。
ウチも考えてみれば2人では1回だけ。あとはいつも在住の友人か合流した友人と一緒。
だから、そうですね、じゃんけんで係を決めておくと良いとか?(笑)
誰がどんなに浮かれてても、その1人だけは蓋の行方を冷静に注視している係。
持って行きそうな気配を見せたとたん「No---っ!あかん!」と待ったをかける係。
【無念その①&②】をくらってしまった後は、まじめにそう思うんです。

ただね、じゃんけんで決まったその1人って、やや気の毒だし、1人だけ乗り遅れる。
煲仔飯(鍋料理全般)って蓋を開け皆が一緒に笑顔になる一瞬からが、もうご馳走だもの。
美味しく楽しいひとときは、誰もが一緒にスタートするからいいんだよね・・・という。
何か案はないんだろうか?



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「具はどれにしよう?」から「お焦げ、美味しいよね」まで 何人かで分け合いたい煲仔飯。
地元の皆さんにも人気の店は、夕方の開店時間前にすでに行列になってます。
先日の坤記煲仔飯小菜も、余裕を持って行ったのに、開店前から7~8mの行列でした。
グループで来ているお客ばかりだから、1度に入ってすぐ席が埋まるし、一斉に注文だし。
秋冬の風物詩にたどり着くには、ハードルがいくつかあるんですねえ。
ま、それだけに美味しいし、それだけに美味しく食べたいし。

あああ・・・、
煲仔飯の思い出を残すつもりが、蓋の話で終わっちゃった。
この1月に【無念その①&②】をやらかしちゃったので、ついつい。。。
これで今シーズンの煲仔飯記録をおしまいにするのも、なんだかなあ・・・。
“ 煲仔飯 その2 ” を書いておきたい・・ような・・。
カエルくんをクリックしていただけると決心つきます。(笑)015.gif
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Commented by 杏♪ at 2015-03-16 11:44 x
煲仔飯、大好きです♪
初めて食べたのは銅鑼湾のお店(今は移転して、更に移転)でした。
そこで、お店の人が食べ方を教えてくれて・・・蓋開けて、タレかけて待てって。
だから、それが当たり前だって思っておりましたが、確かに、①の蓋を持って行っちゃうお店、あります!
お焦げが作れない・・・(T_T)ってショックだったりして。
②は・・・意外とガツガツと煲仔からいただいてしまうので、気にならず。(笑)
食い意地はっていて、すみません!<(_ _)>
以前は冬の食べ物って思っていたのですが、こももさんの本やら色々はガイドブックに一年中いただけるお店が載っていたりするので、慌てなくなりました!(笑)
私は一人で気楽にいただける永合成が好きです。
但し・・・日曜日はお休みで、更には16時にはクローズしてしまうのだけが難点。(^_^;)
Commented by Naoko at 2015-03-16 14:40 x
あーーー!!!(°▽°)
ここは、お店の立地というか
佇まいが良いですよね( ・∇・)
写真で見てもたまらんです。

先日もこの辺りを拠点にしました。
このお店のすぐ横の角の叉焼屋が
ムカツクおやじ(大好きだけど)の叉焼屋です。
Commented by Jyujai at 2015-03-16 23:03 x
煲仔飯、最初の頃は何をどう頼んだら良いのか、びっくりドキドキでしたが、楽しかったです。一度カエルちゃんの足だったことがあります。鶏肉みたいで美味しかったけど。
これはやっぱり冬じゃないとね〜。
Commented by らしくん at 2015-03-17 00:15 x
おおっ!煲仔飯ですね!
このところ休みの都合で夏に香港を訪れることが多いため、煲仔飯にはすっかりごぶさたしてしまっております。
できればまた寒い時期に訪れて煲仔飯を味わいたいです!
Commented by zu-zu-tazu-99 at 2015-03-17 22:44
憧れの煲仔飯❤❤❤❤❤
年柄年中香港にいながらにして、いまだに未経験の憧れの煲仔飯❤❤❤❤❤
なんとなく夜は家にいたいタイプのわたしは、夜がメインである煲仔飯はいまだに食べたことがないのです!!でもでも、やっぱり美味しそう!!!醤油の量とおこげの関係で初心者には難しいと聞くこちらのお料理ですが、さすがこえださま☆☆食べ方を心得ていらっしゃいます!!!
全然話がそれるのですが、科記のランチ行列の前を通ってこえださまを思い出してしまいました。お会いしたこともないのに変ですよね!!ちなみに思い出したのは、想像上のこえださま。どんな想像上の人物には、こえださまの想像におまかせいたします☆めんどくさいコメントでごめんなさい!!スルー!スルー!!
Commented by (@▽@;) at 2015-03-19 09:10 x
持って行かれそうな気配を察知したら、すかさず「ニゴ、イウラ!」
(「これ要るのっ!」・で通じないかしら?マロの勘豚語・・・)

ちなみに蓋を持ち上げる時、スタッフの皆様素手で持ち上げていらっしゃるのでせうか?

こえだちゃん家が四苦八苦してオーダーの紙で頑張ったとか?
Commented by hongkonggaffe at 2015-03-19 22:39
♫ 杏♪さん
ここで書くのもナンですけど、杏♪さん、いつも記事をUPしてから早めの時間にコメントして下さるのが楽しみで。ありがとうございます。いつも携帯してらっしゃるiPhoneでしょっちゅうチェックして下さっているから早く気付いてもらえているということなんですか?・・・店員さんが「蓋をして待て」と言ってくれる店なら、確実に蓋は確保できますね。良心的。杏♪さんがしてるように、ポットから直接食べられるのが最も冷めにくい1番の方法だと思います。その食べかたの方が煲仔飯には似合うしね。おかずも注文してます?
Commented by hongkonggaffe at 2015-03-19 22:48
♫ Naokoさん
ここ、Naokoさんの庭ですもんねえ。路地の方にあるのが本店なのでしたっけ?徳輔道西沿いの席が多い店の方が支店だったかな?どちらかというとやっぱりあの路地裏のオープンエア席がある店の方が「気分」ですよね。表のテーブル、なかなか空いてないんです。おっしゃるように素敵な佇まいですものねえ。その叉焼店、覚えがあるような。割と小さなお店?ここはいつも前を通過してて。正街だっけ?徳輔道沿いの角地にある趣きのある燒臘店(魚も扱ってる)のも好き。燒肉に毛が生えてたりしますけどね。(笑)
Commented by hongkonggaffe at 2015-03-19 22:56
♫ Jyujaiさん
ドキドキでしたよ、ウチも。初めて経験したのは九龍側のお店でしたが、なかなか怪しい場所にあったし。でも友人と3人で入ったので、良かったのかも。手元のメニューが無くて壁に品名がペタペタ貼ってあるだけの店だったから、壁まで行って指差して。飲み物持ち込み制を知らずに喉乾いてました。(笑)ちゃんと蓋を残していってくれて値段も安価で。ただ、値段は飯の上の具材の量や良さに比例してるような気がしません?お高い店はそれだけぶんしっかりした肉や野菜がのってて。どっちがいいかは気分によるけれど。
Commented by hongkonggaffe at 2015-03-19 23:04
♫ らしくんさん
やっぱり秋~冬がその気分になれるのが煲仔飯ですよねえ。火鍋もそうかな?煲仔飯も1年中売り物にしている専門店(蠔餅も必ずあるけど)が思いのほか多いようですが、ウチは秋冬以外は入ったことが無いんです。夏は他の物に気持ちが行っちゃうし。寒い時期がお似合いの食べ物とは言っても、冬の方が早めに冷えやすいことがあるかも。とくに露店で食べるお店だと。露店の方が店内よりも「気分」になる品ですけど。周りのお客を見ていると、香港人の中でも色んな食べ方があり、ルールは無いことを近年、知りました。
Commented by hongkonggaffe at 2015-03-19 23:10
♫ カシタニさん
ぜひ行ってくださいね。いろいろあっていいと思いますが、最後の写真に出した坤記煲仔飯小菜は西營盤。ここは飯の上の具がけっこうちゃんとしている傾向の店なので良いかも。ただ、ここの店員さん、「待てっ!!」をかけないと蓋を持って行きます。(笑)そこはそれ、カシタニさんとお世話係さん2人して頑張って頂くということで。・・・想像して頂けて光栄です。あながちハズレていないような気が(どこを根拠に!:笑)「煲仔飯ご一緒しましょう」と待ち合わせしたら、迷わず「やあ!」と言える。けっこう出来そう。(笑)
Commented by hongkonggaffe at 2015-03-19 23:17
♫ (@▽@;) さん
このコメントでやっと書けるのですが、(@▽@;) さん、いつも過去記事にさかのぼって記していただけること、本当にありがとうございます。楽しみにしているんです。楽しみと言えば、そうかあ、そう叫んで店員さんを引きとめればいいんですね?イウラをきっとイクラ!と言うと思いますが。・・・店員さんは蓋は素手だったと思います。あの熱いのを(しかも他の席のもどんどん)持てる仕組みが分かりませんが、熱さをかまっていられない忙しさが成せる技なのかなあ。ウチが触ることには冷房or経過時間で大丈夫になってる・か・な?
Commented by 杏♪ at 2015-03-20 15:44 x
一人で煲仔飯を一人占めの時は頼まないこともありますが、ここでは頼みます。
やっぱりお野菜~♪
食べきれなくても食べたい気持ちには負けてしまいます。
多分、一人で、こえだ夫妻がオーダーする分を頼んでしまいそうです。えへへ~

こえださんの更新、朝が多いので、PCを見ているのが多いのと、お気に入りの外部ブログっていうのに登録してあるので更新がわかるのです。\(^o^)/
時々、一番だとなんだか申し訳ないとか思って、お昼過ぎまで待っちゃうことも有ります。<コメ入れるの
それから、土日は・・・・・おさぼりしているので、チェック遅いです。
てへへ
Commented by ころた at 2015-03-21 07:34 x
煲仔飯…
初めて食べたのは男人街の入り口あたりの茶餐飯。
香港体験4~5年目ぐらいの頃かな。
入り口に6~7つのコンロに生米が入っている鍋やら
白い蒸気を出している鍋・・・
飛び込んだのは言うまでもありません!
最近は路上にて食べているので汗を拭き吹きですが
冬の香港で食べるのってまた格別だろうな・・・
わたくしは食べるお店はいつも自分でまぜまぜをさせてくれる店なのでそっちの悔しい思いをしたことないですが
蓋を持っていかれるのってどうだっけなぁ・・・
もう、目の前の炭水化物に気持ちを奪われて蓋のことなんて覚えてない!!
Commented by hongkonggaffe at 2015-03-22 18:01
♫ 杏♪さん
「食べたい気持ちに負けて・・」→ 思いっきり負けましょう。香港ですもん。負けないとね。訪港する前は「出発1週間前から大食いして胃を広げて行こうか」と「出発1週間前だから思いっきり減量しておいて行こうか」とで、いつも迷うんですよ。結局何も考えずふだん通りで行くのですけど。(笑)・・・朝が多い → さすがお見通しですね。きっと”2日はさんでUP”のサイクルも勿論ご存知でしょうし。ありがとうございます。ご常連さんでいて下さること嬉しいんですよ、コメも。一番乗りでも、出遅れても、いつでもどんどん入れて下さいね。頂けない期間が続いた時「ん?大丈夫か?倒れていらっしゃる?」と心配になったことがあります。勝手ながら”元気でいらっしゃるバロメーター”にしています。(笑)
Commented by hongkonggaffe at 2015-03-22 18:03
♫ ころたさん
煲仔飯のオープンエアでこしらえてる様子って、絶対に負けますよね。逃げようがない。ころたさんがソレを見かけて飛びこむ様子がありありと目に浮かびます。廟街あたりには夜になってテーブルが並ぶんでしたっけ?あそこでね、食べたことが実はないんです。行き始めた頃は民族楽器を収集してて、並ぶ露店の中のネパールの雑貨&楽器を無造作に並べてる店に毎年行ってて。今のように飲食店に目が行ってなくて。露店に隠れて歩道側にあったお店を知らないまま何年も損してました。って、80~90年代から廟街に露天テーブルあったんですか?・・・蓋なんて悔しい思いをしなければいいんですよね。「無いとダメだ!」になってからは、要注意事項なのです。(笑)
Commented by gustave at 2015-06-20 16:37 x
はじめまして、GUSTAVE代表の鶴谷と申します
ブログを拝見させて頂きお声を掛けさせて頂きました

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GUSTAVE

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by hongkonggaffe | 2015-03-16 08:37 | 香港たべもの | Comments(17)

「暮らすように滞在していたい」 と思いながら里帰りする香港の日々。


by こえだ