カテゴリ:香港のりもの( 80 )

里帰りから戻る時は 新聞に遊んでもらう

香港へと里帰りをしに行く機内では、「もうすぐもうすぐ。いま行くよ~。」と満面の笑顔。
飛行モニター観察 やら 機内食後のお遊び ( こちら ) やら で、
あっというまに4時間半が経ちます。
それとは対照的に、
香港から日本へと戻って来る機内では、「・・・。・・・。・・・。」と、浮かばない顔(だろうな)。
しかたがないから、何か遊べるものはないか? ということで、
機内へ入るすぐ手前で 香港の新聞を取って搭乗します。
日本の新聞は、要らないからパス。
あくまでも、香港の新聞。

漢字の新聞、大好き(笑)。
最後の最後まで異国を味わわせてくれるのは、新聞です。
ボーディングブリッジを歩いて機内に入る直前、ワゴンの上に新聞が置いてありますよね。
これが唯一の遊び道具。
日本への直行便ではもちろん、台北乗りかえの経由便でも、
日本語の新聞でなければ、ほぼ100%の確率で手に入ります。



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登場前のゲートで「お待たせしましたー。搭乗開始しまーす。」のアナウンスがあると、
あっという間に乗客の列が出来ますが、ウチは列に並ぶのが遅い。
「えぇ~。。。乗るの~。。。乗っちゃうの~。。。ヤメようよ~。。。欠航にしようよ~。。。」
僕がブツブツ言いながら嫌々並ぶので、重い腰を上げるのは列が長~くなってから。
太太は僕と違ってスパッと気持ちが切り換えられる爽やかな人(笑)なのですが、
小学生男子はウダウダしてるので、太太の足を引っ張る。。。

そんなことしてるから、
新聞ワゴンまで歩いてきた時には、もらって行ける日本の新聞は ほぼ残っていません。
だけど二人とも日本以外の新聞を期待しているから、困らない。
“ 新聞遊び ” をしながら日本へ戻るウチとしては、
じゅうぶん ありがたい状態になっているわけです。
困らないから早く並ぶ必要がないために、毎回ウダウダのまま成長しないんですけど。。。



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どこの国のどの新聞がワゴンに残っているかは、直行便と経由便でやや傾向が違います。

日本への直行便なら、帰国する日本人搭乗率が一番多いわけだから、
朝日 ・ 読売 など、日本語の新聞は まっ先に無くなりますよね。
そのかわり、
東方日報 ・ 星島日報 ・ 蘋果日報 ・ 南華早報 などの香港の新聞が、
けっこう手つかずのままで残ってます。
これが、ありがたい(笑)。
“ 新聞遊び ” をして過ごすウチとしては、困らないパターン。

一方、何度か使う台北経由便なら、当然 搭乗率が高いのは台湾人や香港人。
台湾と香港の新聞は置いてあっても、日本の新聞は まったくお目にかかりません。
しかも、香港から台北なんて1時間半ほどの飛行でしかないので、
新聞を読もうとする人が少なめのような気がします。
短い飛行時間の中で 軽食を食べる時間が差し引かれることを皆さん知っているし、
旅行や仕事で飛ぶ人は それぞれ必要なことをするだろうし。
短時間でも機内で新聞を読むつもりの人は あらかじめ自分で買ってきて乗るので、
ウチのような呑気なヒマ人さんは少ないとみえて、“ 遊び道具 ” は かなり残ってます。



( ↓ 直行便の、日本新聞あり。 )
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( ↓ 経由便の、日本新聞なし。 )
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国が違えば、新聞も色々ですね。
インクの匂いって好きなのでいつもそっと嗅いでみるけど (へん?) 、匂いは大差なし。
だけど、紙の質感や大きさは それぞれ違うから、指触りや広げやすさが違う。
香港の新聞だと「おいおい毎日が日本の元旦新聞かい?」と嬉しくなるような枚数と重さ。
エンタメ情報(まっ先に見る) から 経済情報(ほとんど見ない) まで、充実度は高いです。

“ 新聞遊び ” をする時に欠かせない紙面は、 求人 ・ 不動産 ・ 天気 などのページ。
なんのことはない、
「あぁ~この漢字やから、あの意味なんや。」
「この字って何なの?」
「へぇぇ~なるほどねぇ~。漢字ってよく出来てるよねぇ~。」 ・・・etc 。
漢字の勉強をしながら、異国ならではの情報を読み解いて遊びます。
日本人として “ 漢字の国に生まれたこと ” に感謝するひととき。

文字以外だと 【色】 も興味深いです。
地にしている紙そのものの色がいいなぁっていう新聞もあるし、
見出しや小見出しの文字色が素敵だなぁっていう新聞もあるし。
白黒のモノトーンで徹底してる紙面の美しさがあるかと思えば、
色とりどりのカラフルな紙面で 眺めてるだけで楽しくなっちゃう新聞もあって。



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楽しませてくれた新聞紙ですもん、機内でサヨナラするのは忍びない。
そのままお持ち帰りするので、手荷物は増えます。

飛行機に乗ってて手荷物が増えるって・・・まぁ・・・あんまり無いんだろうな。
ふつう、手荷物が増えるとしたら、考えられるのは免税品くらいでしょうか?
搭乗前や機内販売で免税品を買い求めて ほんの少しだけ手荷物が増える方々と同じ。
ウチは免税品の代わりに、読み終えた もとい 遊び終えた新聞紙 が増えるだけのこと。
まさに、自分達用のお土産 というか 免税品(笑)。

お土産って、いろんなタイプがあって いろんな使い方があって いいような?
日常暮らしの中で、ちょっとプレゼントを包んでみたり、
あまりにもお気に入りのページならば額装してみたり。
額装のこと、以前書きましたね。
すっごくダラダラ書いたから、
読み始めて下さった方も途中で呆れて きっと読むのをやめた記事、、、です。

でも、ほんと、
異国の新聞には、文字だけ取り上げても、形だけで惹かれる部分があるような。
表す意味は何も分からない字であっても、単純に 【形】 に魅力を感じて。

民族楽器や陶器を探し歩いていた頃に、
包んでもらったり、その店やホテルで 余分にもらって来たりして、
今でも自宅にとってある アジア各国の新聞たち。
タイ語(ไปยาลน้อย)、ベトナム語(sắc, nặng)、ヒンディー語(भारत की भाषाएँ)、
アラビア語(اللغة العربية)、タミル語(சிங்கப்பூர்)、ハングル語(훈민정음) などなど、
文字の形一つをとっても、異国の新聞は魅力があるなぁと思います。


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ただし、香港発の機内で “ 新聞遊び ” をする時、
タイミングを間違えたり 度が過ぎたりすると、CAさんの手を煩わすことにもなります。
機内食のカートが近付いて来て お肉か魚かを尋ねられる時、
たとえば星島日報で遊んでると広東語で声をかけられちゃう。
台北経由便で中國時報を開いていると台湾華語で声をかけられちゃう。
そういう手間をかけないように気を利かせられなかった時、ウチは2人して固まります。
「 ゴメンネ ワレワレハ ニホンジン 」。。。

遊び道具にも お土産品にもなってくれる、香港発の新聞たち。
「遊びは ほどほどに。 タイミングや場をわきまえて。」
と CAさんから無言で優しく諭されているような時があるので、
ウチの “ 新聞遊び ” は、引き際が肝心なのかもしれません。(笑)

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by hongkonggaffe | 2016-03-29 22:21 | 香港のりもの | Comments(10)

トラムは走る広告塔 ときどき 走る美術品 sanpo

香港島の西端と東端、そして、銅鑼灣からは短距離ながら南へも走るトラム。
里帰りするたびに「そうそう、今はどんなデザインだろう?」と楽しみにするのが、
トラムの車体を覆い尽くすラッピングです。

ずっと以前は、広告なんて何もなかった車体。
車体に広告を載せるアイデアが出た時って、きっと大きな出来事だったんでしょうね。

手元にわずかに残る写真には、
今のように全面ラッピングではなくて、部分的に広告を載せ始めた姿があります。
なんだか、こう、プラモデルにシールを貼ったみたいなぎこちなさ、というか、初々しさ。
それが2枚目の写真 ( ↓ ) のように全面ラッピングと同居する過渡期があって、
現在のように、様々な企業が好んで広告主になり、デザインを競い合うような時代に。



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トラムは走る広告塔。

広告を載せた乗り物だったら、路線バスも 空港バスも ミニバスも タクシーも 浮かびます。
だけど、トラム以外は どれもけっこうな速さで走ることが多いんですよね。

ミニバスやタクシーなんて、あっという間にピューッと走り抜ける。
「あ、どんなプリント?」と見ようとした時には、もうすでに よく見えない場所にいる。

路線バスや空港バスなら車体が大きいぶんだけ広告も目に付くし、
速さもミニバスやタクシーほどじゃない。
でも、
全面を覆うトラムよりは部分的な広告ですから、比べれば今ひとつパンチに欠けます。
パンチって・・・(笑)・・・でもね、広告って「見られてナンボ」「楽しめてナンボ」ですからねぇ。

トラムは 前後の面と左右側面のすべてで見せて(魅せて)くれるし、
バスより停留所までが近いこととスピードが無いぶんだけ、余裕で見ていられます。
広告主の企業によって台数が違うけれど、同じラッピングで複数台走ってることが多いし、
バスよりも限られた短区間で走っている から、
そのぶん、気になったラッピングを目にする確率も上がります。



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流し撮りで 身体を左右に振りながらカメラを向けてる小学生男子、
ブレずに撮れた数少ない写真を見ていると、あることに気付きました。
「あ、写真じゃなくて肉眼でも、きっとこうやって走るトラムを見てるんやろうなぁ。」 と。 ( ↑ )
写真だと流し撮りで撮ったプリントが手元に残るけど、
手元にプリントとして残せない肉眼でも、じつはその瞬間は同じことをしてるんだな・・・と。

路線のいろんな場所で気になるラッピングを見つけた時って、
その場所のトラムの背景がどんなに賑わっていようと どんな色の建物があろうと、
きっと、眼はトラムだけに焦点を当てて追ってるような気がするんです。
カメラを構えた時だけじゃなくて、無意識で肉眼でも流し撮りをしてるんだろうな。
脳内流し撮り。

おもしろいもんですよねぇ。
頭の中では、ちゃ~んと背景全部がブレていて、トラムだけがくっきり見えてるんだろうな。
誰もが きっとそうなっているんだろうと思います。
ふだんの日常生活でも、動く物を眼で追う時って その状態になってるんじゃないかな。



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今回の訪港でも、滞在中に “ お気に入りラッピング ” を決めていました。

そう、「決めていた」っていう感じ。
滞在するたびにその期間中のトラムのラッピングデザインを順位付けするヒマな自分。
どういう基準なのかは自分ながらもよく分からないけど、
銀行系 ・ 金融系 でなければ、順位付けに入ります。
銀行金融系って例外なく地味なので、あの渋さを味わうには まだ至っていません(笑)。

で、今回もっとも気に入っちゃった BEST1 が、こちら。



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目にするたびに、おぉぉぉぉーっ と気になって気になって。
配色もイラストの細やかさも、自分には もう アート作品として目に入りました。
こうなると、トラムは “ 走る広告塔 ” よりも、 “ 走る美術品 ” になるわけで。

美術品らしく、さすが サザビーズ。
もう、このトラムそのものを オークションに出すといいんじゃない?(笑)
シノワズリなデザインは味わい深く、香港にピッタリでした。

細部まで見惚れていると、いくらトラムとはいえ走り去ってしまうので、
見かけることが出来た時に 全力でガン見してる小学生男子。
「うへぇ~。。。すげ~な~。。。」って見させてもらって、続きはまた遭遇した時にね、、、と。

次点として気になってたのが、色で目を引いた2台でした。
タータンチェックのはニューヨークなんだけど、やっぱりイギリスがらみで気になったし、
グリーンラインの方のは、なんだかキリリとクールで鮮烈なところが気になったし。
うん、これ、スイカっぽさも良いね。
スイカ大好きやから。・・・・・・呆。



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そんなこんなでラッピングを楽しんでるものですから、
トラム沿線の歩道を歩いている時は目と頭がフル回転しています。
訪港中に限っては、鉄ちゃんかも(笑)。

素敵な色とデザインのラッピング広告を纏ったトラムたちが行き来する香港島。
でも、
沿線には それぞれ特色の違った街が並んでいるので、
ときどきトラムと一体になって【脳内流し撮り】になってる被写体も登場します。
配達人のおじちゃんやお兄ちゃんが横に並んでいてくれるからこそ、香港トラム。
トラムが走る国は少ないと思うけど、
トラムと、お仕事する方々の姿とが これほどしっくり馴染む国は さらに少ないような?
ラッピングデザインに惹かれると同時に、こういう光景も愛しく思えてしかたがありません。



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どこか行きたい場所があって停留所で待ってると、
待っている時に限って、その行き先の車両がなかなかやって来ないトラム。
そうかと思えば、
行きたい場所行きの車両が1度にドドドドッと数珠つなぎでやって来るトラム。

本当に気まぐれさんですから、
逢いたいラッピングがあるとそれも同じで、
待ってる時や想う時には、なかなか目の前に登場してくれません。
けっこうじらされます。
「まったく、もう、じらすよねぇぇぇぇ。」
なんて思いながら待っていて、やってきた時は特別な瞬間です(笑)。
ただ、
そういう時に限って、
大きなバスが走って来てトラムと自分の間に立ちはだかるんですよね。。。
美術品だから、手が届くようで なかなか届かないのが 良いのかな?

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by hongkonggaffe | 2016-03-16 18:35 | 香港のりもの | Comments(12)

それぞれの 終点 兼 始発駅 (總站) を順に巡りながら トラムに遊んでもらう

夜明け前にホテルを出て、早朝散歩に行く。
まずは徳輔道西に出てから始発トラムを見送って、皇后大道西を西營盤方面へ歩く。
まだ暗い中、一方通行のこの道を 路線バスとタクシーだけが西へ走って行く。
夜が明け始めて 空の色が変わってくる。

新聞配送車がコンビニや歩道の新聞店に束になった新聞を投げ込むように届けて回る。
店員さんがそれを受けて荷をほどき、
店の入り口や歩道に広げて、その日の新聞を組み合わせ始める。
組んでる最中も早朝出勤の人がポツリポツリと買って行く。

時計を見ながら ほど良い所で皇后大道西から徳輔道西へ出て、上環に向けUターン。
西のトラム車庫から次々に出てくるトラムを眺めつつ、歩道を歩く。
夜が明けきらない徳輔道西はまだまだ静かで、トラムの走行音だけが心地よく続く。
跑馬地行きのトラムだと 車内にお客はほとんどいないけど、
北角行きだと 早朝から席はけっこう埋まっている。

走って来るトラムの隙間をついて 車道の真ん中に出てみる。
レールに触れる。
トラムレーンにはクルマは入って来ないし、トラムが近づいてくれば音と振動で分かる。
大丈夫・・・だとは思ってても、やっぱりちょっとドキドキしながらレールに触れる。



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荷李活道公園に入り、高層マンションの谷間で鳥の鳴き声を浴びる。
科記の開店時間に合わせて太平山街へと入ると、鳥の声もクルマの音も消える。
店の前に立つと、家族皆でいつも通りの準備を始めている。
邪魔にならないタイミングで視線を合わせ、招き入れてもらう。
アイコンタクトや顔の振りだけで、その日初の “ 人との会話 ” が始まるのが嬉しい。
少しずつ入って来るご常連さんを 一番奥の席から眺めつつ、奶茶をすする。
この席に座っていると席の埋まり具合が分かるから、様子を見計らって、ごちそうさま。

部屋へ戻ってパン朝食にしつつ、今日はどこへ?と相談する。
昨日は麺の夕食で今朝がパンだから、飯類が良いね。出来れば家庭料理風な。
だったら昼は蕃薯苗で食べると良いかも・・・と トラム停へ行き、北角行きを待つ。

跑馬地行きは何台も来るけれど、北角行きが来ず、どんどんと待ち人が増えてくる。
北角行きが来ても、けっこう混んでる。明け方と同じだ。
「空いてるのが来るまで待とう。」と言ってたら、120號がやって来た。
行き先を見ると残念ながら跑馬地行き・・・だけど空いていて2階先頭席に誰も居ない。
「これ、乗ろう。」ということで、北角行きはあっけなくパスして、跑馬地行きに変更。
行き先よりも、120號に乗ることの方が大事(笑)。

途中で雲行きが怪しくなって、雨が。
銅鑼灣から右折して跑馬地行きは繁華街を外れていく。
すぐ前を白い車体の1台が走っている。
木立の中を走る路線は跑馬地線だけ。緑の中に白い車体が映える。

終点の跑馬地總站で120號を降り、小雨の中、小さな街を散策する。
1時間半後に街市の前に集合することにして、解散。
それぞれ好きな場所で過ごし、約束の時間に落ち合って トラム停へ。
ここで 【去】 の小さな明かりを見るのがお決まり。
何台か見送りながら、発車するたびにポツッと点灯しては消える 【去】 を眺めて遊ぶ。



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「そろそろ行こう。」と北角行きに乗り、軒尼詩道を東へ進み春秧街を抜けて北角總站へ。
ここにも【去】のサインが。
このささやかなサイン、きっと誰ひとり見たりあてにしたりしていないと思うけど、
毎日いつだって 点灯を繰り返しながら けなげに働いている。
北角の中でスーパーへ行ったり街市に入ったりして遊んでから、蕃薯苗へ。
飯を希望してた通りに菜飯とおかずを頂いて、英皇道へ出て筲箕灣行きのトラムに乗車。

乗ってる間に雨はやみ、終点の筲箕灣總站で下車して、すぐにまた解散。
お一人様自由行動になって 毎回まず確認するのは、
駅を見下ろすことが出来る角地のマックの いつものコーナー席が空いてるかどうか。
・・・残念・・・誰かが座ってる。
でも、せっかくだからとマックへ上がり、ポテトだけを買って窓辺の席から見下ろしてみる。
左右から広いガラス窓に囲まれる特等席のコーナー席 ほどじゃないけれど、
筲箕灣總站に入って来ては出て行くトラムたちを 上からずっと眺めていられる。

向かいの席が埋まってお客で混んできたから、出ることに。
金華街の露天市場を歩く。
野菜や果物をここまで上手に積み上げるのって、すごいよなぁ。
両側を忙しく観察しながら人に揉まれつつバスターミナルまで行き、バスを眺めて過ごす。

そこからぐるりと回って筲箕灣東大街に入り、街のはずれになる天后古廟へ。
お邪魔させてもらい、見よう見まねのお祈りだけをして、来た道を戻る。
途中で凍咖啡を外賣し、路地に入ってお気に入りのパン屋へ。
ここは他のパン屋と違って、ショーケースのようなものがほとんど無い。
焼きあげられたままむき出しになって並んでるパンや蛋糕や砵仔糕たち。
雞尾飽を一つだけ買い、筲箕灣總站すぐ前の廟の公園で おやつタイムにする。

集合時間まで休憩し、乗り場でトラムを眺めると、ちょうど堅尼地城行きが順番待ち中。
東の端の筲箕灣總站から 西の端の堅尼地城總站まで、
途中乗り換えなしで1本で全行程を乗って行けるのは、1時間に1台しかないはず。
これは乗るべきでしょう、、、ということで 迷わず乗り込み、2階先頭席へ腰を下ろす。



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お客はまだまばらだけど、後からトラムが次々に入ってきて待機しているので 発車。
太古前までは覚えているけど、そこからの記憶が無い。
眠っていたんだろうと思う。
目の前のガラス窓をあけたまま、風を受けながら眠っていたはず。
街の音やトラムの振動が子守唄になってくれたんだろうと思う。

太古を過ぎたのも北角を過ぎたのも覚えていない。
銅鑼灣の賑わしささえも覚えていなくて眠りこけてたんだろうけど、
パンパンッっていう、打小人たちがスリッパでお札をたたき続ける音で目が覚めた。
高架線下のここは、音がこもってよく響き渡る。
反対車線に居てもここに近付くと耳につくくらいの音だから、
お仕事中の打小人たちに近い西行きレーンだと、いやがおうでも起こされる(笑)。

ここからは、ウトウトしながらもお気に入りのポイントがいくつかあるので眠らない。
消えてしまった利東街の跡地や、お洒落になってしまう前に入ったことがあるPAWN。
金鐘に近付くにつれて迫って来る、オフィスビルや銀行たち。
トラムに挟まれるようになりながらも、トラムと譲り合いながら仲良く走る仕事自転車。
庶民的なエリアや猥雑な繁華街の雰囲気が消え、一気に入って行く高層ビル群の谷間。
中環へ侵入する直前に迎えるカーブのレールは、いつ見ても美し過ぎる。
そして、
香港島の象徴に例えられるビル群のすぐ根元から、ビルを見上げながら走れるトラム。
尖沙咀側から見る高層ビル群とは違った景観は、トラムだからこそ味わえると思う。



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中環から上環まで一気に直進し、突き当たりのウェスタンマーケットを右折する。
トラムの鳴き声が耳に優しい。
すぐに左カーブを曲がり終えたら そのまま海味街へ入り、この先しばらく直線が続く。
ホテルの前を通り過ぎるあたりからは、干物の匂いがトラムの中に遠慮なく入って来る。
ここからは、毎朝毎夕歩くエリアだから、退屈になって またウトウトし始める。

海味街に限らず、同じ場所&お馴染みの場所を何度通っても、本当は新鮮なはず。
ましてや歩道からじゃなく、トラムの2階席から見下ろすのだから、
地上からの見え方と違って楽しめる・・・はずなんだけど、半分眠ってる(笑)。
やっぱり、毎朝の朝活や昼間の散歩で 知らずのうちに疲れが溜まってるのかも。
そんな時、こうして揺られながら移動しつつ身体を休め居眠りできるのは幸せかも。

終点の堅尼地城に着いて、トラムが完全に止まった時に目が覚める。
筲箕灣から堅尼地城まで、こうしてずっと乗り通すと今回は2時間25分かかった。
以前、同じことをした時は2時間5分だったと思う。
あまりに長時間だったので、覚えてる(笑)。
ただ、途中に何度か居眠りしてるから、実際は長さを感じない。
・・・けど、「同じ電車でも 新幹線だったら東京からどこまで行けちゃうの?」と考えると、
こんなに狭い香港島なのに、ずいぶん時間がかかるもんだなぁ と思う。

ここでもやっぱり解散して自由行動。
寝起きでぼんやりしたまま、卑路乍街や街市周辺を散歩して、
途中の祥香茶餐廳で蛋撻を買い、海沿いの遊歩道に出る。
海に向いて並んでるベンチでは、
近くの店員さんが休憩時間にタバコをふかしてたり、静かに座ってる老夫婦が居たり。
ここは「海」って言っていいんだろうか?それともビクトリア湾からそのまま続く「湾」?
離島やマカオへ向かうフェリーはもちろん、ときどきジャンク船や警備艇も行き来する。



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街市の前で落ち合って 東へ歩き、石塘咀を抜けて西營盤に入り、夕食を選ぶ。
“ あれ・これ・それ ” の 真正豆腐坊で外賣し、部屋に戻ったら夕食。
炭水化物多めの日だったから野菜を摂らなくちゃね。
でも、おかずの下に隠れてるぎゅうぎゅう詰めの白飯を残さず平らげちゃうので、
やっぱり炭水化物の摂り過ぎかもしれない。
「まぁ、今は里帰り中なんやから、いいやん。」・・・ということにして、美味しく頂く。

太太がTVを観てる間に、空になった弁当箱を処分しに階下に下り、外へ出る。
ホテル前の徳輔道西。
夜だから暗いんだけど、やっぱり夜明け前の暗さとは違うのが不思議。
何が違いを感じさせるんだろう?
多くの人々の気配?路線バスやタクシーが行きかう台数?空気が澄んでるかどうか?
なんだろうね?と思いながら、やっぱりトラムが気になってカメラを向ける。

銅鑼灣や中環や上環の都市部方面から住宅街へ走って行くトラムには、お客がいっぱい。
1日のお仕事の疲れが出るからかな、やっぱりうなだれて眠ってる人が多い。
トラムで昼間ここを通る時に同じように眠ってる僕とは、向かう方向は同じでも意味が違う。
「すみません、里帰り中で。。。今日もお仕事お疲れ様。自宅でゆっくり休めますように。」
トラムの写真を何枚も撮って、部屋へ上がる。


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今日、早朝から夜まで ずっとトラムに遊んでもらえたことに感謝するばかり。。。

そんな日。


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by hongkonggaffe | 2016-01-17 22:24 | 香港のりもの | Comments(24)

トラムの運転士さんたち  ~ 彼は cool ? それとも・・・?(笑) ~

訪港するたびに、忘れがたくて顔を覚えちゃう人っているものです。
いろんな場面であるけれど、思いもしなかったアクシデントで印象付いちゃった人とか。

たとえば去年の7月、ホテルで助け出してくれたレスキュー隊の人の顔。
ロビーのフロアすぐ上で止まってしまったエレベーターのドアをこじ開けて、
ガガッと入って来たレスキュー隊員さんは、
防護服とヘルメットで顔が半分隠れてたけど、やっぱり顔は覚えてる。 

たとえば今年の1月、キャセイのラウンジスタッフの顔。
僕のジャケットに大量のソースをドバッとこぼした後、謝罪も対応もなかったスタッフさん達、
やっぱり顔は覚えてる(笑)。

アクシデントっていうのは、思い出としてやんわりと丸められて記憶に残り、
その時の相手の顔と共に けっこう覚えてるものです。



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アクシデントじゃないけれど、トラムの運転士(司機)の中にも、顔を覚えてる人が。
その内の一人は、女性の運転士さん。

ウチが体験した限りだと、トラムの運転士は男性ばかりなのだけど、女性がお一人だけ。
トラム運賃がまだ2$だった頃に初めて見かけたとき以来、
毎回のように出会う、いつも黒い腕時計をはめている女性運転士さん。
ウチはトラムに乗車する回数やトラム沿線の歩道をテクテク歩くことが多いからだろうけど、
年1~2回の訪港なのに、必ずと言っていいほど見かけるのです。

それは乗ったトラムがそうだった時ばかりじゃなくて、
信号停止中の時に、トラム駅で待っててやり過ごした時に、走り去る時に・・・と いろいろ。
HONGKONG TRAMWAYS Co に、一体何人の運転士さんが居るのか知らないけれど、
縁あってか、目を引くからか、記憶は毎回濃くなっていきます。
見かけるたびに、カッコいい・・・She is cool (笑)。



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今回9~10月の訪港では、記憶に残る運転士さんがもう一人増えました。
cool か、どうか、ちょっと分からないんだけど。。。

とある日の夜、時刻が遅いし疲れていたので、中環から西營盤までトラムに乗ったのです。
歩ける距離だけど、まぁ、乗って行こうということになって。
普段なら2階へ上がるんだけど、すぐ降りるのだから1階でいいねと。
で、1階なので運転する様子や前方を見ていたくて、車両の前の方に。

ふと自然に目を向けた運転士が、初めてお見かけするタイプの人でした。
「おぉ~っ!」と見入っちゃって、前方の風景なんて全然目に入らない(笑)。



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どうも顔がよく見えないぞ?と思ったら、マフラー?ネックウォーマー? で覆面の彼。
排気ガスから守ってるんか?寒いんか?(寒くはない夜)と思ったら、
いやいや、耳の上こそ寒そうな刈り上げヘア(笑)・・・刈り上げ? というか、モヒカン?
イケてます。
“ 運転士が若者 ” というだけでも珍しいけど、それに加えて個性的なお兄ちゃん。

トラム駅でお客が乗り降りする時は車内ミラーと乗車口モニターを注視してるけど、
信号待ちの停止中や、直線道路の運転中は、しきりに髪を気にして右手で整えてる。
・・・整える髪の部分は、少ないんだけど・・・(笑)。

ヘアスタイルの乱れを気にする割には、窓を開けてるから、
走る間ずっと、モヒカンのてっぺんが風になびいてる。
うはは、ステキ。
風を切って走るオープンカー状態は、そりゃぁ気持ちが良いのは分かるケド。。。

トラムらしい速度 ( でも、やや早め ) で運転してくれてるんだけど、
なぜか、右足が左足の上にのっかってる。。。
をいをい(笑)。
新型トラムは足元部分がドアで仕切られてるから見えないのだけど、
トラムって、片方の足だけで運転可能でしたっけ?
足元には、ペダル操作って何も無いのでしたっけ?
背の高そうな彼だから、あの狭い運転席で足のやり場に困るのは分かるケド。。。



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「彼はどんな男性なんやろ?」
「やっぱ、トラムに特別な想いを持ってるんやろか?」
「彼の今までの体験や信条があっての、運転士の選択やスタイルなんやろか?」
大きなお世話だと思いつつも、なんだか気になっちゃって(笑)。
“ トラム運転士って、一般的にはこんな感じの男性達 ” っていう勝手なイメージが、
ガラガラガラーッと崩れていく体験は、新鮮でした。

幹線道路の真ん中を
バス ・ トラック ・ 自転車 などに惑わされること無く、マイペースで走行するトラム。
トラムの運転士さん達って、あの女性も他の男性運転士も、皆カッコいい。
It's cool !
初めて会ったこのお兄ちゃんも cool? それとも運転は danger? (笑)

残念だったのは、短区間しか乗っていられなかったこと。。。
中環から西營盤までの新鮮体験は、あっという間でした。
後ろ髪を引かれながら降りて、遠ざかるトラムをずっと見送っちゃいました。
次回も乗り合わすことは出来るかな?
トラムに毎回目が行く僕だけど、これからも ますます目が離せなくなった夜でした。

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by hongkonggaffe | 2015-11-30 21:19 | 香港のりもの | Comments(8)

そっと優しく起こしてくれる 香港製造の目覚まし時計

学生時代から つい3年前まで、四角い黄色の目覚まし時計を使っていました。
目覚まし機能を使わなくなってからも、ん10年のあいだ、よ~く働いてくれたなぁ。

セットした時間になるとグリーグ作曲の【朝】という曲がデジタル音で流れた目覚まし時計。
出勤時間が早い日だった頃は、この【朝】という曲で起き上がらなきゃいけないのが辛くて、
これが鳴り始めると「あぁ~・・・なんだよぉ~・・・もう朝かよぉ~・・・」となるわけで。。。
そのおかげで、グリーグの この 【朝】という曲は、今でも好きじゃありません(笑)。

さらに言えば、曲が流れ始める寸前に「カチッ!」と目覚ましのスイッチが入る小さな音。
昔の目覚まし時計やタイマーって、設定音が鳴る寸前に「カチッ!」と音がしませんでした?
時計の内部でスイッチが入る音なのかな?
もう、あの 「カチッ!」が 眠ってる自分に聞こえちゃう。。。
そして次の瞬間、情け容赦なく【朝】が流れ始めて、完全に たたき起こされちゃう。。。
“ 爽やかな朝の様子 ” を表現して作られたはずの曲なのに、ちっとも爽やかになれん!!
・・・というわけで 、
「カチッ!」 ~ 【朝】 の一連流れは、本当に いまいましい音だったのです(笑)。



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香港島の徳輔道西に面したホテルに泊まることが多いのだけど、
早朝に1台目のトラム(叮叮)が通過する音で目が覚めるんですよ。
普通のトラムじゃなくて 始発のトラムでもない、
始発の前に1日1回 早朝だけ走行する “ 線路点検トラム ” の音。

滞在する季節によって、日の出の時間や 普通のトラムの始発時間が違うので、
この “ 線路点検トラム ” が通過する音を聞ける時刻も違ってきます。
夏だと、うっすら明るくなり始めた時刻での目覚まし音。
冬だと、夜明け前のまだまだ暗い時刻での目覚まし音。

今回の9~10月の滞在では、毎朝5:10くらいに聞こえてきました。
日の出30分くらい前のタイミングで 線路点検トラムの音が近づいて来て去っていくと、
「あ、200號か300號が通過したな。」と目が覚めるわけです。
( ふだんはお目に掛かれない “ 線路点検トラム ” の車体は、 こちら の記事。 )

これをベッドの中で聞くという事は、この朝は、もう200號と300號に出逢えないという事。
1日1回しか見られない貴重な2台に逢う予定でいた朝は、
「あーぁ、間に合わんかった。」と少しだけ失敗した気分でベッドから起き上がるしかない。
徳輔道西沿いのホテル滞在では、2台に再会することも早朝散歩の楽しみなので。



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ここで言う “ トラムの走行音 ” っていうのは、カタンカタンっていう一般的な音じゃなくて、
トラムがカーブを曲がるときに必ず出す “ 鳴き声 ” のこと。
あの独特な鳴き声って、どうして出るんだろう?
何が鳴かせているんだろう?

いまだに正しく知らないのだけど、
カーブの時に、左か右に車重がかかるぶんだけ、車輪とレールが強くこすれ合って、
そのこすれた音が車両に響いて大きく共鳴するから鳴くのか?
それとも他の原因で鳴くのか?

そのたびにレールには1日で数え切れない回数の負担がかかっているからこそ、
あんなに頻繁に線路と線路付近の地面を掘り起こして工事しているのか?
とか、
酷使するレールだから、毎朝始発前の点検が必要で線路点検トラムが走るんだろうな
とか、
あれこれ想像するだけ。
・・・鳴き声が生まれる本当の原因は、まだ分かりません。



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・・・というわけで、トラムの鳴き声は、かすかに聞こえる優しい目覚まし時計。
上環の徳輔道西沿い(トラム沿線)の イビス か 60WEST に宿泊している場合なら、
何階の部屋に居ても(今回ウチは19階)穏やかに目覚めさせてくれます。

山側へ1本入った皇后大道西沿いの LBP だった時でさえ、
あれだけビルやマンションを挟んでいるのに かすかに聞こえてきて、
心地良く目覚まし時計代わりになってくれたことがありました。
ちょうどカーブから皇后街が皇后大道西まで谷間のようになって延びて来ているので、
静かな早朝なら、小さな音でも建物の壁が反響板になって伝わるのでしょう。
そのLBPから少ししか離れていない バタフライ・オン・ハリウッド の部屋まで来ちゃうと、
荷李活道公園の広い空間で音が散ってしまうからか、聞けたことがありません。




(qountaさんというかたがUPしていらっしゃった映像です。上環總站を出たカーブから、
  鳴き声が入っています。動画終了の そのすぐ先に、文中の2ヶ所のカーブ ↓ が。)


いや、けっして眠りの邪魔をするほどの音じゃないんですよ。
トラムに興味が無ければ、まったく気にならない聞こえないほどの音だから大丈夫(笑)。
ホテルの部屋まで届く鳴き声をあげさせるカーブは、永樂街の角と、皇后街の角の2ヶ所。
このゆるい2ヶ所のカーブが存在しててくれることに感謝です(笑)。

同じトラム沿線のホテルでも、西營盤の ラマダ(最近別名に変わりました) だった時は、
その近辺にカーブが無くて直線のレールだけなので、鳴き声は聞けませんでした。
馬力を出す時のモーター音が大きく変わる音と、通常のカタンカタンの音が聞こえるくらい。
・・・やっぱり、カーブに差し掛かって 車重を片側にかける時だけ、
遠心力に負けないように トラム君が「おぉ~っとぉ~!!」と踏ん張る声なんだろうな。
そんな気、しません?



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眠りの中で、かすかに聞こえて、優しく目覚めさせてくれる “ 線路点検トラム ” の鳴き声。
寝ぼけながら、 「んんん・・・今日も香港に居られるんやねぇ・・・うひひ・・・」 と、うとうと。
あの、いまいましかった “ 「カチッ!」&【朝】 ” とは、大違い(笑)。
トラム音が設定された目覚まし時計が もし発売されたら、絶対に買うだろうなぁ。
着うた・着メロみたいに 鳴き声と走行音 が入ったアプリがあるなら、スマホだって買うぞ。

ちなみに、
日本の日常で、
“ 「カチッ!」&【朝】 ” が もしも聞こえてこなくても100%目が覚める自信がある朝が。
・・・。
・・・。
午前便で香港へ向かう出発の朝ですな(笑)。
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by hongkonggaffe | 2015-11-22 16:13 | 香港のりもの | Comments(12)

空の中で いつも決まって流れる1曲

香港に滞在中、思いがけない時に日本の歌手の歌声に出会うことが。

灣仔の丸ビル横を通る灣仔道で、大音量で流れてた 玉置浩二の声。
坪洲島の散策後、帰りのフェリー乗り場へ歩く途中に聞いた 小田和正の声。
觀塘の露店が続く中、人で混み合うテントの中にこもって聞こえた 五木ひろしの声。
屏山の文物径を散策してる途中、小道の脇の民家から漏れ聞こえてきた 五輪真弓の声。

どの場所どのタイミングでも いきなり不意打ちで聞くから、
異国の空気の中に漂う歌声は 印象に残る。



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そして2011年の夏、銅鑼灣のHMV店内。
ジャズとクラシック用の狭い試聴ルームからガラス扉を開けて広い店内へ移った時、
パワフルなバンドの音にのって流れていたのは、聞いたことがある声。
でも、
日本語なんだけど、誰の歌声なのか分からず。

この店舗では、アルバム1枚通して全曲を店内へ流すことが多い。
だから、その声が2曲3曲と続くんだけど・・・・・・誰?




さらに数曲流れ続けた後、
続いて聞こえてきたのが、この1曲。


メロディーと歌声で足がすくんじゃって、鳥肌が立った。


人の気配いっぱいの店内で、ひとりぼっちになれた。







包まれちゃって。




歌う彼女も、聴く僕も、エンディングまで 一人の世界。

歌詞は「Ah」だけ。

それだけに、それ以来、耳から離れなくなって。






かれこれ4年が経つけれど、毎回決まって頭の中で流れる。


里帰りしに向かう機内で。



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里帰りから戻って来る機内で。



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出会えたことに ありがとう。





心のヒダに触れる音楽が突然降って来ることって、これからもあるかもしれない。
そういうのって、誰にもあるように思うし。

この1曲は、里帰りをするたびに、今までと同じように、いつも浮かんでくると思う。
時速500キロで飛ぶ空の中で、時速1キロのこのバラードは 毎回きっと流れると思う。





ちなみに、
「Ah」の一言だけで綴られる歌詞を 彼女は “ ため息 ” だと言う。
けっしてネガティブなため息ではなく。


    「辛く悲しい気持ちほど うまく言葉には出来ないけれど、
     小さくため息をつくと 幸せが逃げていってしまう。
     ならば、幸せが逃げ忘れるほどの大きなため息を空に放って、
     辛い気持ちだけを吐き出せたら・・・。」

             ~ のちに読んだ 彼女のインタビューでの言葉 ~


その想いは、表情と身体の揺れから生み出されて、 空を覆うような波になってやって来る。




そう、 “ ため息 ” だから、歌い手も 聴き手も ひとりなんだと思う。
そんな “ ため息 ” だから、ひとりでもひとりじゃないんだとも思う。

だから、4年前に初めて聴き 帰宅後に映像を観て以来、
空に居て音や映像が無くても、自分の中で とてもとても心地よく流れる。
見えないものに付き添われて行き帰りしていられることを シアワセに思う。




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by hongkonggaffe | 2015-07-29 20:48 | 香港のりもの | Comments(12)

走り続けてきたトラム 走り続けていくトラム ~ 香港というテーマパークのアトラクションたち その4 ~

トラムと同じ西の発着点(堅尼地城)までMTR(地下鉄)が開通したことで、
打撃を受けているトラムの運営会社(香港電車有限公司)。
対抗策として試み始めたのが、前記事で触れた冷房完備車両の導入です。
存続のためには新しいものを取り入れ、何かを削らねばならない・・・。
一介の観光客の想いは安易に出せないけれど、
香港に暮らす人々の中にも、それぞれ賛否両論があるようです。
天秤にかけることは難しいけど、 “ 運営できなくなる = 消滅する ” ですし。



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昔からずっとずっと愛されてきている人々の足、トラム。
今年で111年を迎えます。
昨年の訪港で何度も見かけたのは、
110週年紀念 ( 香港では 「週年」 「紀念」 と書きます。 ) のラッピングを着せてもらって、
誇らしげに走っているトラムでした。

とある日、乗っていた車両の前に そのトラムが。
110週年を謳うラッピングは、ちゃんと110号車が着せてもらえているんですよ。(笑)
粋な計らいをサラリと・・・「さすが香港電車有限公司!」とニッコリしつつ付いて行きました。



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何年前に撮ったのか記録していないんだけど、
車両をラッピング広告で包んで着飾る以前のトラムは、
深い緑色のシンプルな姿だったんですよ。
広告は貼られていたけど、部分的で。
でも、そうなる前からすれば、 素の車体に広告を貼る って、大きな1歩だったんでしょうね。
トラムが “ 走る広告塔 ” としてすっかり定着している今、
素の姿の車両って、なんだか新鮮な感じがしませんか?



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まだそれほど広告契約が取れなかった時代、
後ろの車両の側面には Hongkong Tramways Limited (香港電車公司)の輝く文字。
これはこれでカッコイイような。

以前(上) と 今(下) と、どちらも発着駅の筲箕灣の回転場。
東の端まで走ってきて、ここで くるりと回って折り返し、
香港島の東~西を何往復もしています。

働き続けるトラムくん、
ここ筲箕灣でも西の堅尼地城でも、
終点としてお客を降ろし、ほんの10分ほど停車していて、
始発としてお客を乗せたら、休憩を終えて また街へ出て行きます。
バス・ミニバス・タクシーに追い抜かれつつマイペースで走り、
何往復かして1日働き続けたら、「あ~今日も働いた~」とマイホームへ帰宅。



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トラムのホームタウンは、東の西灣河 と 西の石塘咀 。
労働日数によって判断されるのかな?
石塘咀のマイホーム ( TramDepo = 電車廠 ) では、手厚くケアしてもらえます。

シャワーを浴びて すっきり爽やか。
着古してきた衣装も たまには着せ替えてもらいましょう。
広くて大きな屋内点検場で 体調もしっかり診断してもらわなくちゃね。
待機場で十分リフレッシュしたら、日の出前後の出勤時間。
運転手(司機)さんが停止バーの通過前に記録を入力したら、また街へ元気にGo!



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緑の衣装の頃から 華やかな衣装になった現在まで、
年月を経ながら走り続けていられるのは、
こうしていつもきちんとケアしてもらい大切にされてきたからかも。
そして何より、香港の人々に愛され 頼りにされてきたからかも。
111年目を迎えた今年からも、ずっとそうでいて欲しいです。

トラムから街の風景を眺める人は、きっと多い。
幼い頃から馴染み親しんできてて。
母親に促されて降りる直前まで、バーを握ってずっとこうしてたこの子のように、
2階の窓に貼り付いていた日は、誰にも1度はあるんじゃないかなあ。
風景と匂いと音を 体いっぱいに受けとめながら。



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まるでこの子のように、いつも先頭席にかじりついてる僕、
・・・。
・・・。
・・・。
・・・見惚れてるこの子、振り返ったら・・・・・・
・・・眺める子を眺める僕でした。
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by hongkonggaffe | 2015-05-21 10:03 | 香港のりもの | Comments(20)

だからトラムで ぜひぜひトラムで ~香港というテーマパークのアトラクションたち その3 ~

香港ランドのアトラクションといえば、トラム(叮叮)も欠かせない一つ。
道路にクルマが少ないと けっこうなスピードを出すことがあるけれど、
基本、いつでも ゆっくりゆっくり走ってくれるトラム。
香港島の乗り物の中で、一番のんびりした乗り物ではないでしょうか。
駅停車中に自転車に追い抜かされるから、自転車と同じか、自転車より遅く感じる場合も。



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1階は囲まれ感を感じるので、やっぱり2階が好き。
2階からだと、繁華街も問屋街も住宅地も見渡せますから。
トラムの良さは、街の景色だけではなく、開いた窓から “ 匂い ” も “ 音 ” も伝わること。
走りながら移り変わる街と一緒に、それぞれの街らしい匂いや音も 変化するような気が。

銅鑼灣←→中環あたりの、バスやタクシーの走行音、賑わう街ならではの雑踏。
上環←→西營盤あたりになると 乾物問屋街の匂いに包まれるし、
北角の春秧街に入り込むと 市場(街市)の匂いと呼び込みの声。
北角←→筲箕灣や 跑馬地へ向かう街になると、穏やかで静かな雰囲気が伝わるし。
行きかう人々の姿だって場所が移動すれば、
庶民的な様子から スーツを着こなしたビジネスマンが増える場所まで、やっぱり違いが。

街ごとの “ 匂い ” や “ 音 ” の特色って、少しずつ違うものですよね。
それに加えて共通して窓から入り込んでくるのは、
歩行者信号のあの独特な音と、トラムがカーブに差し掛かった時に出す鳴き声。
こうした匂いと音に包まれて、ゴツゴツした優しい振動に揺られるのだから、
もう、香港ならではの多彩な表情をたくさんたくさん味わわせてくれて。
それらを どこからどこまで乗っても、わずか2$ちょっとで楽しませてくれるアトラクション。



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そんなトラム、
最近になって試験走行され始めた冷房完備の車両になっちゃったら、どうなるんだろう?
窓が閉め切られれば、匂いも音も トラムらしい魅力は減っちゃうような気が。。。
ましてや1台だけ残されて活躍している古いタイプ120号トラムは、どうなるんでしょう?
そんな想いがあるので、120号トラムについて少しだけ。

香港トラムについては 今まで何度も記事で取り上げてきたけれど、
今日ここで載せる写真は120号トラムだけに限定してみました。

大半を占めていた一般的な車両に代わって、かなりの台数が増えたハイブリッドトラム。
電光掲示板が取り入れられ、内装は一新され、座席の作りも替わった新型の車両。
だから、2世代前の120号は ますます貴重な1台になっている現在ですが、
もしも冷房完備の車両が本当に取り入れられたら、
この120号は3世代前の車両になってしまうわけです。



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なにしろたった1台だけだから、
見かけたり他のトラムに乗っててすれ違ったりすると、
「今日は縁起が良いかも」などとも思っちゃいます。
おみくじで言うと【吉】っていう感じ。(笑)
遠くからでも120号と分かるあの美しさには、情緒さえ感じるような。

これに乗れちゃったりした日には、車内も愛でてしまえる。
他のトラムだと、乗車したら車内はどれも同じですものね。
だから120号に乗れちゃった日なら、おみくじの【小吉】。

車内には優しく灯る電球型の白熱灯。
電球色が照らし出す木枠に藤が編み込まれたイスや 緑の内壁が映えるのが夕方以降。
・・・というわけで、夕方以降にどれかの路線で乗れたのなら【中吉】。

さらにさらにもっと贅沢なのは、その時の行き先が北角だった場合でしょうか。
終点の手前、北角の春秧街で 市場を歩く人々の中をかき分けてゆっくり進む120号。
ここ春秧街では人とトラムとが共存してて、トラムが人に道を譲ってもらうという感じ。
「あの~すみませ~ん、ちょっと通してね~」 「ああ、来たんやね、はいはいどうぞ~」。
トラムと人との間で そんなやりとりがされてるような。

低速運転だから、そのぶん窓から顔を出して市場の匂いも音もゆっくり味わえます。
市場の野菜&肉魚&果物などが混じった匂い、あちこちで飛び交う売り手の声。
「はいっ!ここがまさに香港ですよーっ!」と言ってるような1本道。
ここにしかないアトラクションのハイライト・・・もう、こうなると【大吉】でしょう?



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120号は、狙ってて見られるものじゃないと思います。
いきなりやって来てスーッと通過していく。
ましてや乗れるなんて滅多になく。
何年前だったか、中環の停車場で筲箕灣行きのトラムを待っていて、
2台後ろにやって来たのが120号で、行き先表示が見えた時に北角行きだと分かり、
急遽、筲箕灣をやめて北角に行こうと変更したことがある ひまじんコンビ。

香港島滞在が基本のウチだから そのぶん どうしてもトラムに乗る回数は多いです。
訪港するたびに何度も120号を見かけたり乗ったりはします。
だけど、
この120号の最前席に乗りながら春秧街に突入できたのは、初訪港以来5回か6回だけ。
【大吉】に当たるのって、そうそうありません。
だからこそ いいのでしょうけれどね。

ただ、【大吉】じゃなくたって、他のトラムでも 乗ったら【末吉】から始まるアトラクション。
2階席からの光景と匂いや音とを満喫できるに違いないと思います。
・・・これが、もしも、冷房完備になってしまったら・・・・・・【凶】になるのかなあ・・・・・・。



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どのおみくじを引いても【凶】しか出てこない・・・
・・・そんなことになっちゃってトラムらしさが減る日が来ないようにと願うばかりです。
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by hongkonggaffe | 2015-05-18 08:40 | 香港のりもの | Comments(18)

バラエティー豊かな香港での船旅 ~ 香港というテーマパークのアトラクションたち その2 ~

じっとしてることが苦手で、あちこち動いていないと落ち着かない自分、
のんびりゆったりの船の旅は、国内で1度経験したことがあるだけです。
啓徳空港跡地のクルーズターミナル(啓徳郵輪碼頭)を利用することはなさそうな・・・。
だけど、アトラクションがいっぱいの香港、
滞在中は、ミニクルーズからミニミニクルーズまで、おもに4種類の船旅(?)を楽しみます。



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スターフェリー(天星小輪)で遊びたい
尖沙咀 ↔ 中環や、尖沙咀 ↔ 灣仔を行き来する時の風情いっぱいなフェリー。
ウチはやっぱり下層階、灣仔路線でこれが出来ないのは毎回残念だけど。
下層階に居られると、要所要所で船員さん達が仕事をする姿も間近で見られます。
ふだんは の~んびりしていそうな船員さん、小出しにするプロの仕事ぶりが素敵。
それに、スターフェリーの下層階には、琴線に触れるものが盛りだくさん。
上層階と違ってまわりに壁が無いので、ダイレクトに感じられるものはなんでも歓迎です。

ビクトリア湾の潮や、ディーゼルエンジンや、板張り床のワックス・・・素敵な匂い達。
波をかき分けて進んだり、波が船体に当たったりする時の不規則な音が心地良い。
ガイドブックなどには絶対に載っていないけど、雨の日に乗船するのも良いんですよ。
水面(みなも)に落ちた雨滴が作る模様の美しさ、潮と雨とが混ざったような湿った匂い。
雨に煙るビル群を愛でてみたり、夕陽が揺れる水面に見惚れてみたり。
ビクトリア湾を木の葉のように漂うスターフェリーで、ミニクルーズを味わえちゃう贅沢。



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ファーストフェリー(新渡輪)で遊びたい
離島を行き来する時にお世話になるのは、快速船ではない方の普通船。
中環から長洲島や坪洲島へのクルーズ、4~50分が長くは感じない船の旅です。
スターフェリーがあっというまに横断してしまうビクトリア湾と違って、
ファーストフェリーは “ 湾 ” よりも “ 外洋 ” を航海するような感じじゃないかなあ。
中環から西へと行き来するのだから、上環や堅尼地城を海から眺めるのは新鮮です。

島へ到着したら、帰りの便の出航時刻をちょっと確認。
ウチは、日没の3~40分前あたりに島を出る便が好きだから、「この便かな?」と。
日没時刻は季節によって違うから、まあ、太陽の傾き方でおおざっぱに見当つけて。
路地歩きや ビーチ ・ 街市の散策を楽しんだら、埠頭へ。

島を出る時に期待してたタイミングを 海の上で迎えると、
陽が傾き、香港島に近付くにつれて、海の表情がゆっくり変わり始めます。
夕陽のおかげで少しずつ塗り替えられる水面や空。
春夏秋冬は1年かけて変わるけど、夕暮れの海や空は数十分で衣替えしてくれる。
窓と壁に挟まれていないデッキが船体最後尾にある便だと、置いて来る時間を味わえて。
堅尼地城に近付く頃に 夕陽に背を向けて東へ目を向ければ、
行く手に近付く人工的なビル群の西側ガラス面が、夕陽の色や光を反射させてて。
なんだか、こう、 “ 変わりゆく街 ” と “ 変わらない自然 ” との共演のような。

もう一つのファーストフェリーは、紅磡 ↔ 北角をつなぐ路線。
香港人の皆さんだけが乗船してる便が多くて、スターフェリーよりもローカル気分。
ふだんお目にかかれない角度で 東から西を望むことになるので、
遠くに香港島側のIFCと九龍側のICCの2大高層ビルが向き合う眺めになります。
見慣れたビル群も 波に揺られながら見る場所を変えると、ちょっと新鮮。



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フォーチュンフェリー(富裕小輪)で遊びたい
ファーストフェリーの紅磡 ↔ 北角よりもさらに東にあり、
九龍側の觀塘や三家村と、香港島側の西灣河とをつなぐ小さなフェリー。
西灣河はジャスコやアピタその他のショッピングモールへ歩いたり、
下町の魅力が詰まっててトラムの発着点でもある筲箕灣へも歩いたりします。
九龍側だと觀塘のAPMや再開発近辺のローカルな街市や飲食店が楽しめるし、
三家村なら海鮮の町鯉魚門とか タイフーンシェルターの水上生活船を眺める楽しみも。

龍宮城からやって来たおとぎ話のような可愛らしい船は、珊瑚海という名前。
2階はスターフェリーの下層階と同じくオープンな造りなので、
音や匂いはもちろん、ローカル度がさらに濃くなります。
操舵するカジュアルな船長さんだって目の前だけど、他に船員さんって居ないような?



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南生圍の渡し船(正式名を知らない:笑)で遊びたい
元朗の北東部の村と、川を挟んだ南生圍の湿地帯をつないでくれる渡し船です。
いつもはおじちゃんがオールを漕いで渡してくれるけど、ご夫婦でいらしてる場合も。
桟橋から桟橋まで20m無いから、向こう岸に小舟が居る場合は「お~い」と呼ぶ。
呼べばいきなり乗船時間。
片道5$で渡してくれます。今は値上がりして6$になったとか。
20m無くて6$かあ・・・だけど乗船時間は気分しだいでいつでもOKだし・・・微妙なコスパ。(笑)

でもね、ハイカーやサイクリング愛好者を中心に、けっこう利用されているんですよ。
向こう岸の桟橋に待ち人の列が出来る場面もありました。
これは、フェリーじゃなくて小舟だけど、ちゃんと(船長さんだけは)屋根があるし、
自転車(軽車両)も積めるんだから、カーフェリーかもしれません。
雨の日はどうなっているんだろう?
おじちゃんはお元気なのかな?
いろいろと気になる渡し船です。



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他にも船はあちこちで活躍してて、街から街へ、町から島へ、今日も動いています。
ブログを通して仲良くさせていただいている 香港を愛してやまないかたがお二人。
杏♪さん (離島編の一部 ) と Naokoさん (離島編の一部 )、
街に詳しくて、ローカルからフォーマルまで食に精通していらっしゃる旅の達人。
熱烈香港迷のお二人が西貢から島へ飛んだ高速ボートは、ウチの次回以降の目標。
香港からマカオ(澳門)へフェリーで出国したことさえないウチだけど、
やっぱり島へ向かうことの方を優先したいなあ。
今後も暫くの間は、香港から澳門へ出てみたいという気持ちになれない気がして。。。

まだ楽しめていない未知のアトラクションに乗ってみたい。
乗ったらきっと味わえる “ その船ならではの良さ ” を何度も感じてみたい。
ほんと、【香港ランドのアトラクション】は、
ミニクルーズ から ミニミニクルーズ まで バラエティー豊かです。
景色・音・匂い・揺れ・乗客の人々・・・それぞれの海・湾・川での船旅は いかがですか?

・・・と、身近な船旅で じゅうぶん満足しちゃうウチ、香港旅行ランキングに参加しています。
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by hongkonggaffe | 2015-05-15 09:02 | 香港のりもの | Comments(14)

移動する方法だって楽しみたい ~ 香港というテーマパークのアトラクションたち その1 ~

日常を離れて旅行に出ると、その土地その国ならではの乗り物に乗れますよね。
行こうとしてる目的地も楽しみだけど、
その途中(行き帰り)や滞在中の乗り物だって、楽しみです。

乗り物は、バス・列車・船・飛行機など色々。
例えば最近で言えば、開業したばかりの北陸新幹線で金沢へ行くのだって、そう。
「茶屋街を散策して、21世紀美術館を見学して、近江町市場で味わって・・・」等々。
金沢の街で☆☆して過ごせる + 北陸新幹線に乗れる = どちらも旅の楽しみ。
会社へ行って▼▼しなきゃ + いつものバス・列車に乗らなきゃ ・・・とは ずいぶん違って。



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国内外問わずでしょうけど、もちろん香港でも そうです。
そもそも日本から香港への空路で搭乗する楽しみ。
仕事で向かう場合は別だけど、旅で飛ぶなら空路は楽しい。・・・ まさに、これ ・・・。
ただ、飛行機の場合は、
「あの景色を観たいから、あそこからあちらへまわってあの道を通って」とはいかない。
航路を自分で好きに選べたら、どうなっちゃうんだろう?(笑)



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香港に入っちゃえば、 “ 選べる楽しみがある乗り物 ” は多いと思います。
「あそこへ行きたい(行ったこと無いから or 再訪したいから)ので、あれに乗ろう。」
の、「あれに乗ろう」という楽しみ。
行きたい目的地の楽しみに、行き方の楽しみが、もれなく付いてくるんですよね。
「九龍~香港島を移動するんだから、スターフェリーに乗って行きたい」
とか、
「この街~あの街を移動するんだから、トラムに乗って行きたい」
とか。

移動する時に、速さ ・ 時間短縮 ・ 確実さ を優先するんだったらMTRやタクシー。
移動途中そのものも楽しむのだったら、トラム・フェリー・ミニバス・路線バス。
ウチも、滞在中に友人と待ち合わせる場合には確実に行けるMTRを使うけど、
そうでない限りは、MTR以外の乗り物で遊ぶ方を選びます。
タクシーは苦手だし気を遣うから、乗れない小心者コンビなので。(笑)



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そんなウチは、やっぱり1番お世話になるのが路線バスかミニバス。(以下、両方をバスと)
トラムやフェリーは、出発点と終着点が決まってて、分かりやすいですよね。
トラムなら東西を1本で繋いでて、途中に跑馬地の短い路線が加わるだけ。
ゆっくりゆっくり動いてくれて、街の移り変わる景色や人の姿・音・匂いまでも味わえちゃう。
フェリーならこれも航路は決まってて、迷う必要が無い。
九龍~香港島だけでなく、街から離島へ渡してくれて、潮の香りと景観を味わえちゃう。

では、バスは?
トラムやフェリーと違って出発点と終着点がとても離れてるしクルクル経由するから、
途中の道を選んだり、多くの行き先から選んだり出来て、楽しみがもっと広がる感じ。
「乗り慣れなくて難しそう」と心配するのは最初だけだから、乗る範囲を広げちゃいましょう。
「え?こんな場所も走るの?」だったり「へえ~途中にはこんな景色もあったの?」だったり。



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ウチは今でもアナログコンビだから、
全バス路線が載ってる【通用乗車地圖】と【香港街道地方指南】しか使えないけれど、
スマホにアプリを入れてる皆さんは、路線も現在地も(他に何?)サクサク検索して、
どんどん乗って楽しんでいるんですね?
きっとウチは あと5~6年経たないと、そう出来ないと思います。。。(笑)

そんなアナログのウチとしては、バスを使う時に少しだけ困ることも・・・。
地図に載ってるバス停が、移動してるとか 使用停止になっているとか。
・・・地図で確認してからその場へ行って 初めて「あらら・・・?」と楽しく迷う。
あるいは、頼りにしていた車内電光表示が故障しているとか。
・・・乗って初めて故障中と分かり、「今どこ?次どこ?あとバス停いくつ分?」と楽しく困る。
アプリなどを上手に使いこなしている皆さんは、そうならずに済みます・よ・ね?(笑)
「まあ、迷ったら仕方ない。狭い香港どうなったって戻れるさ。」
なんて思っちゃって開き直るから、そのまま変われないんですけど。。。



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ほんと、香港には目的別に乗り物を選べる良さが待っててくれて、
【香港ランド】というテーマパークで【アトラクションを選んで乗る】みたいな感じがします。
“ 目的地へ行くために乗る ” ときに もれなく付いてきてくれる “ 乗り物を選ぶ楽しみ ”。
始発点~終着点までが遠くてクルクル経由して走る “ バスに乗る ” という楽しみ。

また、ときには
“ バスに乗ってどんな場所を走るのかを楽しむためだけに☆☆番バスに乗ってみよう ”
という遊び方があっていいかも。
その “ バス遊び ” については、またいずれ。

そういうことをしてるのに、便利なオクトパスカード(八達通)を何年も使わなかったウチ。
意地になってるわけではなく、カードもスマホも、便利な物に疎いだけなのですが。。。
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by hongkonggaffe | 2015-05-12 09:26 | 香港のりもの | Comments(22)


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