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人々が迎えた2015年9月の火龍 ( FireDragonDance ) ~ 中秋節の香港 その8 ~

香港の中秋節と言えば、火龍 ( Fire Dragon Dance = 舞火龍 ) 。
毎年中秋節の夜に、香港島の大坑と薄扶林村で行われます。
大坑の火龍は、中秋節の 前日 ・ 当日 ・ 翌日 の3日間。
薄扶林村の火龍は、中秋節当日の1晩だけ。
香港島西端の薄扶林村までは往復の交通機関が少ないため、
終了後の混雑と戻る方法を考えた末に、大坑の火龍に行くことにしました。



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3年前の2012年に初めて行ったけど、台風余波の雨で迷った末に遅れて参加。
今回は最初から観ていたかったので、リベンジということで。
里帰りでの目的は【友人に逢うこと】と【火龍を観ること】が最大の目的。
3日間行われる中、2日連続で行ってみました。

大坑の舞火龍は、昔、疫病をはじめ その他の災いから町を救うために・・・と、
中秋を挟んだ前後の三日三晩にわたって火の舞いを続けることから生まれた祈りの催事。
1880年に始まり今年で135年の歴史を持つ 無形文化財(國家級非物質文化遺産)です。

今回、この記事に載せる写真は、とても多いです。
でも、
たとえばこの出来事を2回に分けて載せると、
この日のことが途中で途切れ、ぼやけてしまうような気がしてしまうのです。
順に載せると どれも外せなくて・・・・・・(嫌になるようでしたら流してくださいね)。
火龍の様子を そのまま時系列で載せます。



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ビクトリア公園(維多利亞公園)前でトラムを降り、中央図書館横を大坑方面へ。
町に向けて規制線に従って歩くと、
コミュニティーセンター(大坑坊眾福利會)の出口に、線香を挿す前の龍が。
その前では、火龍を先導する太鼓と中華シンバルがすでに序章を奏していました。
規制線を避けつつ碁盤の目になっている小道を抜け、メインストリート(浣紗街)へ。



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開始時刻の20:15になり、道の両側で待ち構える群衆の前にまず登場するのは、
何人もの可愛らしい女の子達。
しっかりポーズをとりながら女の子たちが行き来している間に、
龍は裏道で 火のついた線香を全身に纏って火龍に変身しつつあるようです。

女の子たちが姿を消すと、遠くから近付いて来る太鼓と中華シンバルの音。
群衆が待ちに待っていた火龍の登場です。
その姿がまだ見えてなくても、沿道の人々から沸き起こる歓声。
どんどん近付く音、鳴りやまない大歓声と拍手。



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燃える線香で全身を着飾った龍が、蛇行しながらやって来ます。
回転しながら浮遊する2つの火の玉を追うように近付く龍。
67mの体から放たれる煙で沿道一帯がいぶされ、周りにたちこめる白い空気。



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練り歩く途中のところどころで掛け声役の一人の叫ぶ声が合図になり、
龍の胴体がうねって、思いきり歩道に近付きます。
担ぎ手の吠える声と、歩道でのけぞる群衆の嬌声が混じり合う、龍のBigWave。
最後尾の火の玉が通過すると、メインストリートから奥の小道に入って龍は歩き続けます。

龍の消えた方角から近付いて来るのは、バグパイプを盛大に奏でて行進する一団。
タータンチェックで着飾った団体が、堂々たる行進で群衆を圧倒します。
後ろに続くのは、アイリッシュダンスを繰り広げる女性達。

整然とした隊列から解き放たれる美しいメロディー と 躍動する素晴らしい踊り。

じつは、くしくも この日は1年前に雨傘運動が始まった日。
香港が香港でいられるために大勢の人間が立ち上がった日、
まさにその日からちょうど1年目の夜。

かつて、イギリスとアイルランドが和解するきっかけの一つになったアイリッシュダンスが、
イギリス領だったここ香港で、雨傘運動のジャスト1年後に繰り広げられる・・・・・・。
これ、楽隊とダンスチームは、今年でなくても毎年出演しているのでしょうか?
それとも、昨年~今年の今日だから なのでしょうか?



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やっぱり胸がいっぱいに。
誇り高き演奏と踊りに向けて、火龍と同じだけの歓声や拍手が送られる。
この夜ここに集う人々の想いが飛び交っているように感じる。
一介の旅行者に、そんなこと、、、気がするだけ、、、なんだけど。
ただ、強くこみあげるなにかがあって、どうしようもなく胸がいっぱいに。

楽隊が去った後は、龍に付け替える線香が道路に準備され始めます。
線香の束と 点火するための着火剤が要所要所に置かれ、
担当する人々の手渡しによって、次々に線香が煙を上げ始めます。
龍が戻ってくれば、いつでも素早く線香を取り替えられるように、
見事な連係プレーで準備が進み、交換を終え、火龍は息を吹き返して また練り歩きます。



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こうした繰り返しが何度も続き、
何往復もする火龍と 沸きに沸く人々を観ながら、1晩目が終わりました。

大坑の町と同じぶんだけ全身に線香の匂いを浴びて トラムに乗り、ホテルへ。
ほんの少し線香の残り香が漂う部屋で眠り、
翌日の夜は、前夜のメインストリートではなく、細い路地の中で火龍を待ちました。
至近距離に迫る火龍と 狭い道を埋め尽くす群衆に もっと近付きたかったので。

建物の谷間で渦巻く 大歓声と拍手。
規制線は、あって無いようなもの・・・火龍を迎える人々 ・ 見送る人々 ・ 追いかける人々。
そんな人々に囲まれ混ぜてもらえること自体が、また胸熱くなるひととき。
火龍にもだけど、2日目は そんな群衆の方に自分の気持ちが行っちゃって。
“ 火龍にカメラを向ける群衆にカメラを向ける小学生 ” って、どうなん?(笑)

災いを鎮め平穏な日々を願って行われる火龍。
誇り高い音色とダンスで、和解と融合を暗に鳴らすようなバグパイプとアイリッシュダンス。
くしくもちょうど1年経ったこの夜、大坑に集まった人々はどんな想いでいたのだろう?



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いろいろと想わずにはいられなかった火龍。
あまりの凄まじいエネルギーに触れてしまい、翌々日まで ぼ~っと過ごしました(笑)。

伝え聞く話だと、会場で燃え落ちた線香は、ラッキーアイテムとされるそうです。
ウチも少しだけ頂いて、特別な夜を後にしてホテルへ戻りました。
声が渦巻き熱かった夜の線香・・・なのに、
持ち帰った1本1本は、香りをかぐと とても静かな香りがします。
今は自宅に飾ってある線香。
あまりに穏やかな数本なので、火龍の夜は 遠い日の出来事に思えます。

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by hongkonggaffe | 2015-11-01 20:07 | 香港ふうけい | Comments(14)
Commented by 爽子 at 2015-11-01 23:42 x
香港に棲み始めた頃に一度連れてってもらいました。
何となく想い出しました。
線香かな、が美しいですね。
Commented by 玉女 at 2015-11-02 05:09 x
おはようございます…こえださん、そして太太。
「大坑の火龍」躍動感溢れるブログでした♪
徹夜仕事の合間に楽しませて頂きまし
た!
不覚にも、アイリッシュダンスとバグパイプ行進の辺りからは涙してしまっ
たけど…最後まで一気に読ませていただきエナジーチャージ完了。これから仕事に戻ります。
月初めに縁起がいいわー!
Commented by たま at 2015-11-02 23:28 x
雨傘1年目の日だったのですね。
私もその場にいたかったですー。

バグパイプ隊は、わたしが行ったとき(3年前)もいました。
火龍が完全に終わって帰ろうとしているときに、チラッと見えて・・
なんとなく、東洋人があの格好?と、ちょっとした余興なのかなと軽く見てて通り過ぎようとしたのですが、予想外にちゃんとした演奏で、すばらしくてちょっと鳥肌だったことを思い出しました。

いつからバグパイプとアイリッシュダンスがあの祭りに加わったんでしょうね。一見、まったく別物なのに・・
知りたくなりましたー。

Commented by 杏♪ at 2015-11-04 09:24 x
昨日、香港から戻りました。
私も昨年、大坑でお線香拾って帰りました。(こえださんが教えてくださったので。)
そしてやはり以前教えていただいたもう一つの火龍の「薄扶林村」がとても気になり、今回、行ってみました。
が、、、ちょっと・・・な感じでひるんでしまい中には入れず。(-_-;)
絶対によそ者だってわかってしまう感じが。。。
道の上の方から写真を撮って終わりました。
でも、火龍の時に行ってみようかなぁ~という気持ちも出てきました。
あの近くのマンション群の置富との格差がすごくて、びっくりぽんでした。
ただ、バスでケネディータウンの先の方の知らないところへ行くワクワクはたまらなかったです♪
Commented by Jyujai at 2015-11-05 00:01 x
お祭りって、どこでも独特なエネルギーを持っていますね。その土地から湧き出てくるような。
バグパイプ(スコットランド)も、アイリッシュダンス(アイルランド)も火龍(香港)も、かつて(または今も)大英帝国の支配が及んでいた地域の文化でありますが、1年前のそのお祭りの日に雨傘革命が始まったというのが不思議な因縁を感じさせます。
Commented by hongkonggaffe at 2015-11-05 15:26
♫ 爽子さん
爽子さんも以前行ってらっしゃったんですね。この大坑って、ここ数年でこそ新しいお洒落な店が増えたり香港案内本などで紹介される地区になって来ましたけど、きっと行かれた時は、まだまだそんな雰囲気じゃなかったんじゃないかなぁ。ウチが行った時でさえ、そうだったような。・・・線香の火が生み出す軌跡が美しいですね。これ、写真だからこうなるのであって、実際に見ていると別な見え方なんですよね。火や明かりの軌跡を残せるのって、写真ならではのおもしろさなのかな。
Commented by hongkonggaffe at 2015-11-05 15:39
♫ 玉女さん
コメ頂けたこの時間!、お疲れ間違いないはずの時間の中で読み通して頂けたこと、ありがとうございます。ふだんのようにタラタラ長文を書かずに、ひたすら写真をダーッと載せたかったのですが、やっぱり要らんこと書いてるかも(これでもかなり控えたんだけど:笑)。音楽も演劇もでしょうけれど、大勢で一つのものを願って創り上げる時のエネルギーって凄いですね。ましてや祈りの催事だから、観させてもらっている側の気持ちも、揺れ動いちゃって。音と匂いを保存できないのが、もどかしいです。
Commented by hongkonggaffe at 2015-11-05 15:48
♫ たまさん
そうかぁ、楽隊と踊りは例年あるんですね。どんな経緯で続いてるんでしょうね。事前に大坑坊眾福利會で見かけた時、楽隊と踊る子たちに父兄(?)も付き添って本番前の最終準備中でした。そこでも、そして本番中も、みんなニコニコしつつ胸を張ってて。カッコいいったらありゃしない。・・・雨傘1年目の集会はスマホ(?)でご覧になってましたか?前記事最後の写真、マットの右側の新聞が、1年を迎えた記念集会です。一面黄色に染まった様子が、ニュースと新聞のトップで報じられました。
Commented by hongkonggaffe at 2015-11-05 15:59
♫ 杏♪さん
杏♪さん、ワンダーランドからおかえりなさい。今回の里帰りの日々のこと、また拝見しにお邪魔します(だけど最近そちらの記事UPペースに僕が付いて行けてない)。薄扶林村の様子を実際にご覧になって来たのですね?そうかぁ、大坑ほど観光化されてない一面が色濃く残っているんだろうか?とはいえ、大坑の火龍もあれほど知名度が高いのに、町の皆で創り上げるお祭りっていう匂いですものね。日本だと観光化された祭りの会場に出店もあり商売色が加わることが多いけど、そういうのが無いですよね。
Commented by hongkonggaffe at 2015-11-05 16:13
♫ Jyujaiさん
あぁ、そうかぁ。その土地で受け継がれてきたが故のモノが全開になるのでしょうね。音楽・舞台・映画など、集団で作り上げる芸術の中には観る側を惹きつけ圧倒する作品も多いけれど、こうしたお祭りは祈りの側面が入るだけに、よりエネルギーに圧倒されるのでしょうか。長洲島の饅頭祭りもドラゴンボートレースも観たことが無いのですが、同じパワーなのかなぁ。前座の子どもから黒子になって支えるお年寄りまで、あちこちで満面の笑顔が随所にありました。そんな【創りだす歓び】の顔も素敵でした。
Commented by ころた at 2015-11-08 07:43 x
炎の祭り
龍の祭り
その2つが合体しちゃうんですからねぇ
こりゃ興奮間違いなしです。
そしてこんなに大長編の記事ありがとうございます。
薄扶林村でもあるんですね(って前にも同じコメント書いていたらごめんなさい。)

写真でさえ興奮しちゃうのに
ライブで見たら、
そりゃ数日、白く灰のごとくなってしまうのも
わかります。
いっつも同じことの繰り返しですが
いつかはわたくしもライブで見て灰のごとくになりたい…

いつからこの香港でこの祭りは始まったのでしょうかね
本家でもあるのかなぁ
Commented by hongkonggaffe at 2015-11-10 17:57
♫ ころたさん
なるほど最強の合体になってるわけですね。そして「ライブで見たら」って書いて下さってて思ったんだけど、まさにこれ【ライブコンサート】みたいなもんです。ものすごい数の観衆が大歓迎してる中で、太鼓とシンバルが消えそうなほど人間の肉声が渦巻いてるんだから。ステージわきでスモークがたかれ、アーティストが観客席まで肉薄して寄ってくるライブ感も、ミュージックコンサートと同じ(笑)。そんな一端を少しでも、、、と思ってなるべく文章を控えて写真の羅列にしたんですけど、載せてたらついつい言葉が出てきていつもの不要言葉が多々加わりました(笑)。・・・本家 → 大陸の意味ですか?火龍は香港のこの地で疫病が蔓延したり、龍が家畜を襲って村人を困らせたりしたことを鎮めようと始まった儀式だから、ここ独自のものじゃないかなぁ?と思うけど違うんかな?「最後はちゃんと火龍を海へ担いで入って行かないといけないのだから、大坑の方は正しくない」というような見解を見たことがあります。ただそうなると、ころたさんも自分も、最後はズブ濡れでホテルへ帰ることになるような・・・。
Commented by lesliecheung339 at 2015-11-23 18:39
こえださん
火龍の最初から最後まで見せて頂けてありがとうございました。
昨年途中から少しだけ見たので次回は最初から全て見てみたいです。
お線香を頂く事全く知りませんでした、昨年のこの日に雨傘運動が始まった事も知りませんでした。
こえださんにはいつも色々な事を勉強させて頂けて感謝しております。

Commented by hongkonggaffe at 2015-11-26 20:48
♫ 花襲人さん
長々ダラダラの記事にお付き合い下さったこと、こちらこそ、本当にありがとうございます。冒頭にも書いたとおりで、この火龍の流れは、どうしても自分の中では分断して載せられなかったので、興味をもたれたかたと自分の覚え書きのためにと思って記しました。断ち切れない流れのようなものは、歴史が今に繋がっているから省けないという想いと、昨年の雨傘からの流れを感じてしまったものがあったからかもしれません。花襲人さんの視点とご経験で感じたことを垣間見せて頂ける機会があれば嬉しいです。楽しみにしていますから、ぜひもう1度、あのエネルギーの中に身を置いてみて下さいね。・・・線香は拾えるものと、祭りの際中~事後に線香を分けに歩み寄って来てくれる町の人が配りに持って来てもらえるものと、2タイプあります。持って来てくれるタイプの際には、我も我もと群衆が手を伸ばすので、さながらバーゲン会場のような戦々恐々とした場になります(笑)。
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