カテゴリ:香港ふうけい( 177 )

「住めば都」になるのをただ待っているだけじゃなくてさ ~ 1月の里帰り その2 ~

前記事に書いたとおり、
「宿泊する場所しだいで動き方が変わるんだな」と感じた今回。
今までの “ 香港島上環を起点にして ” ではなく、
大角咀をスタート&ゴールにして暮らす日々でした。



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それにしても、「下町の顔って、いろいろなんだなあ」と思います。
今までも上環や西營盤などの幹線道路から少し山側へ入ると、
そこには、それなりの下町(と言っていいのかな?)がありました。
でも、
今回の大角咀の下町の匂いは、今までのものと違う感じ。
上環や西營盤よりも、もっと荒削りというか手つかずというか。
そんな匂いは、大角咀の人々の様子や物価にも表れていたような。

例えば人々に垣間見る一面。
自分の目で見た限りでは、大角咀の方が外で見かける人々の年齢層が高いような。
登校する園児・小中学生・高校生は別としても、
若者の姿が香港島側の下町に比べると少なくて。
中年層~お年を召した方々が目につくので、
街の時間の速さが、心なしかゆったりしているようで。
人々が身に纏う服が地味だから、街の中で動く色はグレーや黒・茶色が多いようで。
良い意味でのローカルな空気が漂っていました。

上環・西營盤の下町も、大角咀の下町も、それぞれ違う顔を持っていて、
どちらにも惹かれてしまいます。
次回からの選択に困る。(笑)



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そんな大角咀をスタート&ゴールにした日々は、下記のような動きでした。

 1日目 : 自宅~香港機場~西營盤~上環~
 2日目 : 荃灣~川龍村~荃灣~大埔~深水埗~
 3日目 : 旺角~尖沙咀~堅尼地城~石塘咀~
 4日目 : 大角咀ホテル周辺~旺角~將軍澳~觀塘~
 5日目 : 深水埗~長沙湾~深水埗~太子~旺角~
 6日目 : 上環~南昌~元朗~南昌~
 7日目 : 14時までホテルでダウン~九龍湾~牛頭角~
 8日目 : 尖沙咀~中環~北角~紅磡~
 9日目 : 太子~坑口~太子~
10日目 : 東涌~大澳~東涌~
11日目 : 大角咀ホテル周辺~香港機場~自宅

前回までに比べると、どう見ても香港島が圧倒的に少ないでしょう?
こんな日々もアリだなあ。
とても新鮮でした。

大好きな路線バスもけっこう使ったけれど、珍しくMTR(地下鉄)の利用が増えました。
最寄りの奧運站まで徒歩5~6分。そこから東桶や青衣や中環まで直通だし、
奧運站の隣の南昌站から1回乗り換えれば、元朗や紅磡までだってすぐ。
歩く方向を変えれば、徒歩15分ほどで旺角站。いうまでも無く、どこへ行くにも便利。
ただし、人で混み合う場所(旺角中心部周辺)が苦手なウチだから站までは裏道を歩いて。
不便な立地だと思われてホテルが安価傾向なのかもしれないけど、実は使い勝手が良い。

今までに何度となく書いたように、基本的にMTRを好まないウチ。
ならばそれなりに楽しみを見つけようということで、
MTRの站(駅)までの裏道を毎回あれこれ変えて探検しつつ歩いていました。
他には、
站ごとにガラリと変わるホームのタイルの色を 降りて見たり窓から見たりして愛でてみて。
站の構内に入ってるコンビニを 站ごとに覗いてみて。
売り切れなのか、納品されないのか不明だけれど、
地上のコンビニには無くて、站構内のコンビニが穴場だったりする商品があったので。

地下に入ってホームにたどり着くまでの階段が多いし、乗ると暗くて風景は楽しめないし、
そんな理由で避けているMTR。
『同じ使うなら、何か 乗る以外の “ お楽しみ ” を見つけられたらいいな。
 これからは、そういう思いでいればいいんだ。』
と。
・・・ただ、ウチの “ お楽しみ ” は、マイナー過ぎてるんでしょうね。(笑)




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「住めば都」っていうけれど、
ただ待ち受けてて “ 都になる ” のを待っているよりも、
こちらから探していって “ 都に【する】 ” ほうがおもしろいな・・・。
そのほうが短期間で “ 都にする ” ことが出来るだろうし・・・。
そんなことをちょっぴり学んだ日々でした。

しかし、
しかしですね、
「里帰りしたらこれは欠かせんだろ~」の科記。
早朝の科記詣で。
つまり、九龍側の奧運站から香港島側の上環站の科記への移動。
朝一番の開店時間に着いているためには、時間と根性が少々必要だったなあ~。
「 “ こちらから探していって都にする ” ・・・ことが出来ないコトもある」
なんていうことも、これまたちょっぴり学んだ滞在でした。
その早朝の動きについては、またいずれ。

たとえある程度の日数があっても、その日数の中に収まらないことが残るのは当然です。
「あそこへ行きたかった」 ・ 「あの人(主に売り子さん)と再会したかった」
滞在が後半~最終日になってくると、あれこれと思い浮かんで来て。
でも、
きっと何日いたとしても、それは残ることでしょうね。
一介の旅人なんだから、欲張ってもしかたがないし、
後ろ髪を引かれる気持ちで離れるから、また次回に里帰りできるのでしょうしね。
・・・と思いつつも、
新たな場所で暮らしてみると、
そのぶん 「あそこへ再訪したい」 ・ 「あの人と再会したい」 がさらに前回に加わるから、
こういうものたちは膨らむ一方なのかなあ・・・とも思うんです。(笑)

満たして終えることだけが旅じゃなくて、
ちょっと残して腹八分目で終わるのが、旅の味なのかな。

「住めば都」と思えたら、本当はそこから先が居心地の良さのスタートなのかもしれません。
住めば都の気持ちから始めてみて、さらに住んでみたら、より心地よくなるのでしょうから。
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by hongkonggaffe | 2015-01-27 09:47 | 香港ふうけい | Comments(16)

「~できますように」 とはとても言えず 「~しております」 と現状報告しかできない僕

ウチから3~4分ほど歩くと、こんもりとした小さな森の中に神社があります。
鳥居~参道~拝殿~本殿からなる神社。
ちょうど今、元旦を迎えてからの三が日は、周囲の町の人々が初詣に。
その神社へ向かう道のうちの1本がウチの西側に伸びているので、
家の西端にある自分の部屋には、
参拝の行き帰りに歩く人々の声や足音が毎年決まって聞こえてきて。

でも今年の元旦は雪景色だったので、足元を確かめつつ歩く人ばかりだったからか、
行きかう人の声は、ほんの少し聞こえたくらい。
道は雪に埋もれてるから、足音は消えてるし。
三が日の天気しだいで、漏れ伝わる音が違うんですよね。



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で、ウチの地元のこちらの神社、
いつも失礼ばかりしている僕は、“ 願い事 ” をしたのは過去に2回だけだったような?
高校入試の時に1回、「合格できますように」 と。
小学6年生の時に1回、「運動会の応援合戦で勝てますように」 と。
幼い頃からふだんお参りなんてしていなかったくせに、困った時の神頼み。
図々しく 「~できますように」 と手を合わせた都合のいい少年だったなあ。(笑)

今はそんな “ うしろめたさ ” があるからか、
初詣で手を合わせると「~できますように」なんてとても思えず、
「元気にしております」と頭を垂れるだけで精一杯です。
ふだんご無沙汰してるんだからね、【 祈願 】 じゃなく 【 現状報告 】 するだけの初詣。

香港で昔初めて手を合わせたのは、かの有名な黄大仙。
今のように某団体様が押し寄せることの無かった時代なので、
祈りの場の空気が満ちていて、騒がしさ・忙しなさ は まったく無かったと思います。
そんな中、僕は信仰深い香港人の人々の中に混じらせてもらって手を合わせてました。
そんな写真が1枚だけ残ってて。
もちろんフィルムカメラの時代だから、太太が撮った僕の姿の1枚は 載せられませんが。



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棒状の長い線香を両手で掲げて一心に祈る皆さん中に、
見よう見まねで膝まづいている自分の姿。
痛そうに地に膝をつけている様子が、浮いた腰からまるわかり。
写っている皆さんの背中と両腕は、どの姿もピシッと美しく伸びているのに、
ばちあたりな異国の人間だけが、ひとり猫背で ひじも中途半端に曲がってて。
そう、なんていうのかな、この写真の自分の姿は “ 敬い願う ” というのではなくって、
まるで、
「ね!お願い!たのむからさ、もう1杯だけ叉焼飯を喰わせてくれっ!!なあ~ええやろ?」
っていう感じ?
太太にねだっている真っ最中・・・と言った方がふさわしいような・・・。

慣れないことをしてるから、おどおどしてるのが丸わかり。
「ふだん敬ってない人間がまねごとしたってダメなんだよ」と物語る恥ずかしい写真。
日本のウチの近所の神社で「元気にしております」と現状報告だけは出来るけど、
香港の廟で ふだんかよってもいないくせに現状報告したって、神様は困りますよねえ。

「旅行者なのに恐れ多い」という、そんな引け目があるから、
廟の内部へ入る時は、いつも「お邪魔させていただく」という気持ちです。
一心に祈りをささげる方にレンズを向けるのはとてもとても申し訳ない気持ちですから、
「その美しいお姿を1~2枚だけ分けて頂けませんか?」
という立場だけは心して、遠くからサッと撮らせていただきます。



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どんな街角の、
人が行きかい クルマが真ん前を走る場所の、
地図にさえ載っていない廟(たとえばここ紅磡の福徳古廟)にも、
通りかかった旅行者の足が思わず止まってしまう美しい姿が絶えません。
「すみません、遠くからお邪魔します。」 とレンズを向けてたこの日も、
祈ってらっしゃったのは、車道の端をジョギングして来たお兄さんでした。
僕のような “ 困った時の神頼み ” ・ “ 現状報告でアップアップ ” とは別世界の美しい姿。
きっと本来そうあるべき光景。
香港人の皆さんにとって 日常的でごく当たり前の姿。

帰国して写真を見返して、
「せめて現状報告タイプでもいいから、きちんとしたいな。」と反省する自分。。。
そんな心もちで今年も初詣をした正月です。
そう、“今年も” ↑ なんだよねえ。。。毎年そう。いつまで繰り返すことやら・・・・・・。
って、
ほんの少しだけ伝わる初詣の雰囲気を感じながらの、2015年初の投稿です。

謹んで新年のお慶びを申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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by hongkonggaffe | 2015-01-03 08:56 | 香港ふうけい | Comments(30)

落書き? アート? ・・・どちらか迷ったりして・・・

香港島の裏通りを歩いていると、
絵や文字が壁などに描かれている場面をたびたび見かけます。
同じ香港でも九龍や新界よりも、香港島の方が圧倒的に多いような気がするかな。
その香港島の中でも、中環から西方面が多いような印象があるし。

そういう “ 描かれている場所の違い ” って、
街ごとの雰囲気の違いなのかな。
集まる年齢層の違いなのかな。
ひとつ描かれると、それが次のひとつを呼んで誘うからなのかな。
歓迎する・しないにかかわらず、絵や文字が “ 似合う ” エリアにしていくことを狙ってかな。
はて、はて・・・。



※ 写真はどれも香港でのものだけど、“落書き”と“そうでないもの”とが混じってます。

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壁などに描かれてる絵や文字って、
“ 落書き ” と “ アート ” との境界線はあるのでしょうか?
それが、どうも自分には分からなくて。
公共物 や 許可されていないもの に描かれていれば、どれだって “ 落書き ” か?
描いてある絵や文字の “ センス・完成度 ” で線引きできるのか?
やる気がある絵 か やる気の無い絵(笑) かで違うのか?
・・・やっぱり、よう分からんなあ。



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「よう分からん」といえば、日本でもよくあるスプレーで吹き付けてあるような文字(?)。
見かけますよね、エアーブラシっぽい、丸っこい英文字の。
ゲリラ的に(きっと夜中に)描かれてるんじゃないかと思うような、アレ。
アレも、よう分からんなあ。

何が分からんって、あの書体(あえて書体というなら)。
どこで見かける書体も、同じに感じません?
まるで統一したお約束があるかのような同じ書体。
しかも、日本でも海外でも似てる気がする。・・・兄弟?親子?親戚?
アレって、見かけたら直感的に “ あの文字 = 落書き ” って思いますよね。

話を戻すと、香港。
香港では、あの “ どこでも見る丸っこい英文字の落書き ” って、少ない気がします。
個性(ちょっと語弊があるけど)が無いあの落書きは少数派のような。
けっして描いてあるもの全部を肯定するわけじゃないけれど、
つい足が止まる絵や文字のほうが多い印象があって。
中には、センス・遊び心 を感じさせて足を止めさせるものがあるんかなあ。
日本だと多数派の、あの丸っこい英文字よりも見てみたくなるのは、どうしてなんだろう。



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「ストリートアート」とか「ペイントアート」っていう言い方を聞いたことがあるけれど、
ストリートアート(グラフィティー)の中でも、
芸術として認められるものと、落書きとして扱われるものがあるんだそうですね。
認められるものって、
街の景観として採用されたり、
所有者からの依頼によって描かれているものが多いんですって。
ああ、なるほどねえって区別できるような気がしません?

香港といえば、九龍皇帝のあの黒い文字で描かれた作品(?)が有名。
九龍皇帝のあの文字は、昔はいろんな場所で見た気がするけれど、消されてしまって・・・。
あれは、“ 落書き ” だったのか、“ アーティストがメッセージを込めたアート ” だったのか。
尖沙咀のスターフェリー乗り場の柱にもあったその文字は、囲われて保護されています。
ウチが觀塘を歩いてて、とある壁に見つけたのは、今は幻の九龍皇帝の文字でした。
觀塘から藍田へのバス乗り場を探して歩いてて、偶然見つけて。
保護された尖沙咀のと違って風雨にさらされる場所だったけど、健在でした。
「あっ!こんなところに残ってる!」って驚いたけど、
再開発に呑み込まれて、今はどうなってしまったのかなあ・・・次回 確かめに行きたい。



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“ 落書き ” と “ アート ” との境界線は、僕には よう分からん。
だけど、
九龍皇帝の文字も、
西營盤の皇后大道西の壁画も、
中環のG.O.D(住好ロ的)店舗の唐樓画も、
やっぱり “ 落書き ” とは一線を引くものがある。
大切に保護されたものや依頼されて描かれたものに、この街らしさを感じるからかも。
香港らしく街を物語り彩るものだったら、見つけた人の足を止めさせる何かがあるのでは?
この地(香港)ならではのものが描いてあったり、
時の流れが伝わるものが描いてあったり。
どこの国どこの地域にもあるものじゃなくて、ここならでは のものだったら。



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前回の訪港で散歩をしてて「ここにもなんだか色々あるある」と思いつつ近寄って行ったら、
壁の絵や文字を撮っていらっしゃるおじさんがひとり。
手に持つカメラや背負ったバッグの姿からして、
こういうものたちを撮り集めているかたなのかな?
そのおじさんを撮るおじさん(僕)。
きっとたくさんの “ 落書き ” or “ アート ” と出会ってきているおじさんは、
なにか境界線を引いてるのかなあ。。。
「こんにちは~。探して歩いていらっしゃるんですか?」・・・ちょっと話をしたかったです。

友人のSさんご夫妻が香港の街角で見つけたキティちゃんした顔の工事現場表示。
スコップか何かを持って左向きに作業してるお馴染みの“黒い人影”、
顔の部分だけキティちゃんにすり替えられて大きさもピッタリ揃えてあって手抜かり無し。
そのお写真を拝見してふと思い出し、今日は書き留めてみました。
落書き、むか~し黒板や 乗り物の曇った窓ガラスに 落書きしませんでした?
ああ、ノートや教科書にも。・・・覚えのある方はぜひカエルくんの1クリックを。。。061.gif
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by hongkonggaffe | 2014-12-19 08:16 | 香港ふうけい | Comments(12)

“ 空 ” を想い ちょっとだけ

日本から香港までは飛行機で4~4時間半くらい?
他国まで行くのに比べればまだ近い方だと思うけど、
やっぱり遠いなあ。

遠いけど、空は偉いもので、つながってる。
自宅の窓から空を見上げれば、その空は香港と ひと続きなわけで。
海もつながってるのだろうけれど、
おらが町は海へ出るまでにクルマと列車を乗り継がないとダメだから、
「海もつながってる」って思えない。
でも空なら自宅の窓から見上げれば、そのまんまひと続きだから。
隔たりが何一つ無い。
まあ、理屈だとそういうことだよね。
でも、事実。



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香港で ふとした時に仰ぎ見る空。
晴れた空だけに限定しても、いろんな表情をいろんな場所で。

フェリーに揺られながらだと、ビル群やヴィクトリア湾(維多利亞港)と一緒になって。
高層マンションや古いアパート(唐樓)の隙間から覗けば、うんと高い所に見えて。
茶餐廳やホテル(酒店)を出て、むわっとした空気に包まれつつ手をかざして。
おじいちゃんたちに混じって公園の木陰に座っていれば、枝葉越しに優しくて。
などなど、
香港らしい場所 + 空 = 香港ならではの空。

そういう “ 香港ならではの空 ” に出会えるのは、
高層ビルの壁面でも。



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少しだけ空が増える。

さまざまなデザインのガラス壁面に映る空は、
どんな近代的なビルに映し出されても 素朴でおおらか。
ビルの谷間に居ると狭く感じる空も、そのビルに映し出されれば窮屈じゃなくなって。

高層ビルをスクリーンにして少しだけ増える空って、都市部限定。
昨今話題の “ プロジェクションマッピング ” の先取りで、ずっと前からやってたんだ。
香港と同じように、東京のオフィス街でも見られるのかな?
そんな場所とは無縁の田舎のおらが町だから、
歩いててこういう空に気づくと「おおぉ~」って しばし観賞。
ビルの中なのに雲も流れたりするから、ちょっとおもしろいし。



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自宅から香港までひと続きでいられる空が、
「じつはここにも居るんだよ」と言いながら姿を現す。
そんな場所に居るのもいいよねえ。
建物と人が密集する都市部ばかりに居ると疲れがちだけど、
こんな空も見せてくれる香港だから、やっぱり都市部もいいかも。(笑)

昨日は今年の初雪。香港で雪はあり得ないから、旅行で来てた香港人はきっと笑顔。
カエルくんの1クリックがあると嬉しいな。026.gif
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by hongkonggaffe | 2014-12-07 08:22 | 香港ふうけい | Comments(18)

おじさん達と鳥籠に魅せられて ~太子のバードガーデン(雀鳥花園)~

少年の頃にセキセイインコを飼ってました。
鳥籠の中で2羽飼ってて、昼は軒下に下げ、夜は室内に入れ。
初めての“ペットと暮らす体験”だったから、記憶に残ってます。
当時はインコなどを飼うのが小さなブームだったのかどうか分からないけれど、
近くの商店街に小鳥専門のペットショップ(?)があり、
エサにする稗(ヒエ)をいつも買って来たものでした。

香港に滞在している時に、ペットの小鳥を初めて見かけたのは、
街歩きをしてておじさんとすれちがった時だったかな。
人通りが多い街中の歩道で、前からこちらへ向かって歩いて来るおじさん。
鳥籠のような物を片手で支えて、ゆっくり近づいて来てて。
おじさんとの距離が縮まって、おじさんの胸の高さにあるのが鳥籠だと分かりました。
歩いてるこの速さのままだとあっという間にすれちがっちゃうと思って、歩みを緩めたはず。



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「ちょっといいですか?見せてもらえませんか?」とも言えないし、
今のようにデジカメで気軽に撮り残せる時代じゃないから、歩きながら見るのが精一杯。
すれちがいざまに、全力で(笑)おじさんと鳥籠を凝視したと思います。
きっと、籠の中の鳥を見ようとしたわけじゃないんだろうな。
【人通りの多い街の中で鳥籠を支え持っているおじさん】
と、
【昔の自分が使ったり見たりした鳥籠とは全然違う鳥籠】
に気持ちが行ってたんだろうなあ。
あ、あと、
【鳥籠をぶら下げず抱くように下から支え持っている】
っていう持ち方も珍しくて、そこに注目してたことと。

そんなことがあって以来、ときどき同じ光景を見かけるにつれて、
香港のおじさんには小鳥愛好家が思いのほか多いことを知りました。
おじさんか、おじいさんばかり。
若者や女性のその姿って、当時も今も1度も見かけたことが無い・・・どうしてなんだろう。

ぶら下げるんじゃなくて、支え持っている。
鳥籠の底にちゃんと持ち手が付いていて、
そこを握って持つことで、いつでも小鳥が目に入る高さと位置で持てるんですよね。
どこかに置いたり、吊り下げたりする時だけじゃなく、
歩きながらでも、可愛い小鳥と顔を合わせて愛でることが出来る。

鳥籠も、昔自分が使ったり知ってたりした物と全然違う材質と形。
自分のは金属だったけど、おじさん達のは木製で丸みを帯びたゴンドラのよう。
木製(今はプラスティック製も)のぶんだけ軽そうで、下から支え持っていられる。



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そんなことを知ったのがきっかけで、とある年に太子のバードガーデン(雀鳥花園)へ。
このバードガーデンって、きっと小鳥愛好家の“聖地”のような場所じゃないかなあ。
そんな場所へ、初めて行きたくなったウチの動機がちょっと不純?
行きたくなったウチの動機は、
「小鳥を見に行ってみたい」
じゃなくて、
「愛好家のおじさん達を見に行きたい」と「趣きのある鳥籠を見に行きたい」
というもの。。。
会ってみたいのが【小鳥】じゃなく、【おじさん】と【鳥籠】。

【小鳥の鳴き声や姿を楽しんだり交流し合ったりするおじさん達】
とは、ほど遠い動機というか目的というか。
バードガーデンに集う人々からしてみれば、
失礼極まりない目的というか、不純な動機というか。。。
愛好家の皆さんから叱られそうです。
前回の訪港では、ここで“鳥籠だけ”を吟味して買ってしまったから、やっぱり叱られそう。



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MTR太子駅(太子站)から近いバードガーデン(雀鳥花園)。
フラワーマーケット(花墟市場)を通過して歩いた先です。
「あっという間に歩けちゃった」という感じの短い通り。
そのなかに、小鳥と鳥籠とおじさんがいっぱい凝縮しています。
“おじさん好き&鳥籠好き”のウチにとっては、まさに文字通りの花園(はなぞの)。
・・・こんなんだから、やっぱり叱られるよね・・・。

でもそんなウチの2人にも、
家族同様に小鳥と一緒に暮らしているおじさん達の気持ちだけは、
少しだけだろうけど伝わってくるような気がします。
・・・さえずりに耳を傾けつつ、寄ったり離れたりして小鳥を見つめるおじさん。
・・・仲間と小鳥談議に花を咲かせつつ、ゆったりしたひとときを楽しむおじさん。
小鳥をいとおしんでいるおじさん達の表情が、少年みたいに素敵です。

小鳥と暮らしている家では、公園に居なくてもいつもさえずりが聞こえるんでしょうね。
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by hongkonggaffe | 2014-12-01 08:19 | 香港ふうけい | Comments(16)

次の人が “ 誰か ” になってくれているといいよね ~ “ 誰か ” から “ 誰か ” につながる落とし物~

落とし物って、ときどき見かけますよね。
たとえば、公園やショッピングモールで何度か見かけるのは、幼児用のくつ。
手にひらに収まってしまうような小さな小さなくつ。
抱っこされたり背負われたりしていた時に落として、
そのまま置いて行かれちゃったのかな?って。
くつは、「おーい!!」と置いてきぼりをくらって泣いてるから、
管理事務所やインフォメーションへ届けるけれど。



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香港で街歩きをしてて信号待ちの時に見かけたのは、
中学生か高校生の制服用のネクタイ。
う~ん・・・ネクタイかあ・・・これはなあ・・・どうしたもんだ・・・。
ネクタイがなぜここに?なのか分からず、届け先も?だったので、
かわいそうだけど、そのまま何も出来ずでした。
写真のネクタイ、隅の方に壁に沿って伸ばして置かれてますよね?
落ちた時にこの状態だったとは、とても思えない。
「せめて他の人々に踏まれないように。」
「落とした子が探しに来た時に分かりやすいように。」
これを見つけた人がそう思って、ネクタイをちゃんと伸ばし、隅に寄せたんでしょうね。
きっとその人も「こりゃあ、なんとも出来ん。」の気持ちだったのでしょう。

落とし物でなんとも出来ないものって、その後どうなったのか気になったりしませんか?

太太が1度だけ無くしたのは、ストールでした。
訪港する時には毎回必ず持参して纏ってたストール。
紺色の地に黄色のペイズリー柄が入った、軽くて大きめのお気に入りのストールでした。
今こうして写真に残っているのは、銅鑼灣の歩道を歩いてた時の後ろ姿。
無くしてしまう前の1枚です。



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とある日、いつものように路線バスの2階最前列席から外を見てて、
「あ、ここで降りた方がいいかも!!」と慌てて席を立ったとき、
シートか床かに落としてきたようで。
下車してしばらく歩いてて「無いよ」と気づいて・・・。

2人で もやもやしてたのは、
「あーもったいない」よりも「あのストール、これからどうなるのかなあ。」みたいな・・・・・・。
「かわいそうなことしちゃったねえ」
「拾われたら処分されちゃうのかねえ」
2人でそんな事を言ってて。
それがとても気になって尾を引いてたのでした。
「 “ 誰か ” に拾われて、その “ 誰か ” に大事に使ってもらえるといいけどね。」・・・・・・と。

落とし物になっちゃった小さなくつや制服用のネクタイは無理だろうけど、
バスの中に落としてきたストールならば、拾ってくれた “ 誰か ” に使ってもらえるかも。
そう願ってさよならしました。
まあ、何と言うか、笑われるかもしれないけど、
落とし物って、なんだか泣いてるような気がするんですよね。
だから気になる。
「せめて次に使ってくれる “ 誰か ” がいてくれるといいな。」と思うことにするしかない。



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香港で街歩きをしてると見つけるコイン。
これまた “ 誰か ” が落として “ 誰か ” が拾うわけで・・・。
嘘でも冗談でもなく、滞在中に何度も見つけて拾うんです。
僕は過去に1度しかないのだけれど、太太は何度も拾う。
彼女は1回の滞在中に、少なくとも2~3度は見つけて拾うんです。
これはなんだろう?どうして毎回なん?
呼ぶ声が聞こえるのか、金属探知機を持ち歩いてるのか。(笑)
いつもいったいどこを見て歩いてるんだろう?
昔はゴキくんを踏まないように足元を見てたようだけど、
ずっと下を見て歩いてるわけでもないだろうに。
・・・長年一緒に居るけれど、この件についてはサッパリ分かりません。理解不能・・・。
もう、恒例になっちゃってるので、見つけて拾う時に、
「そのままちょっと待ったっ!」と動きを止めさせて、毎回撮影してる2人です。
いつもながら暇人。



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そんなわけで、ユニセフの募金袋をバッグの中にいつも携帯してます。
見つけると「ほ~ら、まただよ~ん。」っと拾って、袋の中へ。
消毒ティッシュで指先を拭いて、街歩きの続き。
そんな繰り返しで、帰国日に空港で寄付の箱に入れておしまい。
投入口は狭いので、1枚ずつね。
何度も拾った滞在では、チャリンじゃなく チャリン チャリン チャリンと入れます。
お馴染みのこの箱は出国手続きを終えた後のフロアーにいくつか備え付けてあるので、
忘れることはありません。
万が一ここでの恒例行事を忘れても、機内でも出来ます。



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落としてしまったストール。
「 “ 誰か ” に拾われて、拾ってくれたその “ 誰か ” に使ってもらえたらいいけどねえ。」
これって、まったく同じように、
拾ってくれた “ 誰か ” に、自分達がなれることもあるのかもね。
そんなわけで拾ったコインは箱に チャリン チャリン チャリン。
このコインたちを回収した係の人が、また次の “ 誰か ” になって、
運ばれた先で、また次の人が “ 誰か ” になって・・・って、つながって。(笑)

こんなふうにどこかで “ 誰か ” が居てくれる落とし物だといいですよね。
そうだったら、「かわいそうなことしたけれど元気でいておくれ」と、諦めがつく。
何年も前にウチがバスで落としてきたストール。
あのストールも “ 誰か ” が拾って使ってくれてるといいな・・・っと懐かしく思い出します。

もしも落とされてしまう運命にあっても、拾ってもらえる出会いが待っているかも。
・・・カエルくんをクリックしてくださると嬉しいです・・・
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by hongkonggaffe | 2014-11-28 08:34 | 香港ふうけい | Comments(18)

着せてもらえたモノも 見かけたり編んだりした人も みんなニコニコ

12月近くになりさすがに寒くなってきたので、
眠っていたセーターをひっぱり出してきました。
トレーナーだけで過ごしているうちは、まだ晩夏~晩秋をひきずってる感覚なんだけど、
セーターを出して来るとさすがに「さあ、冬に入ったね。」という気持ちに。

1年中暑いようなイメージを持ちがちな香港にも、秋冬はありますよね。
空気感で感じたり、空の様子で感じたり。
ただし、夏でも冬でも、建物・乗り物の中で冷房ガンガンの香港。
ある意味“年がら年中ずっと冬”かもしれないけど。



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冬の香港に滞在していた年に、中環でこんな広告 ↑ を見かけました。
ChaterHouse(遮打大厦)の渡り廊下だったかな。
女の子と仔ヤギの様子に思わず足が止まって。
その時、外の寒さに加えて建物内の冷房もきつかったから、
カシミアのこの広告のおかげで、気持ちが温められてほっこりできたのかも。

カシミアかあ。
毛糸のセーターというと、セーターを着せてもらった木と手すりに今回も出会いました。
そのセーターはカシミアではないけれど、絶妙な色の組み合わせで編まれています。
今年の7月のこと。
他の場所で初めて出会ったのは、去年だったような?
木も手すりも、冬に入りかけている今頃は喜んでいるかもしれませんよね。



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夏は人々に木陰を提供してくれる木だけど、
冬になって外が寒くなると、小走りになった人々に横切られてしまうだけの木。
木だって寒いよねえ。
人知れずこうしてセーターを着せてもらえて嬉しいんじゃないかな。
温まれるし、お洒落さんになれるし。

手すりだって、そう。
金属だから、ただでさえ夏も冬も冷たい手すり。
こうして着せてもらえれば、手すりだって嬉しいだろう。

木自身も、手すり自身も、それをふと見かけた人間も、心和めて。

ちなみに、この木と手すりは、上環の裏通り。
それぞれがちょっと離れたところにあるけれど、ウチがよく歩くあたり。
気付かずにいたのでしょう。
セーターを着せてもらえている二人に、ある日いきなり出会いました。
(手すりの写真は、それぞれ別な場所でのものだから、“ 三人 ” なのかも:笑)



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気づきにくい裏通りで、思わぬ時にとつぜん見かけた光景。
なんだか、こう、ストリートアートのような。
次回はどこにセーターが登場するのかな?
香港島側の路地裏散歩をする楽しみが、またひとつ増えたような。
そう、
ウチは今のところ香港島側でしか出会えていなくて。
ストリートアートが似合うポイントが多いからかなあ。
去年の冬だったかに初めて見かけたのが銅鑼灣・・・やっぱり香港島。
九龍側でも、どこか見知らぬ場所で、思いがけないモノが、
このセーターを着て、お洒落さんになっているのでしょうか。

着せてもらえたモノは、温かみに包まれてお洒落さんになれる。
見かけた人たちも、足を止めてなんだかちょっと和める。
だからきっと、編んで着せた人たちも、Happyだろうな。
誰もがみんなニコニコ。
(実際にFacebookでニコニコしてる:笑)



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編み物が大好きなEstherさんたちが、
これから先はどこで何に着せるのか。
どんなふうにKnitterとして発信し広げていくのか。
楽しみなんです。
思わぬ時に、思わぬ場所で、出会えそうな気が。

絶妙な色の組み合わせで、ジャストサイズのセーターを着せてもらえたモノ。
「オラにも着せておくれよ~」と、待っているモノたちはけっこういるんじゃないかなあ。
Estherさんがそんな声に応えたり場所を決めたりするのって、限りないほど広げられそう。
広がったら、その数ぶんだけ、ニコニコする人も増えていくということですもんね。

セーターを着たくなる季節ですね。暖かくなりたいから、カエルくんのクリックを・・・。
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by hongkonggaffe | 2014-11-22 07:58 | 香港ふうけい | Comments(16)

香港で 日本で ~公衆電話を見かけて思うこと~

今のこの時代(この言い方はすでに死語?)なのに、
ウチは2人ともスマホなどを持たず。
「持たず」というより「使えず」だろうから、陸の孤島に住むアナログ人間。
国内で持ってても、きっと豊富な機能を上手く使えないだろうから。




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香港へは携帯すら持って行かず、香港用の携帯も持っていないままなので、
滞在中に、ウチは不自由していなくても友人に不便をさせてしまっているかも。
在住の友人からこちらへ連絡をとることが不可能なので、
ウチから友人への一方通行しかできません。
「ホテル(酒店)に着いたよ」「☆日の△時に◇で会いましょう」等々のすべては、
ホテルロビーのローカル専用電話か、部屋でダイヤル9しての通話のみです。

以前は街の公衆電話をいつも使っていました。
1H$又は2H$を入れてダイヤルプッシュ。(日本への通話なら1H$投入後カードで)
めでたくつながると、耳に入ってくるのは、遠く感じてしまう相手の声。
スマホとか香港ローカル携帯ならば、声はもっとクリアで近く感じるのかな?

そんなウチにとっては“生命線″だった公衆電話でしたが、
今や故障して使えなくなったまま放置されている公衆電話が、
すごく増えてしまいました。
コインを入れても「ツーーー」というあの音がしない。
ひどい場合はコインさえも投入口に入らない。
コインが投入口に詰まったまま放置されているケースがけっこう多くて。



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写真 ( ↑ ) は、銅鑼灣のヴィクトリアパーク(維多利亞公園)横の公衆電話。
4台並んでても、ここで使えたのは1台だけでした。(笑)
でもヴィクトリアパーク横のここは、
毎週日曜になると集まるインドネシア系家政婦さんたちが利用する事情で、
使えるように手が入れられた公衆電話がまだあるほうなのかも。
同じようにフィリピン系の家政婦さんたちが集まる中環でも、
使える公衆電話がかろうじて残ってる確率が高まるような気がします。

中心部から離れた町だと、使う人が少数だからか故障することが少ないようで。
でも、そういう場所はホテルから離れているわけだし・・・。
そんなわけで、“使える公衆電話″は散歩中に見かけると覚えておいて、
【公衆電話マップ】を記憶の中に作っておくという始末です。あの 【 トイレマップ 】 と同じ。
ということだから、
先に「ウチは不自由していなくても・・・」と書いたけれど、
やっぱり不自由している?わけですね。(笑)



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話は飛ぶけれど、
自宅の近所の小さな工場に、中国から働きに来ている女の子たちがいます。
雲南省から来ている子たち。
唯一の休日になっている日曜になると、みんなで自転車1列になってお出かけ。
自転車が2台3台と横に並んだまま走っている姿は、1度も見かけたことがありません。
今どきの高校生たちよりも行儀が良い。
信号待ちなどで見ていると、みんなでじつに楽しそうに笑い、お喋りしています。
自転車で行く先は、近くのスーパーマーケットが多いみたい。
店内では、ちゃんと周囲に配慮した控えめの声で会話してて。
帰りがけに、レジの女性に「ありがとう。」と言ってる姿も見かけたなあ。
どの子もマナーが良いのは、
場の空気を読んでるから?雇い主のかたにきちんと教えてもらえているから?
笑顔が生き生きしているいつものメンバーです。

その子たちが唯一寂しそうな顔つきでいるのが公衆電話の前。

スーパー出入り口に設置してある公衆電話の前で、
視線を落としたまま受話器を耳に当てています。
国際通話可能の公衆電話で、故郷の家族と話しているのでしょうね。
いつもは屈託のない明るい彼女たちが、この場面でだけは笑顔がしぼんでて。
ポンポン弾む声ではなく、ぽつんぽつんと断片的な小さな声で。
横を歩くたびに「日本の公衆電話はちゃんとしててよかったよね」と思います。
ほんと。
よかったよね。



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ときには海を越えて国と国を結ぶ公衆電話。
香港の家政婦さんたちの中にも、そういうかたはいるのかな?
携帯などを持っているから、そういう部分は不自由しないのかな?
不自由するのは(不自由させているのは)ウチの2人くらいかもしれないね。
けっして意地になってて持たないんじゃないけれど、
公衆電話頼りにしてるのは、そろそろ卒業だなあ・・・って思い始めています。
遅い?
遅いよねえ。

受話器から聞こえる声、遠く感じたことありません?・・・カエルくんのクリックを。
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by hongkonggaffe | 2014-11-01 07:39 | 香港ふうけい | Comments(28)

眺め上げたり 触れてみたり ~香港のガジュマルの木~

ウチの近所の広い公園には、さまざまな木が植えてあります。
サクラの木・ハンカチの木・カシの木・メタセコイアの木・・・。
今の時期だと、イチョウの木からは銀杏の実がぽとぽと落ちてくるから、
近所の皆さんが早朝から拾いに来てて。



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樹木に恵まれる公園でも「さすがに見かけないなあ」というのがガジュマルの木。
育つための気候がぴったり合う香港だと、あちこちで見かけます。
精霊が宿る木とか、ご神木とか、多幸の木などと言われるだけあって、
街の中で堂々と根を張ってても、切り倒されることはないようですね。
何年か前に尖沙咀のヘリテージ(高級ブランドショップ&ホテル)が建設される際も、
撤去反対の署名運動が起こったとか。
残したいと願う人々の気持ちを受けて、以前と同様に保存・移植されたと聞きます。



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岩や石などをものともせず強い生命力で根を張り巡らせ、
樹齢がとても長いガジュマルの木。
そのたくましい根と幹に出会うと、ついつい触れたくなってきます。
触れていると、ありがたい【気】のようなものが分けてもらえる気がして。
根や幹に近づいて、愛でて、掌で撫でてみる・・・。
・・・そんなことを味わえるガジュマルの木がいくつかあります。
(あくまでも個人的に。順不同だけど。)

♫ 彌敦道沿いのショッピングアーケード前の並木。
・・・酷暑の夏でも、涼しい木陰で守ってくれる。
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♫ 赤柱のメインストリート裏。
・・・根元に祠があり、いつでも拝める。
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♫ 荷李活道の情報発信スポットPMQの真ん前の石壁。
・・・変わりゆくエリアの中での、変わらぬ存在感。
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♫ 元朗の露店床屋がある憩いの広場。
・・・おじちゃんの露店床屋で散髪してもらったあとは、奶茶を飲みつつ休憩。
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♫ 觀塘の再開発エリアで残ってる(と信じてる)公園。
・・・昔、觀塘に初訪問した日に、根元でのんびりさせてもらった1本。
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街のあちこちにあるガジュマルの木の中で、
特にこれらの場所の木たちが、僕にとっては【気】を分けてもらえる再会相手。
「精霊が宿る」・「ご神木である」・「多幸の木とされる」・・・等々の存在。
そのありがたさゆえに、
木の下には【祠】や【廟】や【ご年配の方々が寛ぐベンチ】が多い気がします。
そういう光景が街に溶け込んで馴染んでいるというのが、
なんだか香港らしいと思いません?

昨今の日本でもたびたび話題になるパワースポット。
そういう方面にとても疎いからダメだけど、
香港の人々にとって日常の中にあるこの木は、旅行者の自分にはパワースポット。
それが街のあちこちにあるわけだから、ありがたすぎます。(笑)



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アジアの他国にもあるし、日本でも屋久島あたりだと出会えるのでしょうか?
香港に滞在しているときに、もしも見かけることがあったら、
ちょっと立ち止まって、眺め上げたり触れてみたりするのも、良いかもしれません。

もともと香港って、居るだけでパワーを感じちゃう街だと思うけど、
街のパワーが【動】なら、ガジュマルの木のパワーは【静】かな。
しばし眺め、そっと触れることで、
感じさせてもらえる何かが息づいているような気がします。

他力本願だけど、近所にもこの木があったらな・・・と。カエルくんをポチッと。
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by hongkonggaffe | 2014-10-20 07:48 | 香港ふうけい | Comments(16)

残せなかった記憶 と ぎこちなくて困った記憶 ~どちらも良いもの~

香港というところへ、いちばん最初に行った時のこと。
初めて啓徳空港に降り立って、独特な匂いに歓迎されながらターミナル内を歩いて、
「J☆Bの現地添乗員さん、予定通りちゃんと待っててね」とツアーシールを胸に貼り直し、
不安になりながら、待ち合わせの到着ロビーへと向かいました。
小さなツアーバスに乗せてもらって、ホテルへ。
3泊4日だったかのツアー日程でした。

ホテルでチェックインしてもらった後、どうしてたのか記憶がなくて、太太に聞いてみました。
ずっと笑顔の添乗員さんが、流暢な日本語だったことだけは覚えてるんだけど。
   ◎ レパルスベイ(淺水灣)へ連れて行ってもらった。
   ◎ 昼と夜の2回もピーク(山頂)へ連れて行ってもらった。
   ◎ どこかのビルの中の土産物店に連れて行ってもらった。
他にもあったようだけど、2人とも記憶なし。
朝食だけは覚えてる。毎朝ホテルのブッフェで山盛り食べてたかな。
その頃からすでに炭水化物星人だったので、何皿もおかわりしてて。

すべてお任せのツアー、それでいいと思うけど、なにせ記憶がない。
「市中引き回しの刑に処す~!」だけど、そういうものだと思ったし。
それが良くないなんて今でもちっとも思わないけれど、
帰国した後に「なんだか疲れたなあ。今回だけで終わるのは ちょっとなあ。」と思い、
リベンジをすべく2度目からは少しだけ自由行動時間があるツアーに。
でも、いざ自由行動時間になってもどうしていいか分からず。
まだ開店前のレストラン(酒樓)の入り口前で途方に暮れてたり、
なぜか銅鑼灣のSOGO近くの円形陸橋の下で、2人でぼお~っと立ってたり。



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添乗員さんに連れまわしてもらえた中身は覚えていなくても、
自由行動時間にどこで困ってたかは覚えているんですね。(笑)

何年かして、
2人でヴィクトリアハーバー(維多利亞港)を眺められる尖沙咀のプロムナードへ。
ここで香港島の景色を初めて眺めたはず。
昼間の霞んだ香港島ビル群と、
夜のネオン(啓徳空港の事情で点灯したまま点滅しないネオン)が眩しい香港島ビル群。
どちらの時間帯でも目を奪われました。
さらに何年かが経過して、
同じプロムナードから、夕暮れの眺めに出会いました。
プロムナードからだと埠頭(天星碼頭)が視界を遮るので、埠頭の西隣りへ移動して。
ビル群のネオンが少しずつポツポツ灯りはじめるのって素敵だなあって。



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ツアーでスタートすることって、いいもんですね。
ウチの場合は記憶がないけど、「もっと★★★してみたいなあ」というきっかけになった。
自由行動時間が加わることって、これもいいもんですね。
途方に暮れたけど、どんな気持ちでどこに突っ立ってたかは記憶に残ってる。(笑)
その後は少しずつ少しずつ色に出会って、音や匂いにも出会えるようになっていって。
自分たちなりの香港旅が、ゆっくり肉付けされてくるものなのかも。

今でも香港滞在中に寄ってみたくなる場所。
途方に暮れてたレストラン前やSOGO近くの円形陸橋あたりを通りかかれば・・・。
尖沙咀のスターフェリー埠頭の西隣りに立てば・・・。
何をしたわけでもないのに自分たちで選んだ場所だけあって、
【あの頃】の懐かしい記憶がほわあ~んとよみがえってきます。

“ かんじんな中身を残せなかった記憶 ” と、
“ そのおかげで繋がったぎこちなくて困った記憶 ” は、
どちらもいいものだよね・・・・・・と思ってるウチです。

個人旅行のドキドキ感、あります?・・・カエルくんをポチッとお願いできれば嬉しいです。
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by hongkonggaffe | 2014-10-11 07:52 | 香港ふうけい | Comments(28)


「暮らすように滞在していたい」 と思いながら里帰りする香港の日々。


by こえだ

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