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「 また街へ戻れるな 」 と 小学生男子は真剣に思う

ホテルをチェックアウトして、Cityflyer (機場快綫=空港バス) が停まるバス停へ。
ただでさえ重たいスーツケースやカバンたち、
段差の多い香港の歩道だから転がしにくくて、バス停まで歩くのは一仕事。
【 帰国しなきゃいけない日の気の重たさ + 荷物の重たさ 】 の両方を引きずって歩く。

バスがやって来て乗り込むと、荷物置き場がふさがってることが多いから、
スーツケースやカバンを出口付近のコーナーに置くしかない。
けっこうなスピードで走る香港のバス、荷物棚じゃない場合は、転がり出ることも多し。
そういう荷物の動きを気にしたり 盗難を用心したりする人々で、1階席は埋まってる。
せめて太太にはゆっくりして欲しいから 一人で2階席へ行ってもらい、
置いた荷物たちが転がり出ないように見張り番をしつつ、1階通路に立ったまま揺られる。
過ぎゆく香港の街並みを2階席からゆっくり見降ろして離れたいと思うけど、しかたが無い。

空港に到着してしまったら、自分達の荷物が一番外側なので、
他のお客に迷惑をかけないように早め早めに動いて車外へ出す。
乗客がいなくなった空のバス、これ、シートの陰に隠れてたら、また街へ戻れるな。
・・・・・・戻ってどうする、ホテルが無い。



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バス停まで引きずるのはあんなに重かった荷物なのに、
空港の屈強なカートに積むと、なんとスイスイ動けちゃうことか。
なんだよ、そんなにスイスイ動くなよ、少しは ひきとめてくれよ、出国をせかしてるん?

しかたないから しぶしぶチェックインカウンターへ行き、手続きをしてみる。
「すみません。機材のやりくりが出来ずにキャンセル便になりました。街へ戻って下さい。」
待ってるこの一言は、なかなか聞けない。
預け荷物はスーッとベルトコンベアで運ばれて行く・・・あ~あ、行っちゃった。
重い荷物は無くなったのに、引き換えに渡されたエアチケットが重くてしょうがない。

毎回のことながら恨めしい気持ちで眺め上げる 【 Departures 】 と 【 離港 】 の表示板。
なぜだか 【 離港 】 の2文字の方が決定的な表現で、グサッとくる。
「離れる」だなんて、ダメ押しされるっていう感じ。
【 離港する?どうする? 】 くらいの優しさが伝わる表示板にしてよ・・・と 見るたびに思う。

しかたない、入ってみよう。
入り口の警備員も荷物検査の職員も出国審査官も、全員お休み取ってるといいけどね。
悲しいことに、みんなちゃんと仕事をしちゃってて。
出国しようにもしようが無いとなったら、また街へ戻れるな。
・・・・・・戻ってどうする、荷物が無い。



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指定されたゲートへ とぼとぼ歩くと、29番ゲートに雅加達の表示。
雅加達って、ん?ジャカルタ?
ジャカルタかあ、インドネシアに行ってもなあ。。。
ナシゴレンはあっても叉焼飯は無いしなあ、コピはあっても咖啡は無いしなあ。。。

ゲートに到着、停まってスタンバイしてるのが、これから乗らなきゃいけない機材だね。
お掃除のみなさん、おつかれさまです。
みなさんのおかげで、今日も気持ち良く乗っていられるのですね。
入れ替わりで乗りこんでくるクルーのみなさん、おつかれさまです。
みなさんのおかげで、日本へ戻っちゃうんですね? (怒!)

機長さんもCAさんもお疲れでしょう?ちょっとうつむき加減で足取りが重いように見えます。
やっぱり今日はお仕事お休みにしませんか? のんびり休養しませんか?
飛べなくなってキャンセル便になったら、また街へ戻れるな。
・・・・・・戻ってどうする、さっきも言ったでしょ、延泊分のホテルが無い。



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搭乗までの待ち時間、ソファに座って過ごすのは ちょっと辛い。
日本行きのゲートのこのスペースに座ってるのって、ほとんど日本人だもん。
あっちからもこっちからも日本語ばっかり聞こえる。
今朝まで広東語の世界でシアワセだったのに、日本語ステレオ放送に包まれて悲しくなる。

せめて搭乗開始までコンコースを散歩して日本語から遠ざかろう。
英語に混じって、タガログ語やインドネシア語だって、聞けるかもしれないよ?
そうなれたら、中環や銅鑼灣に集まって来る アマさん達 を思い出せる。

あ~あ、搭乗受け付け始まっちゃった。
日本語に挟まれて並んでいるのってなんだかなあ・・・列に並ばずにもう少し座っていよう。
・・・。
・・・。
そろそろ列が短くなっちゃった?
しかたがない、行こうか。
新聞、どれにする?東方日報?それとも星島日報?
最後の方だから、日本の新聞はもうとっくに無くなってて、香港の新聞がゆっくり選べるよ。
この新聞、残ったらどうするんだろう?ワゴンと一緒に戻されるよね・・・?
あ、ブリッジと機体の間にすきまが・・・。
小人に変身して、ワゴンに隠れたりすきまから降りてみたりしたら、また街へ戻れるな。
・・・・・・戻ってどうする、小人を泊めてくれるホテルが無い。

「ホテルが無い」が やけに多いけど、
昨今の香港、宿泊費がとんでもない値段になっちゃってて、
本当に泊まれるホテルが無い。
冗談でなく、本当に無いもんなあ。。。



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離陸。
誘導路からコースに出る時に一瞬だけ見通せる滑走路、誘導灯が独特だね。
香港の街って、道路沿いでも街でも、共通のオレンジ色の街燈。
あのやわらかい色がとても好きなんだけど、
滑走路の誘導灯は、街の日常とはまったく違う世界を演出してるような。

見惚れて誘導灯を覗いてる間に香港の地面を離れるからか、
離陸する時の あの大好きな G を楽しめるからなのか、
空が焼けていく様子を眺めていられるからか、
知らないうちに諦めがついてるかも。
機内食が待ってるしね。(笑)
単純。



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ホテルのチェックアウトから水平飛行まで、
けっこう ちょこちょこと後ろ髪を引かれつつ帰国する離港の日。
「また街へ戻れるな」・・・「戻ってどうする」・・・が、いろんな場面でいっぱい。
まあ、
次の訪港の予定が立てられる時に、
今度は悪あがきしない意味で「また街へ戻れるな」と思えるから、その日を楽しみに。

里帰りの行き帰りは、そんな繰り返しをいつもしているような気がする。
そう思うと、
あの 行きの機内での忙しさ といい、帰国日の忙しさといい、
日本~香港を移動する日は、往路も復路も本当にアタマを使いすぎ。
もうちょっと楽に行き来するようになれたらいいのにな、とちょっとだけ思う。
今日で4月も終わり、今年の1/3が終わっちゃったよ。
今年中に・・・と思ったら、次回は何月頃にアタマを使えるんだろう?
楽しみ楽しみ、次回も楽しみ。カエルくんをポチッとしていただけると、、、。046.gif
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# by hongkonggaffe | 2015-04-30 21:17 | 香港くうこう | Comments(20)

「 さあ いってらっしゃい!! 」 と 背中を押してくれる音 ~ 香港早晨の世界の天気のテーマ曲 ~

音楽はおもしろいもので、聞いてた頃の自分の事や周りの様子を引き出してくれますよね。
かつて何度も聞いてたことがある曲は、あっという間に記憶の宝箱を開けて、
懐かしい気持ちやその頃の体験に明かりをポッと灯してくれる。

昭和の歌謡曲やフォークソング、TVの主題歌、学校で習った曲・・・etc・・・。
もちろん、日本の音楽以外で ポップス ・ ロック ・ ジャズ ・ 70~90年代の曲とかも、
そこまでさかのぼらなくても平成に入ってとか、ついここ2~3年前の曲でさえそうだし。
そんなふうに、過去を振り返らせてくれる音楽だけじゃなくて、
それを聞くことで「また ☆☆☆☆☆ したいな」という気持ちにしてくれる音楽も。

いつも聞いているRTHK(香港のリアルタイム配信ラジオ)、
1ヶ月ほど前に気付いたのですが、第二台チャンネルの とあるコーナーで、
体がうずうずして来て香港へ飛んで行きたくなる【ある曲】が毎日流れて来るのです。
滞在してた時の場面が瞬間的に蘇る・・・でもあり、今すぐ香港へ行きたくなる・・・でもあり。
香港早晨(ニュースの方)のテーマ曲だったら 日本でいつでも聞けるのだけど、
【世界の天気】のこの曲の方は、
香港に滞在してる時だけしか聞けないと思っていたから、驚くやら嬉しいやら。



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香港に滞在したことがあるかたなら、
翡翠台の朝のニュース【香港早晨 Good Morning HongKong 】を観たことがあるかも。
ニュース冒頭に流れるテーマ曲 “ Golden Challenge ” は 有名な曲。
有名というか、香港早晨とくれば あのテーマ曲、
CMを挟んで何度も登場する、虹のようなカラフルな帯が走る画面と共に流れます。
でも、今日取り上げるのは あれじゃない方の曲。
ニュース終了時の【世界の天気】のコーナーで流れる方の曲のこと。
香港早晨を何度か観たことがあるかた、想像して頂けますか?

僕で言えば、朝活で1日をスタートしてホテルへ戻り、朝食を買いにまた外出して再び戻り、
ベッドに座ってぼ~っとしてるか 窓際で朝食を食べてるか の時間帯。
何度も繰り返されるニュースの最後の最後に【世界の天気】(世界天気概況)になって、
この曲が流れ始めます。
これで香港早晨が完全に終わり、部屋中に別な空気が吹き込まれるようなイメージの曲。



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曲が流れている間、画面には世界各地の天気が次々に映し出されます。
アジア・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニア・・・などなど 映し出される各国の街角。
けっこう何分間も続くのだけど、ある同じ部分だけが繰り返しずっと流れるメロディー。
この曲を聞くと「今日もそろそろ出かけよう」と部屋を出たくなる。
自分にとっては “ 背中を押してくれる音 ” という感じ。

瞬間看地球のBGMで流れるテーマ曲  Ron Carnel の 「 North Gate 」 。

メジャーコードとマイナーコードが交互に顔を出すからか、
光と影が織り混ざってるメロディーで、単に「元気いっぱい!」という感じではない印象。
「さあ、いってらっしゃい!今日もたくさん香港を味わって来てね」と背中を押してくれます。
全部で6分ほどの曲、最初はエネルギーが満ち引きするおだやかなフレーズが続き、
曲の途中から、あのメロディーが 一気に解き放たれます。
6分全部はちょっと長めなので、最初の方は飛ばして、1分40秒あたりからででも。
よろしかったら 聞いてみて下さいね。





「さあ、いってらっしゃい!!」と背中を押してくれる曲。
香港で朝を迎えてることを実感させてくれる曲。
こうして日本に居る間なら、これを思い浮かべると香港へ飛んで行きたくなる曲。

ほんと、音楽はおもしろい。
音なのに映像をひっぱり出してくるんだもん。
思い出したり聞いたりするだけで、日々を思い出し、行きたい気持ちをかきたてられる。
“ 記憶 ” や “ 希望 ” を導いてくれるんでしょうね。

ここでは音楽で書いたけれど、【音】も、そうじゃないかなあ。
・・・街の歩行者信号のあの独特な音。
・・・MTR(地下鉄)の車内アナウンスの音。
・・・消防車やパトカーなど緊急車両のサイレンの音。
・・・「 いつまでやってんの? 」 と毎回思う あちこちで続く工事現場のドリルの音。
香港には、【香港らしさそのものの音】があるような気がしませんか?



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香港じゃなくても国内国外を旅すれば、各地ならではの音があるのでしょうね。
その音(または音楽)を聞くと、 ココロ揺さぶられる というか 琴線に触れる というか。
そんなことを思うんですが、どうでしょう?

「今度行った時は、香港HMVに行って North Gate のCDを探さなきゃね。」
皆さんの “ 琴線に触れる旅の音 ” は?・・・カエルくんのクリックをポチッと・・・。060.gif
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# by hongkonggaffe | 2015-04-27 08:19 | 香港ふうけい | Comments(20)

貴重になっちゃった外テーブルで 一緒に休憩しませんか

昨日の事だけど、気温は24℃、ときどきカーテンがふんわり膨らむ心地よい風。
テラスで過ごすのがぴったりの日だから・・・ということで、クルマで20分のスタバへ。
隣町にある郊外のショッピングセンター、
2006年オープンからかれこれ9年、週1ペースで行きます。

SC1階のスタバ、東を向いて寛げる全面ガラス張りの広い店内。
ガラスを隔てた横に長いテラスには、椅子が3脚ずつ置かれた外テーブルが7卓。
テラスの21席と店内席を加えるとけっこうな客席数なので、平日はゆっくりできます。

豆を買いたいだけの時なら、もっと近い徒歩圏内の新しいスタバへ歩くけど、
スタッフさん(パートナー)に会いたいとかテラス席に行きたいという気分なら、ここ。
スタバって自分には味よりも結局「人」だから、食料品の買い出しがてら行っています。

田畑が広がる中に建つSC、テラス前にはイチョウの並木、駐車場の向こうには桜の並木。
のどかな風景の中で外のスピーカーから流れるのは、店内と同じ洋楽。
農機具を積んだ軽トラックやおじいちゃんが行き来する光景を眺めながらの洋楽も、
妙にミスマッチしてて和めるんですよ。(笑)・・・とっても心地良いテラス席なんです。

↑  ↑  ↑
~ 以下 色文字部分 追記 ~
↓   ↓   ↓
この記事の冒頭に書いた “ おらが町の地元のスタバ ” については、
3記事後の5月3日付で詳しく書いてUPしました。
文章と写真とで、店の様子や スタッフさんとの交流や スタバへの想いを書きましたが、
その記事の中で予告しておいた通り、その後の5月13日に削除しました。
このブログ【 Made in HongKong 】は、
香港で撮った写真と香港についての文章だけで書くようにしているので、
日本で撮った写真や 日本のスタバについての記事は 残しておくのは避けたいので。(笑)
なお、
5月13日までにいただけたコメントは削除せずに記事タイトルと一緒に残してあります。



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香港だと田畑も洋楽のBGMも無いけれど、外で飲食できるのが歩道の “ 外テーブル ” 。
昔ながらの茶餐廳や冰室には歩道にテーブルとイスを出しておいてくれる店が残ってます。
そう、「残ってる」と書かなきゃいけないほど減ってしまって、
外テーブルを残してくれている店は、今はとっても貴重になっちゃいました。

“ 出入り口の脇に外テーブルがある茶餐廳や冰室 ” = “ 昔ながらの店 ” だから、
地価高騰の波や、土地・建物の売買などによって、次々に姿を消しちゃって。。。
「あぁ、とうとう無くなっちゃったやん。」とガッカリして、わずかに残る他の店へ行くしかない。

筲箕灣の筲箕灣東大道にあった店は、ずいぶん前に無くなってしまったし、
觀塘の物華街の店は、再開発によって地区ごとそのまま消えちゃいました。
堅尼地城の爹核士街にあった店は、とうの昔に無くなってて、
灣仔の交加街の角のお店も、ひょっとすると何年か後には露店街と共に無くなるのでは?
・・・外にテーブルを出しておいてくれる店、本当にじわじわと減ってきているんです。



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上 ( ↑ ) は西營盤の水街の店、ここはまだ健在でした。
歩いて東へ行けば、上環の太平山街の店もちゃんと元気でいてくれます。
下 ( ↓ ) は觀塘の宣安街の店。ここも、このままでいてくれるといいな。
そう、歩道の外テーブルって、こんなふうにワンコと一緒にのんびり食事が出来ますしね。
食べながら雑誌を読んでいるお兄さんと、お利口さんして寄り添っているゴールデン。
ここに座りたくて周りを散歩した後に戻ってみたけれど、仲良し2人組はまだ休憩中でした。
相席あたりまえな香港でも、これはお邪魔しちゃいかんでしょ? にこにこ退散。(笑)



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以前、まだ香港が店内でタバコを吸えた頃はそれほどでもなかったけれど、
屋内でタバコが吸えないようになってからは、
こうした外テーブルって愛煙家のお客にとって貴重なスペース。
そういう事情もあって、店内が空いてても外テーブルを選ぶお客は多いし、
ただでさえ外テーブルを出しててくれるお店は少なくなっちゃったし、
だからこの場所は、けっこう争奪戦が激しいのです。(笑)
「あ、空いてる。」と見つければ、自動的に吸い寄せられていく自分。
開放的なこの特等席での飲食は、やっぱり美味しく感じますからね。

・・・なのに、
・・・貴重な特等席なのに、
お供え物を置いておく店や、売り物をほったらかしにしておく店が。。。(笑)

そりゃあね、
お供え物を特等席にのっけて車道にまで出しちゃうほどの敬う気持ちって素晴らしいけど、
外テーブルが好きなお客は、少しだけフクザツに思う光景かも。
だけど、
こうして外テーブルを使っているお店が残っててくれることは、ありがたいと思わなくちゃね。



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茶餐廳や冰室の外テーブル、あの蒸し暑い香港だから、避けがちかもしれません。
でもねえ、あの街ならではの雰囲気を体いっぱいに味わえる特等席。
自分が通うスタバのように 田畑の風景と一緒に流れる洋楽BGMがあるテラスとは違う、
行き来するクルマや人々の姿と一緒に流れる “ 街の音 ” というBGMがある外テーブル。
やっぱりねえ、ここでのんびりできるのはシアワセなんです。

次回の訪港でも「まだあった!異常なし!」って指差し確認できるといいんだけどなあ。
ましてや空いてたら「ラッキー!」っと使わせてもらわなきゃね。
香港行きは、まだまったくの白紙なのに、
この予定だけは忘れずにいるこえだに、カエルくんクリックをいただけませんか?056.gif
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# by hongkonggaffe | 2015-04-24 08:19 | 香港ご商売 | Comments(26)

時計よりも 空の色 と 鳥の声 が教えてくれる

家の前の花木に2羽のヒヨドリが毎日来て、花の蜜を吸っています。
飛んできた時も、飛び去る時も、鳴き声をあげてて。
今は花の蜜だけど、木に実が付く時期だとその実を食べに来る。
秋以降にナンテンの真っ赤な実を鳴きながら美味しそうに食べてるのも 風物詩。

鳥は「鳴く」の? それとも 「さえずる」の?
2つの言いかたに何か違いはあるんだろうか。
心地よく感じるなら「さえずる」で、耳に障るなら「鳴く」?
鳥との距離が近いなら「さえずる」で、離れていれば「鳴く」?
どうなんだろう?・・・わからんなあ。

今日は香港で感じる鳥の声を思い出して。
読んで下さってるかたの中には、「また~、どうでもいいことを~、」って思う人も?
・・・いいんです。 情報提供のブログじゃないんだから。(笑)
って、そもそも【情報】と言えるものを持ってないからなんだけど。(爆)



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スズメは香港でも日本と同じようにさえずります。
日本のスズメよりも警戒心があまりない?けっこう近付いても飛び去らずにいて。
で、
日本では耳にしないさえずり(鳴き声?)の鳥がいて、以前から気になっているんです。
名前を知りたいんだけどなあ、香港でよく聞く声の “ あの鳥 ” の名前は?
「そんなあ~ “ あの鳥 ” って言われてもねえ~」  ですよね。(笑)
でもやっぱり名前を知りたいんだけど。ご存知ないですか?・・・「そんなあ~」。。。

日の出前にホテルを抜け出して、空が明るくなる前後を楽しむ早朝散歩。
この早朝散歩 ( dandelionさんが名付けてくれた “ 朝活 ” ね ) をしてると、
夜明けの空の変化にリンクして、鳥の鳴き声が変わるんです。
これ、おもしろいんですよ。



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まだ暗いうちに上環のホテルを出て、西營盤方面(西)へ歩く。
街の中で明かりが灯っているのは、コンビニと、早朝配達品を整理し始めた商店くらい。
「ここは、ヨシ。」 「ここも、ヨシ。」 「ここは、もうじき工事が始まっちゃうか?」 などなど。
異常が無いかどうかをひとり勝手に確認して歩いて。
「 あ~いいねえ~ 久しぶり~ 元気だった~? ただいまあ~ 」
店のシャッターや、寝静まってるアパート(唐樓)や、トラムのレールに挨拶して歩きます。

石塘咀あたりまでのんびり歩いて、Uターンして上環方面(東)へ戻って来ます。
あみだクジみたいにジグザグ歩いて西營盤と上環との境い目まで来ると、
東邊街を抜けて、その先は皇后大道西を歩き続けて戻って来ることが多いです。

皇后大道西をそのまま東へ戻って行くと、だんだんと鳥の声が増えてくるんですよ。
夜明けに向けて空の色が変わってくるから、鳥も活動し始めるのかなあ。
空も鳥の声も、気付かないほど徐々に変わるんだけど、気にして歩いてると分かるんです。

夜明けは時計ではなく鳥の声の変化が教えてくれる。

早朝散歩で近付いて来るこの声・・・なんて言う鳥の名前なんだろう?
ほんと、気になるし知りたいんです。知りたくなる理由、分かって頂けますか?(笑)
でね、
その鳥の声が東へ歩くにつれて増えるのは、このエリアならではの理由もあって。
戻ってきた終点に、ハリウッド公園(荷李活道公園)があるからじゃないかなあ・・・と。
鳥の声という朝のBGM、ボリュームアップしてくるBGMの出所がハリウッド公園なんです。
この公園の木々から飛び立って行ったり、
鳥も散歩を終えて公園に帰って行ったり、
そんなふうにハリウッド公園を起点にして鳥が飛んでいるからなのかな?
皇后大道西から荷李活道へと右に曲がると、鳴き声は もう最高潮に。



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公園の門に差し掛かると、高くから聞こえてた鳴き声が低く近い所でのさえずりに変わり、
門から中に入っちゃうと、もう、上から横からのシャワー状態のような。
鳴き声とさえずりに囲まれます。
木の枝葉がいくつも覆いかぶさるピンポイントに立つと、
枝葉のために暗めになってる中でシャワーを浴びる・・というちょっと奇妙な体験も可能。

まだクルマが少ない早朝、さらには大通りから道1本分山側に入っている荷李活道公園。
おもいのほか樹木がこんもりしているこの公園で鳥の声で歓迎してもらって、
開店時間を待って科記に行き、朝の奶茶をズズッとすすりながら休憩します。
毎回このパターンの朝活、これって、この界隈に泊まってるとどのホテルからでもOK。
イビス ・ 60Wes t・ バタフライ ・ LBP ・・・どこに泊まってても楽しめるコースです。



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公園に近付いてみる → 公園に入ってみる → 朝の空とリンクする鳥の声に包まれる。
きっと、九龍公園でも香港公園でも賽馬會徳華公園でも・・・他にもあるある。
そんなに広くなくても、樹木が茂っていれば、どこでもこうなるんじゃないかなあ。
早朝からクルマが近くを走る公園でも、樹木のおかげで鳥達は安心してるでしょうから。

これ、廟(お寺)でもそうなるのかな?
香港の廟には、その敷地内や横に樹木が立ってる場合が多いんです。
1本2本なんですけどね、まるで廟を守るかのように立ってて。
昼間に廟を訪れても鳥の声を聞くことはあるから、夜明けの朝もそうなんじゃないかなあ。
時計よりも朝を伝えてくれる香港の鳥の声。



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都会 とか コンクリートジャングル とか、そう思われがちな香港だけど、
じつは 街は樹木の緑に囲われてますよね。
香港全体を地図で見れば、その大部分が森林や山だから、緑色が目につきます。
そこに加えて 街のあちこちに公園がいくつもあって。

朝でなくても、昼間でも良いと思うんです。
都会部分やにぎやかな繁華街で過ごす時間も、夢中になれる。
そんな中で「ちょっと休憩~。」って、近くの公園に寄ってみると、癒される。
鳥の声が聞けるココロのゆとりが、少しだけあっても良いような・・・。
だから(「だから」って:笑)、どなたかその鳥の名前お分かりになったら、教えて下さーい。
と、今日も呑気なこえだに、今日は鳥の1クリックを押していただけると嬉しいです。043.gif
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# by hongkonggaffe | 2015-04-21 08:04 | 香港ふうけい | Comments(12)

大事に大事に少しずつ味わうクッキー ~ 香港のお菓子 その2 ~

ジェニーベーカリーのクッキー(珍妮曲奇)と言えば、香港で名の知れたお菓子のひとつ。
情報に疎いウチでさえ、何年も前からその名前は聞いていました。
「香港クッキー」などと検索すれば、「ジェニー・・・」の文字がズラ~っと並ぶほどでしたし。

開店前からすごい行列とか、行列がどこどこまで続いてたとか・・・。
数少ない店舗の近くを通りかかった時、
キュートなクマさんのこの缶をいくつも持っている人を見かけたことも2~3回あったし。
とある年のMTR車内でも、優しげな表情のおしゃれなお兄さんが何缶か持っていました。



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「食べてみたいな」と思っても、無精なので腰が引けて買いに行ったことが無いウチ。
缶の中身を1度も見たことがなく、もちろん食べたこともないウチに、
写真でしか見たことがなかった珍妮曲奇の缶が、先月 突然やって来てくれました。
ブログを通じて仲良くさせていただいている sayachanさん が、送って下さって。

香港が大好きで何度も訪港し、幅広く美味しいものと街にお詳しい sayachanさん
3月に行ってらした時に買い求め、帰国後すぐに送って下さったのです。
もちろん、リクエストしたわけではありませんし、思いもしていませんでした。
少ない日数での滞在でいらしたから(記事を通して知っていた)、
香港での1日1日が大切なはずなのに。



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“ お初のジェニー ” を美味しく美味しく頂いたのはもちろんだけど、
なにより、
長時間並んで貴重な時間を割いて下さったことと気遣っていただけたお気持ちが嬉しくて。
sayachanさんのおかげで、
一期一会かもしれない珍妮曲奇の食感とお味を 楽しませていただけました。

「珍妮曲奇のクッキーは これからも買えないだろうなあ」と信じて疑わなかったウチは、
ローカルパン屋(またかい)の自家製クッキーを今も買ってきます。
クッキーは日持ちがするから、いろいろな街を散歩してて通りかかった時に。

パン屋で売られるローカルなお菓子の一部は 前記事 の通りですが、
“ 香港のお菓子クッキー部門 ” も、帰国日の朝にトコトコ歩いて買い足しに行って。
香港島側に滞在するようになって以来、おなじみのパン屋へ行き自分達用のお土産に。



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タッパーに詰めて帰国する菠蘿飽・椰絲巻や雞尾飽と一緒に買うのは、
プラスティックケースに入れて売られてるパン屋のクッキー。
西環で泊まる時は、3~4件の店で菠蘿飽などを買う途中に、西營盤の華爾登餅店へも。
いつも店頭に並べてあるのは、種類ごとに詰められたシンプルなクッキーです。
端から端までお試し出来ない種類の多さなので、訪港のたびに違うものを選んで。

31年前から商い続けているパン屋( 「SINCE1984」 と店のラベルに記載)ですが、
素朴でいながら日本のクッキーとは異なる味を感じるものが いくつかあります。
ココナツの風味や「似てるけど少し違う」と感じる風味がほんのり伝わるものもあって。
このお店ではケースで買ったことしかありませんが、
量り売りが出来る店だと、
少しだけ買ってホテルで試して、気に入った分だけ箱買いするということも出来ますよね。



大事に大事に少しずつ味わうクッキー ~ 香港のお菓子 その2 ~_e0248743_8353912.jpg


大事に大事に少しずつ味わうクッキー ~ 香港のお菓子 その2 ~_e0248743_8361424.jpg




【香港製造】(の安心感?オリジナル感?)を前面に出していたり、
他国から香港に入って来て人気を得るようになったり、
チェーン展開で分店(支店)を増やすメーカーがいくつも生まれるようになった香港。
きちんと美味しい(なにをもって美味しいのかは其々でしょうけれど)クッキーが増えました。
可愛いキャラクターや カラフルな色でトッピングしてあるものも多いですし。
以前よりも、選べる幅や 場所・チャンスが うんと広がったのですね。
今までローカルパン屋のクッキーと奇華くらいしか食べたことがないウチも、
いずれはいろんなメーカーのを口にしてみる機会があるのかも。

珍妮曲奇もパン屋のクッキーも、チビチビかじって賞味期限ぎりぎりまで引っ張りました。
残り数を気にしながら「今日は食べる日にしよう」と取り出して(笑)、
お気遣い頂けた想いに触れながら・・・。
滞在した日々の記憶に触れながら・・・。

“ 香港のお菓子クッキー部門 ” の探訪は、まだまだこれからも続けて行こう。
・・・と思っているこえだに、カエルくんの1クリックをよろしくお願いいたします。011.gif
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# by hongkonggaffe | 2015-04-18 10:30 | 香港たべもの | Comments(22)


「暮らすように滞在していたい」 と思いながら里帰りする香港の日々。


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