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乗り物で海に近付き 歩いてビーチに立つ

香港へ向かう往路、着陸に備えて機体が少しずつ高度を下げると、まずは船が見えてくる。
ポツポツと見え始めた船に続いて陸地が目に入り、胸の高鳴りがぐっと上がる。
「帰って来たよ。もうすぐそこへ行くよ。」
飛行機から遠かった海に近付いて行く過程って、いつもワクワクする。



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乗り物の中に居る間は、なんだか遠さを感じる海。
だんだん近付いて行って やっと到着し、
目の前いっぱいに広がった時、海のよそよそしさは すっかり消えている。
そういう時って、自分と海の “ 気持ちの距離間 ” が 縮まったように感じる。
この嬉しさは、滞在中に何ヶ所かで味わえる。

たとえば 長洲島で。

中環からフェリー(新渡輪)の普通船(高速船じゃない方)に揺られて40分ほど。
長洲島に向かう間、海面はすぐそこに横たわってるけれど、
壁に遮られているものだから、近くて遠い。

だけど、島に到着後 そのまま東灣路を歩いてTungWanBeach(東灣海灘)に向かうと、
両側を民家や海の家に挟まれた小道から、いきなり目の前にビーチが広がる。
「 ほぅら、そろそろ見えるぞぉ~、 3! 2! 1! ほほぉ~ぃ!!」
突然飛び込んでくる光景に、いつも「うわぁぁぁ~」って思う。



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たとえば 赤柱で。

香港島の北側に集中している街から、南側の赤柱へ路線バスで向かう。
けっこうなスピードで山越えしていると、遠くに海岸線が見えてくる。
何度もカーブを繰り返しながら、少しずつ海へ近付いて行く。
西側から回り込む薄扶林道でも、中央からアプローチする淺水灣道でも、
山の木々に何度も遮られて じらされながら乗って行くと、海は近くに来てくれる。
やっと終点に到着してバスから降りると、赤柱の小さな町。

土産物屋が軒を並べる赤柱大街に向かって歩き 左へ曲がって細い路地に入る。
両側に並ぶお店が消えるまでまっすぐ歩き、観光客が引き返す突き当たりを更に進むと、
右側の木陰越しに小さなビーチが現れる。
引き返した人々は逆方向の赤柱廣場方面へ行きがちなので、
人影の無い 寄せる波の音だけが聞こえる 隠れ家のような秘密のビーチ。



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たとえば 石澳で。

筲箕灣のバスターミナルから 9番の始発バスに乗ると、
東から回り込む石澳道をくねくね走って山越えをし、小さくて静かな町 石澳に到着する。
ひなびたバス停で降りて、こっちにもそっちにも寝そべってる猫達に挨拶しながら歩く。
ゆるやかな坂道を上がりきると いきなり目の前に海が現れる。
視界いっぱいに広がる海は、遠洋まで見通すことが出来る。

突き当たりを左に歩けば、波が岩に激しくぶつかる荒々しい海岸が続く。
反対方向の右へ歩けば、のんびり過ごす人々が居る広いビーチが迎えてくれる。
ゆるく弧を描くような砂浜で、裸足になって歩きたくなる。



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どのビーチも、
乗り物の中から遠くに見えていたものが、わずかな時間で自分の足元に来てくれる。
街 から 町 へ。
コンクリートの街 から ビーチのある町 へ。
街と海とが隣り合っている香港だから、
エネルギッシュな街の空気から少しだけ離れたくなった時、海はいつでも迎えてくれる。

青空が広がる晴天の日は、自然を求めてやって来る香港の人々で混む。
だから、
曇った日や小雨の日だと、ビーチのある小さな町で 思う存分深呼吸できる。
じつは、晴れ渡った日以上に 海は「ようこそ!」と両手を広げて迎えてくれる。


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by hongkonggaffe | 2016-03-01 13:55 | 香港ふうけい | Comments(14)

雨の日は 雨の日なりの 楽しみを

ふだん仕事をしている日々だったら、朝から雨だといい気分だとは言えない。
「あぁ。。。雨かぁ。。。」
“ 仕事+雨 ” のダブルパンチのような。。。
だけど、
休日だったら雨も悪くないな。
「▲▲しなきゃいけない」みたいな予定さえなければ、むしろ雨だと落ち着くような気がする。
「ゆっくりしよう」「出掛けずに過ごすか」・・・雨天なりに、楽しめて。



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香港に里帰り中だと、日本の休日と同じことで、雨天だって歓迎気分になる。
“ 里帰り中 = 毎日が休日 ” だから。
日本に居ても香港に居ても、雨を味わう余裕さえあれば歓迎気分になるってことかな?

味わうだけの気持ちの余裕を持てていることに、すでに満たされる。
香港で、しとしと降っている程度の雨だったら、気持ちが落ち着く。
・・・新界で、文物径の歴史ある建物を巡ったり、遠くに山々を望んでたりしつつの小雨。
・・・街の路地を散歩してたり、早朝にまだ眠ってる都市部を散歩してたりしつつの小雨。
なかなかいいもんだね。

人が多くない場所だったら、雨傘や歩く速さを気にしないでいられるし、
気を遣わずにゆったり歩いて雨に濡れる周りの物を楽しむ余裕があるから。
だけどこれが、
「この人混みは何!?どこから人が湧いてくるの?」と思うしかない旺角や銅鑼灣だと、
小雨の中を歩くのは、自分には絶対に無理(笑)。



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小雨ですまない場合もある。
いきなり雨雲に覆われてスコールのような激しい雨がやって来たり、
弱まったり強まったりしながら ほぼ1日中降り続けていたり。
そんな時、
タイミングさえ合えば、乗り物に乗って楽しんじゃうのも面白いと思う。

路線バスの2階から眺め通す雨の道や街は、
都市部でも新界の外れの方でも楽しめて。



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広めの横断歩道の前で信号待ちになると、
一斉に渡り始める人々の傘の花が開く。
一番見応えがあるのは、やっぱり銅鑼灣のSOGO前のスクランブル交差点。
苦手な銅鑼灣だけど、見下ろしてるぶんには楽しめる(笑)。

雨が降っていなくても、ただでさえ見応えのある交差点の群衆。
そこに傘の色と動きが加わるんだから、雨の都会を俯瞰してるような気分。
色が交差しながら、それぞれの花がちゃんとぶつからないように歩いてるんだよねぇ。
雨天時の交差点の最前列で、バスやトラムが止まってくれたことが1度もないから、
自分の目で見たこともカメラで撮ったこともない。
いつか、香港最大の雨傘の開花を間近で見てみたいな。



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香港島側だと、トラムの先頭席から眺めるのが楽しみ。
特に夕方以降~夜なんて、きれい。
雨粒が光を引き立ててくれるような気がして。

窓ガラスに溜まった雨粒に焦点を当てれば、トラムの速度に合わせて雨粒が形を変える。
窓ガラスの向こうの景色に焦点を当てれば、雨粒の数だけ光が灯って散らばる。
昼も夜も飽きずに遊んでいられるのは、雨のおかげ。
肉眼だと見逃したり見えなかったりする模様を眺められるのは、カメラのおかげ。



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乗り物だったら、バスやトラムだけじゃなくて、スターフェリーもいいかも。
雨に煙るヴィクトリア湾。
7分間の乗船を雨と一緒に楽しめそう。

楽しむなら、やっぱり下層階に乗らないと(笑)。
上層階と違って 壁や窓が無いぶんだけ、雨に近づける。
手が届きそうな近くに横たわる湾の水面(みなも)に雨が模様を作る。
潮の香りと、雨の日ならではの ぬるい香り。
その香りにディーゼルエンジンや床のワックスの香りが混じる。



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濡れる?・・・・・・濡れる(笑)。
あまりにもひどい風雨の時には、セーラー服の皆さんがビニールカーテンを引いてくれる。
けど・・・・・・濡れる(笑)。

そもそも、日常の中で、雨の日に好んで船になんて乗らないよね。
あり得ない。
船旅でもしてるならいろんな天候にも出会うだろうけど、ちゃんと雨からは守ってもらえる。
なのにスターフェリーの下層階だと守ってもらえる物が少ないわけで・・・。
だから、やっぱり特別な7分間になるんだと思う。



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1度だけヴィクトリア湾に雨のスポットが現れたのを見かけたことが。
西營盤のホテルの窓から偶然見かけた雨のスポット。

「馬の背を分ける」と言われるように、
ほんの一部分だけに雨が降り下りていて。
周りは晴れているのに、雨雲がいたずらした一帯だけ雨の柱としぶきが立ってて。



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スポットのすぐ外に居たフェリーが、まさに雨の柱の中に入って行く。
うわぁ、どんなんだろう?
降ってない場所に居て前方に雨を見て、
その中へある一点から突然入って行ってシャワーを浴び、
またいきなり降っていない部分に入る・・・。
「運賃は少々高くなるけれど、そういうコースをご用意してます。」だったら、
ぜひぜひ乗ってみたいと思う。

香港では、雨を(雨も)楽しもう。
なにも街のSCしか雨宿りが出来ないわけでもない。
・・・テントの下に避難しても、店の主人は快く受けてくれる。
少々の雨だったら、散歩をやめちゃうのは もったいない。
・・・何度か歩いたことがある道や公園が、新鮮な顔を見せてくれる。



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さすがに、ガイドブックや香港案内パンフには、雨天時の写真は出てこないものね。
雨降りの香港島の表情なんて、載ってるのを見たことが無い(笑)。
でも、
・・・というか、
だからこそ、
自分だけの “ 雨の日の情景や情緒 ” を見つけて楽しんじゃうのも良いと思う。
まだ紹介されていなかった香港の顔を 自分で見つけて楽しんじゃうんだから。

・・・なぁんて。
やってみたこと半分、まだ味わっていない or 見つけていないこと半分。
香港に滞在してる間に 雨に恵まれたら、もしかするとチャンスかも。
狙って、は 不可能だから、気まぐれ天気に任せたまま、楽しみにしていたいと思う。

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by hongkonggaffe | 2015-12-16 21:42 | 香港ふうけい | Comments(18)

秋の匂い in おらが町  &  包まれたい匂い in 香港

晩夏があっという間に初秋に変わり、気づけば初秋も本格的な秋に。
栗・サツマイモ・カボチャ が旬の食べ物ですねぇ。
スーパーのパン&お菓子コーナーは茶色系のパッケージで染まってて、
栗・サツマイモ・カボチャの餡や風味を加えた商品がいっぱい。
食欲の秋!もう、どんどん片っぱしから食べてます。控えるという事なんてあり得ない。

魚だとサンマですね。
夕方になって秋刀魚を焼く匂いなんかが漂ってきたら いいんだけどな。
「秋刀魚を焼く匂いがしてきました~」だなんて、そんな都合よくブログに書けはしない(笑)。
祖母が健在だった頃は、いつも七輪で焼いてくれたんだけどな。



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ウチだと、まさに今の【秋の匂い】は “ 稲穂の匂い ” です。
夕方近くに 家の裏を歩いていたり帰宅したりすると、
もう、ほんと、稲の香ばしい匂いが漂ってて、「秋っ!!」という感じ。
ウチは田舎なので周りに田んぼが多く、秋になると こういう匂いは風物詩。

「夕方近く」と書いたけれど ( ↑ ) 、午後遅く~夕方で、風の穏やかな日だと良いんです。
天気が良いと午前中~午後にかけて太陽の光で稲穂が温められて(煎るような感じ)、
熱せられた稲穂が、ふだんよりも匂いを振りまくんですよ。

田んぼの横のアスファルトの道から覗きこんでても匂うけど、もっと近づいた方がいい。
田と田の間にある 細い土のあぜ道 まで降りて、稲穂に両側から挟まれるように立つと、
稲が風を受けてざわめく音と 香ばしい匂いと 懐かしい記憶 に、思いきり包まれます。

そのあぜ道にしゃがんで稲穂の間に身体をすっぽり入れてしまうと もっと良い。
ときどき通る帰宅途中の高校生に怪しまれて “ 危ないヒト ” になっちゃうので、
右見て左見て、高校生が来ないか確かめてしゃがむことが大事です。
まぁ、左右キョロキョロ見ながらしゃがんでること自体が すでにすごく怪しいんだけど。。。



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頭の上でトンボが群舞する稲穂の中で吸い込む(食べる) 秋の匂い(旬のごちそう)。

もうしばらくすると 稲穂の頭が垂れるようになってきて、漂う匂いがまた変わる。
刈り入れのコンバインの音がやんだ後は、藁(わら)を干す匂いに。
さらに何日か経つと、干した藁や もみ殻 を燃やす匂いに。
匂いで季節が伝わる時だけは、「田舎に住んでて良かった」と思うかな。(「だけ」です:笑)



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で、香港。
四季がほとんど無い香港だと、匂いで秋を感じることって 少ないかなぁ。
どうなんだろう?
乾物屋の店先で干してるハムユイ(咸魚)は けっこう強めの匂いで、晩秋~冬ならでは。
みかんの皮を干して作る陳皮は、よほど近付かないと匂わないかも。
屋台の 焼き芋&焼き栗 の匂いは、まさに食欲を直撃する罪な匂い。
こういうのは、香港の秋~冬の 季節便り だと思うなぁ。

でも、香港には 旬のものじゃなくても、1年中楽しめる魅力的な匂いがありますよね。

スターフェリー(天星小輪)の下層階に漂う エンジンオイルや床のワックスの匂い。
街市や乾物街に近付くだけで寄せてくる 肉・野菜・果物・魚・乾物が混ざった匂い。
スコールのような雨が上がった後に地面から立ちのぼる アスファルトや石の匂い。
廟(お寺)の近くや中に入った時に包んでもらえる ぐるぐる線香から生まれる匂い。



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香港の匂い・・・他にもありましたっけ・・・あぁ、ありそう・・・。
思い出せないけど、あれだけ何でもある香港だもの、まだきっとあるぞ。

包まれに行きたい。

香港の事よりも、おらが町のローカルな秋の匂いを延々と書いてしまった。
あまりにも個人的な(いつも個人的なマイナー内容で偏ってるやん)ブログだけど、
「旬のものは旬のうちにね」・・・ということで、まぁ良しとしましょう(してください:笑)。

今日は、旬の物に負けるカエルくん。
珍しく(初めてかも) 稲穂くん ですが クリックをよろしくお願いします。043.gif
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by hongkonggaffe | 2015-09-11 17:03 | 香港ふうけい | Comments(24)

バラエティー豊かな香港での船旅 ~ 香港というテーマパークのアトラクションたち その2 ~

じっとしてることが苦手で、あちこち動いていないと落ち着かない自分、
のんびりゆったりの船の旅は、国内で1度経験したことがあるだけです。
啓徳空港跡地のクルーズターミナル(啓徳郵輪碼頭)を利用することはなさそうな・・・。
だけど、アトラクションがいっぱいの香港、
滞在中は、ミニクルーズからミニミニクルーズまで、おもに4種類の船旅(?)を楽しみます。



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スターフェリー(天星小輪)で遊びたい
尖沙咀 ↔ 中環や、尖沙咀 ↔ 灣仔を行き来する時の風情いっぱいなフェリー。
ウチはやっぱり下層階、灣仔路線でこれが出来ないのは毎回残念だけど。
下層階に居られると、要所要所で船員さん達が仕事をする姿も間近で見られます。
ふだんは の~んびりしていそうな船員さん、小出しにするプロの仕事ぶりが素敵。
それに、スターフェリーの下層階には、琴線に触れるものが盛りだくさん。
上層階と違ってまわりに壁が無いので、ダイレクトに感じられるものはなんでも歓迎です。

ビクトリア湾の潮や、ディーゼルエンジンや、板張り床のワックス・・・素敵な匂い達。
波をかき分けて進んだり、波が船体に当たったりする時の不規則な音が心地良い。
ガイドブックなどには絶対に載っていないけど、雨の日に乗船するのも良いんですよ。
水面(みなも)に落ちた雨滴が作る模様の美しさ、潮と雨とが混ざったような湿った匂い。
雨に煙るビル群を愛でてみたり、夕陽が揺れる水面に見惚れてみたり。
ビクトリア湾を木の葉のように漂うスターフェリーで、ミニクルーズを味わえちゃう贅沢。



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ファーストフェリー(新渡輪)で遊びたい
離島を行き来する時にお世話になるのは、快速船ではない方の普通船。
中環から長洲島や坪洲島へのクルーズ、4~50分が長くは感じない船の旅です。
スターフェリーがあっというまに横断してしまうビクトリア湾と違って、
ファーストフェリーは “ 湾 ” よりも “ 外洋 ” を航海するような感じじゃないかなあ。
中環から西へと行き来するのだから、上環や堅尼地城を海から眺めるのは新鮮です。

島へ到着したら、帰りの便の出航時刻をちょっと確認。
ウチは、日没の3~40分前あたりに島を出る便が好きだから、「この便かな?」と。
日没時刻は季節によって違うから、まあ、太陽の傾き方でおおざっぱに見当つけて。
路地歩きや ビーチ ・ 街市の散策を楽しんだら、埠頭へ。

島を出る時に期待してたタイミングを 海の上で迎えると、
陽が傾き、香港島に近付くにつれて、海の表情がゆっくり変わり始めます。
夕陽のおかげで少しずつ塗り替えられる水面や空。
春夏秋冬は1年かけて変わるけど、夕暮れの海や空は数十分で衣替えしてくれる。
窓と壁に挟まれていないデッキが船体最後尾にある便だと、置いて来る時間を味わえて。
堅尼地城に近付く頃に 夕陽に背を向けて東へ目を向ければ、
行く手に近付く人工的なビル群の西側ガラス面が、夕陽の色や光を反射させてて。
なんだか、こう、 “ 変わりゆく街 ” と “ 変わらない自然 ” との共演のような。

もう一つのファーストフェリーは、紅磡 ↔ 北角をつなぐ路線。
香港人の皆さんだけが乗船してる便が多くて、スターフェリーよりもローカル気分。
ふだんお目にかかれない角度で 東から西を望むことになるので、
遠くに香港島側のIFCと九龍側のICCの2大高層ビルが向き合う眺めになります。
見慣れたビル群も 波に揺られながら見る場所を変えると、ちょっと新鮮。



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フォーチュンフェリー(富裕小輪)で遊びたい
ファーストフェリーの紅磡 ↔ 北角よりもさらに東にあり、
九龍側の觀塘や三家村と、香港島側の西灣河とをつなぐ小さなフェリー。
西灣河はジャスコやアピタその他のショッピングモールへ歩いたり、
下町の魅力が詰まっててトラムの発着点でもある筲箕灣へも歩いたりします。
九龍側だと觀塘のAPMや再開発近辺のローカルな街市や飲食店が楽しめるし、
三家村なら海鮮の町鯉魚門とか タイフーンシェルターの水上生活船を眺める楽しみも。

龍宮城からやって来たおとぎ話のような可愛らしい船は、珊瑚海という名前。
2階はスターフェリーの下層階と同じくオープンな造りなので、
音や匂いはもちろん、ローカル度がさらに濃くなります。
操舵するカジュアルな船長さんだって目の前だけど、他に船員さんって居ないような?



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南生圍の渡し船(正式名を知らない:笑)で遊びたい
元朗の北東部の村と、川を挟んだ南生圍の湿地帯をつないでくれる渡し船です。
いつもはおじちゃんがオールを漕いで渡してくれるけど、ご夫婦でいらしてる場合も。
桟橋から桟橋まで20m無いから、向こう岸に小舟が居る場合は「お~い」と呼ぶ。
呼べばいきなり乗船時間。
片道5$で渡してくれます。今は値上がりして6$になったとか。
20m無くて6$かあ・・・だけど乗船時間は気分しだいでいつでもOKだし・・・微妙なコスパ。(笑)

でもね、ハイカーやサイクリング愛好者を中心に、けっこう利用されているんですよ。
向こう岸の桟橋に待ち人の列が出来る場面もありました。
これは、フェリーじゃなくて小舟だけど、ちゃんと(船長さんだけは)屋根があるし、
自転車(軽車両)も積めるんだから、カーフェリーかもしれません。
雨の日はどうなっているんだろう?
おじちゃんはお元気なのかな?
いろいろと気になる渡し船です。



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他にも船はあちこちで活躍してて、街から街へ、町から島へ、今日も動いています。
ブログを通して仲良くさせていただいている 香港を愛してやまないかたがお二人。
杏♪さん (離島編の一部 ) と Naokoさん (離島編の一部 )、
街に詳しくて、ローカルからフォーマルまで食に精通していらっしゃる旅の達人。
熱烈香港迷のお二人が西貢から島へ飛んだ高速ボートは、ウチの次回以降の目標。
香港からマカオ(澳門)へフェリーで出国したことさえないウチだけど、
やっぱり島へ向かうことの方を優先したいなあ。
今後も暫くの間は、香港から澳門へ出てみたいという気持ちになれない気がして。。。

まだ楽しめていない未知のアトラクションに乗ってみたい。
乗ったらきっと味わえる “ その船ならではの良さ ” を何度も感じてみたい。
ほんと、【香港ランドのアトラクション】は、
ミニクルーズ から ミニミニクルーズ まで バラエティー豊かです。
景色・音・匂い・揺れ・乗客の人々・・・それぞれの海・湾・川での船旅は いかがですか?

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by hongkonggaffe | 2015-05-15 09:02 | 香港のりもの | Comments(14)

移動する方法だって楽しみたい ~ 香港というテーマパークのアトラクションたち その1 ~

日常を離れて旅行に出ると、その土地その国ならではの乗り物に乗れますよね。
行こうとしてる目的地も楽しみだけど、
その途中(行き帰り)や滞在中の乗り物だって、楽しみです。

乗り物は、バス・列車・船・飛行機など色々。
例えば最近で言えば、開業したばかりの北陸新幹線で金沢へ行くのだって、そう。
「茶屋街を散策して、21世紀美術館を見学して、近江町市場で味わって・・・」等々。
金沢の街で☆☆して過ごせる + 北陸新幹線に乗れる = どちらも旅の楽しみ。
会社へ行って▼▼しなきゃ + いつものバス・列車に乗らなきゃ ・・・とは ずいぶん違って。



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国内外問わずでしょうけど、もちろん香港でも そうです。
そもそも日本から香港への空路で搭乗する楽しみ。
仕事で向かう場合は別だけど、旅で飛ぶなら空路は楽しい。・・・ まさに、これ ・・・。
ただ、飛行機の場合は、
「あの景色を観たいから、あそこからあちらへまわってあの道を通って」とはいかない。
航路を自分で好きに選べたら、どうなっちゃうんだろう?(笑)



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香港に入っちゃえば、 “ 選べる楽しみがある乗り物 ” は多いと思います。
「あそこへ行きたい(行ったこと無いから or 再訪したいから)ので、あれに乗ろう。」
の、「あれに乗ろう」という楽しみ。
行きたい目的地の楽しみに、行き方の楽しみが、もれなく付いてくるんですよね。
「九龍~香港島を移動するんだから、スターフェリーに乗って行きたい」
とか、
「この街~あの街を移動するんだから、トラムに乗って行きたい」
とか。

移動する時に、速さ ・ 時間短縮 ・ 確実さ を優先するんだったらMTRやタクシー。
移動途中そのものも楽しむのだったら、トラム・フェリー・ミニバス・路線バス。
ウチも、滞在中に友人と待ち合わせる場合には確実に行けるMTRを使うけど、
そうでない限りは、MTR以外の乗り物で遊ぶ方を選びます。
タクシーは苦手だし気を遣うから、乗れない小心者コンビなので。(笑)



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そんなウチは、やっぱり1番お世話になるのが路線バスかミニバス。(以下、両方をバスと)
トラムやフェリーは、出発点と終着点が決まってて、分かりやすいですよね。
トラムなら東西を1本で繋いでて、途中に跑馬地の短い路線が加わるだけ。
ゆっくりゆっくり動いてくれて、街の移り変わる景色や人の姿・音・匂いまでも味わえちゃう。
フェリーならこれも航路は決まってて、迷う必要が無い。
九龍~香港島だけでなく、街から離島へ渡してくれて、潮の香りと景観を味わえちゃう。

では、バスは?
トラムやフェリーと違って出発点と終着点がとても離れてるしクルクル経由するから、
途中の道を選んだり、多くの行き先から選んだり出来て、楽しみがもっと広がる感じ。
「乗り慣れなくて難しそう」と心配するのは最初だけだから、乗る範囲を広げちゃいましょう。
「え?こんな場所も走るの?」だったり「へえ~途中にはこんな景色もあったの?」だったり。



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ウチは今でもアナログコンビだから、
全バス路線が載ってる【通用乗車地圖】と【香港街道地方指南】しか使えないけれど、
スマホにアプリを入れてる皆さんは、路線も現在地も(他に何?)サクサク検索して、
どんどん乗って楽しんでいるんですね?
きっとウチは あと5~6年経たないと、そう出来ないと思います。。。(笑)

そんなアナログのウチとしては、バスを使う時に少しだけ困ることも・・・。
地図に載ってるバス停が、移動してるとか 使用停止になっているとか。
・・・地図で確認してからその場へ行って 初めて「あらら・・・?」と楽しく迷う。
あるいは、頼りにしていた車内電光表示が故障しているとか。
・・・乗って初めて故障中と分かり、「今どこ?次どこ?あとバス停いくつ分?」と楽しく困る。
アプリなどを上手に使いこなしている皆さんは、そうならずに済みます・よ・ね?(笑)
「まあ、迷ったら仕方ない。狭い香港どうなったって戻れるさ。」
なんて思っちゃって開き直るから、そのまま変われないんですけど。。。



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ほんと、香港には目的別に乗り物を選べる良さが待っててくれて、
【香港ランド】というテーマパークで【アトラクションを選んで乗る】みたいな感じがします。
“ 目的地へ行くために乗る ” ときに もれなく付いてきてくれる “ 乗り物を選ぶ楽しみ ”。
始発点~終着点までが遠くてクルクル経由して走る “ バスに乗る ” という楽しみ。

また、ときには
“ バスに乗ってどんな場所を走るのかを楽しむためだけに☆☆番バスに乗ってみよう ”
という遊び方があっていいかも。
その “ バス遊び ” については、またいずれ。

そういうことをしてるのに、便利なオクトパスカード(八達通)を何年も使わなかったウチ。
意地になってるわけではなく、カードもスマホも、便利な物に疎いだけなのですが。。。
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by hongkonggaffe | 2015-05-12 09:26 | 香港のりもの | Comments(22)

トラムの駅名表示板は ちゃんと “ 小さな香港 ” なのです

トラムに乗ることが出来るのは香港島でだけ。
MTRもバスもミニバスもタクシーも 九龍側でも乗ることが出来るけれど、
トラムだけは香港島だけでしか乗れませんよね。
ゆったりとしたスピードと 音 ・ 風 ・ 匂い に身を任せて移動するって、いいものです。

そのトラムが停まり、利用客が乗り降りする停車駅(電車站)。
ほとんどの停車駅には天井が付いていて、駅名表示板がのっかっています。



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この駅名表示板、ご覧になったことはあります?
どうなんだろう?この駅名表示板って、見ていない人の方が多いんじゃないかなあ?
トラムに乗ってる人って、周りの風景を見てて乗降する場所を決めると思うので。
日本で暮らす日常だって、きっと誰もバス停の名前なんて気にしませんものね。
地下鉄(香港ならMTR)なら 外は真っ暗だから駅名表示を見るけれど、
地上の乗り物では駅名表示板って、あまり役目が無いような・・・。

でも、この駅名表示板、なかなか素敵なんですよ。
真っ白な地に緑のトラムがとても映えてて、キュートなイラスト。
数年前だったか、すべての停車駅の天井が化粧直しで塗り直され、
ほぼ同時だったと思うけど、この表示板も生まれ変わりました。
新調された表示板にはイラストの上下に駅名と進行方向(東行・西行)が記されたのです。

以前の表示板は上の1枚 ( ↓ )。 駅名は入っていませんから、どの駅も同じデザイン。
現在の表示板は下の1枚 ( ↓ ↓ )。 駅によって1枚1枚違うわけです。



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駅名が記載されるようになったことで、僕にはささやかな楽しみが増えました。
「ここいい名前だな」とか「ユニークな名前だねえ」とか「英字にするとこうなんだね」とか。

この表示板を心おきなく(笑)間近で楽しめるのは、トラム2階の先頭席~2席目がベスト。
先頭部分がここで停まるので、天井端の表示板に一番近付けるんです。
トラムは各駅停車だから必ず停まってくれるけど、信号待ちが加わるとさらにラッキー。
しかも、乗り降りするお客が多い場合は、停まっててくれる時間が増えてなおラッキー。
あ、ただし、このお楽しみは左側席に限ります。右側席だと表示板から遠い。

・・・って、どうでもいいことを力説してる?(笑)
だけど僕は興味があって、いつもこの席を確保して(出来ないことも多々あり)眺めてて。
「表示板、よかったら1枚あげようか?」と言われたら、きっとその場で小躍りします。
これ、シックな黒フレームも付いてて、インテリアパネルになると思いません?



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トラム沿線の街は、乗り進んでいくとそれぞれの特徴を感じます。
乾物問屋街 ・ オフィス街 ・ 人と商店がひしめく街 ・繁華街 ・・・。
そして、それぞれの街で味わえる音と匂いも変化して。
これらをずっとつないでいて、各駅ごとに句読点を打ってくれる駅名表示板。
文章の「、」や「。」と同じで、たとえ注目する人が少なくても、句読点って必要ですよね?

香港が世界に誇るキャセイパシフィック航空(國泰航空)のシンボルカラーは白と緑。
香港の人々にも観光客にも人気のスターフェリー(天星小輪)のシンボルカラーも白と緑。
香港ならではの交通機関と言えるトラム(叮叮)は・・・・・・
・・・・・・全ての駅名表示板がやっぱり白と緑。
香港を表す緑色・・・「緑色は翡翠の色だから」という所以も聞いたことがあります。



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街ごとの 風景 ・ 音 ・ 匂い を1本につないで迎えてくれる白と緑の表示板は、
ちゃんと “ 小さな香港 ” してるのですね。

・・・だから・・・ね?・・・この表示板、1枚欲しくなりません?(笑)
自宅にこの白と緑が居てくれたら、 “ 毎日いつでも香港 ” だよねえ~。
あ、「自宅に居てくれたら」ということで言えば、トラムルートマップや沿線の街の魅力は、
【 香港トラムでぶらり女子旅 】 でも楽しませていただいています。
この1冊で、香港島が手のひらにのっかっちゃうんです。(笑)
( 【 香港トラムでぶらり女子旅 】 の内容については こちら
  購入ボタンのさらに下までスクロールすると 主な中身が載っています。)

「 表示看板、欲しいなあ 」 & 「 叶わぬ夢だから 手のひらに載るこの本で夢を見よう 」
そんな想いになるこえだに、せめてカエルくんのクリックを・・・。039.gif
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by hongkonggaffe | 2015-02-26 08:00 | 香港のりもの | Comments(18)

滞在場所しだいで動き方が変わるのかな? ~ 1月の里帰り その1 ~

“ 香港行きたい病 ” を治療するために里帰りしてきました。
なのに、
“ 香港行きたい病 ” が治ったとたんに “ 日本戻りたくない病 ” にかかり・・・。
重たくなっちゃった体を引きずりながら帰宅しました。

でも、自宅のPCを久しぶりに開いてニコニコ。
留守にしてて記事の更新が無いにもかかわらず、
たくさんの方々にいらしていただけていました。
訪問者数とカエルくんのクリックをして頂いた毎日のデータが残るので分かるのですが、
いない間も多くのかたが覗きに来て下さってて、
カエルくんのクリックも何度もして下さってて。

嬉しいですし、励みになるんです。
本当にありがとうございます。



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さて、
今回の里帰りの中身は、また少しずつ記録していきたいと思います。
昔は尖沙咀に滞在することが多かったウチですが、
近年は上環・西營盤・石塘咀などの西環地区が続きました。
だけれど、1度、香港島を出て泊まってみようかということで、
九龍側の下町に滞在してみました。

場所は、大角咀。

尖沙咀~太子までの彌敦道から西へ徒歩15分ほど入ったエリアです。
シルカホテルやドーセットホテルが仲良く肩を並べて建つ場所にある
ローズデールカオルーンホテルで過ごしました。
ここを起点にして動いたので、ウチとしてはすごく珍しいことが・・・。
あれほど大好きなトラム(叮叮)に乗ったのが、たった2回!
これまた大好きなスターフェリー(天星小輪)に乗ったのに至っては、たった1回!
しかも、
それぞれに今回の滞在中に乗ったのが、滞在8日目にして初めて!
8日間も乗らずに過ごしていました。
こういう過ごし方は、ウチにしてみれば珍しいことで、大事件でした。(笑)

けっして広くはなくて小さな香港なのに、
「滞在場所によって動きかたは本当に大きく変わってくるんだなあ。」と、
今更だけど、そんなことを感じて。
よくよく考えてみれば、今回は香港島に3回しか行っていない。
中環はフェリーとトラムの乗り換えで通過しただけだし、
毎回欠かさない灣仔も銅鑼灣も筲箕灣も、結局1度も行かないままでした。



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「今までの動きかたと違う」といえば、
香港機場~ホテルの往復も、バスを使わず。
行きも帰りもAEL(空港と市街地を結ぶ機場快綫)で、スーッと移動してしまい・・・。
これは、今回手配したエアチケットに、
“AEL往復乗車券がセットになって自動的に付いて来る”という事情があってのことだけど。

過去にたった1回しか利用したことが無いAEL。
その1回の時は、帰国日に香港站でインタウンチェックインして空港へ向かったので、
逆に、入国日に空港から街へ向けて乗るのは、香港へ通うようになって初めてのこと。
初めて?!・・・初めてなんです。
香港に行く方々が当たり前のようにスマートに使っているAELの乗車が「あれれ?」状態。
「え?ん?空港から九龍站まで行って奧運站へって、どうやって乗り換えるの?」
・・・入国日に分かっていないことがあれこれ。
慣れていないウチだから、駅(站)で迷いながらウロウロ。
九龍站からタクシー(的士)でピュッと行けば済むことなのに、タクシー苦手なウチなので。
乗ればいいものを。。。。。。(笑)

こんなふうに、
“滞在場所が変われば過ごし方も変わる”&“慣れないことをすると迷子になる” の日々。
新鮮でした。
そんな今回について、少しずつ触れていこうと思います。
あまりにもローカルすぎる記録になること間違いなしですが、またお付き合いください。



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結果からいえば、今回も良い里帰りでしたよ。
やっぱり下町めぐりは楽しいです。
「暮らすように滞在していたい」をモットーとするウチにピッタリな日々でした。
「暮らすように・・・」ということで日々暮らしていたので、
“ 日本戻りたくない病 ” にかかるわけですね。
快適に暮らせていればいるほど、その日常を変えてしまうのは簡単なことではないわけで。
【 非日常が日常になってきた頃に、元々の日常へ逆戻りすることはすっごい抵抗感がある・・・。 】
ややこしいけど、そういうことなんかな。
なるほど、“ 日本戻りたくない病 ” にかかるのは、ちゃ~んと理にかなっていたんだ。
あはは。

更新が無かったにもかかわらずカエルくんのクリックをして頂けたこと、
本当にありがとうございました。今日も1クリックを・・・励みになります。040.gif060.gif
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by hongkonggaffe | 2015-01-24 09:06 | 香港くうこう | Comments(38)

夜の主人公 と 昼間の主人公

先月パソコンが故障して入院した時、他に方法が無くて、しかたなく初期化。
入れていたデータはすべて消えてしまったので、
幸い保存していた写真を 全部ではないけれど入れ直しました。

入れ直しながらなんとなく見直していたら、ある傾向が見えてきて。
・・・叉焼飯の写真がダントツに多い。
「こんなにいらんやろ」と自分ながら呆れるほど多い。(笑)
よくまあ飽きもせずにこれだけ撮ってこれだけ食べてるもんだ・・・と。
その次に多く感じたのが、スターフェリーとトラムと路線バスでした。
乗り物が目立ってて、やっぱり男子だからか?・・・と。



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意識しないうちにたくさん撮ってるスターフェリー(天星小輪)。
フェリーだけを撮ることはありえないので、写真にはもれなくヴィクトリア湾(維多利亞港)も。
やっぱり九龍半島側から香港島側に向けて撮ってる写真が多くて、その逆は少ない。
そして、香港島の【夜景】ではなくて、明るい時間の【午前~夕方のもの】が多い。
夜景は何度撮ってもいつもブレブレでなんともならず、自分には撮れなくて。
なので、いつの頃からか、ヴィクトリア湾越しの夜景はあきらめました。(笑)
あきらめたからかもしれないけれど、
「・・・じつは自分は夜景よりも、午前~夕方の香港島の方が好きなのか?・・・」
とも思うようになったかな。

九龍半島側から眺める香港島側の夜景は、宝石を散りばめたように本当に美しい。
陽が沈んで夜の帳が下りると、ビル群がさまざまな光を放ち、それぞれの個性が出て。
そのいっぽう、
午前~夕方のビル群は、夜のきらめきが想像できないほど個性を消していて、
ビルの全部をひとかたまりにしちゃったような灰色の世界。
灰色一色だから、どっしりとしてて動きのない1枚の壁のよう。
夜になると見せるゴージャスな賑やかさが無いぶん、静かに広がる壁画のような。
灰色一色で描かれた壁画、あるいは淡く連なる山並みのようにも感じません?



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きらめく光が動いて個性を競い合う夜は、ビルが主人公。
・・・明かりやレーザー光線が点滅し、忙しく変化する。
じゃあ昼間は?というと、
灰色一色の壁を背景にして、唯一動いてるフェリーが主人公。
・・・じっと止まったビル群の前で、フェリーだけがゆらゆら動く。

どっしりかまえて動かぬ壁画の前で、動きまわっているのはフェリーだけですものね。
夜になると目立たないフェリーだけど、
昼間はゆっくり行き来しながら目を引きます。

灰色の壁画の前だから映える、緑と白の船体。
ヴィクトリア湾にはフェリー以外にもいろんな船が浮かんでいます。
じゃり運搬船、海上パトロール、タグボート、サンパン船、アクアルナ、たまに大型客船。
でも、それらはいつも居るわけじゃないし、わりと地味なモノトーンの船体。
そんな中で、休みなくずっと行き来してていつだって視界に入る緑と白のフェリー。
ちょうど今、スキンの表紙写真をヴィクトリア湾に設定してるけど、
やっぱり灰色のビル群を背景にしたフェリーと埠頭(碼頭)って、主人公になってる。
・・・と、自分には見えてしまいます。
(スキン写真のIFCビル左側、小さな黒い点は、鳥です。画面の汚れじゃありません:笑)



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夜の主人公は、ビル群。
昼間の主人公は、スターフェリー。
“夕方~夜の始まり”のあいまいな時間に、主人公が入れ替わります。

主人公を入れ替えさせてしまうヴィクトリア湾越しの景観。
「二つの顔を楽しませてくれるこの場所って、いつ居てもやっぱり惹かれるよねえ。」
なんて見入ってると、ついつい時間を忘れたままここから動けなくなって困る。
「もう何時になった?アカンやん、叉焼飯食べに行こか。」
花より団子で、街の燒臘店へと向かいます。
灰色の景観を背にして動くフェリーと、主人公のバトンタッチを楽しめた後は、
「夜になって混まないうちに。」と前のめりになって歩きつつ、叉焼飯を求めて街へ。

・・・どうりで叉焼飯とスターフェリーの写真が多いはず。
そうか、こういう流れになっていたんだね。
偏った写真の多さの理由が分かったような気がします。。。

“夕方~夜の始まり”は、あまり知られていない時間帯かも?・・・カエルくんをポチッと・・・。
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by hongkonggaffe | 2014-11-04 07:32 | 香港のりもの | Comments(12)

50セントの差以上に魅力が詰まった下層階

九龍半島側と香港島側とを結ぶスターフェリー(天星小輪)。
尖沙咀~中環の路線に比べれば回数は少ないけれど、
ときどき乗船することがある尖沙咀~灣仔の路線。
この灣仔路線だと、
上層階(白い部分)か下層階(緑の部分)かを選べずに、
いつも上層階へと通されてしまう印象です。
なぜだろう?
灣仔路線は、上層階だけで事足りる利用者数だからなのかな?
混み合う通勤時だけは、上層・下層の両方を開放することがあるのかな?

中環路線でスターフェリーに乗る時には、ウチはいつも下層階へと歩みます。
船体前後にも横にも壁やガラス窓が無くて吹きっさらし。
やっぱり、そのぶん直接外を感じられるので。

ヴィクトリア湾(維多利亞港)の潮の香りや風の流れ。
それらを身体いっぱいに楽しんでいると、なんとも言えない解放感を味わえて。



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昔から不思議に思っているのだけれど、
上層階より下層階の方がいろいろ味わえそうなのに、どうして運賃がお安いのだろう?
安いと言っても、わずか50セントの差。
平日の下層だったら、2H$。
平日の上層でさえ、2.5H$。
値上がりしたのだっけ?値上がってからこの運賃だっけ?
いずれにしても、日本円で約28円か35円かのミニ航海。(1H$≒14円の換算で)
信じられないほどの、ささやかな運賃。
ほんの50セントの差だけど、
お安い下層階のほうが、50セント以上の魅力を感じるから不思議なのです。

下層階に居ると、
穏やかな波が船体に当たる音や、ディーゼルエンジンがけなげに働く音が、
とても身近に感じられます。
下層階の床下にあるエンジン室から上ってくるオイルの香りや、
年季の入った板張りのデッキのワックスも、ほんのりと匂ってて。
それに、
下層階の方がどちらかというとローカルの人々が多くて、地元色が濃い印象かな?
10分に満たない乗船時間だけれど、日常生活の中に混ぜ入れてもらえる雰囲気。

尖沙咀から灣仔に渡る機会をつくって、灣仔路線(つまり上層階)に乗る日がありました。
せっかくだからふだん座らない船首部分に・・・ということで、
板壁とガラス窓で仕切られた部分へ入ってみました。

・・・一気に遠のくヴィクトリア湾の音や香りたち・・・。
あまりにつるつるピカピカで、後付け感ありのフローリングの床。
板壁やガラス窓に遮られてるぶんだけ、なんだか閉鎖的な船内。
・・・やっぱり下層階の方が趣きがあるなあっていう気持ちに・・・。
好き好きだけれど、どうなのかなあ。
ウチはこれからも下だなあ。
バスやトラムは上だけど、フェリーは下。(笑)
ということは、下層階の無い灣仔路線は、乗る機会がまた減るなあ・・・と。



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吹きっさらしの下層階。
雨風が強い日は?
雨の日の体験は何度もあるけれど、
いやあ~、ウチはやっぱり下層階でした。
多少降り込んでくるのも、雨の日のトラムと同じで風情があって、たまにはいいものです。

そういえば、灣仔のフェリーピアが新しくなったんでしたっけ?
「上層階しか乗れないからなあ」なんて言ってないで、利用してみたいかも。
・・・。
・・・。
・・・。
なあんて、
とってもいいかげんであてにならない我愛下層階。(笑)

スターフェリー(天星小輪)だなんて、いい名前ですよね・・・カエルくんをポチッと・・・。
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by hongkonggaffe | 2014-09-26 07:50 | 香港のりもの | Comments(13)

海と夕陽の私的ポイント

ふだん都会に住んでいないからか、
香港に行くと街中は好み。
エネルギー溢れすぎの人と建物の中に放り込まれてみたい・・・と思って。
でも、
旺角や尖沙咀や銅鑼灣などの中であまりの人の多さに「人酔い」してしまうと、
静かな場所へも行きたくなるわがまま。

ふだん海から遠い場所に住んでいるからか、
香港に行くと海に近づくのも好み。
絶えることなく漂って来る潮の香りと波の音に包まれていたい・・・と思って。
だから、
「離島へも渡りたい」っていう気持ちを抑えることが出来なくなって、
フェリーで少しだけ遠出したくなる無いものねだり。

その両方を叶えてくれるのが、
大都会の中環からファーストフェリー(新渡輪)で行ける、長洲島や坪洲島。
どちらの島も週末にはとっても混み合うので、
平日限定で、お昼前くらいに出かけます。

静かな静かな離島。
島に住み着く猫の足音さえ聞こえるかのような、穏やかな場所。
平日なら、ただでさえ訪れる香港人や観光客の少ない島。
そのまた人の少ない路地やビーチを歩いてゆったり過ごす。
冒頭に書いた「静かな場所」も「海の近く」も、
ふたつとも満たしてくれる場所。

島に渡り、お昼を挟んで、頭も体もすっかり島モードになれた後は、
少しだけ時間を気にして帰りのフェリーを決めます。
とあるタイミングを見計らって島からの出航時刻を決めるので、少しだけ気にして。

帰りのフェリーの本数は、まったく困らないほどなのですが、
選ぶ便は、夕陽を海の上で眺められることになるタイミングのフェリー。
季節によって時刻は異なるけれど、空を見上げて「だいたいこれくらい?」で決定。
島から中環へ戻る途中で、
ちょうど西の彼方の島影に陽が落ちるタイミングを選んで、フェリーに乗船。



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フェリーは、高速船と普通船とがあるんでしたっけ?
ゆっくりめの普通船を選べば、いちばん最後部にオープンデッキが。
高速船にもあるのかなあ?乗ったことが無いから、分からないんです。
置き去りにしていく西方向の夕陽を眺めていると、なかなか素敵なんですよ。
空だけでなく、海のみなもも波立ちながら染まって揺れて。
って、カメラを向けているのがもったいないから・・・というわけではありませんが、
言うわりには、海の上での日没写真の手持ちが少ない(笑)。

スターフェリー以外のファーストフェリーに乗るチャンスが無い・・・という日なら、
西方面の陸からの夕陽ということで、もうひとつ私的ポイント。
わりと海に近い堅尼地城での海岸散歩もいいものです。

ガードレールひとつで海と隔てられた道を歩きます。
道はクルマもときどき通るので、少々気を付けて。
堅尼地城のバスセンターから出発したばかりの2階建てバスが、
西日を背にしたシルエットになってやって来る。
いつもは街中で賑やかなラッピングのバスに囲まれるけれど、
色もデザインも逆光で消えたバスが、ちょっと新鮮。
こんな時ばかりは、「大好きなバスに乗らない楽しみも無いわけじゃないね」と思います。



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夕陽とフェリー。
夕陽と2階建てバス。
それぞれに花を添えてくれる海。

ウチが住んでいる所では見られないものばかりですから、
陽が沈むまでぼーーーっと眺めています。
ちなみに、
街から離れない場所で、もっと気軽に夕陽を楽しめるポイントも、いくつかあるでしょう。
尖沙咀の湾沿いでも、香港島側の灣仔でも、ヴィクトリア湾沿いに居れば観られるし、
スカイ100(だっけ?入ったことが無い!)の展望台からも、すっごいのが観られるだろうし。
ただ、
ウチは人の少ない場所も好みなので。(いつもながらマイナー思考)

そんなわけで、夕陽を眺め終えた後は街に戻っての夕食。
街と海と山と島々から成り立っている香港。
深呼吸できた後の街で夕食を楽しめるのも、この街での滞在中ならでは。
日本のとある場所にある「おらが町」。
日常を暮らしている「おらが町」では、とてもじゃないけれど出来ないことですから。

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カエルくんをクリックしていただけると嬉しいです。よろしくお願いしまーす。
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by hongkonggaffe | 2014-05-28 07:15 | 香港ふうけい | Comments(18)


「暮らすように滞在していたい」 と思いながら里帰りする香港の日々。


by こえだ

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