「 これ絶対に機長のサービスや 」 と 小学生男子は真剣に思う

離陸の時に体にかかるG。
ふだんあんなに強いGがかかることってない。

誘導路までは のっそり動いてたのに、いきなり襲ってくる強引な力。
同時に、これまたふだん聞くことがない音。
シートに背中を押しつけられたら、待ってた瞬間。
このGと音って、香港へ向かう時の楽しみのひとつ。
いつまでたっても小学生男子のような。


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ここから先は、飲み物サービスが終わっても食事が終わっても、
目の前のモニター画面ばかり眺めてて。
眠る以外はずっと航路表示か窓の外を見ながら、ぼーっと過ごす。
搭乗するってウチには珍しいことだから、飛んでることを楽しむばかり。

「速度800㎞以上?・・・すごいもんやねえ。けど機体壊れんのやもんなあ。」
「高度10000m?・・・ここって雨降らんのやもんな。空の青さが深いよねえ。」
「んんん・・・外気温マイナス50℃って・・・・・・これ、窓開けたらどうなるん?」
モニターの中で上がり下がりする数字にいちいち見入ってて。
機内食で残しておいたコップで遊んで。
ビール1缶が限界の小学生男子は、上空10000mで思うぞんぶん遊べるから楽しい。
キャセイは香港そのものやから想いが入るんやね。



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沖縄が画面から消えて台湾さえ遠くなると、【HongKong】の文字に機体が重なり始める。
「もっとたくさん重なって!」と思う。
帰国便で遠のいていく【HK】の文字を眺めるのってなんとも言えない気持ちだけど、
近づいて来る経過を追うのは、良いもので。

やっとのことで機体が文字を隠すくらい重なると、窓枠から見下ろせる湾や陸地。
右翼が少しだけ下がったのかな?啓徳空港の跡地がはっきり分かる。
ということは、下ギリギリに見えてるのは、鰂魚涌?その右が筲箕灣やね?
啓徳空港跡地の右が觀塘。再開発真っただ中の觀塘、今どうなっちゃってるんだろう?
左端にICCビルが小さく小さくポツッと建ってて、対岸のIFCは見える?見えない?
いいんだ。もうすぐ近くに立てるんやから、待ってて。
「右側HとKの席ってやっぱ良いな」と、あてがってくれた人(機械?)にお礼を言いたくなる。



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ここまで眺め終えると、機体がいったん左へ旋回するので、
右翼が上がって、街を見下ろす特別な時間はおしまい。
「こうやって街を見せてくれるのって、絶対に機長のサービスやな。」
「 “ Welcome to HongKong ” って言ってくれてるんや。粋なことしてくれるんや。」
真剣にそう思う。

海側へ回り込んだ機体が姿勢を立て直すと、もう着陸への進入経路?
離陸する時の強引なGと同じくらい楽しみな着地の手応えがもうすぐ。
「あの感覚って、録画とか録音出来ればいいのにな。」と思うけど、出来ないから撮影。
昨年9月の撮影解禁のおかげで、最後のお楽しみが増えた。

どんっと小さな手応え、待ってました。
飛行機って生き物みたいに動くよね、翼の半分がパコッと持ち上げられてブレーキが効く。
「空で800㎞出してたのが、どうしてこんな短い滑走路で止まれるん?」といつも不思議。



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旅行や仕事で何度も搭乗する自分だったら、もっと落ち着いていられるんかな?
想像つかん。
4時間と少し、ほんと、いっぱい楽しませてもらえた。
だから出口のCAさんにいつも頭を下げてお礼を言う。
そのCAさんが日本人かそうでないか、直前まで分からないことがある。
「ん?ありがとう?サンキュー?この人どっち?」
「あ、CAさん、どっちも知ってるはずやん。なら、やっぱり日本人らしく“ありがとう”か?」
どうでもいいことにエネルギーを使って、小学生男子の頭は、最後の最後まで忙しいんだ。

いよいよ香港暮らしのスタート。
頭も体も もっと忙しくなる日々の始まり。

望む忙しさなら、大歓迎だよね。
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by hongkonggaffe | 2015-02-08 09:18 | 香港くうこう

「暮らすように滞在していたい」 と思いながら里帰りする香港の日々。


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