ここまでに。

このブログ 【 Made in HongKong 】 の記事更新は、ここまでに。
何度もコメントをくださった方々、ありがとうございました。



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自分なりに香港を想う気持ちをあたためていられることは、幸せ。
里帰り出来たことを思い出しながら、毎回 書き留めておく、
足跡としてのブログ。

同時に、
香港が好きな方や 香港に興味を持った方と、
どんな形でもいいので気軽に行き来していられれば…というブログ。
自分のためだけの記録なら、
公開ブログにする必要はないし、コメ欄は設定なしでいい。
でも、そうじゃないものでいたかったので。



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何度か書いてきた通りで ・・・ ( ★★★ ) 、
【 コメント欄は 誰でも自分の香港を持ち寄れる場所 】 だと思ってきた。
いろんな人がきっとあたためている “ 自分なりの香港 ” があるだろうから。
それをちょっとずつ持ち寄って来てやり取りする面白さ。
香港迷さんや香港に興味を持った方 と 行き来できることは、
楽しいし励みにもなる。

ここや、その前に続けていたエキサイトでのものや、ヤフーでのものを通して、
ブログを 持ってる方 ・ 持っていない方 にかかわらず、
コメ欄に頂けた言葉から感じさせてもらえることがたくさんあった。
それが楽しみだった。



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色々と思うところがあり、
考えてしまうことが多くなり過ぎたので、このブログはここまでに。

いつも来て下さったみなさん、ありがとう。
社交辞令とか、そんなものではなく、ほんとに。
毎回、手持ちの写真を見返してて ここに書いてみるのが 楽しかった。

こちらからお邪魔するすべが無いかたに直接お礼を伝えられないことが残念。
香港を想う気持ちは来て下さった方々と同じなので、
今後も何かの形で残していきたい。

どうか、誰もが “ 自分の香港 ” を あたためていけますように。



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ここまでに。









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# by hongkonggaffe | 2016-04-19 16:50 | ごあいさつ

香港で創ろう  ~ Made in HongKong ~



思うままに どこへでも。



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今を見て、以前を想う。



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さ、温かい物は温かいうちに。



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てくてく歩くとね。



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思わず見惚れるよねぇ。



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またいつか、里帰り里帰り。




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# by hongkonggaffe | 2016-04-19 04:28 | ごあいさつ | Comments(103)

敬う場所に飾り付けられた 美しい細工  ~ 香港の廟 その3 ~

撮りためた写真を見直していると、
香港のそこここに建つ廟に共通するものを感じることはいくつも。

「この廟にも、やっぱり木々が寄り添ってるね。」 → 廟に寄り添う樹木たち
「無音の空間、漂う煙と光、心地良いよなぁ。」 → 信仰の場の音と渦巻き線香たち
・・・で、同じように、
「ここの細工も、また美しいねぇ。」 と見入っちゃうのが、門や壁や屋根を飾るもの達。
多くの場合は左右対称のシンメトリーな装飾で、描かれているんじゃなくて立体的な細工。

樹木に見惚れて 内部にすっかりほぐされて出てくると 見逃しがちになる自分だけど、
外から飾りを眺めた時も、「ここにお邪魔しに来てよかった。」 と いつも思う。



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どうなんだろう?
祀ってある神様の廟によって、違いとか同じ部分とかあるんだろうか?

香港の廟で祀られている神様たちは、それぞれ。
武道の神様、海を守る神様、学びの神様、商売の神様・・・・・・。
その廟ごとに、飾り細工にも何か共通したものがあるのかなぁ?
まったく分からない。

お目出度さや縁起をかつぐもの達が目に付く。
金魚。
龍。
桃。
蓮。
鳥。
門塀や屋根飾りの細工の細かさは独特。
ヒンドゥー教の寺院も少し似たイメージで 細かくて様々な色が使われているけれど、
やっぱり儒教ならではのものが彫られ飾られているような気がする。



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“ 神様を祀る ” とは違っても、偉人や祖先を祀る場には、やっぱり廟と似通う飾り付けが。
史跡 ・古蹟(古跡)を巡っていると見かける建物の細工が、そう。

屏山文物径や龍躍頭文物径を歩いて行くと、
出会う建物それぞれに、
人々が敬う場として時を経てきた細やかで美しい細工 が施されている。
その近くにある客家の方々の住まいや門の様子にも、同じ気持ちを持つことがあるし。



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この空間の中でしか頂けない何か。
異教徒の旅行者としてお邪魔して、建物から外へ出て、門をくぐって歩道に出る。
眺めると、廟の天井から漏れて立ち昇る線香の煙と飾りとが一緒になって美しい時がある。
雨天だとちょっと見づらいけれど、雨で浄化され日に焼かれて時を経てきたことを感じたり。

廟で過ごすひとときは、落ち着き穏やかに過ごせる時間。

目から屋根飾りや廟内を愛で、
鼻から渦巻き線香の香りを味わい、
耳から音の消えた空間で “ 静と気 ” を受け取る。

「ここにお邪魔しに来て良かった」 と やっぱり思う。



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だけど。
ほんとにそう思うんだけどさ、
廟を出ると 一気に全身が俗っぽさに戻る小学生男子。
視覚・嗅覚・聴覚などなど総動員で特別な空間に居たものだから、
感覚すべて使い果たしてるから、廟を出たあとは とたんにお腹がすくわけで。。。

頭の先からつま先まで穏やかだったはずなのに、
廟に背を受けたとたんに一気に襲ってくる空腹感。
「 さ、さ、なに食べる~? 」 
「 どの店へ行く~? 」 
「 飯? 麺? 」
・・・・・・。
・・・・・・。
あいかわらず。。。



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そう言えば。
とある街を歩いていて、見上げた建物の上階に廟らしき部屋を見たことが。

そう、
“ 廟が建っている ” ではなくて、
“ 廟が入っている ” というような。
ベランダの上に「●●古廟」と記された表示が掲げられているように見えたんだけど、
風がやんでる中では、その旗がどのような物だったのかも分からず。
他と同じように神様が祀ってあるのか、新興宗教のようなものなのか、それも分からず。
「アパートの一室に廟だとしたら、これもまた香港ならではなのか?」と。

一般的な廟や 文物径で祀られている建物たちは、
敬う人々が訪れに来る以上、この先も絶対に取り壊されることはない。
だけど、もしも廟が入っているのだとしたら このアパートはどう扱われるんだろう?



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次の里帰りでも、きっとまた再訪する廟がある。
新規開拓で歩いたことが無い道を行けば、「初めまして」の廟もあるかも。
2倍速3倍速で先を急いで移動する里帰りだけど、
廟や文物径などのように祀られている場は先を急がずガツガツしないでお邪魔してみよう。
「 いやぁ~、出来ないんじゃないの? 」
・・・そうだねぇ・・・自信は無いけど、身を任せられたら良いねぇ。

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# by hongkonggaffe | 2016-04-15 22:50 | 香港ふうけい | Comments(2)

渦巻き線香と廟の中の男性 の記憶  ~ 香港の廟 その2 ~

香港の廟に初めて訪れたのは、旅行会社のツアーに参加していた時だった。
3泊4日だったかのJ☆Bのパッケージツアー。
啓徳空港の出口で出迎えてくれる初日から、空港へ送ってくれる最終日まで、
香港人の現地添乗員さんが付きっきりで観光案内をしてくれた4日間だった。

最終日以外の3日間で、あちこちの観光地へ連れて行ってくれた。
すべてツアー会社が選んだ場所や店に行き、指定されたレストランで食事をするのだから、
今思えば、 “ 市中引き回しの刑 ” だったような?

いやいや、そんな 横柄な見方をするもんじゃないし、団体ツアーを軽く見ちゃあかん。
やっぱり初めての国の初めての土地で観光案内をしてもらえることって、大事だと思う。
自分で回るわけじゃないから土地勘なんてまったくつかめないけれど、
連れられて行ったどこかには、必ず再訪したい場所や食べたいものが残るのだから。

「 あの時に見たアレ、もう1回見てみたい。 」
「 あの時に食べたアレ、もう1回食べてみたい。 」
もしもツアー先で惹かれた物があったなら、「いつか個人でもう1度」と願うきっかけになる。



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上環の文武廟に初めて入ったのも、初香港のこの最初のツアーだった。
淺水灣やビクトリアピークや初飲茶体験と同じように、観光コースに組まれていて。
有名どころと同じ観光コースに入っている文武廟は、今もかつても名所なんだなぁ。

廟の真ん前の荷李活道にツアーバスが停まり、添乗員さんの後について内部へ入った。
入るなり目に飛び込んでくる無数の渦巻き線香と、立ち込める煙や匂い。
添乗員さんは廟の由来やお参りの方法を きっと教えてくれた ( はずだと思う ) 。
だけど、語りかけてくれる話なんて耳に入らないくらいの光景に、ただ見入っていたと思う。

廟の内部の光景の他に ただひとつ思い出せるのは、
とある香港人の男性の姿から 廟の中でのマナーを学んだこと。
もっともそれは、その男性から直接なにかを話しかけられたわけじゃないし、
マナーを学んだというよりも、別なことを教わったような気がするんだけど。

ウチより先に入っていた欧米人の観光客達が、フラッシュをたいて撮影していた時のこと。
何度かフラッシュを光らせてパチパチ撮影している観光客達に、
廟の管理担当のような雰囲気で隅に座っていた香港人の男性が静かに近付いて来て、
フラッシュ撮影NGだということを 言葉の無い言葉で告げたのだ。



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ゆっくりと歩み寄った男性は、カメラのフラッシュ部分を指差しながら黙って首を振り、
フラッシュ撮影はNGだということをすぐに理解した欧米人に向けて、にっこり微笑んだ。
穏やかな動きと顔つきで元の場所に戻る男性を見ていて、何か感じるものが残った。

撮影をするならフラッシュを使ったり参拝する人々を撮らないことがマナーなのだと知った。
“ 少しだけお邪魔します ” という気持ちをいつでも持っていられることは大切。
それは香港以外の国々でも同じだけど、
観光で気分が高揚してると つい忘れがちになること。

それと同時に心に残ったのは、
廟の中でのマナーを静かに伝えた香港人男性の立ち振るまい。
離れた所から叱ったり 声を強めてとがめたりするのではなく、
静かに近付き、そっと制して、相手が理解したことを受けて穏やかに離れる・・・。

廟の中でのマナーを伝えた香港人の男性の姿は、
廟内に流れる空気そのもののような気がしたのかな・・・自分には忘れられない光景。
渦巻き線香の様子や匂いと共に、その男性の接し方が 特別な印象になった。
ガイドさんの話は何一つ覚えていないけど、今でもそんな事だけは思い出す。



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いろいろな街のあちらこちらに廟はあるから、見かけると今でもそっと入る。
自分なりのご挨拶をさせてもらった後に、どこの廟でも 天井を仰いで見る。
無数の渦巻き線香から細い細い煙が昇って、天井近くで もやを創りながら漂う。
廟によって形は違うけれど、天井から外へと開いている部分まで、もやが漂う。
外から差し込む光に照らされて、廟の中に “ 天使の階段状態 ” が生まれたり、
廟の外から眺めた時に 廟の屋根越しに もやが空へ抜けていったりする。

神様を敬い、何かを願ったりお礼を伝えたりして祈る人々の想いは、
ゆっくりゆっくり焚かれて昇った煙と共に 廟の内部から外へ抜けて廟の周りに漂い空へ。
小さなものでも1週間、大きなものだと1ヶ月近くかけて燃えていく渦巻き線香。
想いをのせて穏やかに立ちのぼり、時間をかけて消えていくことを考えると、
何でもせわしなくて時間の速さや変化が急な香港だから、特別な存在だなぁ と思う。
なにも 有名な文武廟でなくても、どの街のどの廟でも、それは感じる。



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ほんとにそう感じてるのに、僕には物欲がやっぱり付いてまわるんだよなぁ。。。
添乗員さんに連れられて入って一目惚れした渦巻き線香をどうしても手に入れたくなって。
2回目か3回目の訪港のわずかな自由行動時間に、仏具屋さんに買いに行ってしまった。
冒頭に書いたけど、
「 あの時に見たアレ、もう1回見てみたい 」 が、 「 買っておきたい 」 になっちゃって。
・・・。
・・・。
あかん・・・その頃から 既に僕は物欲のカタマリ。

上海街にあった梁永盛香庄という仏具屋さんで、いちばん小さいのを2つ買い求めた。
厚紙の上に蚊取り線香を畳んだ状態で売られてて、直径30㎝ほどで1つが当時35$。
超貴重品扱いの手荷物にして持って帰り、
1つは買った時のまま保存し、1つは部屋に吊り下げた。
その吊り下げた1つは今でもそのままで、こうしてブログ書いてる左上にぶら下がってる。

吊るした年から数えると、もう25年~26年。
だけど、畳んだまま保存してある方はもちろん、
吊るしたままの1つでさえ、1回も折れたり色褪せたりしないのがすごい。
人の想いを届ける渦巻き線香だけに、そういうものなんだろうか?
火を灯した瞬間から尊い物になるのだろうけれど、
火を灯す前から すでになにか持ってるものがあるんだろうか?・・・とさえ思うほど。



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いやぁ、本当にそう思う。
初めての渦巻き線香に圧倒されたことも、
廟の中で見かけた男性の姿から何かを教わったことも、真実。
今でも滞在中にあちこちの廟に入って思い出すことや想うことも、真実。
だけど、
いまだに部屋の天井から吊り下げたままの状態は、現実。。。

物欲と俗っぽさにまみれてるから、本来の使い方もせず飾りにしているだけ~。
・・・。
・・・。
某日本人観光客が神聖な渦巻き線香を持って帰って部屋に吊るしているだけと知ったら、
もしかすると、
文武廟で見かけたあの男性が 静かにたしなめに来てもおかしくないかも。。。

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# by hongkonggaffe | 2016-04-10 22:15 | 香港ふうけい | Comments(6)

信仰の場所に寄り添う樹木たち  ~ 香港の廟 その1 ~

ウチの地域では、例年4月の第1週が春祭り。
3日の日曜日に、大人の先導で子供達が神輿(みこし)を担いで練り歩いてて。
♫ 「 ワッショイ 」 ドンドン 「 ワッショイ 」 チンチン ♫
太鼓と鐘の音と掛け声とが行き来して、にぎやかで。

各町内から練り歩いてきた行列が集まるのは、地域のほぼ真ん中にある神社。
こんもりとした小さな森の中の神社に神輿たちが集結した後、
各地域の途中途中の祠(ほこら)に寄りながら、それぞれ戻って行く。

田畑がまだまだ残ってる おらが町では、けっこうたくさんの祠が あちこちに点在する。
まわりに何もない田畑だけが広がる中にポツンポツンと祠があり、
その祠を囲む小さな 【 鎮守(ちんじゅ)の森 】 があって、樹木たちが拝殿を囲んでいる。
生まれた時からずっとここに住んでる自分でさえ、
こうして点在する鎮守の森は別格の場所で、そこだけ特別な空間だと感じる。
不思議なもので、周りとは別の 凛とした空気 が漂ってる気がする。



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鎮守の森だなんて、そもそも字が難しいし 日常では使わない言葉なのに、
幼い頃に何度も歌った唄のおかげで、けっこう身近な言葉になってる。

【 村祭 】 っていう唄が、そうだった。
   ♫ 村の鎮守の神様の 今日はめでたい御祭日
      ドンドンヒャララ ドンヒャララ ドンドンヒャララ ドンヒャララ
      朝から聞こえる笛太鼓  ♫

僕の歌の引き出しの中の1曲だけど、この唄を習った人は きっと多いんじゃないかな?

口ずさんでみると、うん、まさにウチの地域の春祭りそのもの。
幼稚園児や小学校低学年の頃から歌ってたこの唄のおかげで、
「鎮守の森っていうのは、神様が人里に降りてくる場所。」
って自然に教わったような気がする。
「神様がやってくる時の玄関口」 ・ 「神様が目印にする場所」
・・・だからそこだけ樹木がこんもりしてるんだよね。



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香港で散歩してると、あちらこちらで廟に出会う。
で、ほとんどの廟には、樹木が寄り添ってる。
廟の周りの樹木。・・・なんとなくだけど、僕には “ 日本の鎮守の森 ” と重なる。

ウチの周りのように田んぼが広がる中にポツンポツンと建ってる祠とはタイプが違うし、
香港のように高層ビルやマンションに囲まれてる廟を “ 鎮守の森 ” とは言えないかも。
そもそも、神道と儒教では世界が違うだろうし。
だけど、
自分が目にする範囲だと、ほぼ例外なく廟に寄り添っている樹木たちが ある。
「やっぱりこれも、神様が降りてくる場所だからなんやろか?」
「高層ビル群の谷間やもんな、神様が分かりやすいように玄関口を作っとかなきゃね。」
幼い頃に教わったことを、香港で散歩しながら思い出して重ねる。



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有名な観光名所になってる廟だって、やっぱり鎮守の森。

上環の文武廟なら、
クルマが疾走し大型観光バスが乗りつける道路と背後のマンションとの間に、
わずかながらも樹木が。

灣仔の洪聖廟だって、
路線バスやクルマがひっきりなしに通る道路に沿って建つ廟を 樹木が守るように立つ。

そうだね、 “ 守ってる ” ような気がする。
神様が降り立つ玄関口なのかもしれないけれど、
香港で見かける 【 廟と共にいる樹木 】 たちは、神様に寄り添ってるんじゃないだろうか。
年中強い日差しから、守ってる?
手強い排気ガスから、守ってる?
樹木が寄り添ってそっと守ってる廟、その廟に居る神様が人間を守る。
だとしたら、
人間は樹木たちにも守られている ということかも?



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廟の近くには小さな小さな憩いの空間があることも。
その空間にも樹木の枝葉がかぶさってきてて、木陰を提供してくれて。
簡素なベンチがある場合もあるし、低い植え込みのレンガに腰掛けられる場合もある。
よく、じいちゃんやばあちゃんが木陰の中でのんびりしてる。

廟と樹木たちは、人に優しいものであると同時に 神聖なもの。
どんなに街の再開発が進もうと、廟だけは けっして手を付けられることはなく、
廟に寄り添っている樹木たちも 切られることはない。
憩いの場であり祈りの場でもあるこの場所は、これからもきっと変わらぬままだと思う。

あぁ~そんなこと言ってるくせにさ、
廟の木陰で いつも奶茶飲みながら休憩してるぞ自分。
じいちゃんやばあちゃんに混じって、右手に菠蘿飽・左手に凍奶茶とか。
ほぼ100%これしてる筲箕灣の城隍廟。
涼しい木陰はあるし、
年輩の皆さんが醸し出す柔らかな空気はあるし、
終着点と始発点になってるトラムの回転場が眺められるし。
あまりにも好条件がそろってて、出来過ぎの休憩場所だから。

・・・いつも のんびりさせて頂いているお礼を
神様と樹木たちに 次回は忘れないように伝えて来なきゃねぇ。。。



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鎮守の森がある日本の神社と香港の廟。
共に木立があることだけではなく、敬う気持ちがそこにある。
国は違っても人が 立ち寄り ・ 願い ・ 感謝し ・ 祈る場所 。

樹木たちは、すべてを見おろしてるんだろうね。

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# by hongkonggaffe | 2016-04-06 22:37 | 香港ふうけい | Comments(5)

「今日の食事はちょっと屋外で」 っていう贅沢

おらが町では、ここ2~3日で桜が満開になりました。
ウチの近くの公園や 山のふもとの広場にも、桜を愛でに人が集まっています。

家族連れが弁当を持って来て桜の下でのんびりしてたり、
小中学生の女の子たちがグループで輪になってお菓子とジュースで乾杯してたり。
そう、
よくTVで目にするような、「場所取りしておいて夕方からビールで乾杯!」
っていう宴会タイプの花見にはなりません。
都会と違って田舎なので、花見の人で少々賑わうのはお昼少し前から夕方過ぎまで。
夕飯の時間が近づいてくれば、
食品の買い出しや台所に立つ時間になるので、み~んな家へと帰って行くのです。
だから、日が暮れる頃には満開の桜の下には誰も居ない(笑)。
「夜桜は無いの?」 → うぅ~ん・・・懐中電灯で照らせば、夜桜見物になるのかも?



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「桜の木の下で」もいいけれど、
桜でなくても、空の下で食事するのって、やっぱり気持ちが良いですよね。
「今日はさぁ、外で食べようよぉ。」って表へ出てみると、外で食べるだけで気持ちが良い。
豪華な弁当じゃなくて、 “ おにぎりとお茶 ” とか “ お菓子と飲み物 ” だけでもじゅうぶん。
同じ飲食するのに、屋内よりも屋外の方が う~んと美味しく感じるのはどうしてだろう?
外の空気は不思議な調味料。

香港里帰り中に空の下で食べるっていうと、
お店で外賣してきて食べに行くことが時々あります。
“ 蜜汁叉焼飯 ” や “ 「あれこれそれの指差し自助餐 ” や “ ローカルパン ” を何度か。
街の公園で、街市近くの階段で、中環エスカレーター下のベンチで、運動場のスタンドで。
けっこういろんな場所で、ランチやおやつを広げて楽しめます。

でもね、
そういうのもいいけど、「ホテルにバルコニーやテラスがあったらいいなぁ」と思うことも。
“ 暮らすように滞在したい ” と願うウチにとってはホテルは滞在中の【自宅】(と思いたい)。
だから、
「ちょっとさ、朝ご飯はバルコニーに出て食べようや。」
とか、
「なぁ、今日のランチはテラスへ出て食べへんか?」
とか、
そういうのっていいな、と。
滞在先のホテルにそういう場所があるといいんだけどなぁ。

 *ベランダ = 外に張り出した縁のことで、屋根のあるもの。雨でも洗濯物が干せる。
    バルコニー = 室外に張り出した屋根のない手すり付きの台。下の階の屋根の上の部分。
    テラス = 建物の一階から突き出して作ってある床。
     ・・・だそうですが、僕はいまだによく区別できません。。。


街を散歩していると、バルコニーやベランダ付きの古い唐樓(アパート)を見かけます。
洗濯物を干すだけとか、鉢植えの植物を置いておくためだけとかのベランダじゃなくて、
ちゃんと人が出入りできるバルコニー。
「あぁ、今は住人が居なくても、空き家になる前は憩いのスペースだったんだなぁ。」
と、かつて住んでいた人たちが ささやかながらも暮らしを楽しんでいた面影を感じます。
よく見ると、今もちゃんと残ってる装飾部分が素敵だったりするんですよ。
バルコニーへ出る扉や窓枠の模様が素敵だったり、手すりに味わいがあったり。



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記事トップの1枚は、よく見ると室内の蛍光灯の明かりがあるから、まだ現役ですね。
上 ( ↑ ) の4枚は、もう空き家になっている部分が多いし、朽ち果てているものもある。
だけど、
「枠とか装飾部分とか壁とか 良いねぇ。当時きっとお洒落だった物は、今も良いよね。」
って感じる部分があるような。

4枚目の写真の建物、
こうして歩道の上までせり出している建物部分から柱が立っているものは、
唐樓というよりも “ 騎樓 ” と言いますが、
まだ階下に店が入ってたり、その上の階に蛍光灯の明かりやエアコン室外機があるので、
素敵なバルコニー部分は今でも使われているのかも。

いいですよねぇ、こんなバルコニーで の~んびりお茶したいなぁ。
「いやいや・・・香港の空気ってキレイじゃないし・・・蒸し暑いだろうし・・・。」
っていう声も聞こえてきそうだけど、やっぱりこの空間に入って過ごしてみたくなります。

今でも現役バリバリの騎樓もあります。 ( ↓ )
こちらの住人は、鉢植えも置いて楽しんでらっしゃるんですね。
洗濯物を干す場所として利用しているわけではない雰囲気だから、
この場所での過ごし方を想像すると、ちょっとうらやましくなります。

その下に続く写真だと、
街なかのアパートなんだけど、斜めに一戸ずつを区切って小さなバルコニーにしていて。
とても狭そうな三角スペースだから、こうやって洗濯物を干すことが優先なのかな?
香港で外に洗濯物を干すと言っても、
澄んでるとは言い難い外気に触れ続けることや湿気を考えれば、
洗衣店(クリーニング屋)を使ったり 室内乾燥機を使ったりするほうがいいのかも。
だけど、日常的にはこうして物干しスペースになってることが多いように感じます。



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新界や離島へ行けば、むしろベランダやバルコニーがある住居の方が多いような印象。
都市部よりも贅沢な造りと言えるんじゃないかなぁ。
ちゃんと人の出入りがあって 日常的に使われている部分だから、
街なかで見かける空き家のバルコニーと違って “ 人の暮らし ” が伝わってきますよね。



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2012年5月と2013年7月に、バルコニーがあるホテルに滞在したことがあります。
いずれも上環のホテル・・・あくまでも数値の比較という意味で敢えて記すなら、
当時のレートで1室7~8千円台で滞在できた時代。
「時代」って・・・(笑)。
いや、ほんと 3~4年前のことでしかないのに、遥か昔に思えてしまう優しい価格でした。
Central Park Hotel (今のButterfly on Hollywood ) と Hotel LBP 。
食事が出来るスペースからドアを開けてバルコニーへ出られたのです。

エアコンが強過ぎるほど効いてる食堂からバルコニーへ出ると、
もわぁ~ っとした香港の外気が身体を包んでくれる。
そんな場所で朝の空気を吸い込んで、外テーブルに持ち出した飲み物や朝食を楽しむ。
食堂の物じゃなくて、外で外賣して来た盅飯やパンや点心・粢飯などを食べてもOK。
朝食の仕上げにコーヒーを飲みながら、今日の予定を相談したりして寛ぎました。

小さくてささやかな広さでいいから、
滞在先のホテルに 空を仰げるスペースがあるのって、いいものです。
香港特有の外の空気と
始まりつつある街の朝の音(鳥の声とかクルマやトラムの音とか)を思う存分味わって、
クールダウンしたくなったら、また食堂を経由して自室に戻る。

自分の部屋にバルコニーがあるわけじゃないから自宅ほど使い勝手は良くないけれど、
朝そこに出て過ごすだけで とてもリラックスすることができました。
「バスタブ付きの部屋とバルコニー付きの部屋だったら、どっちを選ぶ?」
と言われたら、
う~ん、どうだろう?
バスタブは身体を解きほぐしてくれそうだし、バルコニーはココロにビタミンをくれそうだし。
・・・究極の選択だけど・・・バルコニーの方を選ぶかも(笑)。




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数年前からでしょうか?アパートメントホテルが増えてきて、
なかには プライベートな小さいバルコニーが設えられたタイプの部屋もあるみたいですね。
そんな部屋で過ごせたら、どんな気持ちになるかなぁ?

他のお客と共有するバルコニーであっても、ある程度の広さがあるのなら大歓迎。
i-Club Sheung Wan だと、何階だったかに広~いテラスがあるのでしたっけ?
「どれどれ・・・おおお、いいねぇ・・・で、どれほどで泊まれるの?」
と検索しても、ウチとしては とてもじゃないけど連泊できない価格。。。

「香港のホテル代の高騰、どうしてこうなるの?!(怒)」
「香港観光協会さん!日本人優遇価格作って!!(怒)」
いつ何度も繰り返し検索しても、
「ほ~ら来て来て~!バルコニーでのんびり過ごしに来て~!!」
とは言ってくれない現実。



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しばらくのあいだは(いや、ずっとか?)公園へ持って行って楽しく食べよう。
そういう時、それは日本に居る時と同じで、
ささやかな朝食や飲み物だけで 十分過ぎるほど香港を感じられるひとときだから。

香港人の皆さんの中にも、
屋外で食事を楽しんだり リラックスする方法を持ってて楽しんでたりする方々が。
日々を少し豊かにしてくれる場所って、大切ですものね。
ルーフトップにビーチチェアが置いてあったり、飲み物がのっかってるテーブルがあったり。
バーベキューが出来るコンロが置いてあって、休日に友人と楽しんでる光景を見たことも。
ホテルの高層階に居ると、地上からは知ることが出来ない様子を眺めることもあるんです。

そんなルーフトップの様子については、また別の機会に記しておこうかなと思います。

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# by hongkonggaffe | 2016-04-03 22:17 | 香港ふうけい | Comments(14)

里帰りから戻る時は 新聞に遊んでもらう

香港へと里帰りをしに行く機内では、「もうすぐもうすぐ。いま行くよ~。」と満面の笑顔。
飛行モニター観察 やら 機内食後のお遊び ( こちら ) やら で、
あっというまに4時間半が経ちます。
それとは対照的に、
香港から日本へと戻って来る機内では、「・・・。・・・。・・・。」と、浮かばない顔(だろうな)。
しかたがないから、何か遊べるものはないか? ということで、
機内へ入るすぐ手前で 香港の新聞を取って搭乗します。
日本の新聞は、要らないからパス。
あくまでも、香港の新聞。

漢字の新聞、大好き(笑)。
最後の最後まで異国を味わわせてくれるのは、新聞です。
ボーディングブリッジを歩いて機内に入る直前、ワゴンの上に新聞が置いてありますよね。
これが唯一の遊び道具。
日本への直行便ではもちろん、台北乗りかえの経由便でも、
日本語の新聞でなければ、ほぼ100%の確率で手に入ります。



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登場前のゲートで「お待たせしましたー。搭乗開始しまーす。」のアナウンスがあると、
あっという間に乗客の列が出来ますが、ウチは列に並ぶのが遅い。
「えぇ~。。。乗るの~。。。乗っちゃうの~。。。ヤメようよ~。。。欠航にしようよ~。。。」
僕がブツブツ言いながら嫌々並ぶので、重い腰を上げるのは列が長~くなってから。
太太は僕と違ってスパッと気持ちが切り換えられる爽やかな人(笑)なのですが、
小学生男子はウダウダしてるので、太太の足を引っ張る。。。

そんなことしてるから、
新聞ワゴンまで歩いてきた時には、もらって行ける日本の新聞は ほぼ残っていません。
だけど二人とも日本以外の新聞を期待しているから、困らない。
“ 新聞遊び ” をしながら日本へ戻るウチとしては、
じゅうぶん ありがたい状態になっているわけです。
困らないから早く並ぶ必要がないために、毎回ウダウダのまま成長しないんですけど。。。



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どこの国のどの新聞がワゴンに残っているかは、直行便と経由便でやや傾向が違います。

日本への直行便なら、帰国する日本人搭乗率が一番多いわけだから、
朝日 ・ 読売 など、日本語の新聞は まっ先に無くなりますよね。
そのかわり、
東方日報 ・ 星島日報 ・ 蘋果日報 ・ 南華早報 などの香港の新聞が、
けっこう手つかずのままで残ってます。
これが、ありがたい(笑)。
“ 新聞遊び ” をして過ごすウチとしては、困らないパターン。

一方、何度か使う台北経由便なら、当然 搭乗率が高いのは台湾人や香港人。
台湾と香港の新聞は置いてあっても、日本の新聞は まったくお目にかかりません。
しかも、香港から台北なんて1時間半ほどの飛行でしかないので、
新聞を読もうとする人が少なめのような気がします。
短い飛行時間の中で 軽食を食べる時間が差し引かれることを皆さん知っているし、
旅行や仕事で飛ぶ人は それぞれ必要なことをするだろうし。
短時間でも機内で新聞を読むつもりの人は あらかじめ自分で買ってきて乗るので、
ウチのような呑気なヒマ人さんは少ないとみえて、“ 遊び道具 ” は かなり残ってます。



( ↓ 直行便の、日本新聞あり。 )
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( ↓ 経由便の、日本新聞なし。 )
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国が違えば、新聞も色々ですね。
インクの匂いって好きなのでいつもそっと嗅いでみるけど (へん?) 、匂いは大差なし。
だけど、紙の質感や大きさは それぞれ違うから、指触りや広げやすさが違う。
香港の新聞だと「おいおい毎日が日本の元旦新聞かい?」と嬉しくなるような枚数と重さ。
エンタメ情報(まっ先に見る) から 経済情報(ほとんど見ない) まで、充実度は高いです。

“ 新聞遊び ” をする時に欠かせない紙面は、 求人 ・ 不動産 ・ 天気 などのページ。
なんのことはない、
「あぁ~この漢字やから、あの意味なんや。」
「この字って何なの?」
「へぇぇ~なるほどねぇ~。漢字ってよく出来てるよねぇ~。」 ・・・etc 。
漢字の勉強をしながら、異国ならではの情報を読み解いて遊びます。
日本人として “ 漢字の国に生まれたこと ” に感謝するひととき。

文字以外だと 【色】 も興味深いです。
地にしている紙そのものの色がいいなぁっていう新聞もあるし、
見出しや小見出しの文字色が素敵だなぁっていう新聞もあるし。
白黒のモノトーンで徹底してる紙面の美しさがあるかと思えば、
色とりどりのカラフルな紙面で 眺めてるだけで楽しくなっちゃう新聞もあって。



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楽しませてくれた新聞紙ですもん、機内でサヨナラするのは忍びない。
そのままお持ち帰りするので、手荷物は増えます。

飛行機に乗ってて手荷物が増えるって・・・まぁ・・・あんまり無いんだろうな。
ふつう、手荷物が増えるとしたら、考えられるのは免税品くらいでしょうか?
搭乗前や機内販売で免税品を買い求めて ほんの少しだけ手荷物が増える方々と同じ。
ウチは免税品の代わりに、読み終えた もとい 遊び終えた新聞紙 が増えるだけのこと。
まさに、自分達用のお土産 というか 免税品(笑)。

お土産って、いろんなタイプがあって いろんな使い方があって いいような?
日常暮らしの中で、ちょっとプレゼントを包んでみたり、
あまりにもお気に入りのページならば額装してみたり。
額装のこと、以前書きましたね。
すっごくダラダラ書いたから、
読み始めて下さった方も途中で呆れて きっと読むのをやめた記事、、、です。

でも、ほんと、
異国の新聞には、文字だけ取り上げても、形だけで惹かれる部分があるような。
表す意味は何も分からない字であっても、単純に 【形】 に魅力を感じて。

民族楽器や陶器を探し歩いていた頃に、
包んでもらったり、その店やホテルで 余分にもらって来たりして、
今でも自宅にとってある アジア各国の新聞たち。
タイ語(ไปยาลน้อย)、ベトナム語(sắc, nặng)、ヒンディー語(भारत की भाषाएँ)、
アラビア語(اللغة العربية)、タミル語(சிங்கப்பூர்)、ハングル語(훈민정음) などなど、
文字の形一つをとっても、異国の新聞は魅力があるなぁと思います。


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ただし、香港発の機内で “ 新聞遊び ” をする時、
タイミングを間違えたり 度が過ぎたりすると、CAさんの手を煩わすことにもなります。
機内食のカートが近付いて来て お肉か魚かを尋ねられる時、
たとえば星島日報で遊んでると広東語で声をかけられちゃう。
台北経由便で中國時報を開いていると台湾華語で声をかけられちゃう。
そういう手間をかけないように気を利かせられなかった時、ウチは2人して固まります。
「 ゴメンネ ワレワレハ ニホンジン 」。。。

遊び道具にも お土産品にもなってくれる、香港発の新聞たち。
「遊びは ほどほどに。 タイミングや場をわきまえて。」
と CAさんから無言で優しく諭されているような時があるので、
ウチの “ 新聞遊び ” は、引き際が肝心なのかもしれません。(笑)

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# by hongkonggaffe | 2016-03-29 22:21 | 香港のりもの | Comments(10)

亀ゼリーの食べ方ひとつを いったい何年かけて知るんだ?

世の中の多くの人々が知っている常識を 今でもかなり知らないままの自分。
漢字の読み書きや 時事用語はもちろん、
大好きなはずの飲食物だって 食材や調味料の名前など、
「え?これ、知らんの?」と言われることが多過ぎます。

分からぬことは いつも太太に教わっていますが、
彼女もすっかり呆れてて、最近は「私に尋ねずにパソコンでまず調べなさい」と諭される。
で、調べて知って 「ほほぉ~。」と分かったつもりになって数日経つと、
学んだはずのことが もう頭から飛んでいる。。。



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思い出せないことばかりが増えていって、
“ 常識を知らない ” & “ 学んだはずが じつは飛んでいる ” の困った君。

そんな自分でも、亀ゼリー(龜苓膏)を初めて食べた時のことは、けっこう憶えています。
・・・もっとも、
「亀ゼリーの件は憶えている」 と言ったって、
“ いかに自分が知らずに平気でいたかを知った ” っていうことを憶えてるだけの話で、
知ってた方が良かった肝心な時に 知らずに過ごしてた記憶ばっかり。
思い出せる中身そのもの が ズレてます。



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亀ゼリーって、その成分や作り方を知っちゃうと、ちょっとだけ引きません?
昔、地球の☆き方だったかで初めてこれを知った時「うわわわわぁ」と想像するだけでした。
  【 亀の腹側の甲を干して砕いた粉末に、
   何種類かの生薬を加えて抽出した液体。それを蒸しながら固めたもの。 】
のようなことが書いてあって。

で、
想像だけで終わればそれまでだけど、怖いもの見たさと同じで やっぱり対面したくなって。
ツアーでガイドさんが付きっきりで居てくれた時は、
さすがに亀ゼリーが食べられるお店へは案内されなかったので、
ツアーに参加しなくなった最初の1~2年の中で、初めて対面することになりました。

お店は、許留山。
油麻地の美都餐室すぐ海側の角地にある小さなホテルに滞在している時でした。
そのホテルの これまたすぐ海側に許留山がありまして、
チェックインした翌日だったかに、さっそく一人で向かって。



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赤地に金色の文字が眩しかった許留山。
「待ち望んでいた亀ゼリーを とうとう食べるぞ」 と 念願の入店。
写真とおおまかな原材料しか知らないまま、入ってみました。

現在は、許留山よりも名の知れた店がいくつもあるかと思います。
だけど、当時はやっぱり “ 許留山 = スイーツ専門店 ” としか僕は思っておらず、
そもそも涼茶舖に亀ゼリーがある元々の常識を知らないまま、店内へ突撃したのでした。

なんだか ガラ空きの店内。
今思えば「どうしてあそこに許留山が?」と思うような場所だったけど、
お客が他に居ないおかげで、写真付きメニュー表をじっくりと眺められて。
今ほど種類は多くなかったけれど、マンゴー(芒果)を主体にしたスイーツ類がいくつも。
「うはぁ~、どれも美味しそう~、けど、どれ食べていいか分からんし、やっぱ亀ゼリー。」
で、注文。

「 コレ ニ シマス。 コレ ヒトツ クダサイ 。」 と店員のお姉さんに写真を指差し。
お姉さん、「★○◆*▲◇◎★ー!?」と 何か僕に尋ねているんだけど、まったく分からず。
「コイツ、あかん。」と諦めたお姉さんが去る後ろ姿を
若干の不安とともに見送るしかなかったのかな。
もっとも、この不安っていうのは、
「へ?ちゃんと指さししたよな?亀ゼリーって これ1種類しかないもんな?」
であって、
お姉さんが 「あんた、温かい亀ゼリーなの?それとも 冷たい方なの?どっち?」
って言ってたんだろうなんて、まったく思いもせず。

「亀ゼリーには温冷2種類あって 選べるよ」 と その何年か後に初めて知っただけで、
お初の自分は何も知らないまま店へ突撃してましたから。
もう十分この時点で、知らぬまま無茶をする自分は出てます。・・・常識知らずその①



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で、待つまでもなくお姉さんが持って来て、ゴトンとテーブルに置かれた亀ゼリー。
祝!初ご対面。
はじめましてーっ!! こんにちはーっ!! うわさは聞いておりましたーっ!!

わぁ、けっこうな量なんや。
・・・。
・・・。
あたたかい?
はぁ、あたたかいモノだったんや。 蒸すんやもんな。
・・・。
・・・。
へぇぇぇなるほどぉ・・・臭う?いやぁ、少し臭うか?臭わんか?

・・・で、口にして初めて「最後まで食べれるんか?」と心配になる・・・。

涼茶もそうだけど、温と冷だったら、温の方が風味を強く感じますよね?
そんなことは知るわけもなく、
温か冷かを尋ねて諦めたお姉さんの判断によって運ばれた温かいタイプを頂きました。
「この食感でこの苦みって変」 と抵抗があったような記憶はあります。
身体で(味覚で?)感じた記憶だけは よく憶えてるものなので。
とにかく、「どんなんや?食べてみたい。」 と 念願だった亀ゼリー。
“ 胡麻豆腐やゼリーの類が好き&知らない味の新鮮さ ” で、初体験はメデタシ メデタシ。

その後も、訪港すると2度に1回くらいで亀ゼリーは食べました。
やっぱりね、【念願かなってドキドキ体験した食べ物のひとつ】ですから、
初心に帰るというか、不思議な苦みを思い出したくなると食べたくなるわけで。
こんな気分だけで食べに行くこと自体が ミーハーかも・・・ですね(笑)。
亀ゼリーのちゃんとした効能を知らずして、
解熱・喉の痛み・便秘解消・美肌効果などなど、どれも必要ないのに食べていて。
ん百年の歴史がある中医学に基づいた食べ物を 完全にナメている不遜な自分。。。

そんなことを繰り返すうちに、やっと初めて 「冷たいのもあるんや」 と知り (遅) 、
さらに何年も経った後に、
“ 食べにくければ店にあるシロップをかければ良い ” という情報をどこかで読みました。
「はぁ~そうなんや。シロップかけるのもアリなんや。」・・・常識知らずその②



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もう、あれこれ小出しに書く必要なんて無いのですが、
【シロップがちゃんと置いてあることを知らなかった時の写真には、シロップが写ってる!】
のですね。
自分が撮ったこの写真を見つけた時は、かなりショックでした。

上の写真がそうだけど、
これ、亀ゼリーの右に写ってるのは、シロップ・・・。
並んで写ってるということは、店員さんは ちゃんと横に添えて置いてくれたのだろうし。
さらには、僕はそれをシロップだと知らずにいるのに、なぜか並べたまま写してるし。
これって、いったい何が起こってたんだろう???

・・・許留山のメニュー表を下に敷いて写す準備をしてて、シロップに気付いてないのか?
・・・器にプリントしてある許留山のロゴとレンゲを撮影用にセットしてて気付いてないのか?
・・・亀ゼリーにシロップをかけて食べることもあるなんて、よもや思いもしてないからか?
横に置いてあるのを知らずに写してる自分・・・常識知らず、いや、もう理解不能 その③



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昨年の1月に、本当に久しぶりに許留山に入りました。
旧正月前だったので、春節用のメニューが登場していて、
いろいろ知らずに亀ゼリーを食べてた頃とは まったく違う賑やかなメニューがたくさん。
プラスチックのスプーンだって、明るくて可愛らしいマンゴー色になってて。(お持ち帰り)
マンゴーをメインにした甘~いデザートを食べつつ、苦~い亀ゼリーを思い出してました。

商品の種類も盛り付けかたも 昔と比べれば うんと賑やかになった許留山。
次にチャンスがあれば、久々に亀ゼリーを注文して、初シロップがけにしてみようか。
どこかの涼茶舖でも出来るけど、やっぱり許留山で初シロップしないとね。

店内のどこかに置いてあるシロップを持って来て トロ~リと垂らしたら、
これまた未体験の食べ方で 新鮮かもしれません。(味は想像がつくけど体験はダイジ:笑)
シロップ付きか やっぱりシロップ無しか、自分はどちらに傾くんだろう?



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「知らなかった!」と知った時は、
「あぁ、またこれも常識知らずだったんやね。」 と 軽い驚きがいつも付いてまわります。
でも、どの場合も例外なく
【自分が知らずにいるということを知らずにいる】 わけだから、無敵です。(呆)
だから、軽い驚きってヤツは この先も泉のごとく沸いて来ると思われます。

アイヤ~ ・・・そんな繰り返しが、まだまだたくさんあるに違いない。
知らないままでいることのほうが、シアワセなんだろうな。
呆れられるのは太太一人からで十分なので、知ってもナイショにしておこう。

世間から1歩2歩どころか、数年遅れで やっと当たり前のことを知る。
その繰り返しが、これからも連続するんだろうなぁ。。。

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# by hongkonggaffe | 2016-03-25 23:09 | 香港たべもの | Comments(20)

時を越えて 海を越えて 元朗で口ずさむ京都慕情

ここ1週間ほどで、立て続けにお気に入りのTV番組が続きました。

ひとつは、香港もの。
17日(木)には 【 世界入りにくい居酒屋 】 、19日(土)には 【 Good Sun House 】 。
番組でよく紹介される香港ものって どれも似通った内容が多いけど、
今回の2つはそれぞれ少しずつ王道を外れていた部分があったので、面白かったような。
ビギナーさんにも、そうでない方々にも、両方を楽しませる番組作りって難しいでしょうに。



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立て続けに放映された もうひとつのお気に入りは、京都もの です。
【 京都人の密かな愉しみ 】 が、BS2で2時間の拡大版になって放映されました。
13日(日)に1度、そして連続するかのように19日(土)に別内容でもう1度。
再放送を含めても ふだん登場することが少ない番組なので、それだけに貴重品。
放送予定が告知されると、ウチは今か今かと指折り数えて楽しみに待つ番組です。

襞の中に触れてくるような 機微を心地良く感じる、ドキュメンタリーを挟んでのドラマ。
微妙な趣きや物事を巧みに散りばめた、声高な部分が何一つ無い 抑えた作りの番組で。
その内容もさることながら、
観終えた気持ちをさらに満たしてくれるのが、毎回 エンディングで流れる歌なのです。

曲は、 “ 京都慕情 ” 。
これを聴きたいがために 番組全編を欠かさず観る・・・と言ってもいいくらい(笑)。

昔、渚ゆう子が歌った昭和のヒット曲ですね。
それが番組のためにカバーされ、エンディングで歌っているのは 武田カオリという女性。
透明感のある つぶやくような歌声が、絶妙な編曲の伴奏を身にまとって 漂います。
渚ゆう子が歌った京都慕情とは 真逆のような儚さ。



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渚ゆう子が歌ってヒットした京都慕情に初めて出会ったのは、少年の頃でした。
“ 玉置宏のロッテ歌のアルバム ” で 観た&聴いた・・・が最初。
母方の山の実家で遊び呆けてる夏休みだったはず。
皆で食べる日曜日の昼ごはん時に、食卓から離れた隅に置いてあるTVで流れて。
食い意地の張ってる僕が、おかずを持ち上げる箸を止めるほどのインパクトだったのです。

それ以来、この曲に ものすご~く惹かれ続けることになりました。
夏休みが終わった後に 自宅で日曜の昼時にTVをつけてても、
当時のヒット曲だったから、渚ゆう子も何度か出演して京都慕情を歌う場面があったので、
これが流れ始めると 箸を放り出してTVにかじりついてて、叱られてたような。



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日本の典型的な昭和歌謡で、渚ゆう子の歌い方もあって、やや演歌寄りの雰囲気でした。
今楽しみにして毎回聴くのを心待ちにしている “ 武田カオリの京都慕情 ” とは違ってて、
原曲(というか当時の歌い方と伴奏)は、もっと情感たっぷりなものでしたが。。。

メロディーは書き表せられないけど、歌詞は およそこんな内容。

   ♫ あの人の姿なつかしい  たそがれの河原町
     恋は 恋は 弱い女を  どうして泣かせるの
     苦しめないで ああ 責めないで  別れのつらさ知りながら
     あの人の言葉想い出す  夕焼けの高瀬川 ♫

少年時代の小学生男子、この曲に ぞっこんでしたから、
いろんな場面で いつも口ずさんでいたのをハッキリと覚えてます。

土曜の午後に小学校のグランドに集まって草野球をし、駄菓子を食べつつ家に帰る道で。
木曜の夕方に書道教室を終え、墨で黒くなった指先で自転車に乗ってペダルをこぎつつ。
いつもこの場面では京都慕情を口ずさんでたから、
【京都人の密かな愉しみ】を観終える時、そのころの景色や想いが ぶわぁ~っと蘇ります。








まぁ、なんと言うか、
いがぐり頭の小学生がね、ランニングシャツで半ズボンはいて野球グローブ片手に
   ♫ 恋はぁ~恋はぁ~弱い女をぉぉぉ~  ど~して泣かせるのぉぉぉ~ ♫
だの
墨で黒くなった指でハンドルを持って自転車キコキコこぎながら、
   ♫ 苦し~めないでぇ~ あぁ責めないでぇ~ 別れぇ~のつらさ知りながらぁ~ ♫
だのって歌いながら家路につく。
2番に至っては、
   ♫  遠い~日はぁ~二度と~帰らないぃぃぃ~ ♫
のはずだけど、
まだ小学生の男子が 遠い日を懐かしむわけもなく。。。
どんな子供だったのか・・・と思うと、あの頃の自分に会ってみたいような気もします。

こうやって刷り込まれた体験は けっして消えない物ですから、
高校生の時にツェッペリンやD・パープルにハマりながら、渚ゆう子のレコードも買ってる。
さらには、LPを持っててもステレオを買えない学生時代が過ぎ、
一人暮らしを終えて帰郷した後、時代はCDだったので買い直してクルマで流してました。
RCサクセションやS・ワンダーに混じってかけながら仕事先へ通勤してて。
今に至るまで 音の引き出しの中には、ずっと何年もしまってある1曲なんでしょうね。



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元朗の中心部から少し東寄りの場所、軽便鐡路の元朗站すぐ近くに、小さな村があります。
村の北の端には 300年を経てきた二帝廟、南玄関には 500年もの歴史を持つ大王廟。
2つの古廟に守られるようにして残る村でも ちゃんと人の暮らしが営まれているのですが、
香港の他の文物径や客家の村とは違って、住人以外はあまり見かけない一角です。
他の史跡だと 香港人ばかりでなく観光客の行き来もあるけれど、
元朗舊墟と呼ばれるこのエリアでは、すれ違う人は滅多にいなくて。

朽ちたような住居や店舗の屋根から枯れた草が顔を出していたり、
両側を民家に挟まれた路地を静かに歩くと 住人が暮らす気配がかすかに漏れてきたり。
こういうところにいると、空の広さや静けさだけではなく、
ずっと年月を経てきた空気の溜まり場に迷い込んだような気持ちになります。

初めて歩いた時も2度目だった時も、音の無いこの場所で浮かんできたのは 京都慕情。
なぜこれが浮かんで鼻歌にしつつ歩いたのか・・・そんなことは分からないけれど、
幼少体験と似通った何かを感じてのことかもしれません。

音楽が蘇ると、初めて聴いた頃や何度も聴いてた頃の情景が ふわっと出てきますよね。
生きてる時代も今居る国さえも違うのに、なんだか郷愁を感じるようなことが あるような。
小学生の頃に馴染んだ曲が 香港旅行で歩いた小さな村で蘇り、
小さな村で蘇った体験が こうして日本に居て写真を見てる自分に また蘇る。
きっと人それぞれが持つ “ あるある体験 ” だと思いますが、
突然引き出しから出されてきて不意に創られる体験って、おもしろいもんだなぁと感じます。



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そう言えば、この京都慕情、
「おもしろいもんだなぁ」と感じるのは 体験だけじゃなくて、
これが、ベンチャーズが作った曲だということなんです。
そう、日本人ではない、あのエレキギターをテケテケテケテケって鳴らすベンチャーズ。
初めてそれを知った時、「えぇぇーっ!?」と驚いて、よけいにこの1曲が印象付きました。
どうして欧米人に この和のメロディーと歌詞 (?↓ ) が作れるの?
本当に、不思議。

( 手元のレコードとCDとNHKの表記では【 訳詞:林春夫 】と記載、Wikiで見てみたら【 作詞:林春夫 】と記載。
 ・・・ベンチャーズはインストゥルメンタルのバンドだから、やっぱり作詞は林春夫のような気が・・・。)


和のメロディーが異国人によって作られ、海を越え国を越え、日本で受け入れられた事実。
この不思議な事実に比べれば、
元朗の小さな村で口ずさむことなんて、なんでもないことなんだろうなぁ って思います。

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# by hongkonggaffe | 2016-03-20 17:43 | 香港ふうけい | Comments(20)

トラムは走る広告塔 ときどき 走る美術品 sanpo

香港島の西端と東端、そして、銅鑼灣からは短距離ながら南へも走るトラム。
里帰りするたびに「そうそう、今はどんなデザインだろう?」と楽しみにするのが、
トラムの車体を覆い尽くすラッピングです。

ずっと以前は、広告なんて何もなかった車体。
車体に広告を載せるアイデアが出た時って、きっと大きな出来事だったんでしょうね。

手元にわずかに残る写真には、
今のように全面ラッピングではなくて、部分的に広告を載せ始めた姿があります。
なんだか、こう、プラモデルにシールを貼ったみたいなぎこちなさ、というか、初々しさ。
それが2枚目の写真 ( ↓ ) のように全面ラッピングと同居する過渡期があって、
現在のように、様々な企業が好んで広告主になり、デザインを競い合うような時代に。



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トラムは走る広告塔。

広告を載せた乗り物だったら、路線バスも 空港バスも ミニバスも タクシーも 浮かびます。
だけど、トラム以外は どれもけっこうな速さで走ることが多いんですよね。

ミニバスやタクシーなんて、あっという間にピューッと走り抜ける。
「あ、どんなプリント?」と見ようとした時には、もうすでに よく見えない場所にいる。

路線バスや空港バスなら車体が大きいぶんだけ広告も目に付くし、
速さもミニバスやタクシーほどじゃない。
でも、
全面を覆うトラムよりは部分的な広告ですから、比べれば今ひとつパンチに欠けます。
パンチって・・・(笑)・・・でもね、広告って「見られてナンボ」「楽しめてナンボ」ですからねぇ。

トラムは 前後の面と左右側面のすべてで見せて(魅せて)くれるし、
バスより停留所までが近いこととスピードが無いぶんだけ、余裕で見ていられます。
広告主の企業によって台数が違うけれど、同じラッピングで複数台走ってることが多いし、
バスよりも限られた短区間で走っている から、
そのぶん、気になったラッピングを目にする確率も上がります。



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流し撮りで 身体を左右に振りながらカメラを向けてる小学生男子、
ブレずに撮れた数少ない写真を見ていると、あることに気付きました。
「あ、写真じゃなくて肉眼でも、きっとこうやって走るトラムを見てるんやろうなぁ。」 と。 ( ↑ )
写真だと流し撮りで撮ったプリントが手元に残るけど、
手元にプリントとして残せない肉眼でも、じつはその瞬間は同じことをしてるんだな・・・と。

路線のいろんな場所で気になるラッピングを見つけた時って、
その場所のトラムの背景がどんなに賑わっていようと どんな色の建物があろうと、
きっと、眼はトラムだけに焦点を当てて追ってるような気がするんです。
カメラを構えた時だけじゃなくて、無意識で肉眼でも流し撮りをしてるんだろうな。
脳内流し撮り。

おもしろいもんですよねぇ。
頭の中では、ちゃ~んと背景全部がブレていて、トラムだけがくっきり見えてるんだろうな。
誰もが きっとそうなっているんだろうと思います。
ふだんの日常生活でも、動く物を眼で追う時って その状態になってるんじゃないかな。



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今回の訪港でも、滞在中に “ お気に入りラッピング ” を決めていました。

そう、「決めていた」っていう感じ。
滞在するたびにその期間中のトラムのラッピングデザインを順位付けするヒマな自分。
どういう基準なのかは自分ながらもよく分からないけど、
銀行系 ・ 金融系 でなければ、順位付けに入ります。
銀行金融系って例外なく地味なので、あの渋さを味わうには まだ至っていません(笑)。

で、今回もっとも気に入っちゃった BEST1 が、こちら。



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目にするたびに、おぉぉぉぉーっ と気になって気になって。
配色もイラストの細やかさも、自分には もう アート作品として目に入りました。
こうなると、トラムは “ 走る広告塔 ” よりも、 “ 走る美術品 ” になるわけで。

美術品らしく、さすが サザビーズ。
もう、このトラムそのものを オークションに出すといいんじゃない?(笑)
シノワズリなデザインは味わい深く、香港にピッタリでした。

細部まで見惚れていると、いくらトラムとはいえ走り去ってしまうので、
見かけることが出来た時に 全力でガン見してる小学生男子。
「うへぇ~。。。すげ~な~。。。」って見させてもらって、続きはまた遭遇した時にね、、、と。

次点として気になってたのが、色で目を引いた2台でした。
タータンチェックのはニューヨークなんだけど、やっぱりイギリスがらみで気になったし、
グリーンラインの方のは、なんだかキリリとクールで鮮烈なところが気になったし。
うん、これ、スイカっぽさも良いね。
スイカ大好きやから。・・・・・・呆。



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そんなこんなでラッピングを楽しんでるものですから、
トラム沿線の歩道を歩いている時は目と頭がフル回転しています。
訪港中に限っては、鉄ちゃんかも(笑)。

素敵な色とデザインのラッピング広告を纏ったトラムたちが行き来する香港島。
でも、
沿線には それぞれ特色の違った街が並んでいるので、
ときどきトラムと一体になって【脳内流し撮り】になってる被写体も登場します。
配達人のおじちゃんやお兄ちゃんが横に並んでいてくれるからこそ、香港トラム。
トラムが走る国は少ないと思うけど、
トラムと、お仕事する方々の姿とが これほどしっくり馴染む国は さらに少ないような?
ラッピングデザインに惹かれると同時に、こういう光景も愛しく思えてしかたがありません。



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どこか行きたい場所があって停留所で待ってると、
待っている時に限って、その行き先の車両がなかなかやって来ないトラム。
そうかと思えば、
行きたい場所行きの車両が1度にドドドドッと数珠つなぎでやって来るトラム。

本当に気まぐれさんですから、
逢いたいラッピングがあるとそれも同じで、
待ってる時や想う時には、なかなか目の前に登場してくれません。
けっこうじらされます。
「まったく、もう、じらすよねぇぇぇぇ。」
なんて思いながら待っていて、やってきた時は特別な瞬間です(笑)。
ただ、
そういう時に限って、
大きなバスが走って来てトラムと自分の間に立ちはだかるんですよね。。。
美術品だから、手が届くようで なかなか届かないのが 良いのかな?

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# by hongkonggaffe | 2016-03-16 18:35 | 香港のりもの | Comments(12)

「サジュネン!!」 ぶんの 誇り

自宅で目が覚めると、毎朝 まずは湯を沸かす。
多めに沸かすので、沸騰するまでの間にコーヒー豆を挽く。
ガリガリ挽き終えて プレスの器に粉を入れたタイミングで湯が沸き終わるから、
上から注ぎ 軽くかき混ぜて、残した湯で2個のマグカップを温めておく。

着替えを終えるとちょうど4分ほど経つので、ギューッと押し込んでマグに注ぐ。
部屋の中に香ばしい香りが広がる。
普通の大きさのマグはブラック。
小さなデミタスマグには 牛乳を加えてミルクコーヒー。
香りで頭が起きて、マグカップ2杯でお腹が完全に起きる。

いつだったか、ふと思ったのは、
「湯を沸かし始めるこの時刻って、ちょうど科記のお父さんと同じかな?」ということ。

いつも “ お父さん ” って言うけど、じつは “ おじいちゃん ” かもしれない。
ご家族の大将には間違いないけれど、お父さんかおじいちゃんかは、正しくは分からない。
どっちなんだろうねぇ。



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お父さん(としておこう)も、
毎朝お店のシャッターを開けた後に最初にするのは 湯を沸かすこと。
店の前に届けられてるトマトの重い箱や缶詰を厨房に運んだりするのは 奥さんと娘さん。
店内の掃除とイスや調味料・箸・レンゲなどのセッティングは お兄さん。
お父さんは、外の小さな神様にお供えをした後から、ずっとカウンターの中に入りっぱなし。
そのカウンター内で、まずは隅にある銀色のボイラーで湯を沸かし始める。

僕が自分のために湯を沸かすのと、お父さんが仕事始めに湯を沸かすのとでは、
意味も量も全然違う。
ただ、
それを1日のスタートのルーティンにしてることと時刻だけは、似てる(ような気がする)。



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前回だったか 前々回だったか 忘れてしまったけど、
とある朝、いつも2匹の猫の朝ごはんを作ってあげているMさんに、尋ねたことがある。
朝ごはんを与えてテーブルに戻り一息ついてるMさんに、思いつきで尋ねてみた。
「科記咖啡餐廳って、店を始めて何年になるの?」
まるでご家族のように毎朝お世話をしに来ているMさんだから、知ってると思って。

「何年? さぁ~、何年なのかしら?分からないわ。聞いてみるね。」
いつもの一番奥のテーブルから5~6歩あるいて、
カウンター内のお父さんに広東語で尋ねてくれた。

すると お父さんがMさんの質問を聞くやいなや、すかさず一言。
「サジュネン!!」。
小さな店の中で初めて聞く大きな声。
お湯を沸かす手をとめて、カウンターからぐっと顔を出して叫んでくれた。

僕がMさんに英語で尋ね、Mさんがお父さんに広東語で尋ね、
「サジュネン!!」は Mさんを飛ばして即答で返って来た。

まぁ、たしかに店内には、まだ僕とMさんと 他にご常連の4~5人しかいないけど、
明らかに日本人の僕に向けての大きな声の返答。
30年も商ってきたことよりも、
お父さんが大きな声の日本語で即答したことに驚いちゃった(笑)。
「あの日本人、今日はこの質問してくるはずだ。」なんて思ってなかったはずなのに。。。



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肩をすぼめ、両手を広げながら苦笑いして戻ってくるMさん。
「よく即答できるわね。」 なのか、「日本語で返されちゃったわ。」 なのか、
そんな仕草で歩いてきた。
その苦笑いがステキなので、こっちはどうしたって笑顔になる。
お父さんの「サジュネン!!」 そして Mさんの苦笑い、
Wで嬉しくさせてくれるなんて どんな朝なんだ。

この場所に引っ越してきてから30年なのか、以前の場所も含めての30年なのか。
店が入っているこのマンションの造りからすると、
以前の場所で科記咖啡餐廳を始めてからの トータル30年じゃないかなぁ。
違うかなぁ。

“ お父さん ” なのか “ おじいちゃん ” なのか、
“ いつからの30年 ” なのか、
分からないことばっかりだ。。。

まぁ、分からないままでいいや。
そんなことより、
昼の前後は信じられないくらい お客で混み合う科記。
お父さんの身体の事だけは 気になる。

そういえば、以前シャッターを開けてるお父さんの背後から朝の挨拶をしたことがある。
僕から「早晨(おはようございます)。」と声をかけて返ってきたのが「コニチハ。」だった。
「サジュネン!!」
「コニチハ。」
どっちも 「ン」が省略されてる お父さんの元気な声。
この元気な声のままで いてほしい。



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次回チャンスがあったら、
朝の1杯を飲ませてもらった後、お店を出る時に
お兄さんにだけではなく、お父さんにも「唔該(ごちそうさま)。」と言ってみよう。
もしかして、やっぱり日本語で返してくれるかな?
だとしたら、どんな日本語なんだろう?
ちょっと楽しみ。

お父さんは サジュネンの間、この時刻に湯を沸かし続けてきたんだね。
7時に湯を沸かし始め、出来上がった順にカウンターの上に飲み物を差し出す。
入口から一番遠い奥のセピア色の絵は、ここに来た時の記念の1枚なのだそう。
絵のこの色は、お父さんの「サジュネン!!」の一部のような気がする。

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# by hongkonggaffe | 2016-03-10 21:11 | 香港ご商売 | Comments(26)

乗り物で海に近付き 歩いてビーチに立つ

香港へ向かう往路、着陸に備えて機体が少しずつ高度を下げると、まずは船が見えてくる。
ポツポツと見え始めた船に続いて陸地が目に入り、胸の高鳴りがぐっと上がる。
「帰って来たよ。もうすぐそこへ行くよ。」
飛行機から遠かった海に近付いて行く過程って、いつもワクワクする。



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乗り物の中に居る間は、なんだか遠さを感じる海。
だんだん近付いて行って やっと到着し、
目の前いっぱいに広がった時、海のよそよそしさは すっかり消えている。
そういう時って、自分と海の “ 気持ちの距離間 ” が 縮まったように感じる。
この嬉しさは、滞在中に何ヶ所かで味わえる。

たとえば 長洲島で。

中環からフェリー(新渡輪)の普通船(高速船じゃない方)に揺られて40分ほど。
長洲島に向かう間、海面はすぐそこに横たわってるけれど、
壁に遮られているものだから、近くて遠い。

だけど、島に到着後 そのまま東灣路を歩いてTungWanBeach(東灣海灘)に向かうと、
両側を民家や海の家に挟まれた小道から、いきなり目の前にビーチが広がる。
「 ほぅら、そろそろ見えるぞぉ~、 3! 2! 1! ほほぉ~ぃ!!」
突然飛び込んでくる光景に、いつも「うわぁぁぁ~」って思う。



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たとえば 赤柱で。

香港島の北側に集中している街から、南側の赤柱へ路線バスで向かう。
けっこうなスピードで山越えしていると、遠くに海岸線が見えてくる。
何度もカーブを繰り返しながら、少しずつ海へ近付いて行く。
西側から回り込む薄扶林道でも、中央からアプローチする淺水灣道でも、
山の木々に何度も遮られて じらされながら乗って行くと、海は近くに来てくれる。
やっと終点に到着してバスから降りると、赤柱の小さな町。

土産物屋が軒を並べる赤柱大街に向かって歩き 左へ曲がって細い路地に入る。
両側に並ぶお店が消えるまでまっすぐ歩き、観光客が引き返す突き当たりを更に進むと、
右側の木陰越しに小さなビーチが現れる。
引き返した人々は逆方向の赤柱廣場方面へ行きがちなので、
人影の無い 寄せる波の音だけが聞こえる 隠れ家のような秘密のビーチ。



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たとえば 石澳で。

筲箕灣のバスターミナルから 9番の始発バスに乗ると、
東から回り込む石澳道をくねくね走って山越えをし、小さくて静かな町 石澳に到着する。
ひなびたバス停で降りて、こっちにもそっちにも寝そべってる猫達に挨拶しながら歩く。
ゆるやかな坂道を上がりきると いきなり目の前に海が現れる。
視界いっぱいに広がる海は、遠洋まで見通すことが出来る。

突き当たりを左に歩けば、波が岩に激しくぶつかる荒々しい海岸が続く。
反対方向の右へ歩けば、のんびり過ごす人々が居る広いビーチが迎えてくれる。
ゆるく弧を描くような砂浜で、裸足になって歩きたくなる。



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どのビーチも、
乗り物の中から遠くに見えていたものが、わずかな時間で自分の足元に来てくれる。
街 から 町 へ。
コンクリートの街 から ビーチのある町 へ。
街と海とが隣り合っている香港だから、
エネルギッシュな街の空気から少しだけ離れたくなった時、海はいつでも迎えてくれる。

青空が広がる晴天の日は、自然を求めてやって来る香港の人々で混む。
だから、
曇った日や小雨の日だと、ビーチのある小さな町で 思う存分深呼吸できる。
じつは、晴れ渡った日以上に 海は「ようこそ!」と両手を広げて迎えてくれる。


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# by hongkonggaffe | 2016-03-01 13:55 | 香港ふうけい | Comments(14)

“ ならでは ” のものがきっとある STARBUCKS HONGKONG

香港関連の何かのワードで検索して、ここに辿り着いて下さる方々がいらっしゃいますが、
どんなワードで検索されているのかを見ていると(管理人はデータを見られるので)、
やっぱり “ 香港ブログ ” とか “ made in hongkong ” が多いです。
でも、意外に多いのが “ トイレ ” 。
だから、トイレ事情の記事 ( ) が、かなりの頻度で見られてて(笑)。

“ 叉焼飯 ” とか “ 雲吞麺 ” など食べ物関連があってもいいのに、ほとんど無い。
これらは きちんと詳しく情報を書いてらっしゃる皆さんが多いので、
このブログは ヒットの圏外なのでしょう。 → これは正しい選択だと思う(笑)。



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“ トイレ ” といい勝負で多いのが、なぜか “ 香港スターバックス ” なのです。
もちろん、 【 STARBUCKS HONGKONG 】 は 日本のスタバとは全く別物なので、
「滞在中に寄ってみようかな?」と思うかたは、
まずはホームページを覗いてみるのが良いかと思います。 ( 星巴克冰室HK

日本のスタバの店長さんから何度か聞いたり 本で読んだことがあったりするのですが、
日本国内で新たに出店する時、
店舗のデザインは、その街その地域に溶け込む物であることを意識するそうですね。
むやみやたらと、どこの店舗も同じ内外装には しない、という共通理解があるようで。

最近 おらが町に誕生した新店舗も、確かにそう。
地元名産の木材を使ったカウンターになっていたり、
その部分に合う色の生地を張ったイスのフレームが、木製の柔らかなフォルムだったり。
だけど、なぜか誰が見ても トータルで “ スタバらしさ ” を感じる造りにまとめられてて。

日本に入った早い時期の店舗やビジネス街では、難しかったのかもしれないけれど、
各地に店舗を広げる中で、今は大事にされている部分のようです。

店舗内外のデザインだけでなく、グッズにも土地柄を取り込む場合もありますよね。
ご当地イラストのマグやタンブラーがあるのは、日本だけでなく 世界共通ですし。
STARBUCKS HONGKONG でも、香港ならではのフードやグッズが充実しています。



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昔の香港では、コーヒー事情が今とはずいぶん違っていました。
美味しいコーヒーを飲めるカフェなんて無かったし、
ホテルレストランでさえネスカフェもアリで。
そんな中で、
新鮮な豆を使ってコーヒーを淹れるパシフィックコーヒー(太平洋咖啡 )が登場して、
その後 それを追うかのようにスタバが香港に参入し、
さらに、caffe HABITU ( ) のようなチェーン店や個人経営のカフェが続々と・・・。
こうして振り返ると、パシコは香港のコーヒーを底上げした先駆者だったのですねぇ。

香港スタバの話に戻りますが、
1号店になった銅鑼灣の希慎道店と中環の交易廣場店が同時オープンして以降、
雨後のタケノコのごとく どんどん増えて、フードもグッズも新商品を次々に出し、充実。
1号店にもかかわらず香港ならではの事情で希慎道店は無くなってしまったけれど、
G・O・D(住好ロ的)とのコラボで作った中環の都爹利街や旺角の洗衣街の店舗が誕生。
スタバらしい空間+Old HongKongの雰囲気をミックスしたスタイルが定着したようです。

例えば日本で京都のスタバの何店舗かが 和の内外装を打ち出しているように、
香港でも香港ならではの持ち味を店の造りや商品に取り入れているのでしょうか。
スタバスタイルの砵仔糕や蛋撻(お味は賛否両論だと思います)が限定店で販売されたり、
毎シーズンごとに新商品で投入されるグッズ類が話題になったり、
興味深い企画が 次々に出てきます。



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フードやグッズ類だけでなく、季節限定の豆が出ることもあります。
先日、旧暦の正月を終えたばかりのスタバでは、春節を祝う豆が出ていました。
毎年 【 SOUTH OF THE CLOUDS 】 という名前で登場する、雲南省の豆を使った商品。
先日滞在してらした たまさん が、リクエストを尋ねて下さったので、
お言葉に甘えて、250g入りを2袋 持って来ていただきました。
酸味が少なくコクのある美味しい豆・・・飲む分ずつ挽いて淹れています。

自分の経験でしかないのですが、
香港のスタバで飲む “ その日のコーヒー(日替わりのレギュラーコーヒー) ” は、
日本の昔の喫茶店のコーヒーのような味がすることが多いような?(笑)
「すえている」というか「煮詰まってる」というか。。。 これ、出していいんかぁ? の風味。。。

日本のスタバだと、
【 店舗で出すコーヒーは ドリップで落として30分以上経ったら、使わず廃棄 】
【 店舗用の大きな袋に入った豆で、開封して1週間以上経った物は、使わず廃棄 】
などの商品管理が厳しく徹底されています。
だけど、
香港のスタバだと、どう考えても、ユルいような。。。(笑)
コーヒーに関しては、あまりこだわりが無いのかなぁ?
売られてる豆も、賞味期限が迫ってる場合が多いし。。。(笑)

でも、フラペチーノ(星冰樂)やラテ(鮮奶咖啡)は ちゃんと美味しいし、
珈琲紅茶ラテ(鴛鴦鮮奶咖啡)のような、香港でしか飲めない商品が出ることもあって。
そうそう、ボトルで販売されている、スイカ(他のフルーツも有り)ジュースもいいかも?
シンプルなコーヒーよりも、その他のドリンクを楽しむのが良いのかなぁと思っています。



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せっかく香港に滞在するなら、やっぱり茶餐廳の㗎啡がいいなぁ・・・。
と思いつつも、
滞在途中にコーヒーも飲みたくなれば、今はいろんな楽しみかたがある香港のコーヒー。
コーヒーだけじゃなく、フードもグッズも “ ならではの物 ” が きっとあるので、
気が向いた時に ちょっと入ってみるのは いかがでしょう?

★ 香港で手に入る豆を挽いて、香港で買い求めて来たマグに注いで、自宅で味わう。
★ 香港で手に入れてきたマグやタンブラーを持って、日本のスタバに行ってみる。
・・・ミックスして楽しむのもいいもんですよ(笑)。

日本のスタバで注文する時に 香港マグを差し出してオーダーすると、
それがきっかけになって、店員さんと旅の話や香港の話をすることが何度もあります。
スタバHONGKONGとスタバJAPANが、カウンターの向こうとこちらを少し繋いでくれる。
まだまだ他にも、いろんな楽しみ方があるような気がします。

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22日からずっと続いていたエキサイトのコメ欄使用不可の状態、やっと修復されました。
・・・あぁ、不自由したぁ・・・。
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# by hongkonggaffe | 2016-02-24 21:50 | 香港のみもの | Comments(17)

「 洗濯物はクリーニング店にお任せ!! 」  ( と言う日がウチに来るのかどうか? )

「そろそろ春に近い空気の匂いがするか?」と思ってたら、寒い日々に逆戻り。
「風が吹かない日当たりのいい昼間なら暖かいよね。」と感じても、朝夕は寒いし。
冬の終わりに、行ったり来たりする寒暖の差に翻弄されます。

天気もねぇ・・・カラッと晴れて風のない日だと、洗濯にもってこいの日なのに、少ないなぁ。
曇ってると乾きにくいし、そもそも「洗濯しよう」っていう気になれない。
でも、そんなこと言ってると洗濯チャンスを逃すので、
干せる日を狙って洗濯にいそしむウチ。

干すのは僕の担当で、天気と風に応じて ポイポイッと外へ干します。
「冬の太陽は光に元気が無い」と信じ込んでるものだから、夕方前には取り込めるように。
厚めの生地は太陽が少しでも長く当たる位置にして化繊のものは内側の方で、、、とか。
風が強い日は干した物同士がくっつかないように2本の物干し竿で前後交互に、、、とか。
「 脳トレ 脳トレ! 」 って干す順や場所をあれこれ考えながら干します。
いつも ぼーっと生きてるから、脳トレしないとね(笑)。



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里帰りでは、3日分の衣類だけを持って行くようにしています。
それ以上枚数が増えると、やっぱり嵩張るし荷物が重くなる。
で、そうなると、3~4日に1回の割合で洗うことになるわけで。

ブログを通じて友人でいられる皆さんから、
クリーニング店(洗衣站・乾衣舗)の情報を聞いたことが何度かあります。
「便利でお安くて使い勝手は良い。」と思うようになりました(ずいぶん遅い)。
「重さで料金が決まるから、ウチだとアレやソレを出せばいいかな。」とも思うようになって。

街にクリーニング店はいくつもありますよね。
都心部・ビジネス街・繁華街でも、幹線道路から1~2本裏へ入るとちゃんとあるのが香港。
賑わう街と住宅街とが背中合わせで共存してる街だからこその便利さです。

ならば、部屋洗濯しないでクリーニング店にまる投げすればいいんだけど。。。
便利なものを上手に使わないウチは、いまだに手洗いでジャブジャブ。
デジタルツールも香港機場への往復もだけど、べつに意地になってるわけじゃなくて。
ただ、もう習慣になってるからか?
う~ん・・・・・・よく分からないけど、まだ手洗い(笑)。



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以下、ここからは、とても貧相な話になります。。。
( 注 )  途中 ↓ 干してある写真あり。  安心して下さい。 ソックスは写ってますが、おぱんつは出てきませんよ。。。

いつも持って行くのは、
洗濯バサミ ・ 吸盤 ・ S字フック ・ ひも ・ タッパー ・ 小分けした洗剤や石鹸を入れる網。
洗剤はスーパーにビッグサイズしかないし、、石鹸って濡れたままだと気持ち悪いでしょ?
これら6つの洗濯道具をカバンの隅に忍ばせてます。
小物達は、滞在中に街の雑貨屋(家品舗)で買った物を使うのも、気分がアガるかも(?)。
香港で買って使ってきた物は、日本の日常でも使ってます。

洗濯バサミに少し手を加えてるだけで、その他の5つは元々の商品そのまま。
(洗濯バサミに、靴下のパケージとかに付いてたプラスティックのフックを結ぶだけ:笑)
今はもっとスマートで機能的な旅行グッズが売ってるのかな?
何年も前から、すでに東急ハ★ズで便利グッズを見かけたことがあったし。
「ほー。」 「へー。」 って見て楽しんでただけで、買ったことが無く。。。
ウチは、いまだに昭和のアナログ道具でホテル洗濯しているだけ。。。



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当たり前だけど「狭い場所で干せて、早く乾くこと。」 だけを望んでの洗濯です。

ホテルの部屋って狭いけど、フックやハンガーをかける場所は けっこうあるような?
夜洗って、朝までに乾く物はそれでいいし、
秋冬の訪港だと、厚めの生地の衣類が増えて乾きにくいようならば、
ホテル備品のアイロンを部分的に当ててから干しておけば、なんとか乾いてくれます。

洗った後は、
タオルにくるんで両端からねじりながら手で押さえていくと、かなり水を吸ってくれます。
たくさんある場合や大きめの衣類なら、何枚も同時にバスタオルで絞るのが一番便利。
ウチはここまでで済ませることが多いけど、
さらに早く乾かしたかった時は、タオルで絞った後に新聞紙にくるんで少し放置してました。

思い出しながらあれこれ書いたけど、ここまでで せいぜい15~20分。
そんなに惜しむほどの時間じゃないけど、遊び疲れて帰ってからだと、やや面倒。
だから、3~4日に1回なんでしょうね。
翌朝に乾き切っていなければ、目の付かないクローゼットの中に移して外出。
干す際に 持参のひも や 備品のハンガー に何枚かまとめて吊るしておけば、
朝になって外出する時 そのままパッと移動させるだけで 手間のかかることはパス。



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ホテルって ビジネスでの滞在ならランドリーサービスをちゃんと使えばいいし、
近年は、普通のホテルやサービスアパートメントなどでも、
コインやトークンで動く洗濯機と乾燥機が備わってるフロアがあるので、便利になりました。
そこに加えて 街のクリーニング店があるんだから、
少し長めの滞在になっても困ることはありません。

そんな中、ウチが手洗いし続けているのは、特に理由なんて無いような気がするなぁ。
・・・?
・・・?
・・・ ん~ ・・・・・・無い(笑)。

「自分で洗った方が安心だし清潔さも気にならない」 → べつにそう思ってないしなぁ。
「洗濯にお金を使うなら、そのぶん茶餐廳で何か食べたい」 → これもないなぁ。
「クリーニング店に引き取りに行く手間や時間が惜しい」 → 散歩ついでに行けるしなぁ。
「 “ 暮らすように滞在したい ” がモットーなので、部屋で洗濯する」 → そこまでは(笑)。



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香港旅行の前に情報を知りたくて検索してる人が
【 香港ホテル ・ クリーニング ・ 洗濯 】
でクリックしたら、このページに飛んで来ちゃうかもしれません。
で、どれどれ と読んだら “ 手洗いで洗濯する ” という 期待はずれの話。
・・・いやぁ~、なんとも役に立たない内容で、申し訳ない(笑)。

もしも 香港旅行を考えてる友人知人に
「滞在中に衣類を洗いたくなったらどうしたらいい?」
と尋ねられたら、
「近くにあるクリーニング店に出すのが便利で早い。」
と薦めます(笑)。

なのに、なぜいまだに部屋食ならぬ部屋洗濯する?
そんなこと考えたこともないんだけど、
これからも里帰り中に「 脳トレ 脳トレ! 」って言いながら、
洗い方&干し方を 楽しく考えていくのかもしれません。
クリーニング店を使った時に、何か面白いエピソードが残るといいなぁ。
・・・その時はブログネタにします (いつになることやら) 。

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# by hongkonggaffe | 2016-02-20 22:19 | 香港ざっか | Comments(20)

緊急時に駆けつけるお仕事 その2 ~ 香港醫院管理局 ・ 香港消防處 ~

ウチの家の裏山から、ドクターヘリが時々姿を現す。
北東の方角から飛んで来て、南西へと飛び去って行く。
向かう先にはヘリポートを備えてる総合病院があるので。

救急車では搬送が困難な場合に活躍しているのだろうけど、けっこうな頻度で飛んで行く。



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搬送が困難と言えば、香港ではどうなんだろう?
救急車(救護車)は、消防處の他に 醫院管理局や私立医院などから手配される。
香港内に病院(公立・私立)や各種センターは何ヶ所もあるから、
搬送先に困ることは無いみたい。

だけど、
昔から建っているアパート(唐樓)だと、
エレベーターが無くて 狭い階段で上り下りするしかない場合が?
早朝散歩をしていた夜明け前に、ホテルの近くに救急車が停まって、
ぐるっと歩いて来た後も ドアを開けたままだったことがあったけれど、
搬送が必要かどうかの判断以外に、搬出するのに手間取ることも きっと多いと思う。

ウチが泊まるホテルのエリアには古い唐樓が多くて、その中に護老院もあり、
年輩の方を乗せて走って行く回数が多いような気がしている。
滞在していた年は違っても、同じ建物に救急車が横付けされる場面を見ているので。



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香港で目にする車体のデザインは 多少の違いだけで大体よく似たデザインだし、
ナンバーはどれも【AMBULANCE】の【A】。
ただ、近年ときどき見かけるのが、イラストが描かれている車体。

相応しくない言いかただけど、かなり漫画チックなキャラクター。
こういうデザインも有りなんだなぁ。
路線バス(九巴)や地下鉄(MTR)のように、親しみやすさを意図したのか どうなのか?
先頭でストレッチャーを押してる1人は「一刻も早く!!」という顔つきだけど、
後ろから走って来る2人が、あまりにもお気楽な顔つきに見えて仕方が無いんだけど。。。
目つき ・ 眉毛や口元 ・ 駆ける足の広がり方さえ、なんだか違う(と思ってしまう:笑)。
不評だったからかは分からないけど、登場以降このデザインの車体はあまり見かけない。



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サイレンの音も回転灯の色も、日本とはいろんな部分で異なる 香港の救急車。
クルマの乗り入れが一切ない離島では、軽自動車の緊急車両だけが走っている。
ずいぶん前の事だけど、長洲島で見かけたのは、SUZUKIの軽を改造した救急車だった。

フェリー乗り場の付近では、日本製の小さな3輪運搬車が行き来しているけど、
走って来る救急車に気付いて 一斉に道を開けていたのを思い出す。
緊急車両に道を譲るのは、どこの国でも同じ。
島の病院(長洲醫院)の方角へ走って行ったけれど、
もしも処置が困難な場合は、やっぱりヘリコプターでの搬送もあるのかな?



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街なかでは、【FIRE DEPARTMENT】の【F】ナンバーを付けた消防車にもよく出会う。
これも救急車と同じで、火災以外の要請で出動することの方が多いような気がする。
古い建物で配管が故障したりトラブルが多かったりする関係で活躍するのかな?と。
日本と違って、ものすごい高層マンションやビルが建ち並ぶ街だから、
はしご車が必要な時はどうするのだろう?

返還前からのつながりなのか、イギリスのDENNISというメーカーの車体が多い。
他に見かけるのがVOLVO(スウェーデン)やMERCEDES-BENZ(ドイツ)の消防車。
路線バスも同じで、ヨーロッパの自動車メーカーばかりが目に付く。
屈強で大きな車両が先を急ぎながら複数台で走って行く姿には、やっぱり緊張感が漂う。



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消火活動に欠かせない消火栓は、かなりの数で街の至る所に。
海水・水道水・未開通栓 ・ 廃止栓など、消火栓は色分けされているらしい。
以前、消火栓を撮り歩いていた時、小さな道でもきちんと設置してあることに驚いた。

消火栓を身近に感じるのは、消防車や消防隊が自分の近くに来たことが多少あって。。。
北角のホテルの部屋に居て、ホテルの真下に消防車たちが停まった時に怖かったり、
石塘咀のホテルに戻ってきたら 点検を終えて撤収して行く消防隊を見かけたり、
西營盤のホテルでエレベーターに閉じ込められて レスキュー隊のお世話になったり・・・。

11~13日間ほど滞在する里帰りを何度か重ねると、やっぱりいろいろと身近になる。
旅行者といえども、消防車にまったく縁が無いとは言えないんだなぁと思う。



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日本で、香港で、
当たり前の暮らしを 当たり前に送るために、
無くてはならない緊急車両や署員や設備たち。
そういう環境が整えられていることって、それこそ当たり前のように意識せずにいるけれど、
とても大切で 本当にありがたい事だと思う。
命に関わる場面で頼りになるモノやヒトから、目に見えない安心感を貰っているのだから。

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# by hongkonggaffe | 2016-02-16 03:05 | 香港ご商売 | Comments(12)

緊急時に駆けつけるお仕事 その1 ~ 香港警察 ~

初めて香港の警察官に助けてもらったのは、いつだろう?

1度目は、たぶん、道を尋ねた時じゃないかなぁ。
97年より前の まだイギリス領だった時で、尖沙咀のホテルに滞在していた頃のこと。
ホテルの場所をきちんと調べて来なかったものだから、道行く警官2人に声をかけた。
  「 ちょっといいですか?キンバリーホテルは どっちへ行けばいいですか? 」 と。
彌敦道のチョンキンマンション(重慶大厦)あたりで尋ねたのだけど、
彼ら2人が 「 ついて来て 」 と言い、ホテルに近い道の入り口まで同行してくれた。
尋ねた場所から北へ6本目の金巴利道まで一緒に行ってくれたのだから、
けっこうな距離を歩いて わざわざ案内してくれたのだと思う。
荷物を持ってたから、とても助かった。

2度目は、呼び込みのお兄ちゃんに声を掛けられてた時かなぁ。
スターフェリーで尖沙咀に着き、StarHouseのコンビニ前で缶ジュースを飲んでた時。
肌の黒いお兄ちゃんが3人で近付いて来て、あれこれ声をかけられて。
  「ハイ、マスター、 トケイ、ミルダケ。  ミルダケ センエン。」
  「は?なに?」
  「トケイ、 ミルダケ。 ミルダケ センエン。」
  「いらない。」
断っても無視しても、付いて来て けっこうしつこくて。
だいたいさ、よ~く考えれば、「見るだけで千円」って、高くない?(笑)
帽子(日本人のトレードマーク)を被って来なきゃよかったな。。。と。
その時、警官2人が廣東道から姿を現して、お兄ちゃん3人は逃げるように走って行った。

香港警察の警官に “ 初お世話 ” になったのは、この2回が大きな印象となって残ってる。



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道を尋ねれば親切に付き添って教えてくれたり、
呼び込みのお兄ちゃん達を遠ざけてくれたり。
海外旅行中に力を貸してもらえるって、頼もしいもの。
とても好印象で記憶に残った香港警察。

日本の警官でも、きっと同じように(あるいはそれ以上に)身近に接してくれると思う。
国は違っても、街で見かけるお仕事には共通点がいくつもある。
自分がお世話になった時と同じように、街を巡回する警官は必ず2人以上で行動してるし、
交通違反・路上駐車違反・事故の際の急行などなど、お仕事ぶりは似ていて。

香港だから いろんな事情で職務質問をしている場面をときどき見かけたり、
駐停車禁止区域も多いから、違反キップを切ってる場面を何度も見かけたり。



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反対に、日本ではあまり見かけない仕事ぶりって何かな?

筲箕灣で見かけたのは、警察犬と一緒に巡回してる姿。
日本だとこういう姿は、空港や災害時が一般的なんだろうけど、
シェパードを連れた警官を街なかで見かけるのは、香港ならでは かも。
ふだんは2人以上で巡回する警官、1人で連れててもシェパードを入れて “ 2人 ” だよね。

巡回してると言えば、道路標識に取り付けられてる小さな箱を開け閉めしてるのも独特?
箱の中にはメモ用紙のような物が入ってて、
巡回中にカチャッと開けてそれを取り出し なにかを書き込んでる。
泊まってたホテルの近くにその箱があるものだから、時々目にしていつも気になってて。
「何のメモなんやろ?何を書き込んでるん?」
“ 見ちゃイケない物オーラ ” を感じるから、尋ねたことも写真を撮ったこともないんだけど、
やっぱりねぇ・・・見ちゃイケない物ほど気になるから、知りたくて知りたくて(笑)。



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他に日本との大きな違いを感じるのは、巡回の頻度と 白バイを見かける機会の多さ。

香港には日本のような交番が無いから、常駐してる場所が無いような?
各所にある警察署から出てくる姿は見ないけど、
警官を何人も乗せてきてほど良い場所に停まり、ワゴン車から降りてくる姿をよく見る。
交番代わりになってる警察車両?

白バイの多さは、街の造りに関係してるような気がする。
クルマが多くて渋滞してたり、細い道が多かったりする香港の街。
警官もクルマで動くより、白バイの方が機動性があってスイスイ走れる。
そんな事情で白バイは効果的だし、香港の街自体が狭いから白バイの多さが目に付く。
事故や取り締まりの一報が入ると、白バイ3~4台があっという間にワサワサ集合。
対応がすごく早いから驚くなぁ。

一方通行の多さや信号故障の頻度など、
警察車両を降りての徒歩巡回では追いつけない場面だと、白バイが大活躍。
ちなみに、日本だと雨の日は白バイは滅多に見かけない。
だけど他国では雨天でも何も変わらず巡航してることが多いと聞いたことが。
香港なんて、1日の中で天気が目まぐるしく変わるから、雨天時だって普通にお仕事。
トラムの走るレールの上なんて本当は滑って危険なのに、平気で走ってるからすごい。



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日本と違って大規模なデモが繰り返される香港は、警官の動員数も多いし物々しいような。
2014年に滞在してた時、ちょうど7月1日に見かけた光景は印象的だった。
「灣仔から金鐘を通過して上環まで歩いて帰ろう」と散歩してた 相変わらず暇人のウチ。
金鐘付近は東から西まで、道路が完全に封鎖されてクルマが1台もいなくなっていた。

特別行政区成立17周年を祝う側と、民主的な自治の保障を叫ぶ民衆のデモ行進。
【民陣發起的七一大遊行】と名付けられた大々的なデモに備えて、続々と集まる警官たち。
イギリス領だった頃と、返還を経た以降の今とでは、
警察の役目も変わってきてしまったのかもしれない。
同じ香港人同士で衝突し合わねばならない事が増えたのなら、なんとも言えない現実。



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TV報道で目にする出来事から遠く離れた警察官の印象や姿が、
僕の記憶には ずっと長いあいだ 残ってる。
一介の旅行者には、そんな “ 親近感のわく 穏やかで円い記憶 ” しかなくて。

信号が無い長洲島の中の 静かな狭い路地で見かけた警官は、
緊急車両しかクルマが走っていない島の中で、自転車で巡りながら 島民と話をしてた。
筲箕灣の金華街の角地にある7-11で見かけた警官は、
帽子を取って(一瞬私的な時間の証?)他のお客と共にレジ前に並び コーラを買ってた。

歩いて連れて行ってくれた警官や、呼び込み人を散らしてくれた警官から始まった記憶。
そしてその後に垣間見て来た、市民と警官が 個人と個人で向き合っていた記憶。
滞在中に、またなにか “ 親近感のわく 穏やかで 円い記憶 ” を残せたらいいなぁと思う。

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# by hongkonggaffe | 2016-02-12 07:24 | 香港ご商売 | Comments(20)

里帰りのカバン

里帰りする時のカバンは、いまだにあれこれ試行錯誤を繰り返してるウチ。
旅行する時、皆さんはどんなカバンを携えて行くのでしょう?

色々なかたのブログ写真や 空港で見かけるCAさんたちの姿を見ていると、
ほんと、スムーズ&スマートに旅をしてらっしゃっていいなぁと思うのだけど、
ウチはそれがまったく出来ず、ガタガタと垢抜けない移動をし続けています。



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天気のいい日曜日の午後、太太が日向の暖かい部屋に座って、チクチク縫い物を。

先日、ユニ☆ロのワゴンに、底値になって行き場がなくなっちゃってる手提げバッグを発見。
「これ、この後どこへ行っちゃうんやろねぇ。良さそうなのに。」と太太。
彼女が 「良さそうなのに」 とつぶやく時は、「良さそう=手を加えれば使えるやん」なので、
迷わず500円でお買い上げ。

で、「チクチクしてるのは、きっとアノ作業なんやろなぁ」と思いつつ 他の部屋にいたら、
「ちょっと~。」 っと呼ばれて、僕の出番。
何のために呼ばれてるのか想像がついてるので、部屋に入ったら、即、後ろ向き。

「まだ途中ね。」
「・・・・・・。」  ( 一言念を押されつつ、リュックになった手提げバッグを背負う )
「背負い心地は、どう?」
「はい。良いです。」
「もうちょっと上げてみて。」
「・・・・・・。」  ( 作られたベルトの調節部分で少し短くして背負い直す )
「それだったら背負い心地は、どう?」
「はい。良いです。」
「う~ん・・・・・・じゃぁ、後ろ向いてみて。」
「はい。」  ( くるり )
「う~ん・・・・・・なんだかなぁ・・・・・・亀みたい。」
「・・・・・・。」  ( 亀って。。。 )
「分かった、もういいよ。」
「これで完成じゃないの?」  ( 自分は これで満足 )
「まだ。」
「・・・・・・。」  ( 30秒で出番終了・・・また呼ばれるけど )

上1ヶ所と底2ヶ所に金具を縫い付けて 取り外し可能なベルトを通し、
内側にファスナー付きポケットを2ヶ所増やし、リュック兼用になった手提げバッグ。
これでいいと思うんだけどな、彼女は まだ何か物足りないご様子で。。。

以前からそうなんだけど、
「次に里帰りする時に、もうちょっと便利なカバンにならないものか?」と改造する太太です。
改造品を里帰りの2~3回ぶんほど試してみて、改良の余地があると また手が加わり。
「最初から満足のいくカバンを買えばいいのに。」
・・・は 僕の心の声であって、間違っても口にはしません。。。
親しき仲にも礼儀あり・・・やっぱり、これは言っちゃぁ あかんやろ



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「出来る限り両手をふさがないようにして里帰りしたい」という希望だけは2人とも共通です。
“ 自宅 ~ 日本の空港 ” は 往復なにも問題無いのだけど、
“ 香港機場 ~ ホテル ” が 往復どちらも、いつも課題になるので。。。

ウチはタクシーを使えない(どうしても慣れない:笑)ので、路線バスでの移動がお決まり。
だから必ず、
“ バスの乗り降り & バス停~ホテルの徒歩移動 ” が毎回いつも試練の場所。
香港の歩道って、なにかと段差が多いし路面が凸凹してる部分も多いので、
キャリーがスムーズに回ってくれない場面が多々ありまして。

そんな香港で、散歩は好きなのに 荷物を持って歩くのがすっごく苦手な僕。
いつ、何度里帰りしても、
往復の徒歩移動で荷物を持ってると 僕は疲れ果てて 不機嫌&空腹 になるんです。
「はぁ・・・・・・」と何度か溜め息をつき、ガス欠になってプスプスプスプスと止まる。
ヒジョーにイヤな奴に豹変し扱いにくくなる小学生男子 に手を焼く太太は、
片手だけでも空くように背負えるカバンになるよう 機能を加えなければならないわけで。。。
“ 機能 ” を加えて “ 希望 ” を持つ彼女。
本当に申し訳ない。。。

「ごめんねぇ。。。悪いよねぇ。。。どうしても 初日&最終日の移動 は しんどくて。。。」
と反省するくせに繰り返す小学生男子に呆れ腹立ちながらも、
試行錯誤は今でも続けてくれています。



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昔は母から譲り受けた 巨大なトランク を連れての里帰りでした。
そのうち、そこに華僑バッグと深水埗の露店にぶら下がってたソフトカバンが加わり、
大きなカバン3つを使ってて。
古いトランクは容量は大きいけど、なにせ重い。
華僑バッグは本当に丈夫なんだけど、あの薄さなので中身がゴツゴツ足に当たって痛い。
ソフトカバンは4~5回の使用で車輪が外れ、付け直した車輪もその後うまく回らなくなり。

そんな歳月を経て、現在はソフトケースのバッグ2つと手荷物を持っての往路。
その中に忍ばせてあるのが、折り畳んだ段ボール&クツ箱&華僑バッグ。
畳んだ段ボールは、2ℓペットボトル8本入りの、スーパーで貰って来るあのサイズです。
スポーツ飲料とかお茶とかが入れられてたアレ、丈夫だし使い勝手のいいサイズなので。
ワインの箱も試してみましたが、これもとても良くてお洒落なプリントなので好きです。
・・・誰も見もしないのに(笑)。



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華僑バッグはゴツゴツ痛くても、軽さと丈夫さには替えられないのでずっと使用中。
街でこれを何袋も持って買い出しに来てるような向こうの人たちを見かけると、
「香港に出入りするんだから、やっぱりこれはピッタリ。ウチも使い続けなきゃね。」
と、へんな見栄を張って手放せません(笑)。
でも、あの華僑バッグって、本当に耐久性があって、輸入品数も気分も アガります。

「物はなるべく買わない!」 と毎回思うのに 物欲は続くままなので、
「軽いままのカバンでは帰れない!」 と開き直っての里帰り。
自宅を出る段階で段ボールやら華僑バッグやらを忍ばせていくんだから、まだダメだなぁ。
いつか大人になった時 (大人ってなに?)、
空港のラゲージクレイムラインの横を涼しい顔して通り過ぎたいと思ってるんだけど。
それまでは、試行錯誤を続けていかないとね(笑)。



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くだんの手提げカバンは、このあと S字フックを掛けるタグとカラビナが付き、
上部にファスナーの蓋が付いた 長方形のリュックになるのでしょう(予想)。
これを背負って、自分があれこれ不機嫌にならずスマートに歩くことが大事なのかも。
“ 少ない荷物で旅慣れてる姿がスマート ” より先に、
“ 途中で 不機嫌&空腹 にならない立ち振る舞いがスマート ” にならんとねぇ。。。
自分にそう言い聞かせて、次の里帰りに備えたいと思います。

とは言え、里帰りは まだまったくの白紙だから、いま出来ることは 体力づくりだけ。
せっせと有酸素運動を続ける日々です。

今日2月8日は、春節(旧正月)の初一(元旦)
皆様、新年快樂。 カエルくんをクリックして頂けると励みになります。001.gif

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# by hongkonggaffe | 2016-02-08 06:15 | 香港くうこう | Comments(14)

旧正月(春節)の香港は どんな様子かなぁ? ~ 人と人の間で灯る ランタンの明かり ~

今年の旧正月(春節)は2月8日(月)。
香港の街角は すっかり赤い世界に染まってて、人々もワクワクそわそわしてるのかな?
旧正月を祝う習慣が無い日本に居て、おめでたい色や飾り付けに彩られた香港を想う。
せめて・・・と、ブログスキンも旧正月用に替えてみたりして(笑)。

ときどき気まぐれで設定を替える ブログスキンや文字の色。
今回は、去年の春節前の滞在で見かけた ショーウィンドーを撮った1枚。
新年の到来を歓ぶ子どもたちの 笑顔いっぱいなポスターでした。

今までも気付いてたかたが いらっしゃるかもしれないけど、
季節や記事に少しだけちなんだ写真をスキンに使ってみたり、
トップのその写真のどこかに使われてる色に合わせて ブログ下地の色も替えてみたり、
それに合う右欄の文字色にしてみたり、 カーソルを置いた時の文字色を替えてみたり。
いろいろ遊んでるんです・・・写真日記のような感じだから、今はせめて旧正月気分で(笑)。



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で、香港。
去年の旧正月は、2月19日でした。
そのちょうど1ヶ月前の1月21日まで滞在してたので、旧正月まっさかりではなく、
すでに赤く染まりつつある街が 旧正月まで ちょうど1ヶ月になり、
どんどん加速しながら変身し始めた時期でした。
そう、まさに1ヶ月前から先が、旧正月に向けて街も人々もラストスパートするのかな。
そんなことを学んだ去年、ギリギリのところで1ヶ月前に入れず、残念だったなぁ。。。
できることなら、もう1週間先まででもいいから 滞在していたかった(笑)。
・・・「春節前の香港を楽しんでみたい」とお考えの方は、ご参考にして下さい。



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街のあちこちで “ にわか正月用品店 ” が建ち並んでて、
揮春・年桔・糖果盒・干支の飾り・ランタン等々、どれにも使われる赤&金&黄の色たち。
着飾った街は、ふだんの香港とはまた違った魅力に溢れていました。 ( 去年はこちら

その魅力は昼間だけではなく、夜になると夜ならではの美しさが顔を出します。
それはやっぱり、ネオンや明かりの美。
九龍側から眺める香港島の春節模様のイルミネーションは、素敵です。
あの最高の夜景スポット以外にも、街の至る所に華やかな光を放つ飾り付けがされてるし。

いや、表通りの大々的なネオンの飾り付けじゃなくても、
旧正月を祝う素敵な明かりは あちこちで灯ってるんですよ。
住宅街だって、マンション下の敷地や入口にランタンが並び、
街角の公園だって、樹木や街灯をぐるりと囲むようにランタンが並ぶ。
ランタンって小さな物だけど、ポッと灯った時の明かりが あたたかくて素敵でしょう?

皇后大道西に仏具屋さんが3軒ほど並んで商ってる一角があって、
春節や中秋節が近付くと、店先に吊るされたランタンがいっそう賑やかに灯ります。
前記事 ( ) のように、古めかしい唐樓の階下にあるお店なので、
周りの商店がシャッターを閉めた後にも煌々と灯ってる明かりが映えて、素敵な光景。
吊るされたランタンのもとに、明かりに誘われるようにお客が寄って来たりして、
見上げながら選んでたり 買い求めて店から出てきたりする姿も、これまた素敵な光景。



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“ 素敵な光景 ” と言えば、前回こんなことが。
去年1月のことじゃなく、9~10月に滞在した中秋節でのことなんだけど、
トラムに乗ってて ほんわかしたことがあったんです。
旧正月のランタン じゃないけど、中秋節のランタン で。

とある日の夜のこと、
トラムの先頭席に乗ってて、前を走ってる車両を何気なく見てたら 「ん? 」 と。
すぐ前の車両の最後部で、小さな物が揺れてるような?
「 ん? ・・・ なに? 」

前を行く21号トラムの2階の窓に、ポツンと小さな明かりが。
トラムの2階最後尾に明かりなんてないはずだし、それが揺れてるし。
2階窓部分に小さく小さく写ってるオレンジ色の球、見えますか? ( ↓ )



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ご存知のように、トラムは前後の車両が近付いたり離れたりしながら ゆるゆる走ります。
で、停車駅まで差し掛かると、その近さはどんどん詰まっていき、最後は手が届くほどに。
おかげで、
「 なに? なんなん? 」 の正体が、だんだん明らかに。
で、それが何か分かってきたとたんに、なんとも言えずニコニコと・・・。



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見えてきたのは、アヒルちゃん。
「 おぉぉぉぉ~ アヒルちゃ~ん。 」 思わず口走った(笑)。

小さなアヒルのランタン、
これ、持ち手が付いてて、ぷら~んと下げながら歩ける携帯ランタンです。
持つ部分に乾電池が入ってて、小さなスイッチがあります。
(カップヌードル(合味道)のランタンを買ったから仕組みを知ってる:笑) →

最後部席に乗ってるのは、欧米人のご家族。
パパとママと女の子、3人で ご旅行中かな?
いいねぇ、アヒルちゃんのランタン、買ってもらったんやね。
で、トラムに乗って、灯ったままのアヒルちゃんを手すりに結わえてもらって。
幼い女の子が 「パパ、ここに結ぶといいよ。」って言ったわけじゃないよねぇ。
・・・ということは・・・パパさん、Good-job 。

あまりに可愛い光景に出会っちゃったので、
近付いたと同時に 思わずパチパチ拍手しちゃった。
可愛いのはね、アヒルじゃなくて、女の子でもなくて、じつは パパさんなんだけどね(笑)。
でも、まぁ、このほのぼのとした光景全部に 拍手したくなったような。

さすがGood-jobのパパさん、ウホウホ拍手してる僕に気付くわけです。
で、
「ねぇねぇ、ほら、後ろのトラムから男子が拍手しながら手を振ってるよ。」とママさんに。
ママさんもこっちを向いて、ニコニコ笑顔。



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駅での停車を終えて 発車していく車両、だんだん距離が離れる僕とご家族。
お礼を言いたいよね・・・「サンキュ~ッ!」
けっこう大きな声で叫んでる僕に、パパさんママさんが笑顔で手を振ってくれました。
でもね、
このジョンレノン風のGood-jobパパさん、手を振り返すだけで終わらないんです。
「ハヴ・ア・ナイスデ~。バ~イッ!」と言いながら、アヒルちゃんをクルリン。
お分かりになります? ( ↑ )
持ち手の位置を変えて アヒルの顔が隠れないように結わえ直し、
アヒルの顔が見えるように、こっちへ向け直してくれたんですよ。

車両を挟んであれこれ声を出してる欧米人家族と日本人小学生。
パパさんの向こう側の乗客たちは「なに?」てな顔しながらこっちを見たり家族を見たり。
離れていくアヒルちゃん、、、じゃなくて、パパさんママさん女の子。

ありがとう。 本当に。

こういう時って、次の駅や信号で また距離が縮まると どうなんでしょうねぇ?
今、 「サンキュ~ッ!」 「バ~イッ!」 ってお別れしたところだから、
また近付いたら ちょっと気まずいような?
もう1度「ハ~イッ!」って手を振りにくいような?(笑)
・・・。
・・・。
残念ながら、というか、これでよかった、というか、
ちょうど違う方向へ曲がって行く跑馬地行きのトラムだったので、
ご家族とは そのままお別れでした。

ランタンが灯るお祝いの季節の、
“ トラムの中で揺られるランタンとHappyご家族 ” に 思いがけなく出会えた夜でした。


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いよいよ旧正月を迎える香港。
ランタンの明かりは、あちらこちらで家族を照らしているのかな。
家族をつなぎ、
友人どうしをつなぎ、
もしかしたら、他人どうしも取り持ってたりするのかもしれませんね。029.gif

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# by hongkonggaffe | 2016-02-03 18:21 | 香港ふうけい | Comments(18)

店舗や街灯の上に広がる 暗くて大きな壁

【家】って、人が住まなくなると どんどん傷みが進んで朽ちてくる。
無人になったまま月日が経った家屋は、
外の壁や屋根はもちろん、内部の部屋や天井などにも、ほころびが出てきてしまって。

以前、ご近所さんで、
それまで住んでらした家から街の方へ引っ越していったご家族があったのだけど、
無人になって数年間そのまま放置されていた一軒家は、
いつからか、傷みが目に見えて分かるようになり、寂しい小屋のようになっていき。。。

こうした空き家の様々な問題は、最近の日本の報道で取り上げられていますね。
“ 人が住まなくなっただけ ” なのに、家がいきなり年老いていくのは、どうしてなんだろう?



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香港でも、古くからの唐樓(アパート)は、かなり傷んでいるのが見て取れます。
こうした建物の1階部分には店舗が入っていることが多くて、
肉屋 ・ 薬屋 ・ 雑貨屋 ・ 茶餐廳 などなど、人の出入りがあって活気づいている建物も。
ただ、
店舗が入ってる唐樓たちって、
昼間はさほど感じないのだけど、日が落ちて夜になるにつれ、
住居部分が暗い大きな “ 壁 ” になってそびえ立つかのように見えてきます。
にぎわう店や オレンジ色の街灯 ( こちら ) に照らされた道よりも、
むしろ、その上にある 明かりが少ない住居部分の方が目に付くようになってくるのです。

煌々と光が灯る明るい部分よりも、暗いままでいる住居の方が存在感を出すかのようで、
独特な雰囲気で立ちはだかってて。

ちょっと怪しげな空気が漂っていると言うか、そこだけ時が止まっていると言うか、
人の気配を感じないことの方が、不思議と際立つような気がします。
考えてみれば、店舗部分は1階だけであって、
その上に伸びる住居部分の方が圧倒的に大きいんですものね。
そのぶん、暗い大きな “ 壁 ” の方が目に付くのは当然かもしれません。
ここに載せた写真たち、そういう目で見ると、暗い住居部分の方が気になりませんか?

( * 日本で言う1階は、香港では【地下】と書きます。香港の1階は日本で言う2階。
   この記事では、日本式にグランドフロアーを「1階」と書いています。)



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暗い壁のような中にも、ところどころにポツポツと明かりが灯ってる部屋があったり、
昼間だと洗濯物が干してあったり、窓際に鉢植えが置いてあったりして、
人の暮らしが、まだそこに残っている気配は、わずかながら伝わります。
だけど、
住んでいる人が居ても、夜の街が遅くまでにぎわう香港。
夕飯を外食したり、そのまま夜の街に出ていたりする人々が多いからでしょうか、
明かりが消えたままの時間が長いから、
そのぶん、独特な雰囲気を放つ時間は長いような気がします。



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同じ時間帯でも、高層マンション群を見上げると 明かりの数はかなり多いんですよ。
そう、マンションの明かりが まるで夜景のひとつになるほど、多い。
それは、
使い易いキッチンや間取りが備わっているマンションの自宅で過ごす人々が多いからか、
そうでない唐樓だと 部屋の中にいるよりも外へ出た方が閉塞感が少ないからか、
同じ 【人が住む建物】 でも、灯る明かりの数には 違いがあるような気がします。
もちろん、唐樓の方が無人になった部屋が多いという事実もありますしね。

あれほど有名で、買い物客や観光客が絶えない女人街でも、店の上には真っ暗な壁。
深水埗の露店がずらりと並ぶ道でも、
北角でひときわ活気づく春秧街の街市(市場)でも、
店舗や露店の上には真っ暗な壁。
明かりが氾濫する1階部分と その上に続く人の気配が無い部分とのコントラストって、
商店街と唐樓が同居している下町ならではの光景なんじゃないかな。

そして、
そんな明かりの少ない唐樓の向こう側に見える、たくさん明かりが灯る高層マンション群。



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こんなふうに見上げながら突っ立ってると 通行人の邪魔になるんだけど、
下があまりにまぶしいから、思い出したように その上を眺め上げることが何度も。
上の部分がこれだけ暗いなら、視線を伸ばしたその先に星のひとつも見えていいのにね。
月は浮かんでても、星は目をこらさないと探せない。
・・・それほど街全体は明る過ぎるのに、
明かりの消えた唐樓は、まだまだたくさん建っています。

遅くまで明るいままの1階と、その上に続く暗い壁と、星がなかなか見えない空。
香港なんだよなぁ・・・と感じる 夜の顔 です。

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# by hongkonggaffe | 2016-01-30 18:18 | 香港ふうけい | Comments(14)

街角で聴ける楽器の音色  ~ Traditional Musical Instruments in HK ~

アジアの国々の “ 民族音楽 ・ 民族楽器 ” にとても惹かれていた頃、
旅行と楽器収集を兼ねて 出掛けていた時期がありました。
本物の民族楽器 ( Traditional Musical Instrument ) を手に取りたくて。

諸国の音楽や楽器を聴いたり買い求めたりしたくても、
今のようにPCなどで検索してWebの情報を手に入れるなんて出来なかった時代。
数少ない本から 街や音楽事情を調べ、情報不足のまま出掛けてました。



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J☆Bを通してツアー旅行 ( だけど、だいたいがウチだけ ) で渡航し、
現地添乗員さんに無理を言って観光地巡りを断り、自由行動。
ホテルのスタッフに民族楽器を扱う楽器店を探してもらい、
バスやスタッフの知り合いのクルマに乗せてもらったりしつつ、目指す街へ。

勝手の分からない見知らぬ街・・・無事に楽器店に到着したら、
店の主人や来店客に事情を話して、奏でてもらったり相談したり。
音の出し方を教わって、楽器と その楽器の消耗部品交換に必要なものを購入。
主人や、その子ども、あるいはお客に 同業者を紹介してもらって、また次の店へ。

・・・ここまでも、このあとも、会話はほとんど 身ぶり&手ぶり&絵&筆談・・・。
ホテルスタッフは別にして、現地の人とは英語なんて通じない国がほとんどで。
観光客を相手に商売してるわけじゃないから、英語なんて使わないものね。
・・・いや、英語でやり取り出来そうでも、僕の小学生英語は あてにならないし・・・。



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いろんな国の顔にちょっとだけ触れることが出来て、面白すぎました。

高速バスで2時間近く走らないと行けない街への往復切符の買い方が分からなかったり、
路線バスの中にバタバタ飛びそうなニワトリを抱いて乗って来る買い出し客と相席したり、
ピックアップトラックの荷台から振り落とされないようにつかまって山道や峠道を走ったり、
暇だから連れてってやると言う添乗員の原付バイク後部席で死ぬほど怖い思いをしたり、
店かと思ってたら露店や民家だったりして、おやつをご馳走になりながら値段交渉したり。
etc , etc ・・・ 日記帳を持っていってたら1回で1冊書けるような日々(笑)・・・。

まぁ、ほんとに、
“ 言葉が何も通じない不便さ ” なんて どうでもよくなるような
“ 予定コースまったく白紙で 何が起こるか分からない楽器探し ” を繰り返していました。
・・・こういうのって、若いから出来ちゃったんでしょうねぇ・・・(遠い目)・・・今は絶対無理。

持ち帰りにくそうな大きい楽器だと、店主や持ち主がその場で解体してくれる。
部品ごとに預け荷物用と手荷物持ち込み用に分類。
重量オーバーになると金銭的にも ちょっとタイヘン。
でも、空港職員や機内のCAさん達って、どの国でも楽器を手厚く取り扱ってくれたんです。
自国の民族楽器って 国の財産であり文化ですから、
誇りを持っての丁寧な扱いというか、手を差しのべて受けてくれるというか。
預け荷物も機内持ち込み荷物も、
楽器についてはほとんどファーストクラス対応で、持ち主のウチだけはエコノミー対応(笑)。
いつだって、どの国でだって、本当に安心・信頼して日本へ持ち帰ることが出来ました。



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そんな流れのひとつで香港を訪れた時も、ホテルで教わり楽器店に何度も行きました。
その中の1軒が、粤華楽器行。
昔は佐敦に小さな店を構えてたけど、今は灣仔に移転してて 前よりずっと広い店内。
年月の流れで他店が閉店する中、粤華だけは踏ん張って商い続けられたのでしょう。
繁盛している証拠だと思うのだけど、数年前に店の看板が新しく塗り替えられました。
以前の看板には思い出があるけれど、補修された事実は嬉しかったなぁ。
この先もここで商い続けて行ける という証ですものね。

売り場の1階から階段を上がると、2階は倉庫のような状態で大きめの楽器たちが。
打楽器や笛の類は、見よう見まねで それなりの音を出せるようになります。
でも・・・弦楽器は、どうにもこうにも楽器本来の音が出せないのです。
難しい・・・ “ なんちゃって音色 ” でもいいから奏でたい・・・けど、出せない・・・。



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そんな憧れの弦楽器の音色を 香港の街角で聴けることがあります。

灣仔や荃灣のMTR駅出入り口で見かけたのは、二胡をずっと弾き続けている人達。
中環のフェリー埠頭から街へつながる空中回廊でも、二胡を弾く男性と会うことが。
やっぱり、 こう、 なんて言うか、
【 不特定多数の通行人にアピールするかのような奏者 】 だから、
駅や埠頭などの人の出入りが多い場所を望んで陣取るのでしょうね。

そうでなくて、あくまでも趣味で楽しんだり、お馴染みさんと楽しんだりする人達も。
元朗で髪を切ってもらう露店床屋のおじちゃんは、お客が居ないとずっと弾いてます。
好きなんでしょうねぇ。 ずーーーーっと弾いてる(笑)。
露店床屋からちょっと離れた広場の木陰に居ても、
おじちゃんの二胡が聞こえてくると、「あぁ、今だったらお客は居ないな。」と分かるし、
もうすでに、近所のおじちゃんも聴きに出てきてたりするし。
( おじちゃんに坊主頭にしてもらってから二胡の演奏をお願いした記事 → こちら 。)



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二胡 という、同じ弦楽器だけど
お小遣い稼ぎなのか、明日の暮らしのわずかな糧なのか、必要があって奏でる人達。
いっぽう
純粋に趣味にしてて、ただただ 【 音 ・ 楽 】 のように、一人でor仲間とで奏でる人達。

どっちが良し悪しとか、そんなことは考える必要も 詮索する必要も なくなるほど、
どちらの “ 生の音色 ” も、ココロの琴線に触れることがあります。
民族楽器の “ 生の音色 ” って、優しくて心地良いものが多くて。
ときどきだけど、
アンプやスピーカーなどを通して、けっこうな音量でガンガン鳴らしてる人達もいます。
二胡や琵琶の弦のところにマイクを付けてて。

・・・そういうのって・・・どうなんだろうなぁ・・・
・・・うまく言えないけれど・・・
・・・電気器具を通して「ここで弾いてるぞー!聞いてってくれー!」と声高に鳴らしちゃうと、
せっかくの楽器本来の音が・・・・と、個人的には。。。
やっぱり、素のままの “ 生の音色 ” は人の耳に優しいですもん。
立ち止まりたくなったり、曲のメロディーを想い返しながら歩けたりして。

じつは、アジアの民族楽器には、 “ 生の音色 ” の美しさ だけじゃなく、
“ 形 ・ 模様 ・ 弾き手のさま(姿や動き) ” の美しさもあります。
西洋楽器よりもそれを強く感じる時があると、
「自分が【アジア系 炭水化物星人】だから そう感じるんやろうなぁ。」 と思うことも。

・・・なんて、憧れて 探して やっと手にして 連れ帰ってた民族楽器たち。
なのに、
楽器本来の音色を鳴らせないまま、可愛そうなことをしてきてるなぁ と最近になって反省。
「罪つくりしたままじゃあかん」ということで、生かせる道を拓き始めたところです。

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# by hongkonggaffe | 2016-01-26 19:05 | 香港ふうけい | Comments(10)

香港から連れ帰ったローカルパンを 自宅で食べる幸せ

「自宅で香港を味わいたい」・・・という想いを簡単に叶えようと思いたった頃から、
パンを持ち帰って来るようになりました。
最初に始めた頃はぎこちなかった方法も、いつからかウチなりに工夫して定着。
パンの梱包は、 “ 香港を出る最終日の朝の儀式 ” として 欠かせません。



【 ( ↓ ) とある日の朝、出来心で買い過ぎた朝食用のパン。試して気に入ればお土産に 】
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【 ( ↓ ) 最終日の朝、4店を巡って買った食べ比べ自宅用の菠蘿飽 (1個は小豆餡入り) 】
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ウチなり の “ 輸入のコンテナ ” として使っているのは、靴の箱。
あの箱って、丈夫ですよねぇ。
・・・ん?
もしかして、メーカーによって違うのかな?
ずっと買い続けているメーカーの箱だと、とても丈夫なのですが・・・。

「えー?靴の箱ー?それってちょっと。。。」 と抵抗があるかたもいらっしゃるかも。
自分もそう思ってた頃、香港のその専門店で1足買い求めた時がきっかけになりました。

香港の店で売られてるスニーカーは、同じメーカーでも色使いが違ってることが多く、
日本で手に入らないモデルがあると、訪港するたびに買い求めてた頃でした。

とある年、下調べして行ったモデルと銅鑼灣の裏道にある支店でご対面。
ディスプレイのはあったのだけど、在庫を確認しても他店へ問い合わせてもらっても、無く。
唯一あったそれを買うことに。
「ディスプレイ用の1足が元々入ってた箱ならば、
 試し履きされた後に入れ戻された箱じゃないんだから、新品なわけだよね?」 と思い、
それ以来 ずっと使い続けています。



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箱の中に新聞紙を敷き詰め、ビニール袋やタッパーに入れたパンを入れ、
念のために必要ならば衣類や追加の新聞紙を緩衝材に。

パンはもとより、ペストリー ・ クッキー ・ 糯米糕の団子類 などなど、
連れて帰りたい “ 輸入品 ” を厳選して梱包。
トランクじゃないソフトケースのバッグでも大丈夫だったので、
何箱も入れられて、持ち帰る種類の幅と個数が増えました。

オキテを知らなかった昔は、叉焼飽も何も気にせず輸入してたけど、
「 それって、じつは密輸だった! 」
と知って以降は ( 知らないままでいた方がよかった ) 、していません。。。



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持ち帰って、さっそく翌日の朝食で香港を感じつつ食べる幸せ。
もちろん、1~2回ごときで無くなりはしないので、あとは冷凍保存。
以降、日が経つにつれて我慢できなくなったら、
「これ以上冷凍してたら冷蔵庫臭が移るやん!」と言い訳を付けながらパクパク。
幸せな日々は けっこう続けられます。

自分はトースターで温めるよりもレンジを使う派。
香港ローカルパンの、あの もちもち感 が好きだから、しっとりふわふわな方を選ぶので。
ただ、
どんな方法で再び味わうことが出来ても、大切な輸入品は減っていくのが定めですよね。
自宅で食べ続け、確実に少なくなる状況の悲しさは、
同じように楽しんでらっしゃるかたなら分かってもらえる心境かと思います。。。

そんな時、「自分でこしらえられたらなぁ」とつくづく思う。
杏♪さんや池上さんがなさっているように、
菠蘿飽MIXや雞尾飽MIXを香港で買い求めて来てハンドメイドが出来たら、
“ あの風味 ” と “ 手作り感 ” で、絶対に美味しいに違いないと思っています。
思うだけ・・・が あかん のやけど・・・。
いや、
金装倍醇奶茶を淹れながら食べるシアワセ を想って、実行しなきゃ。
次回はお二人に続くことが出来るように、チャレンジしたいと意を決しております(笑)。



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きっと1回じゃ成功しない(と自信を持って言える)から、何箱買えばいいんだろう?
・・・。
・・・。
待てよ、その前に、オーブンレンジを持っていないウチは、どうすりゃいいんだ?
・・・。
・・・。
実家で借りるか。
・・・。
・・・。
えっと、そもそも いつ里帰りが出来そうなんだ?
・・・。
・・・。
このハードルが高い。。。

「部屋食で味わえたローカルパンを持ち帰ることが出来た!」の頃の歓びを思い出して、
ハンドメイドにチャレンジしたい(本当か?本当だな?ここに書いたな?)と思っています。
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# by hongkonggaffe | 2016-01-23 04:05 | 香港たべもの | Comments(27)

それぞれの 終点 兼 始発駅 (總站) を順に巡りながら トラムに遊んでもらう

夜明け前にホテルを出て、早朝散歩に行く。
まずは徳輔道西に出てから始発トラムを見送って、皇后大道西を西營盤方面へ歩く。
まだ暗い中、一方通行のこの道を 路線バスとタクシーだけが西へ走って行く。
夜が明け始めて 空の色が変わってくる。

新聞配送車がコンビニや歩道の新聞店に束になった新聞を投げ込むように届けて回る。
店員さんがそれを受けて荷をほどき、
店の入り口や歩道に広げて、その日の新聞を組み合わせ始める。
組んでる最中も早朝出勤の人がポツリポツリと買って行く。

時計を見ながら ほど良い所で皇后大道西から徳輔道西へ出て、上環に向けUターン。
西のトラム車庫から次々に出てくるトラムを眺めつつ、歩道を歩く。
夜が明けきらない徳輔道西はまだまだ静かで、トラムの走行音だけが心地よく続く。
跑馬地行きのトラムだと 車内にお客はほとんどいないけど、
北角行きだと 早朝から席はけっこう埋まっている。

走って来るトラムの隙間をついて 車道の真ん中に出てみる。
レールに触れる。
トラムレーンにはクルマは入って来ないし、トラムが近づいてくれば音と振動で分かる。
大丈夫・・・だとは思ってても、やっぱりちょっとドキドキしながらレールに触れる。



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荷李活道公園に入り、高層マンションの谷間で鳥の鳴き声を浴びる。
科記の開店時間に合わせて太平山街へと入ると、鳥の声もクルマの音も消える。
店の前に立つと、家族皆でいつも通りの準備を始めている。
邪魔にならないタイミングで視線を合わせ、招き入れてもらう。
アイコンタクトや顔の振りだけで、その日初の “ 人との会話 ” が始まるのが嬉しい。
少しずつ入って来るご常連さんを 一番奥の席から眺めつつ、奶茶をすする。
この席に座っていると席の埋まり具合が分かるから、様子を見計らって、ごちそうさま。

部屋へ戻ってパン朝食にしつつ、今日はどこへ?と相談する。
昨日は麺の夕食で今朝がパンだから、飯類が良いね。出来れば家庭料理風な。
だったら昼は蕃薯苗で食べると良いかも・・・と トラム停へ行き、北角行きを待つ。

跑馬地行きは何台も来るけれど、北角行きが来ず、どんどんと待ち人が増えてくる。
北角行きが来ても、けっこう混んでる。明け方と同じだ。
「空いてるのが来るまで待とう。」と言ってたら、120號がやって来た。
行き先を見ると残念ながら跑馬地行き・・・だけど空いていて2階先頭席に誰も居ない。
「これ、乗ろう。」ということで、北角行きはあっけなくパスして、跑馬地行きに変更。
行き先よりも、120號に乗ることの方が大事(笑)。

途中で雲行きが怪しくなって、雨が。
銅鑼灣から右折して跑馬地行きは繁華街を外れていく。
すぐ前を白い車体の1台が走っている。
木立の中を走る路線は跑馬地線だけ。緑の中に白い車体が映える。

終点の跑馬地總站で120號を降り、小雨の中、小さな街を散策する。
1時間半後に街市の前に集合することにして、解散。
それぞれ好きな場所で過ごし、約束の時間に落ち合って トラム停へ。
ここで 【去】 の小さな明かりを見るのがお決まり。
何台か見送りながら、発車するたびにポツッと点灯しては消える 【去】 を眺めて遊ぶ。



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「そろそろ行こう。」と北角行きに乗り、軒尼詩道を東へ進み春秧街を抜けて北角總站へ。
ここにも【去】のサインが。
このささやかなサイン、きっと誰ひとり見たりあてにしたりしていないと思うけど、
毎日いつだって 点灯を繰り返しながら けなげに働いている。
北角の中でスーパーへ行ったり街市に入ったりして遊んでから、蕃薯苗へ。
飯を希望してた通りに菜飯とおかずを頂いて、英皇道へ出て筲箕灣行きのトラムに乗車。

乗ってる間に雨はやみ、終点の筲箕灣總站で下車して、すぐにまた解散。
お一人様自由行動になって 毎回まず確認するのは、
駅を見下ろすことが出来る角地のマックの いつものコーナー席が空いてるかどうか。
・・・残念・・・誰かが座ってる。
でも、せっかくだからとマックへ上がり、ポテトだけを買って窓辺の席から見下ろしてみる。
左右から広いガラス窓に囲まれる特等席のコーナー席 ほどじゃないけれど、
筲箕灣總站に入って来ては出て行くトラムたちを 上からずっと眺めていられる。

向かいの席が埋まってお客で混んできたから、出ることに。
金華街の露天市場を歩く。
野菜や果物をここまで上手に積み上げるのって、すごいよなぁ。
両側を忙しく観察しながら人に揉まれつつバスターミナルまで行き、バスを眺めて過ごす。

そこからぐるりと回って筲箕灣東大街に入り、街のはずれになる天后古廟へ。
お邪魔させてもらい、見よう見まねのお祈りだけをして、来た道を戻る。
途中で凍咖啡を外賣し、路地に入ってお気に入りのパン屋へ。
ここは他のパン屋と違って、ショーケースのようなものがほとんど無い。
焼きあげられたままむき出しになって並んでるパンや蛋糕や砵仔糕たち。
雞尾飽を一つだけ買い、筲箕灣總站すぐ前の廟の公園で おやつタイムにする。

集合時間まで休憩し、乗り場でトラムを眺めると、ちょうど堅尼地城行きが順番待ち中。
東の端の筲箕灣總站から 西の端の堅尼地城總站まで、
途中乗り換えなしで1本で全行程を乗って行けるのは、1時間に1台しかないはず。
これは乗るべきでしょう、、、ということで 迷わず乗り込み、2階先頭席へ腰を下ろす。



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お客はまだまばらだけど、後からトラムが次々に入ってきて待機しているので 発車。
太古前までは覚えているけど、そこからの記憶が無い。
眠っていたんだろうと思う。
目の前のガラス窓をあけたまま、風を受けながら眠っていたはず。
街の音やトラムの振動が子守唄になってくれたんだろうと思う。

太古を過ぎたのも北角を過ぎたのも覚えていない。
銅鑼灣の賑わしささえも覚えていなくて眠りこけてたんだろうけど、
パンパンッっていう、打小人たちがスリッパでお札をたたき続ける音で目が覚めた。
高架線下のここは、音がこもってよく響き渡る。
反対車線に居てもここに近付くと耳につくくらいの音だから、
お仕事中の打小人たちに近い西行きレーンだと、いやがおうでも起こされる(笑)。

ここからは、ウトウトしながらもお気に入りのポイントがいくつかあるので眠らない。
消えてしまった利東街の跡地や、お洒落になってしまう前に入ったことがあるPAWN。
金鐘に近付くにつれて迫って来る、オフィスビルや銀行たち。
トラムに挟まれるようになりながらも、トラムと譲り合いながら仲良く走る仕事自転車。
庶民的なエリアや猥雑な繁華街の雰囲気が消え、一気に入って行く高層ビル群の谷間。
中環へ侵入する直前に迎えるカーブのレールは、いつ見ても美し過ぎる。
そして、
香港島の象徴に例えられるビル群のすぐ根元から、ビルを見上げながら走れるトラム。
尖沙咀側から見る高層ビル群とは違った景観は、トラムだからこそ味わえると思う。



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中環から上環まで一気に直進し、突き当たりのウェスタンマーケットを右折する。
トラムの鳴き声が耳に優しい。
すぐに左カーブを曲がり終えたら そのまま海味街へ入り、この先しばらく直線が続く。
ホテルの前を通り過ぎるあたりからは、干物の匂いがトラムの中に遠慮なく入って来る。
ここからは、毎朝毎夕歩くエリアだから、退屈になって またウトウトし始める。

海味街に限らず、同じ場所&お馴染みの場所を何度通っても、本当は新鮮なはず。
ましてや歩道からじゃなく、トラムの2階席から見下ろすのだから、
地上からの見え方と違って楽しめる・・・はずなんだけど、半分眠ってる(笑)。
やっぱり、毎朝の朝活や昼間の散歩で 知らずのうちに疲れが溜まってるのかも。
そんな時、こうして揺られながら移動しつつ身体を休め居眠りできるのは幸せかも。

終点の堅尼地城に着いて、トラムが完全に止まった時に目が覚める。
筲箕灣から堅尼地城まで、こうしてずっと乗り通すと今回は2時間25分かかった。
以前、同じことをした時は2時間5分だったと思う。
あまりに長時間だったので、覚えてる(笑)。
ただ、途中に何度か居眠りしてるから、実際は長さを感じない。
・・・けど、「同じ電車でも 新幹線だったら東京からどこまで行けちゃうの?」と考えると、
こんなに狭い香港島なのに、ずいぶん時間がかかるもんだなぁ と思う。

ここでもやっぱり解散して自由行動。
寝起きでぼんやりしたまま、卑路乍街や街市周辺を散歩して、
途中の祥香茶餐廳で蛋撻を買い、海沿いの遊歩道に出る。
海に向いて並んでるベンチでは、
近くの店員さんが休憩時間にタバコをふかしてたり、静かに座ってる老夫婦が居たり。
ここは「海」って言っていいんだろうか?それともビクトリア湾からそのまま続く「湾」?
離島やマカオへ向かうフェリーはもちろん、ときどきジャンク船や警備艇も行き来する。



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街市の前で落ち合って 東へ歩き、石塘咀を抜けて西營盤に入り、夕食を選ぶ。
“ あれ・これ・それ ” の 真正豆腐坊で外賣し、部屋に戻ったら夕食。
炭水化物多めの日だったから野菜を摂らなくちゃね。
でも、おかずの下に隠れてるぎゅうぎゅう詰めの白飯を残さず平らげちゃうので、
やっぱり炭水化物の摂り過ぎかもしれない。
「まぁ、今は里帰り中なんやから、いいやん。」・・・ということにして、美味しく頂く。

太太がTVを観てる間に、空になった弁当箱を処分しに階下に下り、外へ出る。
ホテル前の徳輔道西。
夜だから暗いんだけど、やっぱり夜明け前の暗さとは違うのが不思議。
何が違いを感じさせるんだろう?
多くの人々の気配?路線バスやタクシーが行きかう台数?空気が澄んでるかどうか?
なんだろうね?と思いながら、やっぱりトラムが気になってカメラを向ける。

銅鑼灣や中環や上環の都市部方面から住宅街へ走って行くトラムには、お客がいっぱい。
1日のお仕事の疲れが出るからかな、やっぱりうなだれて眠ってる人が多い。
トラムで昼間ここを通る時に同じように眠ってる僕とは、向かう方向は同じでも意味が違う。
「すみません、里帰り中で。。。今日もお仕事お疲れ様。自宅でゆっくり休めますように。」
トラムの写真を何枚も撮って、部屋へ上がる。


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今日、早朝から夜まで ずっとトラムに遊んでもらえたことに感謝するばかり。。。

そんな日。


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# by hongkonggaffe | 2016-01-17 22:24 | 香港のりもの | Comments(24)

ソウルフードは里帰りまでは食べない方が良い・・・かな? ~ 四季豆・焗飯・乾炒牛河 ~

旅行と食べることが好きな人だったら、
国内旅行でも海外旅行でも「ここへ来たらこれを食べずには帰れない」
っていう食べ物があるんじゃないかなぁ・・・・・・いかがでしょう?



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ウチは、香港だったら、自分は叉焼飯で 太太は雲吞麺。
これ、どちらの1品も、香港人のソウルフードに入ってる食べ物らしいですね。
以前読んだ本の 【 海外へ行ってる香港人が 故郷を想って食べたくなる物 Best5 】
の中に 両方とも入っていたような気が。

叉焼飯と雲呑麵に分かれるウチだけれど、
共通して「これは滞在中に1度は食べておきたいよね」と一致する物が三つ。
【四季豆】 と 【焗飯】 と 【乾炒牛河】 。
あぁ~、こうして三つとも文字にしちゃうと、里帰りしたくなる気持ちが急上昇するなぁ。
まさにウチのソウルフードなのかも(笑)。



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【四季豆】 は、レストランのメニューにあれば必ずオーダーするし、
「部屋食したい」の気分なら 茶餐廳で単品お持ち帰りにします。
ビールのアテにしてTV(翡翠台)を観ながら頂くとかなんて、至福のひととき。

「緑の濃い野菜いっぱい食べて お利口さん!」
って都合よく考えることにしてパクパク食べるんだけど、
これって、かなりの高カロリーなんですよね。
で、油がいっぱい絡まってるから、食べた後から胃にもたれる。。。(笑)
分かっちゃいるけど食べずにはいられない四季豆。
これをおかずにしちゃったら、白飯だってモリモリすすんじゃいます。



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【焗飯】 は、茶餐廳で置いてある場合なら、積極的に選ぶなぁ。
飯の部分がただの白飯じゃなくて炒飯だというのが大事なポイント。
ドリアですから、オーダーから手元に届くまで少々時間がかかります。
「日本人だな?いちおう確認しておいてやろうかな」 と気を利かせてくれるお店だと、
「時間がかかるけどいいのか?」と念を押してくれます。
待つのはいっこうに気にならないから「無問題~!」。
アツアツのぶんだけ冷めにくいから、
冷房ガンガンの茶餐廳でも、けっこう最後まで美味しくいただけます。

焗飯がウチのマイブームになったのは、わりと近年。
【 焗 】 の文字通り オーブンで焼き上げるだけに回転が悪い1品だからか、
どの茶餐廳でも扱ってるという料理じゃないので、メニューに無い場合も多いです。
特に、 咖啡 + 奶茶 の鴛鴦茶と同じように、【鴛鴦焗飯】(2種類のソース半分ずつ)なら、
トマトソースとホワイトソースの鴛鴦とかだと お楽しみが2倍に。
メニューに無くても、カレーソースやチーズソースでも頼めば作ってくれるかな?
カレーライスもだけど、茶餐廳で出される “ 香港版洋食(港式) ” って、好きで。



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【乾炒牛河】 は、同じような顔してるのに店によって味がけっこう変わります。
幅広の麺に申し訳程度の具で、じつに地味なルックス。
ホントに地味(笑)。
この具材が少なすぎる料理の、「何が」美味しく感じさせるんでしょうか?
ソースや餡がかかってるわけじゃないし、スパイスが特別効いてるとも思えない。
・・・ということは、ひょっとして、風味すべてを左右してるのは油?
だとしたら、ウチは単に油に惹かれてるのか~?

そう考えれば、【乾炒牛河】の方は米の麺を使うから違うとはいえ、
あの【炒麺】 ( こちら ) とまったく同じですよね。
いや、むしろ幅広麺の表面積ぶんだけ油が絡みついてるから、炒麺以上に油っぽいか?
そのあたりは四季豆と似てて 食べ終えた後にズシッときます。
ちなみに、
香港だから麺料理は啜らないのがマナーだけど、
そもそも乾炒牛河は啜ったら最後、口の周りが。。。(ご想像にお任せするとして)。。。



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三つとも、日本の自宅で気軽に作って食べたいんです。
だけど、
四季豆はインゲンが身近な野菜だとはいえ、素揚げする手間を省くと色も食感も違う。
焗飯はオーブン料理をしないから作れない。「え?しないの?」 → 「オーブンが無い」。
乾炒牛河はきしめんで代用するけど、やっぱり使ってる油が違うので “ 似た別物 ” に。

ま・・・・・・香港で食べるからこそ美味しいんですよね。
「風味だけじゃなく、香港で食べるからこそ美味しい!!」
なんだから、
背伸びして作っちゃわずに里帰りまで待った方が良い?
うん・・・・・・かの地で食べるのを楽しまないと(と納得させよう)。

三つすべてが高カロリーのソウルフード。
ええぃ!!カロリーなんて気にしてちゃ旨いもん食えん・・・と、どこ吹く風(と納得させよう)。
「身体に良くないかも?」って怖がってちゃ、
美味しいものと仲良くなれないことだけは確かですよね?(と納得させよう)。
“ 前世香港人 ” と信じてるウチは、里帰りする前なら それなりにいろいろ考えるけど、
里帰り中に この三つを目の前にした時は、すべて頭から飛んでます。
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# by hongkonggaffe | 2016-01-13 20:18 | 香港たべもの | Comments(22)

香港の街灯が 感じさせてくれること

変わり行く物や消え行く物が多い香港の中で、ずっと変わらず消えはしないだろうな・・・
っていうお気に入りの物。
その一つが、僕にとっては【街灯】です。

道を照らし、住宅やビルを照らし、人々を照らす街灯。
香港のオレンジ色の街灯の明かりに包まれると、
「あぁ~里帰りしていられるんだぁ~」とさえ思えて(笑)。
あの明かりの色、好きなんですよ~。



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歩道や道路の脇に立つ、あの街灯。
香港の街灯の光って まるで意図的に統一されているかのように、どれもオレンジ色。

オレンジ色って、正しくないのかな?
でも、電球色よりは赤みがかった濃い色だし、蛍光色の街灯って見かけないし。
街でも 町でも 村でも 新界の果ての方や離島でも 、同じ色。
お気に入りだから贔屓目に見ているのかもしれないけど、温かみを感じる好みの色。



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まだ暗い 日の出前の朝活で散歩していると、
大小すべての道路の上で灯った街灯が
アスファルトだけじゃなく、始発バスや朝活中の自分を照らし出してくれます。

ホテルの窓から下を眺めると分かりやすいのだけど、
夜明けや夜更けの道路に光の帯を作るのは、クルマのヘッドライトじゃないんですよね。
写真にあるように ( ↑ ) 、ヘッドライトはクルマのすぐ前だけを白く明るく照らしてるし、
動いていないクルマだけが駐車してある脇道だって、オレンジ色の光の帯。
よく見ると、街灯の間隔を表すように 一定間隔でオレンジ色の明るさが濃いでしょう?
上から見た時に街をブロックごとに区分けしてる光の帯は、まさに街灯の芸なのです。



たとえば、科記のある太平山街で。
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たとえば、科記から坂を下りた荷李活道沿いで。
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その日の夕方から 翌日の早朝まで 働きっぱなしの街灯は、
明るさを提供するだけじゃなく、なんでもない昼間の光景にアクセントをつけてくれます。
街灯が灯っている時間帯と 街灯が消えている時間帯とでは、
同じ場所でも表情が変わります。

太平山街を科記に向かって歩きながら近付く時、行く手に見える階段上の表情。
その階段手前から荷李活道に向けて歩いた時、右手に眺め上げるアパートの表情。
同じ場所を違う時間帯に眺めると、違う表情が醸し出す雰囲気がそれぞれあって。
「どちらが良い」ではなくて、どちらも魅力的な顔を見せてくれるんですよ。
オレンジ色を添えて街角の表情を変身させちゃう 街灯のマジック。



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街なかだけでなく、自動車専用道路や高速道路でも この明かり。
日本だと白系の水銀灯が多いけど、香港ではオレンジ系のナトリウム灯。
夕暮れから夜に入る時間帯になると点灯して存在感を出し、
静かな廟や公園でも、ネオン散らばる賑やかな繁華街でも、温かな色で味を添える。

思うんだけど・・・、
香港のこの街灯の色って、
たとえ色の洪水の中で灯ってても、ささやかだけど目を引くような気がします。
気にすると けっこう目立ってません?・・・ひとつひとつは小さな明かりなのに。

九龍側から香港島側へフェリーで渡って来て 街へ通じる陸橋を歩いてる時、
眺められる無数のネオンがどれほど色とりどりで輝いてても、
シンフォニー・オブ・ライツでビルごと色が変化したりレーザー光線が飛び交ったりしてても、
静かに灯ってる街灯の明かりは、光の洪水の中で埋もれはしない。



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自分が好んでいるから目に付くのかもしれないけれど、
冷静に考えてみると、
この街灯の色って、派手なネオンの中で使われていない色なんですよね。
あんなに種類の多い近未来的なネオンがあちこちにあるのに、この色と似た色が無い?

そして、もうひとつ。
「どうして つい街灯に目が向くのか?」と考えると、
あのオレンジ色の街灯があることで 【 安心感 】 を感じられるから自然に目が向くような?
街灯があると、人がそこに居ない時でも 【 人 】 を感じられるというか。

街灯の明かりがある → そこは人が使う場所だという証 ですものね。
そこに暮らしている人々に必要とされるから灯っている明かり。
そのへんが、 “ 香港へ来た客人達への顔見せをする着飾ったネオン ” とは違ってて。
香港島の夜景って「うわ~っ!やっぱりすっげ~っ!」とアドレナリンが出まくるけれど、
普段着で灯り続けてる街灯には、ホッとしたり 人の息づかいを感じたり。

いつもいつも豪華なご馳走ばっかりじゃ、お腹がもたれちゃうでしょう?
やっぱりねぇ、日常食に戻るし 暮らすうえでは欠かせないんですよねぇ。
( 日常食に偏り過ぎてる小学生男子がこう書くのも ナンだけど・・・。 )



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夏と冬で日の出日の入りの時刻が違うから多少変わるけど、
19時頃に点灯して翌朝の7時に消えるとしたら、1日24時間の半分は灯っている街灯。
味わわせてくれる幅は、長くて広いんだなぁ・・・と感じます。
それだけぶん、街灯の芸やマジックに出会うチャンスがあるということ。
点滅もせず 色も変えず ただただそこに居てくれる街灯に、感謝です。

2015年最後の記事が、 “ 香港の花木 ” 。
2016年最初の記事が、 “ 香港の街灯 ” 。
グルメ情報でもなく、グッズ情報でもなく、イベント情報でもない、 “ 花木と街灯 ” 。。。(笑)
ローカル内容のまま年を終えて ローカル内容のまま新年を始めるこのブログは、
誰のお役にも立たないと思うと、いらして下さった方に申し訳ない。。。
でも、それだけに、再び遊びに来て下さる方に励みを頂いているんですよ。
今年もこんな調子ですが、少しずつ香港を書いていけたらな と思っています。
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# by hongkonggaffe | 2016-01-07 21:16 | 香港ふうけい | Comments(18)

思いのほか多い 香港の花木 ~ 今年もいらして下さって ありがとうございました ~

年末を迎えたおらが町の神社では、初詣に向けての準備が完了。
本殿前のかがり火を焚く松明籠や、その脇に積み上げられた出番待ちの薪の山。
近くの竹林から切り出してきた竹で 大きな門松が設置され、
門松の足元を彩る葉牡丹も添えられて、もうあとは参拝客を待つばかり。
時節の行事を控えた街町では、やっぱり何かしらの花木が活躍するんですね。



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香港でもそれは同じで、花木が季節を伝えてくれているのかも。

春節を控えたフラワーマーケット(花墟市場)には、
桃や水仙の花 ・ ツノナスやキンカンが鈴なりになった鉢 などなど、
縁起を担いだ福々しい花木がズラリ(・・・と並ぶらしい → 写真でしか見たことがない:笑)。
花市(年宵花市)だと、華やかな花木と それを買い求めに来た人々で 賑わうんだろうなぁ。
1度行ってみたいなぁ。

11~12月頃の時期に訪港すると、まずは空港で出迎えてくれるポインセチアが風物詩。
到着ロビーを出て 市街地に向かうバス乗り場へと歩く時、
ゆるく下るスロープのわきに、真っ赤なポインセチアが並ぶのです。
ドーム状の透明な天井なので、適度に陽光が差し込んできてるから ちょうどいいのかな?
冬の香港への里帰りを祝ってくれていて、到着したワクワク感が輪をかけて高まる場所。



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人通りの多い街の中でも、歩道わきに飾り付けられたポインセチアに出会えます。
観光客が多い尖沙咀の廣東道だと、決まって見かけるなぁ。
いや、設置される花々は、なにもポインセチアや特別な期間だけのものではなく、
何月に訪港しても、何かの花が当たり前のように街を彩っていて。

とある日、待ち合わせの約束があって 上環から中環に向けて急ぎ足で歩いてた歩道。
飾ってある花木を一つ一つのぞき込みながら、水を与えたり間引きをしたりする人々が。



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傷んだ物が無いかどうかを確認しつつ、
台車に載せた新しいプランターを「よいしょっ!」と持ち上げて設置したり、
植え替えた花の根元は土が乾き気味になるから、たっぷり水を与えたり。

手入れする様子を見ていたら、
“ 飾られた花 ” と “ 手入れをしている人 ” の どちらからも、和ませてもらえたんですよ。

もしかしたら、花に向き合ってお仕事されてる皆さん自身も、
仕事とはいえ、そのひとときだけは気忙しさの無い気持ちで作業をしてらっしゃるのかな?
・・・とも感じたり。

急ぎ足だったのに立ち止まってぼ~っと眺めてたものだから 約束時間が迫って来て、
和みのひとときとは正反対のダッシュで、徳輔道中を慌てて走ったおバカな自分。。。



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いつも忙しげで時間の流れが早足になってる香港だけど、
花木に出会える空間は、思いのほかたくさんあるんです。

そもそも海に囲まれた緑地帯の多い香港、地図を見れば、そのほとんどが緑色。
山の緑じゃない場所にしたって、どんな街町でも必ず目にする公園に花木があるし、
都市部の幹線道路から1本中に入った道路沿いや住宅街の中にも、大小の公園が。
九龍公園や香港公園のような広い有名どころだけじゃなく、
小さな公園を含めると、かなりの数のオアシスが散らばっています。
そしてどの公園もオアシスでいられるように 人の手がちゃんと入ってケアされてて。

そうそう、余談ですが、
公園の中だけは例外なく禁煙が徹底されている事も、人に優しい場所の証ですよね。
香港のタバコ愛好者、これね、本当に見事にこのルールをきちっと守ってるんですよ。



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高層ビルや高層マンションがそびえ立つ香港、確かにそれは一面だけど、
建物の谷間には花木がけっこう息づいています。
小さな植え込みや小さな公園に 思いのほか恵まれている香港。
「忙しそうにしてばかりいないで、ちょっと一息ついてはいかが?」
花木の声なき声に気付けば、
ついつい倍速で動いてる時間の使い方が 少しゆるやかに出来るかも。
・・・と、
掃除の合間にブログに逃避しつつ あたふた3倍速で動いてる大晦日の自分。。。(笑)

今年もここに遊びに来て頂けて、ありがとうございました。
2016年も、記事やコメント欄に ちょこちょこ覗きに来て頂けるよう、
偏ったローカル記事を綴りたいと思っています(笑)。
よろしかったら、これからも香港製造品を手に取ってみてくださいね。
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# by hongkonggaffe | 2015-12-31 14:59 | 香港ふうけい | Comments(20)

お店の袋に惹かれたり 生命物のことが気になったり

ブログを通して仲良くさせていただいている 大の香港迷の たまさん が、
買い物をした際の “ 店の袋 ” のコレクションの一部を記事に載せていらっしゃいました。
そのコレクションが、もう、どれも素敵で。 ( こちら

ずっと一途に、香港と香港に暮らす人々に温かな想いを向け続けてらっしゃる たまさん。
持ち帰られている袋は、多岐にわたります。
G.O.D ・ 上海灘 ・ Citysuper ・ 蓮香樓 などなどはもとより、
國貨有限公司 ・ 甜品舗 ・ 書店 ・ 涼果舗 ・ 茶行 ・ 文具店 ・・・などなど、
「 うわぁ この袋ええなぁ 」 と、琴線に触れるものばかり。
ちょうどウチも年末掃除や片付けをして 貯めてた袋を整理したタイミングだったので、
「そう、こういう素敵な袋類って、捨てられないんだよねぇ~。」 と ただただ共感。
たまさんがお持ちの袋の魅力には届かないけど、整頓した袋の束を大事に仕舞いました。



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「あぁ~この袋いいよねぇ~」って感じちゃうのは、やっぱり理屈なんて無いような。。。
どんなところが好みのツボに入るの?・・・と尋ねられても、自分じゃ上手く言えないなぁ。
魅力を感じるのだから、きっと何か目を引く部分があるからなんだろうけど。

「理屈なんて無いような」 ( ↑ ) と思いながらも あらためて見てみると、
惹かれるのは、そりゃぁやっぱり袋のデザイン。
絵や文字の色とか字体とかに くすぐられるのかなぁ。

色も字体も、ありそうで無い独特な柔らかさや可愛らしさ。
ましてや、そんな袋を手にした時のエピソードが印象深ければ、
魅力はますます大きくなっちゃって、とてもじゃないけど捨てられない(笑)。



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店の袋にもいろんな種類があるけれど、
ウチはパン屋(麵飽餅店)で手に入れた小さなビニール袋も何枚かとってあります。
先日整理した時も、昔の百貨店の包装紙とパン屋の袋がいちばん多かったかも。
ツボにはまる包装紙を使ってた百貨店は どこも姿を消してしまったけど、
パン屋の多くは まだ現役で商っているのでコレクション進行中。

初めて入ったパン屋の袋は、朝食後に裏返して洗い、お持ち帰りしています。
近年は、未使用の同じ袋をもう1枚余分にもらう方法を考えついた(笑)ので、
“ 魅力度MAX ” の袋の場合は 未使用袋 &使用済み袋 の2枚を持ち帰って来たりも。

滞在している間の朝食は、ローカルパン屋で調達することが多いウチ。
朝が基本的にパン食で、ときどき 粢飯 ・ 盅飯 ・ 出前一丁 ・ 炒麺 で気分転換するだけ。
ローカルパン屋のビニール袋とは、切っても切れない縁があって(笑)。

コレクションのきっかけになったパン屋の名前は忘れてしまいましたが、
石塘咀の小さなパン屋 【 生命物麺飽西餅 】 の袋を持ち帰って以来、
パン屋の袋に描いてあるキャラクターや模様を意識するようになったような気がします。
パン屋の袋だと「色や字体がすごく良いから」・・・とまではいかないんだけど、
必ずプリントされてる キャラクター ・ 当て字 ・ 模様 が色々あるから面白くて。



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上環のホテルに居ても石塘咀まで てくてく散歩しながら買いに行く生命物。
このたび移転することになったようです。

深い香港愛を持って かなりの回数で訪港し続けていらっしゃる 杏♪ さん、
いつも素敵な滞在の様子や旬な香港情報をブログに載せて下さっています。 ( こちら
杏♪さんがとても気に入ってて、すっかり贔屓のパン屋にしてらっしゃる生命物。
いつ どの時間帯 に覗いてみても客足が絶えない人気店だけど、
地価や店舗代の高騰から余儀なくされる閉店(結業)じゃなくて、移転でホッとひと安心。
杏♪さんが撮って来て下さった施工中の新店舗は、現店舗の7軒隣りという近さです。

ただ・・・。
すでにお目見えしてる部分を見る限りだと、
現店舗の魅力的な店名デザイン(色の配色)が変わっちゃってるかな?
年月を経て身に纏ってた店内外の使い込まれた味が無くなるのは仕方がないことだけど、
店名の看板が再現されなかったのは少し残念だなぁ(一介の旅行客の勝手な想い)。
で・・・ビニール袋のデザインも変わるのかなぁ。
新たな袋になるのかどうか、ちょっと気になるけれど、
まぁ、どちらになっても通い続けたい1軒に変わりはありません。



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・・・と、店舗や袋のデザインよりも肝心なのは、やっぱりお味。
そりゃあ、味は第一ですものね。

10月の訪港で、いつものように買い求めたエッグタルト(蛋撻)。
今までずっと食べ続けてきたフィリングの味が、変わったような気が。。。
フィリング部分の厚みも薄くなった気がして、
そのぶん受け皿のクッキー生地も高さが低くなったような。。。

僕より味覚がちゃんとしてる太太も同じことを言っていたから、
食い意地が張ってる自分だからそう思っただけ・・・でも無いような気がするんだけどなぁ。
焼き手や厨房の機械や経費のかけ方など、どれか一つで変わるでしょうし。



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新店舗になることで、きっと何かしら変化がある生命物。
今と変わらず 多くのお客に支持される小さなパン屋でありますように。
・・・・・・お店の袋のことから生命物の話に飛んでしまった・・・・・・。
とりとめのない話。。。ですが、カエルくんをクリックして頂けると励みになります。012.gif

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# by hongkonggaffe | 2015-12-28 12:32 | 香港ざっか | Comments(10)

節約と小さな楽しみを兼ねて チャイナエアラインを選んでみる

「香港へ行く飛行機は、どの航空会社にする?」
・・・人それぞれだと思うけど、
どこのキャリアであれ、安全最優先を望むことに変わりはないと思います。

では、2番目にくる選択理由は何だろう?
“ 気配り・おもてなし&on time ” の日系?
“ 乗ってすぐその瞬間から香港 ” のキャセイ(國泰航空)?
“ 荷物を控えて格安で行きたい ” のLCC?
多くのキャリアが乗り入れている空港だと その他の選択肢もあるだろうし、
マイルの関係で選ぶ場合もあるでしょうね。

マイルや提携グループ等が関係しないウチは、チャイナエア(CI)を選ぶこともあります。
エア代を出来る限り抑えて、滞在費にまわしたいし。



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チャイナエアだと台北経由便になり、直行便よりも時間がかかる。
ただ、
直行便で飛んだ場合でも、ウチは移動日はホテルチェックイン後にほとんど動かない。
近場のスーパーで翌日必要な物を買うか、夕方~夜のトラムに乗って遊ぶか だけなので、
初日は移動日だと割り切って、「午後遅め~夕方に到着すればいいや」と決めています。
歳のせいもあり、早朝の自宅出発~ホテルチェックインまでで疲れちゃって。
あぁ、 「動かない」 じゃなくて 「動けない」 なんだな(笑)。

それに加えて、移動日は日曜日にもってくることが多いです。
(日)って、香港の街は普段以上に人々で混んでいるでしょう?
ならば、あれこれ動かずに大人しくする(大人しくするしかない)日に充てようということで、
(日)は移動日にする、、、と割り切って。
・・・そんな行動パターンと割安傾向の価格で、日曜日午前発のチャイナエアを選ぶことが。



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台北で乗り継ぐ待ち時間は、選んだ便の組み合わせによってまちまちですが、
1時間半~2時間ほど待つ便で調整することが多いかな。
そのくらいの待ち時間だと、台北の桃園空港で、ターミナル1~2を行き来して遊んでいて。

以前は、機体から出ずに機内で本を読んだり眠ってたりすることもありました。
台北 ←→ 香港 の乗り継ぎで、乗ってきた機材と同じ機材に乗る場合には、
機体から出ずにそのまま機内に留まるか1度機外へ出るか、選択する場合があったので。
「お客様は一旦出るか機内に留まるかお選びください」というアナウンスがあって、
残る場合は搭乗者名と座席番号をきっちりチェックされたうえで 出なくて良かったのです。
この選択は、保安上の理由で今はあり得ないのかな?まだあるのかな?

機内に留まっていると、
清掃係員や機内食搬入の職員さん達がドヤドヤ入って来て、それぞれの作業をします。
裏方さん達の仕事ぶりを見ていられるので、機内に留まるほうを選ぶこともありました。



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台北で積み込まれる機内食(通常の機内食や軽食)も、それはそれで面白かったことも。
往路の 台北 → 香港 だと、台北で調理された軽食ですし、
復路の 香港 → 台北 だと、香港で調理された軽食になりますよね。
飛行時間は1時間ほどだから、 日本 ←→ 台北 の機内食とは違う簡素な軽食です。

とある年は、台北製造の魯肉飯(るーろーふぁん)と、香港製造の魯肉飯でした。
台湾のキャリアとして台湾人客を意識した “ 台湾の国民食 ” のような同じ魯肉飯でも、
製造地の違いで風味が全然異なってて 食べ比べが楽しめて。
便の組み合わせを 敢えて最短時間の連続便で選ばなかった場合だと、
軽食も通常機内食も、どちらもたまたま魯肉飯が選べたり(笑)。

しょせん飛行機での食事だから 味は無難な感じで万人向けにされちゃってるけれど、
よく出てくる フリッジのトマトソースあえ や 米線の炒め物 よりは異国風味があるので、
魯肉飯だと「当たり!」とニッコリするわけです・・・って、なんてささやかな楽しみ(笑)。



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こうして、節約旅行の精一杯の理由付けをしながら、経由便を選ぶことも多いウチ。
香港機場から台北桃園空港までは、日本語は滅多に聞くことはなくて まだ異国気分。
でも、台北から日本行きに乗る際には、搭乗口に溢れる日本語。。。
台湾で過ごした旅の事を楽しそうに話す日本人に囲まれながらも、
「まだ台湾へと浮気はせぇへんよ~」と思いつつ、次の里帰りを想うウチです。

・・・そう言えば、チャイナエアのCAさん達の多くが、左手首にサポーターを巻いてたなぁ。
制服に似合わないサポーター・・・・・・身体をはっての仕事が見て取れました。
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# by hongkonggaffe | 2015-12-24 19:26 | 香港くうこう | Comments(22)

バーチャルトリップを ご一緒しませんか?  ~ 記録ノートにも ナビにもなる 地図 ~

香港への里帰りを決める時や 以前の事を思い出したい時、
地図(地圖)を眺めます。

滞在中にあちらで地図を開くことは 僕はほとんど無く、
太太がホテルの部屋や外出中に開いて調べ物をする時だけ。
バス番号や路線図を探すのは彼女ばかりで、お任せ or 選ばせてもらうだけ の自分。



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頼りにするのは太太にばかりではなく、
「ここ(訪問地やお店)、行ってみたいな。」と思った時のデータだって、
いつも、皆さんの情報や体験談から頂いたものばかり。

その土地なりお店なりの魅力を ブログなどで綴ってらっしゃる方々のデータ。
見どころや所在地・営業時間などを明記して下さってるから、ありがたいです。
「自分がそこへ行ったら、どんなんだろう?」
想像・妄想 が 膨らんで。
自分の体験をデータとしてきちんと残して来ない僕は、
いつでもどこでも他力本願。。。

そんなわけで、
誰かに頼りっぱなしのまま 地図を片手に想いを膨らませます。
実際その地にいなくても、仮想旅行が出来ちゃう遊び道具。
皆さんの体験を重ね合わせながらのバーチャルトリップは、格安旅行。
地図購入の代金だけで、エア代もホテル代もかかりません(笑)。



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【香港街道地方指南】 を見て場所をつかみ、
【通用乗車地圖】 で詳しいバス路線(ミニバス含め)やバス停の場所を確認。
・・・と、これは太太の使い方。
他力本願の小学生男子は、ポケットサイズの【香港導遊地圖】を開いて遊ぶばかり。。。
「 “ 東龍洲 ” って、この島、どこから船に乗ったら行けるん?」
「 “ 凹頭 ” ? ぼこあたま ?すんごい気になる地名やん、どんなとこ?」
・・・etc・・・。
しかも遊び道具は、もう、くたくたになった2008年発行の古い1冊。

もちろん、当時の地図と今売られてる地図では、違いはいくつも。
中環のフェリー埠頭(天星小輪碼頭)は、海だった部分が埋め立てられて地形が変わった。
深水埗でバス停を調べて待ってたら、バス停移転の末に路線廃止で、待ちぼうけをくった。
などなど、実際の役には立たないことが多い古い地図。
ただ、
香港の変化(いろんな意味での変化)をいつでも何度でも感じさせてくれるから、
処分できない遊び道具なのです。



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地図って不変なものだとばかり思ってたけど、
年月を経ながら、価値を変えていくものなんですね。
今どんなに最新情報が載っている地図でも、
いずれは必ず当時を物語る過去の地図になりますしね。
現実的に役に立たなくても、
体験したことの記録ノートになり、体験したいことのナビにもなるし。



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「来年用の最新版は、もう出てる?」と探しつつ書店に入ったら、
いつもの地図の横に、見慣れない表紙の地図が置いてありました。
同じエリア同士で見比べると、やっぱり持ち味の違いがあって面白い。
麒麟書業有限公司が出している “ 香港路路通(RoadRoadGuide) ” という地図。
調べてみたら・・・2010年からあったの?・・・気付いていませんでした。
こちら 香港全図が出ます )

「どうする?使ってみる?」
・・・・・・少し迷った末、今回は見送りに。(これ、重そうだったし:笑)
まだしばらくは、
いつもの(3冊とも通用圖書有限公司)で使ったり遊んだりしていこうということで。

・・・それにしても、
・・・ナンですな。
香港好きな人間が集まったオフ会で、テーブルに地図を1冊ポーンと置いたら、
地図を眺めつつ話が尽きないような気がするなぁ。
それこそ、 “ バーチャルオフ会 ” ですね(笑)。
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# by hongkonggaffe | 2015-12-20 15:53 | 香港ざっか | Comments(14)

雨の日は 雨の日なりの 楽しみを

ふだん仕事をしている日々だったら、朝から雨だといい気分だとは言えない。
「あぁ。。。雨かぁ。。。」
“ 仕事+雨 ” のダブルパンチのような。。。
だけど、
休日だったら雨も悪くないな。
「▲▲しなきゃいけない」みたいな予定さえなければ、むしろ雨だと落ち着くような気がする。
「ゆっくりしよう」「出掛けずに過ごすか」・・・雨天なりに、楽しめて。



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香港に里帰り中だと、日本の休日と同じことで、雨天だって歓迎気分になる。
“ 里帰り中 = 毎日が休日 ” だから。
日本に居ても香港に居ても、雨を味わう余裕さえあれば歓迎気分になるってことかな?

味わうだけの気持ちの余裕を持てていることに、すでに満たされる。
香港で、しとしと降っている程度の雨だったら、気持ちが落ち着く。
・・・新界で、文物径の歴史ある建物を巡ったり、遠くに山々を望んでたりしつつの小雨。
・・・街の路地を散歩してたり、早朝にまだ眠ってる都市部を散歩してたりしつつの小雨。
なかなかいいもんだね。

人が多くない場所だったら、雨傘や歩く速さを気にしないでいられるし、
気を遣わずにゆったり歩いて雨に濡れる周りの物を楽しむ余裕があるから。
だけどこれが、
「この人混みは何!?どこから人が湧いてくるの?」と思うしかない旺角や銅鑼灣だと、
小雨の中を歩くのは、自分には絶対に無理(笑)。



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小雨ですまない場合もある。
いきなり雨雲に覆われてスコールのような激しい雨がやって来たり、
弱まったり強まったりしながら ほぼ1日中降り続けていたり。
そんな時、
タイミングさえ合えば、乗り物に乗って楽しんじゃうのも面白いと思う。

路線バスの2階から眺め通す雨の道や街は、
都市部でも新界の外れの方でも楽しめて。



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広めの横断歩道の前で信号待ちになると、
一斉に渡り始める人々の傘の花が開く。
一番見応えがあるのは、やっぱり銅鑼灣のSOGO前のスクランブル交差点。
苦手な銅鑼灣だけど、見下ろしてるぶんには楽しめる(笑)。

雨が降っていなくても、ただでさえ見応えのある交差点の群衆。
そこに傘の色と動きが加わるんだから、雨の都会を俯瞰してるような気分。
色が交差しながら、それぞれの花がちゃんとぶつからないように歩いてるんだよねぇ。
雨天時の交差点の最前列で、バスやトラムが止まってくれたことが1度もないから、
自分の目で見たこともカメラで撮ったこともない。
いつか、香港最大の雨傘の開花を間近で見てみたいな。



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香港島側だと、トラムの先頭席から眺めるのが楽しみ。
特に夕方以降~夜なんて、きれい。
雨粒が光を引き立ててくれるような気がして。

窓ガラスに溜まった雨粒に焦点を当てれば、トラムの速度に合わせて雨粒が形を変える。
窓ガラスの向こうの景色に焦点を当てれば、雨粒の数だけ光が灯って散らばる。
昼も夜も飽きずに遊んでいられるのは、雨のおかげ。
肉眼だと見逃したり見えなかったりする模様を眺められるのは、カメラのおかげ。



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乗り物だったら、バスやトラムだけじゃなくて、スターフェリーもいいかも。
雨に煙るヴィクトリア湾。
7分間の乗船を雨と一緒に楽しめそう。

楽しむなら、やっぱり下層階に乗らないと(笑)。
上層階と違って 壁や窓が無いぶんだけ、雨に近づける。
手が届きそうな近くに横たわる湾の水面(みなも)に雨が模様を作る。
潮の香りと、雨の日ならではの ぬるい香り。
その香りにディーゼルエンジンや床のワックスの香りが混じる。



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濡れる?・・・・・・濡れる(笑)。
あまりにもひどい風雨の時には、セーラー服の皆さんがビニールカーテンを引いてくれる。
けど・・・・・・濡れる(笑)。

そもそも、日常の中で、雨の日に好んで船になんて乗らないよね。
あり得ない。
船旅でもしてるならいろんな天候にも出会うだろうけど、ちゃんと雨からは守ってもらえる。
なのにスターフェリーの下層階だと守ってもらえる物が少ないわけで・・・。
だから、やっぱり特別な7分間になるんだと思う。



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1度だけヴィクトリア湾に雨のスポットが現れたのを見かけたことが。
西營盤のホテルの窓から偶然見かけた雨のスポット。

「馬の背を分ける」と言われるように、
ほんの一部分だけに雨が降り下りていて。
周りは晴れているのに、雨雲がいたずらした一帯だけ雨の柱としぶきが立ってて。



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スポットのすぐ外に居たフェリーが、まさに雨の柱の中に入って行く。
うわぁ、どんなんだろう?
降ってない場所に居て前方に雨を見て、
その中へある一点から突然入って行ってシャワーを浴び、
またいきなり降っていない部分に入る・・・。
「運賃は少々高くなるけれど、そういうコースをご用意してます。」だったら、
ぜひぜひ乗ってみたいと思う。

香港では、雨を(雨も)楽しもう。
なにも街のSCしか雨宿りが出来ないわけでもない。
・・・テントの下に避難しても、店の主人は快く受けてくれる。
少々の雨だったら、散歩をやめちゃうのは もったいない。
・・・何度か歩いたことがある道や公園が、新鮮な顔を見せてくれる。



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さすがに、ガイドブックや香港案内パンフには、雨天時の写真は出てこないものね。
雨降りの香港島の表情なんて、載ってるのを見たことが無い(笑)。
でも、
・・・というか、
だからこそ、
自分だけの “ 雨の日の情景や情緒 ” を見つけて楽しんじゃうのも良いと思う。
まだ紹介されていなかった香港の顔を 自分で見つけて楽しんじゃうんだから。

・・・なぁんて。
やってみたこと半分、まだ味わっていない or 見つけていないこと半分。
香港に滞在してる間に 雨に恵まれたら、もしかするとチャンスかも。
狙って、は 不可能だから、気まぐれ天気に任せたまま、楽しみにしていたいと思う。

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# by hongkonggaffe | 2015-12-16 21:42 | 香港ふうけい | Comments(18)

こころのよりどころ になった子たち  ~ Golden と Shiba ~

人の心を癒してくれるペット、飼い主にとっては、きっと家族。
さほど広くはない香港だから、
香港島側に滞在していると散歩中のワンコをけっこう見かけます。

特に、自分がよく歩く道だったら、お馴染みさんも。
早朝散歩を終えた後に科記咖啡餐廳で過ごし、ホテルへ戻る時、
右に曲がる角のセブンイレブン(七仔)前で出会うのは、ゴールデンレトリバーとお兄さん。
いつも普仁街の坂道を下りてきて太平山街を横切り、荷李活道へと歩いて行きます。
セブンイレブンの前まで来ると店の前で立ち止まり、手が空いたレジのおばさんにご挨拶。
思いきり撫ぜてもらってから おばさんとバイバイするのが、毎朝のコースです。

ノーリードで歩いてるけど、お利口さんでご主人から離れず歩道をゆったり歩いての散歩。
暑さ最高潮の季節だと、胴体と足の毛がサマーカットにされていることが多いこの子。
体を覆うふさふさした毛が特徴のGoldenなのに、刈り込まれた羊のようになってて。
サマーカットにしてもらってるGoldenを見かけるのは珍しいことではなく、
香港のGoldenには しばしば見られる姿・・・ご主人達の配慮なのでしょうね。



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ノーリードのままお利口さんに歩道だけを歩いているのですが、
香港のワンコ達はリードを外されている姿をよく見かけます。
住宅街に近い場所は分かるけれど、都市部と言える中環の2~3本裏手の道でも、そう。

で、ご主人の手にはリードの代わりにペットボトルが。
ワンコがマーキングをした際にピュピュッと水をかけて、散歩を続ける。
お国柄の違いで、リードで繋ぐことよりも、水をかけることの方がマナーなのかな?
アマさんが雇い主のワンコを散歩させている時は、さすがに繋がれてますが。

そう言えば、ワンコの糞が落ちてるのを見かけたことがありません。
郊外の町や村だとゴロンと落ちた糞を見るけれど、飼い犬のものかどうかは不明。
住宅地や都市部に近い場所だとワンコの糞を入れるBOXやトイレが設置されてるので、
糞はきちんと処理されているのかも。

よって、都市部の裏道や住宅街では、
糞よりも、踏まれてペシャンコになったゴキ君を踏まないことの方が注意点です(笑)。



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個人的には、ワンコの中でもなぜかGoldenを目にする機会が多いです。
自分が好きだということから目が向くのかなぁ。
でも、
「一世帯の部屋が狭いはずの香港で、この大型犬とどうやって暮らしてるんやろ?」
と、見かけるたびに不思議に思う回数が多いから、
やっぱりGoldenは香港で多く飼われてる方じゃないかなぁ。
イギリス原産の犬だから、返還前からの名残り?・・・これは考え過ぎか(笑)。
とにかく、見かけることが多くて。

同じように見かける率が増えてきたのが、柴犬。
柴犬は、高めの湿度・気温に強いそうだけど、そういう面では香港向き?
Shibaという犬種として知られていますが、人気が出てきているのかも。



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西營盤を散歩していたら、人が集まっている向こうに 5匹のShibaが。
微笑みながら撫ぜる人あり、飼い主にいろいろ質問する人あり、
大勢の笑顔の中でお利口に座っていました。

5匹の横には、【WE5】とタイトルが記されている写真集が積んでありました。
写真集のキャンペーン中(笑)?
日本でも以前からYouTubeで配信され続けている有名な柴犬が何匹か居ますよね。
ここ香港では、今ブームになりつつあるのかな?
たしかに、Goldenよりは小さくて同居しやすそう。


そう言えば、荃灣で見かけたShibaは、キュートな顔をしながらご主人と一緒でした。
荃灣街歩きをしてて休憩しようと向かった嘉樂冰室。
お腹もすいてたので、あのぶ厚い タマゴサンド (蛋三文治)を食べようかと向かった時、
店の前に1組のカップルが並んでいて。
Shibaは散歩中?・・・いやぁ、こりゃ散歩じゃない・・・デート同伴中?

出入り口前で抱き合ったまま順番待ちしている仲良しカップル。
おやおや、男性ご主人が背負ったバッグの中に Shiba。
Goldenだったら、コレは出来ないよねぇ。



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カップルはずっと抱き合ってるんだけど、Shibaだけ居場所が無さそうにキョロキョロ。
ピッタリくっついて動かないままの背中で、顔だけ動いてる図。
「おらぁ、どうしたもんだ~?ご主人の気持ちは分かるけど、さっきからずっとこうやでぇ~。」
目つきが訴えてます。
飼い主に忠実なShibaだけに、困惑するしかないよね。
この子、いつまで困ってたんだろう?
・・・食べ終えて店を出るまでだったらタイヘンだったよねぇ。おつかれさま・・・。



それに比べて、上環で見かけたShibaは開放(笑)されてました。
こちらは店先のカウンターでブランチを楽しんでたカップル。
脇のベンチで、ずっとご主人の幸せなひとときを見守りながら座ってて。

通りかかって出会ったこの光景に引き寄せられ、近くで見ていたら、
僕に気付いたご主人がニコッと微笑んでスツールから立ち、
カメラの方を向くようにShibaに呼びかけてくれました。

名前を尋ねたら【モリー】とのこと。
うまくカメラを(僕を)見ないので、
ご主人は、わざわざ僕の背後に回り込んでモリーを向かせるまでの温かな配慮。
「モリー。モリー。」
「モリーーーーー。」
呼ぶたびに一瞬ご主人(つまりカメラと僕)を向くんだけど、
モリーはなぜか 右横に立ってる太太ばかり見てて、カメラ目線にならず。
優しい眼差しをモリーに向けつつ苦笑いするカップルでした。



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ワンコやニャンコって、思い出してみると昔はペットとしての姿を見なかったような。
ウチが住宅街を散歩するようなことをしてなかった時代だから、
ペットとしてのワンコが
今のようにご主人と連れだって散歩してる光景を見逃していただけかもしれません。
でも、当時すでに動いてた中環のエスカレーターから茂みの中にワンコを見かけたり、
クルマの下に隠れてて呼ぶと逃げていくニャンコに出会うばかりだったり。
野良ちゃん達が街の片隅でひっそり生きている印象でした。

その頃と比べると、香港のペット事情はいろんな面で変わってきたように感じます。
ペットショップだって、こんなに多くなかった。
今はけっこうあるし、スーパー(超級市場)には普通にペット用品コーナーがあるし。



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愛護動物協會も活動が定着していて人とペット(野良ちゃんを含めて)との距離が縮まり、
飼って “ あげる ” のじゃなく、 「 この子にそばに居て “ もらえる ” 」 というような、
家族として欠かせぬ存在になっているワンコたち。

日本とは暮らす環境も散歩のマナーも、やや違いを感じる香港。
ただ、
以前の事を思えば、とても大事にされているこの子たちが、
人間にとっての 心のよりどころ になってきているのだったら、
それは日本も香港も同じですよね。

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# by hongkonggaffe | 2015-12-11 14:46 | 香港ふうけい | Comments(14)


「暮らすように滞在していたい」 と思いながら里帰りする香港の日々。


by こえだ

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