つい先日もTV番組で取り上げられていたけれど、
香港の人々が年々暮らしにくくなっていく香港。
「地価や物価などが高騰し続ける原因、それは・・・」と、内情が語られていました。
【何が、誰が、香港を追い詰め続けているのか】を取り上げていたけれど、
それはもう包み隠すこと無く報じられているし、周知のことですよね。

不動産価格が高騰 【した】 の過去形ではなく、 【し続けている】 の現在進行形。
負の連鎖で値上がりする物価や、お店を畳まざるをえなくなった商店などなど etc 。
当の香港の人々が暮らしにくくなっていく状態は、どこまでいってしまうんだろう。。。

とてもささいな例でしかないけれど、
一介の旅行者でさえ、物価が上昇し続ける厳しさは感じます。
挙げたらきりがないけれど、たとえば奶茶(香港式ミルクティー)1杯の価格。
去年7月の滞在から今年1月の滞在までのわずか半年のうちに、
1~2$値上がりした店はざらにありました。



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日本での感覚と比べるのは適切じゃないけれど、
1$≒14円で換算すれば、半年で14円~28円の値上がり。
一昨年12月の滞在時よりも3$上がってた店も何軒かあったから、42円の値上がり。

茶餐廳で1日1杯のホッとしたひとときを楽しんでいた人だったら、
憩えるはずの場で 憩えないひととき になっちゃうのか?
安らげる時間を取り上げていってしまう変化って。。。。。。



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ちなみに、今年1月に見てみた限りでは・・・
  ◆ 中環の檀島咖啡餅店・・・1杯19$
  ◆ 中環の龍記飯店・・・・・・・・ 〃16$
  ◆ 荃灣の嘉樂冰室・・・・・・・・ 〃15$
  ◆ 西營盤の金記冰室・・・・・・ 〃14$
  ◆ 上環の科記咖啡餐廳・・・・ 〃13$
  ◆ 深水埗の新明發・・・・・・・・ 〃12$
  ◆ 深水埗の華南冰室・・・・・・ 〃11$
などなど。

価格別に例を挙げただけなので、同じ変化をしている他店はもちろん多数です。
↑ 価格は熱奶茶(ホット)だから、凍奶茶(アイス)ならば、それぞれに2~3$の加算。
たとえば檀島咖啡餅店なら、凍奶茶1杯21$。
じわじわと確実に値上がりし続けています。

そんな中で、奶茶1杯10$で踏ん張ってるお店が。
場所は・・・
・・・
・・・
・・・
やっぱり(?)大角咀でした。
1月に ここに書いた店 とは別な茶餐廳なのだけど、
大角咀には、やっぱり【まだここには香港がある】と感じさせてくれる店があったわけです。
また、元朗のこちらでは、なんと いまだに1杯8$の1軒が。



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8$とか10$とかって、
値上げせざるをえなかった店からすれば、2杯分飲めちゃう価格。
もっとも、価格や値上げ幅は、店の立地場所によって生まれる差もあるんでしょうね。
店舗が払う家賃は、不動産価格の高い場所ほど厳しいのだから、価格にも反映する。
商いを続けていくためには、値上げせざるをえない事情が出てくるわけで。
(そんな事情に便乗して、必要のなさそうな有名店が値上げするケースもあるけれど)

奶茶その他の基本的な飲み物が、1杯一律 8$の店 と 10$の店 。
格安のその奶茶を飲んだ限りでは、 “ 安かろう悪かろう ” とは感じませんでした。
10$だからといって 19$の奶茶に引けを取っていなくて。
その1杯に【まだここには香港がある】という僕の贔屓目が足されていたからかなあ?
いやあ、そうじゃないと思うんだけど。



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「 “ 10$だから 味も10$ ” なんて この店はしないよ。」
「 “ 8$だから 味も8$ ” なんて そんなことはしたくない。」
妥協しない味と店主の心意気が、格安価格の裏に見え隠れしたような。
商売なんだから、心意気だけでは商っていけない、だけど声にしない声は聞こえたような。
それこそがウチにとって【まだここには香港がある】なのです。

憩いのひとときが、憩えないひとときになりませんように。
「味や雰囲気もだけどこの店の店主のここに惹かれる」と集う人々が途切れませんように。
・・・そういう想いになった1月でした。

次回の里帰りは何月になるかなあ?
その時も、今回のような想いになれるのかなあ・・・なりたいなあ。

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by hongkonggaffe | 2015-06-24 14:38 | 香港のみもの

前記事UP翌日から数日間、所用で家を空けていたのだけど、
帰宅してから、ずっと身体の調子が悪く。

15年くらい前に身体を大きく壊して以来、通院と薬の服用を続けながら騙し騙し来てても、
寄せる波の大小は 気まぐれのようにやって来る。

・・・・・・誰にも きっと いろいろある・・・・・・。

そう思いつつも、
望むとおりにならないことって、小学生男子には なかなか手強いもんです。(笑)



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このブログにいらして下さっているかたの中には、
“ 2日空けて一記事更新 ” というサイクルをご存知なかたもいらっしゃると思うけど、
ただいま、そのサイクルを崩しております。
以前のブログを含めても こんなに空けたこと1度もないから、リズムが乱れちゃって。(笑)
自分の身体がちょっと恨めしい。



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自分なりに香港を想う気持ちと それを残していけるこの居場所は、
変わらず持ち続けていたいので、
想いに向けて歩むエネルギーを溜めながら ポチポチ更新していこうと思っています。



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香港に触れた写真と言葉を書き残していくって、
とても幸せなことだもの。


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by hongkonggaffe | 2015-06-19 14:44 | ごあいさつ

香港に滞在している間に “ 間違っている日本語 ” を見かけることは、けっこう多いです。
色々な場所・物で見かけるけれど、たぶん1番知られているのが、こちら。



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「足マッサーヅ」。

「ジ」が「ヅ」になっちゃってて、「惜しい!あとちょっと!」という感じ。
どうして「ジ」が「ヅ」になるのか、見かけるたびに気になってあれこれ推測するのですが、
「マッサージ」と書いて教えた日本人の文字を 最初の香港人さんが写し間違えたのか?
ほとんどのマッサージ店で「ヅ」になってるから、
その最初の間違いが他の店に伝わって、すっかり定着しているのか?

ちなみに、キーボードで「DU」と打てば「づ」に変換されるし、
その「づ」をカタカナ変換すれば「ヅ」になる。
つまり日本語でも「ヅ」は存在するわけだから、文字の形としてはあながち間違っていない。
手書きや印刷表示された「ジ」を見て「ヅ」と判断した最初の誰かが、
「 【ヅ】 ね・・・あ、これだ。」と誤解して当てはめても、おかしくはないんですよね。



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いいんです。
日本人観光客向けに書かれた「マッサーヅ」は、日本人だったら誰にでも通用するし、
なにより、その看板を作った人の “ 一生懸命さ ” が伝わるのですから。

そう、その一生懸命さ。
香港迷の日本人が誤字を見かけた時の「惜しい!あとちょっと!」という気持ちには、
あざ笑ったり せせら笑ったりする気持ち と正反対の微笑みが、伴うんじゃないかな。
日本に(日本語に)近付こうとしてくれるその気持ちが、ちょっぴり嬉しいような。
だから、
間違いが1ヶ所もない完璧な日本語表記を香港で見かけても 何も感じないけれど、
こうしてちょっとだけ間違ってて隙がある文字を見かけると、
間違っているその文字の向こう側に 何かを感じることが出来るんでしょうね。

日本人の香港迷たち 香港を愛してやまない人たち は、
きっと皆、そんな気持ちで誤字を見つめてる。
・・・・・・そんなふうに思います。



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西營盤の徳輔道西を歩いてた時、
家電屋の店頭に並べられてた洗濯機、上の部分にこんな ( ↑ ) プリントがありました。
この場合、本来の日本語がちょっと推測しにくい部分がある。(笑)
でも、言わんとしてることはちゃんと伝わってくる。

ただ、このプリントの横のほうに【特価$1390 日本HITACHU】と価格表が貼ってあって。
【 HITACHU 】 は、きっと HITACHI の間違いなんでしょうね。
奥の方を見たら、ちゃんとHITACHI(日立)製の洗濯機で、ニセモノじゃありませんでした。
店員さんが書いたアルファベットも、ときどき「惜しい!あとちょっと!」になるのかな?

【 HITACHU 】 を見てしまったウチ、口に出したら なんだかとっても気に入っちゃって、
「ひたちゅ!ひたちゅ!」と言い合いながら、石塘咀までニコニコ歩けました。(笑)



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この1月に長沙灣を歩いてた時に見かけたのは、こんな ( ↑ ) ポスター。
火鍋屋さんの入り口に、バシッと貼ってありました。
難しい漢字たちなのに、漢字の部分は ほぼ正しい。
でも、難しい漢字に囲まれた平仮名1文字だけが「惜しい!あとちょっと!」で。

【 たらぱかに 】・・・これ、いいじゃないですか。口に出してみると とっても可愛い。
街が夜になりかけている時間の寒い夕方だったけど、
長沙灣からかなり距離がある大角咀のホテルへ着くまで、
太太と「たらぱかに!たらぱかに!」と言い合いながら、ニコニコしつつ歩けました。

滞在中に 二人でほんの少しのすれ違いが生じて 気まずくなったことがあったけど、
片方が「たらぱかに!」と口にして、もう片方が「たらぱかに!」と返せば、
難なく乗り越えた時もあり。



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誤字の裏には、何かが見えるし、感じさせてくれる。
日本語の誤字が、日本人を柔らかくしてくれる。
見つけて立ち止まってニコニコするウチに、カエルくんの1クリックを頂けると嬉しいです。001.gif
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by hongkonggaffe | 2015-06-05 07:37 | 香港ご商売

帰国日、いつもは空港バス(City Flyer)に揺られて香港機場に向かうのですが、
今回は エアポートEX(AEL)と空港ラウンジ(貴賓室)利用がセットだったので、
時間の余裕をとって 九龍駅でインタウンチェックインをし、ヒューンっと列車で移動。
AELだとバスと違って、本当にあっけなく街とお別れです。
大きな荷物がすべて無いので、軽便鐡路や普通のMTRに乗って遊びに行くような感じ。
気分的には、遊びに行くのとはほど遠い、なんとも言えない気持ちなんだけど。(笑)

それにしても、
AEL九龍駅に人影がない。
ウチ以外にホームに居たのは、女性ひとりだけ。
九龍駅って、いつもこんなに閑散としているのでしょうか?



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九龍駅のチェックインカウンターでラウンジインビテーションを受け取っているので、
空港に到着してからはいつもの第2ターミナルへ行かず、すぐに出国手続きをしました。
滞在中に拾ったコインを募金箱にすべて入れ、てくてく歩いて23番ゲートあたりへ。
まず1ヵ所目のラウンジは、キャビン(爾雅堂)に行こうと思っていたので。

キャセイ航空のラウンジって普段は縁がないので、今回は【小学生男子の社会見学】。
階下へ下りた入り口で ラウンジインビテーションのチェックを受け、静かな静かな空間へ。

土地の狭い香港で ガラス窓が大きくて 天井が高い空間って、どこでも貴重ですよね。
空港とは言え、ここには明るくて解放感に満ちた空間が 広がっています。
滞在中は、ゴチャゴチャっとした建物や喧騒の中に身を置くのが好みだから、
真逆なこういう空間に入ると、とても新鮮です。



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上にあたる各ゲートの待合スペースからだと、駐機中の飛行機まで距離を感じるけれど、
ラウンジからだと 目線の低さと近さのおかげで、いつもとは違った眺め方が出来て。
そして、耳に入る音。
空港は様々な国の人々が飛び立つ玄関だけに、多種多様な人や音に包まれる場所。
だけど、ここだと 低く抑えられた人の気配や食器が触れる音だけがささやく空間。
照明も、きっといろいろな配慮がなされているんだろうなあ。
ガラス窓は大きくても 奧まっているスペースも広いため、
明る過ぎず 暗過ぎもしない 静謐な空間。
眺め・音・明るさ・・・旅立つ玄関から外へ出る前の、落ち着ける場所なのかもしれません。

料理と飲み物を選んだあとは、ゆっくり過ごしました。
毎回第2ターミナルで遊んで過ごす時間も、こうした場所で過ごす時間も、
香港の中で最後に味わう時間としては、どちらもアリなのかなあ。



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キャビンで過ごした後は、40番ゲートあたりまで歩いて、ブリッジ(逸連堂)へ。
こちらでもここならではの料理と飲み物をゆっくりいただいたり休憩したりして、次へ。(笑)
ゲートの先端にあるピア(玉衡堂)はやや遠いのでパスして、
今回の搭乗口になっている2番ゲートに近い ウィング(寰宇堂)に。
ラウンジ巡りの最後にウィングをまわしたのは、ウチにとってはちょっと選択ミスでした。
キャビンやブリッジと違って ややざわつきが多く、ここは う~ん・・・という・・・。
こちらでも飽くことなく何品かを選んでみて過ごし、社会見学を終えました。

「各ラウンジには、それぞれかなり違った特徴があるんだなあ。」という感想文。
社会見学の感想文、この1行だから、書き直し決定だな。
味わえる料理もだけど、内装・造り・広さ・景観・音 などが違うから、持ち味がいろいろで。
ウチとしては、2番目に入ってみたブリッジが最も過ごしやすかったです。



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料理も飲み物も楽しんだのだけど・・・残って欲しくなかった記憶が1つ。

使い終えたお皿を下げに来た若い女性のフロア係さん、
僕が食べ終えたお皿を傾けた拍子に、皿に残ってた大量のソースをドボドボと僕の服へ。
着てるジャケットとパンツが かなりひどい状態になっちゃいました。
まあ、それはアクシデントとしてしかたがないこと・・・なんだけど、そんなことではなく・・・。
「Oh」と一言だけ声にして、紙ナフキンで軽く汚れを撫ぜただけで、そのまま奥へ。
濡れた布かシミ抜きを持ってくるかと思いきや、彼女はそのまま出て来ませんでした。

ジャケットは脱げても、パンツはどうしようもなく・・・ですよねえ。(笑)
そのまま歩いて他のスタッフに「何か拭くものをください」と言いに行ったのだけど、
調理担当でカウンターに居るスタッフも、受け付けで立っているスタッフも、
「拭けるものは無いです」と言うだけで、誰からも謝罪は無く。
・・・・・・え?
自分の耳を疑うばかり。
濡れたおしぼりやシミ抜きなど 無いん!?
他に言葉のかけ方は 無いん!?
・・・・・・と。

結局、自分たちのハンカチとバンダナで拭い取れるぶんだけソースを落として、
そのままラウンジを出ることに。

これはいったい なんだったのだろう?・・・・・・・・・・・・なんだかなあ・・・・・・・・・・・・。
悶々として へんに悲しい想いのまま、キャセイラウンジの社会見学は終わりました。
・・・これも社会見学学習のひとつなんだろうか?・・・。
キャセイさんの名誉のためにひとつ加えておくのなら、
搭乗開始になって機内へ入った後に、CAさんがおしぼり等を持って来てくれたこと。



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今日は6月2日。
先週やっと冬服の手入れをすべて終え、その時のジャケットもクローゼットに仕舞いました。
汚れ跡がついたまま、どうしても落とせなかった 広範囲に広がっている大きなシミ。
滞在中に自分の不注意で付けた腕時計の小さな傷とか スニーカーの汚れとか、
「残ったまま、これはこれで香港の記憶なんだもん、いいよね。」
という 歓迎しちゃえる記憶のかけらは、なかなか良いものです。
だけどなぁ、これはなぁ。。。

今年の秋冬が巡って来た時に ジャケットとパンツを出したら、
この時の気持ちや今の気持ちは、変わっているのかな?
“ キャセイ航空ラウンジ巡り ” の感想文の【題名】は、どんなのにしましょうかねえ。
・・・と決めかねているこえだに、カエルくんのクリックを1押ししていただけると嬉しいです。021.gif
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by hongkonggaffe | 2015-06-02 09:09 | 香港くうこう