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移動する方法だって楽しみたい ~ 香港というテーマパークのアトラクションたち その1 ~

日常を離れて旅行に出ると、その土地その国ならではの乗り物に乗れますよね。
行こうとしてる目的地も楽しみだけど、
その途中(行き帰り)や滞在中の乗り物だって、楽しみです。

乗り物は、バス・列車・船・飛行機など色々。
例えば最近で言えば、開業したばかりの北陸新幹線で金沢へ行くのだって、そう。
「茶屋街を散策して、21世紀美術館を見学して、近江町市場で味わって・・・」等々。
金沢の街で☆☆して過ごせる + 北陸新幹線に乗れる = どちらも旅の楽しみ。
会社へ行って▼▼しなきゃ + いつものバス・列車に乗らなきゃ ・・・とは ずいぶん違って。



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国内外問わずでしょうけど、もちろん香港でも そうです。
そもそも日本から香港への空路で搭乗する楽しみ。
仕事で向かう場合は別だけど、旅で飛ぶなら空路は楽しい。・・・ まさに、これ ・・・。
ただ、飛行機の場合は、
「あの景色を観たいから、あそこからあちらへまわってあの道を通って」とはいかない。
航路を自分で好きに選べたら、どうなっちゃうんだろう?(笑)



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香港に入っちゃえば、 “ 選べる楽しみがある乗り物 ” は多いと思います。
「あそこへ行きたい(行ったこと無いから or 再訪したいから)ので、あれに乗ろう。」
の、「あれに乗ろう」という楽しみ。
行きたい目的地の楽しみに、行き方の楽しみが、もれなく付いてくるんですよね。
「九龍~香港島を移動するんだから、スターフェリーに乗って行きたい」
とか、
「この街~あの街を移動するんだから、トラムに乗って行きたい」
とか。

移動する時に、速さ ・ 時間短縮 ・ 確実さ を優先するんだったらMTRやタクシー。
移動途中そのものも楽しむのだったら、トラム・フェリー・ミニバス・路線バス。
ウチも、滞在中に友人と待ち合わせる場合には確実に行けるMTRを使うけど、
そうでない限りは、MTR以外の乗り物で遊ぶ方を選びます。
タクシーは苦手だし気を遣うから、乗れない小心者コンビなので。(笑)



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そんなウチは、やっぱり1番お世話になるのが路線バスかミニバス。(以下、両方をバスと)
トラムやフェリーは、出発点と終着点が決まってて、分かりやすいですよね。
トラムなら東西を1本で繋いでて、途中に跑馬地の短い路線が加わるだけ。
ゆっくりゆっくり動いてくれて、街の移り変わる景色や人の姿・音・匂いまでも味わえちゃう。
フェリーならこれも航路は決まってて、迷う必要が無い。
九龍~香港島だけでなく、街から離島へ渡してくれて、潮の香りと景観を味わえちゃう。

では、バスは?
トラムやフェリーと違って出発点と終着点がとても離れてるしクルクル経由するから、
途中の道を選んだり、多くの行き先から選んだり出来て、楽しみがもっと広がる感じ。
「乗り慣れなくて難しそう」と心配するのは最初だけだから、乗る範囲を広げちゃいましょう。
「え?こんな場所も走るの?」だったり「へえ~途中にはこんな景色もあったの?」だったり。



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ウチは今でもアナログコンビだから、
全バス路線が載ってる【通用乗車地圖】と【香港街道地方指南】しか使えないけれど、
スマホにアプリを入れてる皆さんは、路線も現在地も(他に何?)サクサク検索して、
どんどん乗って楽しんでいるんですね?
きっとウチは あと5~6年経たないと、そう出来ないと思います。。。(笑)

そんなアナログのウチとしては、バスを使う時に少しだけ困ることも・・・。
地図に載ってるバス停が、移動してるとか 使用停止になっているとか。
・・・地図で確認してからその場へ行って 初めて「あらら・・・?」と楽しく迷う。
あるいは、頼りにしていた車内電光表示が故障しているとか。
・・・乗って初めて故障中と分かり、「今どこ?次どこ?あとバス停いくつ分?」と楽しく困る。
アプリなどを上手に使いこなしている皆さんは、そうならずに済みます・よ・ね?(笑)
「まあ、迷ったら仕方ない。狭い香港どうなったって戻れるさ。」
なんて思っちゃって開き直るから、そのまま変われないんですけど。。。



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ほんと、香港には目的別に乗り物を選べる良さが待っててくれて、
【香港ランド】というテーマパークで【アトラクションを選んで乗る】みたいな感じがします。
“ 目的地へ行くために乗る ” ときに もれなく付いてきてくれる “ 乗り物を選ぶ楽しみ ”。
始発点~終着点までが遠くてクルクル経由して走る “ バスに乗る ” という楽しみ。

また、ときには
“ バスに乗ってどんな場所を走るのかを楽しむためだけに☆☆番バスに乗ってみよう ”
という遊び方があっていいかも。
その “ バス遊び ” については、またいずれ。

そういうことをしてるのに、便利なオクトパスカード(八達通)を何年も使わなかったウチ。
意地になってるわけではなく、カードもスマホも、便利な物に疎いだけなのですが。。。
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# by hongkonggaffe | 2015-05-12 09:26 | 香港のりもの | Comments(22)

湯煎(ゆせん) → 美味しく朝食 → エコして滞在 ~ リサイクル リサイクル (笑) ~

朝、ホテルからトコトコ歩いてパン屋(麵飽餅店)へ朝食を買いに。
大好きなココナツ風味いっぱいの やわらかモチモチ椰絲巻が焼きあがってると嬉しい。
菠蘿飽か、その中に小豆餡が入ってる紅荳菠蘿飽は外せないし。
あと何か一つ・・・蛋撻(エッグタルト)か糯米糕(ココナツ餅団子)かを。
もしも蛋撻も糯米糕も出ていない時は、荳沙角かパイを2個ほど。
以前より食べる量が減ってしまったとはいえ、朝から かなり高カロリーかも。



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だけど、揚げ菓子・パイたちは “ 今朝の作りたて ” じゃなかったりするんですよね。
朝一番で行ってもバットの中にざくざくのっけられて売られてるんだけど、
たぶん、前日からの作り置き or 残った分じゃないかなあ。
パンや蛋撻などは当日の物でしょうけれど、揚げ菓子・パイは出来たてじゃない物も。
でも、
「パンの他にあと少し欲しいなあ、何が良いかねえ。」と思案してても他にないならば、
作り置きでも良いから買っちゃいます。

で、ホテルへいそいそと戻る。
手を洗ったら、ナフキンかバンダナを広げて、持参のスプーンやフォークを出して、
作り置きの物を温めたければ、ホテル備品のポットに水を入れて湯沸かし準備。



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持参の小さなビニール袋をシャカシャカ広げて、温めたいものをポイッと投入。
水が入ってるポットの中へそのビニールをポトンと入れて袋の端を出しておき、
蓋を閉めたらスイッチON。
翡翠台のニュース番組 ( 香港早晨 ) を観ながら、まずは他のパンを食べましょう。

広東語が全く分からず 話してることは全然理解不能でも、
やっぱり観たくなるローカルニュースやワールドニュース。
漢字の字幕で想像しながら、なんとなく観ていられるものです。(笑)



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頭が半分以下しか動いてない朝食タイム、のんびりTVを観つつパンを先に食べてると、
ポットのボコボコ音が続き、しばらくそのままにした後、ころあいをみて蓋をオープン。
「もう、いいよね?食べたいから。」 と 無茶苦茶な理由を適当につけて、
ポットからビニール袋をそっと出します。
で、中の物は ほんのり温か。
アツアツとは言えないけど、けっこう美味しくなったよ・・・と思いながら食べられます。

電子レンジなどが部屋に備え付けてあるホテルには、縁が無いウチ。
レンジが無いなら無いなりに、ポットで湯煎(ゆせん)すればいいということで。(笑)
「冷えてるから食べれんなあ」などと、食べたい物を買わずに食べないまま終わる・・・
・・・そんなことが出来る僕じゃありませ~ん。
太太は事情をわきまえて考えるけど、僕は後先を考えず。
なのに、湯煎を始めた頃のアイデアも、湯煎するのも、太太です。(笑)
僕は 気の向くままに買って来て、TV観て、美味しいねと言いつつ写真を撮ってるだけ。。。



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基本的に、ホテル備品のポットで湯を沸かして飲み物を作るのが苦手なウチ。
なんとなく・・・なんとなくなんだけど・・・あのポットは衛生面で信用できずにいて。
お湯は、いつも小さなスティックをカップに直接入れて沸かします。
旅先に持って行く簡易湯沸かしの、通称 “ ボコボコくん ” 。
電熱器のような先端の管を入れておけば、カップの中がシュワシュワからボコボコに。
一人ぶんごとに沸かすのですが、カップ1杯30秒ほどで沸くので不便はしません。

ちなみに、
使い終えたビニール袋はぶら下げておいて乾かし、後でゴミ入れに。
濡れたティッシュとか、パンやパイのこぼれ落ちたかけらとか、
掃除する時にそのまま残されてると嫌だろうなあ というこまごました物を入れるゴミ袋用。
再利用 再利用~。
リサイクルの心得は、旅人にもあっていいでしょ?(笑)

この日はピータンのパイと塩漬け卵のパイだけど、
シュウマイとかイカボールとか、ポットの口から入る大きさだったらOKですもん。
もしもポットに入らなくても、
外賣で入れられてきたスチロールの碗をきれいに洗っておけば、
碗や大きめのカップ麺容器で湯煎すれば良いし。
「あ~これ食べたいけど~冷えてるのはなあ・・・」の時は、けっこうなんとかなります。



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食べたい物をあきらめてしまうのはカンタンだけど、
食べたい物をあきらめきれないときは、なんとかするのも カンタンかも。

「興味がわいて初めてのお店で食べてみたら、思ってたのと違ってた」というのと同じで、
まあ、いろいろ試してみて、失敗したら「ダメだこりゃ」と また方法を考えればいいでしょう?
でも、 【 湯煎して美味しく部屋食 】 は、ずっと何年か前から楽しんでいます。
電子レンジが無いエコノミーなホテルで浮いた宿泊費は、
滞在日数の方にまわしたい・・・という節約タイプのウチ。
節約するために、湯沸かしポットとビニール袋は庶民の心強い味方。
これからもよろしくね。(笑)

さ、食べたい物は躊躇しないで手に入れて、どんどん食べちゃいましょう。
そして、リサイクル~ ♫ リサイクル~ ♫ 。
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# by hongkonggaffe | 2015-05-09 09:01 | 香港たべもの | Comments(22)

今の香港で 手描きのカップや食器に出会えたら ラッキーかも

初めて茶餐廳に入った頃は、香港のコーヒー文化に戸惑いました。
香港式コーヒーを注文すると、エバミルクたっぷりの咖啡だし、
香港式紅茶を注文すると、これまたエバミルクたっぷりの奶茶だし。
「日本と同じブラックコーヒーはないの?」と街を探し歩いてもホテルくらいしかなく。
パシフィックコーヒー(太平洋咖啡)も行けず、スタバ(星巴克冰室)はもちろん無い時代。

「せっかく香港に来てるんだから、パシコやスタバなんて入ってたらもったいないよねぇ。」
・・・そう思うようになったのは、茶餐廳のおもしろさを知った後。
「日本に無いものを飲もう」 → 「美味しいかも」 → 「やっぱりここではこれだよねえ」の順?
咖啡や奶茶を好むようになったいきさつは、またいずれ。



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当時は、茶餐廳で咖啡や奶茶は、かなり多くの店でお決まりのカップで出されていました。
カップのふちに朱色(レンガ色?)の2本線が入ったもの。
今でこそ牛さん印の黑白淡奶カップが多くの店で出てくるけれど、
自分が出された限りでは、圧倒的に朱色2本線カップが多かったなあ。

で、何年かを経て、滞在中は咖啡や奶茶ばかり飲むようになった自分は、
雑貨屋(家品舗)で茶餐廳のその朱色2本線のカップ& ソーサーを買い求めました。
「これを持ち帰れば、帰国後も自宅で茶餐廳ごっこ(気分だけ)が出来るよね~。」
ネスカフェや日東紅茶に牛乳を入れて、じゅうぶん満足してたなあ。(笑)
このカップさえあれば、エバミルク無しでも茶餐廳に想いを馳せてその気になれた自分。
   ↓   
「香港での写真以外は載せない」 の このブログ、
唯一の例外が、自宅で使う香港グッズの記録。
持ち帰った物を書き残しておく 【 自宅で香港シリーズ ( こちら ) 】 で、
「茶餐廳ごっこ」と称して 家でカップを使ってたひとコマをUPしてたけど、
最近このシリーズ書いてないなあ。。。

当時、茶餐廳でも自宅でも、使っていたカップの底の裏には文字が書かれていました。
ひし形の枠の中に、朱色の文字で “ 中国制造 MADE IN CHINA ” と。
あくまでも “ 制 ” であって、 “ 製 ” の字ではありません。
「異国ならではだねえ」と、ちょっと心をくすぐられてました。



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その後何年も経ってから、もう1セット欲しくなり、再び雑貨屋へ。
街の茶餐廳で黑白淡奶のカップが出回り始め、
昔ながらの朱色2本線カップの登場が少なくなったような気がする・・・という気持ちも、
「もう1セット買って帰ろう」をさらに後押ししたと思います。
1個が7~8$、15円計算にして105~120円という値段の頃でした。

同じ物でも、店によって場所によって付け値が違う香港なので、散歩ついでに色々覗く・・・。
街の雑貨屋をめぐってみたら、カップの底が真っ白のものがほとんど。
“ 中国制造 ” が記されているカップは、なかなか見かけなくなっちゃって。
心当たりのある店をかなり覗いたのだけど、文字がある昔のタイプは少なくなっていました。
その頃すでに復刻モデルが出始めていたのかな?
希少品となってきた文字のあるタイプは、だんだんデッドストックに。
今だと、街の店よりも、
新界方面のローカルで淋しげな店(とっても魅力的!)だと出会える確率が高い感じです。



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復刻版の茶餐廳カップは、元祖の “ 中国制造入りカップ ” にそっくりなんだけど、
復刻版が古いものとどれほど違うかが分かりやすいのが、これ ( ↑ ) です。

今は【おいしい】や【かき(柿)】がプリントされた碗や皿がよく使われてるけれど、
その前はたびたび見かけた鶏の絵のもの。
手描きからプリントになっています。
材質そのものが陶器製品からプラスティック製品に変わってきたことも関係するのかな。
プラスティックの碗や皿ほうが、軽いし割れる心配がありませんものね。

昔ながらの手描きの方はハンドメイドらしさがあって、1羽として同じものがありません。
どれも微妙に顔が違うし、色の濃淡も違う。
筆運びの跡や、塗料が塗られた時にできちゃうダマやムラもそれぞれ違ってて。
指先で触れると絵がザラザラしてて、もう すべてが無骨な感じで とっても美しい。
描いた職人さんの筆の動きや、器を持ってる もう片方の手さえ浮かんでくるような。
まさにひとつひとつ手早く手作りしているんだろうなあ・・・という感じがします。
大量生産品の方の鶏はどれも同じで 色ムラもないし触れたザラつきもなく、スマート。

手描き品に魅力を感じながらも、使いやすさは大量生産品の方が良いのかもしれません。
ただ、
昔ながらの器の方が、実際の重み と一緒に 時を経てきた重み も感じるような気が。
製造された時代やお店や家庭で使われてきた年月の重みのようなもの?
それは茶餐廳のカップでも同じで、色落ちしてたり欠けてたりすると、
ちょっと見入っちゃって なんだか手のひらで包みたくなるんですよねぇ。



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ブログ冒頭の右欄の写真もそうだけど、
今でも年季の入ったカップや皿を使い続けている店が かなりあります。
自分のテーブルにガチャッと置かれたカップや皿が、
すっかり色落ちしてたり欠けてたりしてても、カップと受け皿の組み合わせがちぐはぐでも、
「 なにこれっ! 色消えてる! 欠けてる! 組み合わせいい加減っ!! (怒) 」
なんて腹を立てちゃいけません・・・在住の人は別として、旅行してる場合ならね。
香港ならではだもん、目の前に 時を纏った香港 が居るんだもん。
「あ、これこれ。」 「あ、よく来てくれたねえ。」 ・・・ と Welcomeしましょうよ。

そんなのに加えて、カップの中身がソーサーに少しこぼれてたりしたら満点です。(笑)
ニコッとしちゃえたら、
旅人がまた一つこの街に近づけた証のような気がしますもん。
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# by hongkonggaffe | 2015-05-06 09:00 | 香港ざっか | Comments(16)

山々に囲まれた町 山々を遠くに眺められる町

緑薫る5月、新緑の季節。
おらが町は、郊外 というか けっこうな田舎なので、
住宅街と山々とがとても近いんです。
ちょうど今だと、山々には黄緑色の若い葉と 濃い緑色のご長寿の葉 とが共存してて、
それぞれ別な色のエリアがくっきり分かれて見えます。
山々がパッチワークで描かれているという感じ。

香港ではパッチワークはどうなんだろう?
印象に残って無いんだけど、ありましたっけ?
でも、街 (ウチは「街」というより「町」だけど) と山が近いという特徴は、
自分が住んでいる場所に少しだけ似通うような気がします。
たとえば香港島なんて、あの高層ビル群は山のふもとですものね。
山が迫ってきてて、しかも海にも挟まれてて。
山と海との ごくごく狭い部分に、オフィス街も住宅街もギュッと詰まってる。
こういう地形は、日本で言うと神戸あたりに似ているのかな?

「山が迫って来てる」より「山々が遠くに見渡せていくつも迫って来てる」という感じになると、
周りに山々が多いおらが町と いよいよ似てきます。
似てくるというか、そのまんまというか、親近感がわくというか。(笑)



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前回、 端記茶樓に行った時には、特にそう思いました。
荃灣からミニバスで山道を走り、降りた場所は山の中。
山のふもとに数軒の店があって、周りに民家がポツポツとあるだけで。
そう、 “ アパート(唐樓) ” でもなく “ マンション ” でもなく、 “ 民家 ” なんですよね。
小川が流れる向こうを眺めれば、幾重にも山々が連なっていて。

端記茶樓へ行ったこの日の朝は、冷たい雨がしとしと降っていました。
店へ入る前にキーンと冷えた小路を散歩してたら、
朝と雨のおかげで木々の香りが これから始まる朝ごはんの前菜になってくれて。
その後の飲茶が美味しくいただけたのは、言うまでもありません。



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大澳へ行っても同じです。
大澳の町だと、端に建つヘリテージホテル(舊大澳警署)。
まさに山のふもとにあって、ホテルのレストランに入ろうと思うなら、
山の斜面を階段で少しだけ上がるようなイメージです。
そこに加えて、目の前には湾(湾というか海というか)も広がっていて、
可愛らしい砂浜のビーチもあるので、スタンレー(赤柱)を思い起こさせてくれます。



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上に書いた端記茶樓のある川龍も、大澳も、山々が近いだけでなく遠くに眺められる町。
ウチは街からMTRで東涌まで行き、東涌から路線バスで大澳へ向かいました。
このバスで山越えして大澳へ向かう時はいつもそうなんだけど、
買い出しに東涌まで出て来て自宅へ戻って行く人達と一緒に乗ることになります。
東涌からバスに乗る時に並んでて、列の中ですぐにそれと分かる人達。
荷物を抱えて慣れた様子で乗って来る姿は、
大澳へこれから遊びに行く香港人の観光客とは明らかに違います。

で、バスが山間の道を上り下りする途中、
バス停なんてあるかないか不明な場所で、一人また一人と降りて行きます。
茂みの向こうに遠く民家が見える場所もあるけれど、
民家も、そこへ続く道さえも、よく分からない茂みの中へ歩いて消えて行く人もいて。



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ウチが東涌からバスに乗って山越えしたのは午前中の早い時間でしたが、
買い出しから家へ帰る人達は、早朝から家を出て東涌へバスで行き、
まだSCなどが開いていない時間帯に
街市(市場)などで買い物を済ませてきたということなのかな?
川龍も大澳も、街を離れて来て 山々を縫って走る生活道路で揺られていると、
ふとしたことで、そこに暮らす人たちの生活の一端に触れられますね。

山々に囲まれた町、山々を遠くに眺められる町、
ひょっとしたら日本人がちょっとだけ懐かしみを感じられるような町、
小さな町の中で、親しみを感じる暮らしが営まれているんでしょうね。
山々に囲まれた町に住むこえだに、カエルくんの1クリックをいただけると嬉しいです。

・・・・・・付け足し・・・・・・
【先日書いた地元のスタバについては、前記事 ( こちら ) にちょこっとだけ。。。
 このローカルなスタバについての記事は、近いうちに閉じようと思います。。。】
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# by hongkonggaffe | 2015-05-03 11:02 | 香港ふうけい | Comments(18)

今日もテラスで休憩・・・の スタバ → ~ 本文(文章と写真)削除についてのおことわり ~

【 香港製造 】 というこのブログ、
ご存知のように、“ 香港で撮った写真だけで残しておきたい ” と続けているので、
日本での [ 柿畑&お店の写真 ] は載せておけません。(笑)
1週間ほどで、この記事は閉じます。
・・・もしも、コメントいただけるようなことがあれば、
次の新記事 「 山々に囲まれた町・・・・・・ 」 のコメ欄にコメして頂けると嬉しいです。

↑  ↑  ↑

こちらの記事をUPしたときに、最後の部分に このような おことわりを書きました。
ブログ 「 Made in HongKong 」 は、
【 香港で撮った写真&香港にかかわる記事内容 】 だけで続けてきていますから、
書いた通り、日本の地元スタバの記事は、5月13日をもって閉じました。
なお、
この記事にせっかくコメントを頂けたお声を消す気持ちはありませんので、
コメ欄だけは残しておきたいと思います。
コメントを下さった方、ありがとうございます。


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# by hongkonggaffe | 2015-05-03 09:58 | 自宅で香港 | Comments(6)


「暮らすように滞在していたい」 と思いながら里帰りする香港の日々。


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