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ここまでに。

このブログ 【 Made in HongKong 】 の記事更新は、ここまでに。
何度もコメントをくださった方々、ありがとうございました。



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自分なりに香港を想う気持ちをあたためていられることは、幸せ。
里帰り出来たことを思い出しながら、毎回 書き留めておく、
足跡としてのブログ。

同時に、
香港が好きな方や 香港に興味を持った方と、
どんな形でもいいので気軽に行き来していられれば…というブログ。
自分のためだけの記録なら、
公開ブログにする必要はないし、コメ欄は設定なしでいい。
でも、そうじゃないものでいたかったので。



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何度か書いてきた通りで ・・・ ( ★★★ ) 、
【 コメント欄は 誰でも自分の香港を持ち寄れる場所 】 だと思ってきた。
いろんな人がきっとあたためている “ 自分なりの香港 ” があるだろうから。
それをちょっとずつ持ち寄って来てやり取りする面白さ。
香港迷さんや香港に興味を持った方 と 行き来できることは、
楽しいし励みにもなる。

ここや、その前に続けていたエキサイトでのものや、ヤフーでのものを通して、
ブログを 持ってる方 ・ 持っていない方 にかかわらず、
コメ欄に頂けた言葉から感じさせてもらえることがたくさんあった。
それが楽しみだった。



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色々と思うところがあり、
考えてしまうことが多くなり過ぎたので、このブログはここまでに。

いつも来て下さったみなさん、ありがとう。
社交辞令とか、そんなものではなく、ほんとに。
毎回、手持ちの写真を見返してて ここに書いてみるのが 楽しかった。

こちらからお邪魔するすべが無いかたに直接お礼を伝えられないことが残念。
香港を想う気持ちは来て下さった方々と同じなので、
今後も何かの形で残していきたい。

どうか、誰もが “ 自分の香港 ” を あたためていけますように。



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ここまでに。









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by hongkonggaffe | 2016-04-19 16:50 | ごあいさつ

香港で創ろう  ~ Made in HongKong ~



思うままに どこへでも。



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今を見て、以前を想う。



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さ、温かい物は温かいうちに。



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てくてく歩くとね。



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思わず見惚れるよねぇ。



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またいつか、里帰り里帰り。




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by hongkonggaffe | 2016-04-19 04:28 | ごあいさつ | Comments(103)

敬う場所に飾り付けられた 美しい細工  ~ 香港の廟 その3 ~

撮りためた写真を見直していると、
香港のそこここに建つ廟に共通するものを感じることはいくつも。

「この廟にも、やっぱり木々が寄り添ってるね。」 → 廟に寄り添う樹木たち
「無音の空間、漂う煙と光、心地良いよなぁ。」 → 信仰の場の音と渦巻き線香たち
・・・で、同じように、
「ここの細工も、また美しいねぇ。」 と見入っちゃうのが、門や壁や屋根を飾るもの達。
多くの場合は左右対称のシンメトリーな装飾で、描かれているんじゃなくて立体的な細工。

樹木に見惚れて 内部にすっかりほぐされて出てくると 見逃しがちになる自分だけど、
外から飾りを眺めた時も、「ここにお邪魔しに来てよかった。」 と いつも思う。



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どうなんだろう?
祀ってある神様の廟によって、違いとか同じ部分とかあるんだろうか?

香港の廟で祀られている神様たちは、それぞれ。
武道の神様、海を守る神様、学びの神様、商売の神様・・・・・・。
その廟ごとに、飾り細工にも何か共通したものがあるのかなぁ?
まったく分からない。

お目出度さや縁起をかつぐもの達が目に付く。
金魚。
龍。
桃。
蓮。
鳥。
門塀や屋根飾りの細工の細かさは独特。
ヒンドゥー教の寺院も少し似たイメージで 細かくて様々な色が使われているけれど、
やっぱり儒教ならではのものが彫られ飾られているような気がする。



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“ 神様を祀る ” とは違っても、偉人や祖先を祀る場には、やっぱり廟と似通う飾り付けが。
史跡 ・古蹟(古跡)を巡っていると見かける建物の細工が、そう。

屏山文物径や龍躍頭文物径を歩いて行くと、
出会う建物それぞれに、
人々が敬う場として時を経てきた細やかで美しい細工 が施されている。
その近くにある客家の方々の住まいや門の様子にも、同じ気持ちを持つことがあるし。



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この空間の中でしか頂けない何か。
異教徒の旅行者としてお邪魔して、建物から外へ出て、門をくぐって歩道に出る。
眺めると、廟の天井から漏れて立ち昇る線香の煙と飾りとが一緒になって美しい時がある。
雨天だとちょっと見づらいけれど、雨で浄化され日に焼かれて時を経てきたことを感じたり。

廟で過ごすひとときは、落ち着き穏やかに過ごせる時間。

目から屋根飾りや廟内を愛で、
鼻から渦巻き線香の香りを味わい、
耳から音の消えた空間で “ 静と気 ” を受け取る。

「ここにお邪魔しに来て良かった」 と やっぱり思う。



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だけど。
ほんとにそう思うんだけどさ、
廟を出ると 一気に全身が俗っぽさに戻る小学生男子。
視覚・嗅覚・聴覚などなど総動員で特別な空間に居たものだから、
感覚すべて使い果たしてるから、廟を出たあとは とたんにお腹がすくわけで。。。

頭の先からつま先まで穏やかだったはずなのに、
廟に背を受けたとたんに一気に襲ってくる空腹感。
「 さ、さ、なに食べる~? 」 
「 どの店へ行く~? 」 
「 飯? 麺? 」
・・・・・・。
・・・・・・。
あいかわらず。。。



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そう言えば。
とある街を歩いていて、見上げた建物の上階に廟らしき部屋を見たことが。

そう、
“ 廟が建っている ” ではなくて、
“ 廟が入っている ” というような。
ベランダの上に「●●古廟」と記された表示が掲げられているように見えたんだけど、
風がやんでる中では、その旗がどのような物だったのかも分からず。
他と同じように神様が祀ってあるのか、新興宗教のようなものなのか、それも分からず。
「アパートの一室に廟だとしたら、これもまた香港ならではなのか?」と。

一般的な廟や 文物径で祀られている建物たちは、
敬う人々が訪れに来る以上、この先も絶対に取り壊されることはない。
だけど、もしも廟が入っているのだとしたら このアパートはどう扱われるんだろう?



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次の里帰りでも、きっとまた再訪する廟がある。
新規開拓で歩いたことが無い道を行けば、「初めまして」の廟もあるかも。
2倍速3倍速で先を急いで移動する里帰りだけど、
廟や文物径などのように祀られている場は先を急がずガツガツしないでお邪魔してみよう。
「 いやぁ~、出来ないんじゃないの? 」
・・・そうだねぇ・・・自信は無いけど、身を任せられたら良いねぇ。

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by hongkonggaffe | 2016-04-15 22:50 | 香港ふうけい | Comments(2)

信仰の場所に寄り添う樹木たち  ~ 香港の廟 その1 ~

ウチの地域では、例年4月の第1週が春祭り。
3日の日曜日に、大人の先導で子供達が神輿(みこし)を担いで練り歩いてて。
♫ 「 ワッショイ 」 ドンドン 「 ワッショイ 」 チンチン ♫
太鼓と鐘の音と掛け声とが行き来して、にぎやかで。

各町内から練り歩いてきた行列が集まるのは、地域のほぼ真ん中にある神社。
こんもりとした小さな森の中の神社に神輿たちが集結した後、
各地域の途中途中の祠(ほこら)に寄りながら、それぞれ戻って行く。

田畑がまだまだ残ってる おらが町では、けっこうたくさんの祠が あちこちに点在する。
まわりに何もない田畑だけが広がる中にポツンポツンと祠があり、
その祠を囲む小さな 【 鎮守(ちんじゅ)の森 】 があって、樹木たちが拝殿を囲んでいる。
生まれた時からずっとここに住んでる自分でさえ、
こうして点在する鎮守の森は別格の場所で、そこだけ特別な空間だと感じる。
不思議なもので、周りとは別の 凛とした空気 が漂ってる気がする。



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鎮守の森だなんて、そもそも字が難しいし 日常では使わない言葉なのに、
幼い頃に何度も歌った唄のおかげで、けっこう身近な言葉になってる。

【 村祭 】 っていう唄が、そうだった。
   ♫ 村の鎮守の神様の 今日はめでたい御祭日
      ドンドンヒャララ ドンヒャララ ドンドンヒャララ ドンヒャララ
      朝から聞こえる笛太鼓  ♫

僕の歌の引き出しの中の1曲だけど、この唄を習った人は きっと多いんじゃないかな?

口ずさんでみると、うん、まさにウチの地域の春祭りそのもの。
幼稚園児や小学校低学年の頃から歌ってたこの唄のおかげで、
「鎮守の森っていうのは、神様が人里に降りてくる場所。」
って自然に教わったような気がする。
「神様がやってくる時の玄関口」 ・ 「神様が目印にする場所」
・・・だからそこだけ樹木がこんもりしてるんだよね。



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香港で散歩してると、あちらこちらで廟に出会う。
で、ほとんどの廟には、樹木が寄り添ってる。
廟の周りの樹木。・・・なんとなくだけど、僕には “ 日本の鎮守の森 ” と重なる。

ウチの周りのように田んぼが広がる中にポツンポツンと建ってる祠とはタイプが違うし、
香港のように高層ビルやマンションに囲まれてる廟を “ 鎮守の森 ” とは言えないかも。
そもそも、神道と儒教では世界が違うだろうし。
だけど、
自分が目にする範囲だと、ほぼ例外なく廟に寄り添っている樹木たちが ある。
「やっぱりこれも、神様が降りてくる場所だからなんやろか?」
「高層ビル群の谷間やもんな、神様が分かりやすいように玄関口を作っとかなきゃね。」
幼い頃に教わったことを、香港で散歩しながら思い出して重ねる。



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有名な観光名所になってる廟だって、やっぱり鎮守の森。

上環の文武廟なら、
クルマが疾走し大型観光バスが乗りつける道路と背後のマンションとの間に、
わずかながらも樹木が。

灣仔の洪聖廟だって、
路線バスやクルマがひっきりなしに通る道路に沿って建つ廟を 樹木が守るように立つ。

そうだね、 “ 守ってる ” ような気がする。
神様が降り立つ玄関口なのかもしれないけれど、
香港で見かける 【 廟と共にいる樹木 】 たちは、神様に寄り添ってるんじゃないだろうか。
年中強い日差しから、守ってる?
手強い排気ガスから、守ってる?
樹木が寄り添ってそっと守ってる廟、その廟に居る神様が人間を守る。
だとしたら、
人間は樹木たちにも守られている ということかも?



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廟の近くには小さな小さな憩いの空間があることも。
その空間にも樹木の枝葉がかぶさってきてて、木陰を提供してくれて。
簡素なベンチがある場合もあるし、低い植え込みのレンガに腰掛けられる場合もある。
よく、じいちゃんやばあちゃんが木陰の中でのんびりしてる。

廟と樹木たちは、人に優しいものであると同時に 神聖なもの。
どんなに街の再開発が進もうと、廟だけは けっして手を付けられることはなく、
廟に寄り添っている樹木たちも 切られることはない。
憩いの場であり祈りの場でもあるこの場所は、これからもきっと変わらぬままだと思う。

あぁ~そんなこと言ってるくせにさ、
廟の木陰で いつも奶茶飲みながら休憩してるぞ自分。
じいちゃんやばあちゃんに混じって、右手に菠蘿飽・左手に凍奶茶とか。
ほぼ100%これしてる筲箕灣の城隍廟。
涼しい木陰はあるし、
年輩の皆さんが醸し出す柔らかな空気はあるし、
終着点と始発点になってるトラムの回転場が眺められるし。
あまりにも好条件がそろってて、出来過ぎの休憩場所だから。

・・・いつも のんびりさせて頂いているお礼を
神様と樹木たちに 次回は忘れないように伝えて来なきゃねぇ。。。



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鎮守の森がある日本の神社と香港の廟。
共に木立があることだけではなく、敬う気持ちがそこにある。
国は違っても人が 立ち寄り ・ 願い ・ 感謝し ・ 祈る場所 。

樹木たちは、すべてを見おろしてるんだろうね。

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by hongkonggaffe | 2016-04-06 22:37 | 香港ふうけい | Comments(5)

時を越えて 海を越えて 元朗で口ずさむ京都慕情

ここ1週間ほどで、立て続けにお気に入りのTV番組が続きました。

ひとつは、香港もの。
17日(木)には 【 世界入りにくい居酒屋 】 、19日(土)には 【 Good Sun House 】 。
番組でよく紹介される香港ものって どれも似通った内容が多いけど、
今回の2つはそれぞれ少しずつ王道を外れていた部分があったので、面白かったような。
ビギナーさんにも、そうでない方々にも、両方を楽しませる番組作りって難しいでしょうに。



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立て続けに放映された もうひとつのお気に入りは、京都もの です。
【 京都人の密かな愉しみ 】 が、BS2で2時間の拡大版になって放映されました。
13日(日)に1度、そして連続するかのように19日(土)に別内容でもう1度。
再放送を含めても ふだん登場することが少ない番組なので、それだけに貴重品。
放送予定が告知されると、ウチは今か今かと指折り数えて楽しみに待つ番組です。

襞の中に触れてくるような 機微を心地良く感じる、ドキュメンタリーを挟んでのドラマ。
微妙な趣きや物事を巧みに散りばめた、声高な部分が何一つ無い 抑えた作りの番組で。
その内容もさることながら、
観終えた気持ちをさらに満たしてくれるのが、毎回 エンディングで流れる歌なのです。

曲は、 “ 京都慕情 ” 。
これを聴きたいがために 番組全編を欠かさず観る・・・と言ってもいいくらい(笑)。

昔、渚ゆう子が歌った昭和のヒット曲ですね。
それが番組のためにカバーされ、エンディングで歌っているのは 武田カオリという女性。
透明感のある つぶやくような歌声が、絶妙な編曲の伴奏を身にまとって 漂います。
渚ゆう子が歌った京都慕情とは 真逆のような儚さ。



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渚ゆう子が歌ってヒットした京都慕情に初めて出会ったのは、少年の頃でした。
“ 玉置宏のロッテ歌のアルバム ” で 観た&聴いた・・・が最初。
母方の山の実家で遊び呆けてる夏休みだったはず。
皆で食べる日曜日の昼ごはん時に、食卓から離れた隅に置いてあるTVで流れて。
食い意地の張ってる僕が、おかずを持ち上げる箸を止めるほどのインパクトだったのです。

それ以来、この曲に ものすご~く惹かれ続けることになりました。
夏休みが終わった後に 自宅で日曜の昼時にTVをつけてても、
当時のヒット曲だったから、渚ゆう子も何度か出演して京都慕情を歌う場面があったので、
これが流れ始めると 箸を放り出してTVにかじりついてて、叱られてたような。



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日本の典型的な昭和歌謡で、渚ゆう子の歌い方もあって、やや演歌寄りの雰囲気でした。
今楽しみにして毎回聴くのを心待ちにしている “ 武田カオリの京都慕情 ” とは違ってて、
原曲(というか当時の歌い方と伴奏)は、もっと情感たっぷりなものでしたが。。。

メロディーは書き表せられないけど、歌詞は およそこんな内容。

   ♫ あの人の姿なつかしい  たそがれの河原町
     恋は 恋は 弱い女を  どうして泣かせるの
     苦しめないで ああ 責めないで  別れのつらさ知りながら
     あの人の言葉想い出す  夕焼けの高瀬川 ♫

少年時代の小学生男子、この曲に ぞっこんでしたから、
いろんな場面で いつも口ずさんでいたのをハッキリと覚えてます。

土曜の午後に小学校のグランドに集まって草野球をし、駄菓子を食べつつ家に帰る道で。
木曜の夕方に書道教室を終え、墨で黒くなった指先で自転車に乗ってペダルをこぎつつ。
いつもこの場面では京都慕情を口ずさんでたから、
【京都人の密かな愉しみ】を観終える時、そのころの景色や想いが ぶわぁ~っと蘇ります。








まぁ、なんと言うか、
いがぐり頭の小学生がね、ランニングシャツで半ズボンはいて野球グローブ片手に
   ♫ 恋はぁ~恋はぁ~弱い女をぉぉぉ~  ど~して泣かせるのぉぉぉ~ ♫
だの
墨で黒くなった指でハンドルを持って自転車キコキコこぎながら、
   ♫ 苦し~めないでぇ~ あぁ責めないでぇ~ 別れぇ~のつらさ知りながらぁ~ ♫
だのって歌いながら家路につく。
2番に至っては、
   ♫  遠い~日はぁ~二度と~帰らないぃぃぃ~ ♫
のはずだけど、
まだ小学生の男子が 遠い日を懐かしむわけもなく。。。
どんな子供だったのか・・・と思うと、あの頃の自分に会ってみたいような気もします。

こうやって刷り込まれた体験は けっして消えない物ですから、
高校生の時にツェッペリンやD・パープルにハマりながら、渚ゆう子のレコードも買ってる。
さらには、LPを持っててもステレオを買えない学生時代が過ぎ、
一人暮らしを終えて帰郷した後、時代はCDだったので買い直してクルマで流してました。
RCサクセションやS・ワンダーに混じってかけながら仕事先へ通勤してて。
今に至るまで 音の引き出しの中には、ずっと何年もしまってある1曲なんでしょうね。



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元朗の中心部から少し東寄りの場所、軽便鐡路の元朗站すぐ近くに、小さな村があります。
村の北の端には 300年を経てきた二帝廟、南玄関には 500年もの歴史を持つ大王廟。
2つの古廟に守られるようにして残る村でも ちゃんと人の暮らしが営まれているのですが、
香港の他の文物径や客家の村とは違って、住人以外はあまり見かけない一角です。
他の史跡だと 香港人ばかりでなく観光客の行き来もあるけれど、
元朗舊墟と呼ばれるこのエリアでは、すれ違う人は滅多にいなくて。

朽ちたような住居や店舗の屋根から枯れた草が顔を出していたり、
両側を民家に挟まれた路地を静かに歩くと 住人が暮らす気配がかすかに漏れてきたり。
こういうところにいると、空の広さや静けさだけではなく、
ずっと年月を経てきた空気の溜まり場に迷い込んだような気持ちになります。

初めて歩いた時も2度目だった時も、音の無いこの場所で浮かんできたのは 京都慕情。
なぜこれが浮かんで鼻歌にしつつ歩いたのか・・・そんなことは分からないけれど、
幼少体験と似通った何かを感じてのことかもしれません。

音楽が蘇ると、初めて聴いた頃や何度も聴いてた頃の情景が ふわっと出てきますよね。
生きてる時代も今居る国さえも違うのに、なんだか郷愁を感じるようなことが あるような。
小学生の頃に馴染んだ曲が 香港旅行で歩いた小さな村で蘇り、
小さな村で蘇った体験が こうして日本に居て写真を見てる自分に また蘇る。
きっと人それぞれが持つ “ あるある体験 ” だと思いますが、
突然引き出しから出されてきて不意に創られる体験って、おもしろいもんだなぁと感じます。



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そう言えば、この京都慕情、
「おもしろいもんだなぁ」と感じるのは 体験だけじゃなくて、
これが、ベンチャーズが作った曲だということなんです。
そう、日本人ではない、あのエレキギターをテケテケテケテケって鳴らすベンチャーズ。
初めてそれを知った時、「えぇぇーっ!?」と驚いて、よけいにこの1曲が印象付きました。
どうして欧米人に この和のメロディーと歌詞 (?↓ ) が作れるの?
本当に、不思議。

( 手元のレコードとCDとNHKの表記では【 訳詞:林春夫 】と記載、Wikiで見てみたら【 作詞:林春夫 】と記載。
 ・・・ベンチャーズはインストゥルメンタルのバンドだから、やっぱり作詞は林春夫のような気が・・・。)


和のメロディーが異国人によって作られ、海を越え国を越え、日本で受け入れられた事実。
この不思議な事実に比べれば、
元朗の小さな村で口ずさむことなんて、なんでもないことなんだろうなぁ って思います。

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by hongkonggaffe | 2016-03-20 17:43 | 香港ふうけい | Comments(20)

緊急時に駆けつけるお仕事 その2 ~ 香港醫院管理局 ・ 香港消防處 ~

ウチの家の裏山から、ドクターヘリが時々姿を現す。
北東の方角から飛んで来て、南西へと飛び去って行く。
向かう先にはヘリポートを備えてる総合病院があるので。

救急車では搬送が困難な場合に活躍しているのだろうけど、けっこうな頻度で飛んで行く。



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搬送が困難と言えば、香港ではどうなんだろう?
救急車(救護車)は、消防處の他に 醫院管理局や私立医院などから手配される。
香港内に病院(公立・私立)や各種センターは何ヶ所もあるから、
搬送先に困ることは無いみたい。

だけど、
昔から建っているアパート(唐樓)だと、
エレベーターが無くて 狭い階段で上り下りするしかない場合が?
早朝散歩をしていた夜明け前に、ホテルの近くに救急車が停まって、
ぐるっと歩いて来た後も ドアを開けたままだったことがあったけれど、
搬送が必要かどうかの判断以外に、搬出するのに手間取ることも きっと多いと思う。

ウチが泊まるホテルのエリアには古い唐樓が多くて、その中に護老院もあり、
年輩の方を乗せて走って行く回数が多いような気がしている。
滞在していた年は違っても、同じ建物に救急車が横付けされる場面を見ているので。



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香港で目にする車体のデザインは 多少の違いだけで大体よく似たデザインだし、
ナンバーはどれも【AMBULANCE】の【A】。
ただ、近年ときどき見かけるのが、イラストが描かれている車体。

相応しくない言いかただけど、かなり漫画チックなキャラクター。
こういうデザインも有りなんだなぁ。
路線バス(九巴)や地下鉄(MTR)のように、親しみやすさを意図したのか どうなのか?
先頭でストレッチャーを押してる1人は「一刻も早く!!」という顔つきだけど、
後ろから走って来る2人が、あまりにもお気楽な顔つきに見えて仕方が無いんだけど。。。
目つき ・ 眉毛や口元 ・ 駆ける足の広がり方さえ、なんだか違う(と思ってしまう:笑)。
不評だったからかは分からないけど、登場以降このデザインの車体はあまり見かけない。



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サイレンの音も回転灯の色も、日本とはいろんな部分で異なる 香港の救急車。
クルマの乗り入れが一切ない離島では、軽自動車の緊急車両だけが走っている。
ずいぶん前の事だけど、長洲島で見かけたのは、SUZUKIの軽を改造した救急車だった。

フェリー乗り場の付近では、日本製の小さな3輪運搬車が行き来しているけど、
走って来る救急車に気付いて 一斉に道を開けていたのを思い出す。
緊急車両に道を譲るのは、どこの国でも同じ。
島の病院(長洲醫院)の方角へ走って行ったけれど、
もしも処置が困難な場合は、やっぱりヘリコプターでの搬送もあるのかな?



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街なかでは、【FIRE DEPARTMENT】の【F】ナンバーを付けた消防車にもよく出会う。
これも救急車と同じで、火災以外の要請で出動することの方が多いような気がする。
古い建物で配管が故障したりトラブルが多かったりする関係で活躍するのかな?と。
日本と違って、ものすごい高層マンションやビルが建ち並ぶ街だから、
はしご車が必要な時はどうするのだろう?

返還前からのつながりなのか、イギリスのDENNISというメーカーの車体が多い。
他に見かけるのがVOLVO(スウェーデン)やMERCEDES-BENZ(ドイツ)の消防車。
路線バスも同じで、ヨーロッパの自動車メーカーばかりが目に付く。
屈強で大きな車両が先を急ぎながら複数台で走って行く姿には、やっぱり緊張感が漂う。



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消火活動に欠かせない消火栓は、かなりの数で街の至る所に。
海水・水道水・未開通栓 ・ 廃止栓など、消火栓は色分けされているらしい。
以前、消火栓を撮り歩いていた時、小さな道でもきちんと設置してあることに驚いた。

消火栓を身近に感じるのは、消防車や消防隊が自分の近くに来たことが多少あって。。。
北角のホテルの部屋に居て、ホテルの真下に消防車たちが停まった時に怖かったり、
石塘咀のホテルに戻ってきたら 点検を終えて撤収して行く消防隊を見かけたり、
西營盤のホテルでエレベーターに閉じ込められて レスキュー隊のお世話になったり・・・。

11~13日間ほど滞在する里帰りを何度か重ねると、やっぱりいろいろと身近になる。
旅行者といえども、消防車にまったく縁が無いとは言えないんだなぁと思う。



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日本で、香港で、
当たり前の暮らしを 当たり前に送るために、
無くてはならない緊急車両や署員や設備たち。
そういう環境が整えられていることって、それこそ当たり前のように意識せずにいるけれど、
とても大切で 本当にありがたい事だと思う。
命に関わる場面で頼りになるモノやヒトから、目に見えない安心感を貰っているのだから。

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by hongkonggaffe | 2016-02-16 03:05 | 香港ご商売 | Comments(12)

緊急時に駆けつけるお仕事 その1 ~ 香港警察 ~

初めて香港の警察官に助けてもらったのは、いつだろう?

1度目は、たぶん、道を尋ねた時じゃないかなぁ。
97年より前の まだイギリス領だった時で、尖沙咀のホテルに滞在していた頃のこと。
ホテルの場所をきちんと調べて来なかったものだから、道行く警官2人に声をかけた。
  「 ちょっといいですか?キンバリーホテルは どっちへ行けばいいですか? 」 と。
彌敦道のチョンキンマンション(重慶大厦)あたりで尋ねたのだけど、
彼ら2人が 「 ついて来て 」 と言い、ホテルに近い道の入り口まで同行してくれた。
尋ねた場所から北へ6本目の金巴利道まで一緒に行ってくれたのだから、
けっこうな距離を歩いて わざわざ案内してくれたのだと思う。
荷物を持ってたから、とても助かった。

2度目は、呼び込みのお兄ちゃんに声を掛けられてた時かなぁ。
スターフェリーで尖沙咀に着き、StarHouseのコンビニ前で缶ジュースを飲んでた時。
肌の黒いお兄ちゃんが3人で近付いて来て、あれこれ声をかけられて。
  「ハイ、マスター、 トケイ、ミルダケ。  ミルダケ センエン。」
  「は?なに?」
  「トケイ、 ミルダケ。 ミルダケ センエン。」
  「いらない。」
断っても無視しても、付いて来て けっこうしつこくて。
だいたいさ、よ~く考えれば、「見るだけで千円」って、高くない?(笑)
帽子(日本人のトレードマーク)を被って来なきゃよかったな。。。と。
その時、警官2人が廣東道から姿を現して、お兄ちゃん3人は逃げるように走って行った。

香港警察の警官に “ 初お世話 ” になったのは、この2回が大きな印象となって残ってる。



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道を尋ねれば親切に付き添って教えてくれたり、
呼び込みのお兄ちゃん達を遠ざけてくれたり。
海外旅行中に力を貸してもらえるって、頼もしいもの。
とても好印象で記憶に残った香港警察。

日本の警官でも、きっと同じように(あるいはそれ以上に)身近に接してくれると思う。
国は違っても、街で見かけるお仕事には共通点がいくつもある。
自分がお世話になった時と同じように、街を巡回する警官は必ず2人以上で行動してるし、
交通違反・路上駐車違反・事故の際の急行などなど、お仕事ぶりは似ていて。

香港だから いろんな事情で職務質問をしている場面をときどき見かけたり、
駐停車禁止区域も多いから、違反キップを切ってる場面を何度も見かけたり。



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反対に、日本ではあまり見かけない仕事ぶりって何かな?

筲箕灣で見かけたのは、警察犬と一緒に巡回してる姿。
日本だとこういう姿は、空港や災害時が一般的なんだろうけど、
シェパードを連れた警官を街なかで見かけるのは、香港ならでは かも。
ふだんは2人以上で巡回する警官、1人で連れててもシェパードを入れて “ 2人 ” だよね。

巡回してると言えば、道路標識に取り付けられてる小さな箱を開け閉めしてるのも独特?
箱の中にはメモ用紙のような物が入ってて、
巡回中にカチャッと開けてそれを取り出し なにかを書き込んでる。
泊まってたホテルの近くにその箱があるものだから、時々目にしていつも気になってて。
「何のメモなんやろ?何を書き込んでるん?」
“ 見ちゃイケない物オーラ ” を感じるから、尋ねたことも写真を撮ったこともないんだけど、
やっぱりねぇ・・・見ちゃイケない物ほど気になるから、知りたくて知りたくて(笑)。



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他に日本との大きな違いを感じるのは、巡回の頻度と 白バイを見かける機会の多さ。

香港には日本のような交番が無いから、常駐してる場所が無いような?
各所にある警察署から出てくる姿は見ないけど、
警官を何人も乗せてきてほど良い場所に停まり、ワゴン車から降りてくる姿をよく見る。
交番代わりになってる警察車両?

白バイの多さは、街の造りに関係してるような気がする。
クルマが多くて渋滞してたり、細い道が多かったりする香港の街。
警官もクルマで動くより、白バイの方が機動性があってスイスイ走れる。
そんな事情で白バイは効果的だし、香港の街自体が狭いから白バイの多さが目に付く。
事故や取り締まりの一報が入ると、白バイ3~4台があっという間にワサワサ集合。
対応がすごく早いから驚くなぁ。

一方通行の多さや信号故障の頻度など、
警察車両を降りての徒歩巡回では追いつけない場面だと、白バイが大活躍。
ちなみに、日本だと雨の日は白バイは滅多に見かけない。
だけど他国では雨天でも何も変わらず巡航してることが多いと聞いたことが。
香港なんて、1日の中で天気が目まぐるしく変わるから、雨天時だって普通にお仕事。
トラムの走るレールの上なんて本当は滑って危険なのに、平気で走ってるからすごい。



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日本と違って大規模なデモが繰り返される香港は、警官の動員数も多いし物々しいような。
2014年に滞在してた時、ちょうど7月1日に見かけた光景は印象的だった。
「灣仔から金鐘を通過して上環まで歩いて帰ろう」と散歩してた 相変わらず暇人のウチ。
金鐘付近は東から西まで、道路が完全に封鎖されてクルマが1台もいなくなっていた。

特別行政区成立17周年を祝う側と、民主的な自治の保障を叫ぶ民衆のデモ行進。
【民陣發起的七一大遊行】と名付けられた大々的なデモに備えて、続々と集まる警官たち。
イギリス領だった頃と、返還を経た以降の今とでは、
警察の役目も変わってきてしまったのかもしれない。
同じ香港人同士で衝突し合わねばならない事が増えたのなら、なんとも言えない現実。



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TV報道で目にする出来事から遠く離れた警察官の印象や姿が、
僕の記憶には ずっと長いあいだ 残ってる。
一介の旅行者には、そんな “ 親近感のわく 穏やかで円い記憶 ” しかなくて。

信号が無い長洲島の中の 静かな狭い路地で見かけた警官は、
緊急車両しかクルマが走っていない島の中で、自転車で巡りながら 島民と話をしてた。
筲箕灣の金華街の角地にある7-11で見かけた警官は、
帽子を取って(一瞬私的な時間の証?)他のお客と共にレジ前に並び コーラを買ってた。

歩いて連れて行ってくれた警官や、呼び込み人を散らしてくれた警官から始まった記憶。
そしてその後に垣間見て来た、市民と警官が 個人と個人で向き合っていた記憶。
滞在中に、またなにか “ 親近感のわく 穏やかで 円い記憶 ” を残せたらいいなぁと思う。

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by hongkonggaffe | 2016-02-12 07:24 | 香港ご商売 | Comments(20)

街角で聴ける楽器の音色  ~ Traditional Musical Instruments in HK ~

アジアの国々の “ 民族音楽 ・ 民族楽器 ” にとても惹かれていた頃、
旅行と楽器収集を兼ねて 出掛けていた時期がありました。
本物の民族楽器 ( Traditional Musical Instrument ) を手に取りたくて。

諸国の音楽や楽器を聴いたり買い求めたりしたくても、
今のようにPCなどで検索してWebの情報を手に入れるなんて出来なかった時代。
数少ない本から 街や音楽事情を調べ、情報不足のまま出掛けてました。



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J☆Bを通してツアー旅行 ( だけど、だいたいがウチだけ ) で渡航し、
現地添乗員さんに無理を言って観光地巡りを断り、自由行動。
ホテルのスタッフに民族楽器を扱う楽器店を探してもらい、
バスやスタッフの知り合いのクルマに乗せてもらったりしつつ、目指す街へ。

勝手の分からない見知らぬ街・・・無事に楽器店に到着したら、
店の主人や来店客に事情を話して、奏でてもらったり相談したり。
音の出し方を教わって、楽器と その楽器の消耗部品交換に必要なものを購入。
主人や、その子ども、あるいはお客に 同業者を紹介してもらって、また次の店へ。

・・・ここまでも、このあとも、会話はほとんど 身ぶり&手ぶり&絵&筆談・・・。
ホテルスタッフは別にして、現地の人とは英語なんて通じない国がほとんどで。
観光客を相手に商売してるわけじゃないから、英語なんて使わないものね。
・・・いや、英語でやり取り出来そうでも、僕の小学生英語は あてにならないし・・・。



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いろんな国の顔にちょっとだけ触れることが出来て、面白すぎました。

高速バスで2時間近く走らないと行けない街への往復切符の買い方が分からなかったり、
路線バスの中にバタバタ飛びそうなニワトリを抱いて乗って来る買い出し客と相席したり、
ピックアップトラックの荷台から振り落とされないようにつかまって山道や峠道を走ったり、
暇だから連れてってやると言う添乗員の原付バイク後部席で死ぬほど怖い思いをしたり、
店かと思ってたら露店や民家だったりして、おやつをご馳走になりながら値段交渉したり。
etc , etc ・・・ 日記帳を持っていってたら1回で1冊書けるような日々(笑)・・・。

まぁ、ほんとに、
“ 言葉が何も通じない不便さ ” なんて どうでもよくなるような
“ 予定コースまったく白紙で 何が起こるか分からない楽器探し ” を繰り返していました。
・・・こういうのって、若いから出来ちゃったんでしょうねぇ・・・(遠い目)・・・今は絶対無理。

持ち帰りにくそうな大きい楽器だと、店主や持ち主がその場で解体してくれる。
部品ごとに預け荷物用と手荷物持ち込み用に分類。
重量オーバーになると金銭的にも ちょっとタイヘン。
でも、空港職員や機内のCAさん達って、どの国でも楽器を手厚く取り扱ってくれたんです。
自国の民族楽器って 国の財産であり文化ですから、
誇りを持っての丁寧な扱いというか、手を差しのべて受けてくれるというか。
預け荷物も機内持ち込み荷物も、
楽器についてはほとんどファーストクラス対応で、持ち主のウチだけはエコノミー対応(笑)。
いつだって、どの国でだって、本当に安心・信頼して日本へ持ち帰ることが出来ました。



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そんな流れのひとつで香港を訪れた時も、ホテルで教わり楽器店に何度も行きました。
その中の1軒が、粤華楽器行。
昔は佐敦に小さな店を構えてたけど、今は灣仔に移転してて 前よりずっと広い店内。
年月の流れで他店が閉店する中、粤華だけは踏ん張って商い続けられたのでしょう。
繁盛している証拠だと思うのだけど、数年前に店の看板が新しく塗り替えられました。
以前の看板には思い出があるけれど、補修された事実は嬉しかったなぁ。
この先もここで商い続けて行ける という証ですものね。

売り場の1階から階段を上がると、2階は倉庫のような状態で大きめの楽器たちが。
打楽器や笛の類は、見よう見まねで それなりの音を出せるようになります。
でも・・・弦楽器は、どうにもこうにも楽器本来の音が出せないのです。
難しい・・・ “ なんちゃって音色 ” でもいいから奏でたい・・・けど、出せない・・・。



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そんな憧れの弦楽器の音色を 香港の街角で聴けることがあります。

灣仔や荃灣のMTR駅出入り口で見かけたのは、二胡をずっと弾き続けている人達。
中環のフェリー埠頭から街へつながる空中回廊でも、二胡を弾く男性と会うことが。
やっぱり、 こう、 なんて言うか、
【 不特定多数の通行人にアピールするかのような奏者 】 だから、
駅や埠頭などの人の出入りが多い場所を望んで陣取るのでしょうね。

そうでなくて、あくまでも趣味で楽しんだり、お馴染みさんと楽しんだりする人達も。
元朗で髪を切ってもらう露店床屋のおじちゃんは、お客が居ないとずっと弾いてます。
好きなんでしょうねぇ。 ずーーーーっと弾いてる(笑)。
露店床屋からちょっと離れた広場の木陰に居ても、
おじちゃんの二胡が聞こえてくると、「あぁ、今だったらお客は居ないな。」と分かるし、
もうすでに、近所のおじちゃんも聴きに出てきてたりするし。
( おじちゃんに坊主頭にしてもらってから二胡の演奏をお願いした記事 → こちら 。)



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二胡 という、同じ弦楽器だけど
お小遣い稼ぎなのか、明日の暮らしのわずかな糧なのか、必要があって奏でる人達。
いっぽう
純粋に趣味にしてて、ただただ 【 音 ・ 楽 】 のように、一人でor仲間とで奏でる人達。

どっちが良し悪しとか、そんなことは考える必要も 詮索する必要も なくなるほど、
どちらの “ 生の音色 ” も、ココロの琴線に触れることがあります。
民族楽器の “ 生の音色 ” って、優しくて心地良いものが多くて。
ときどきだけど、
アンプやスピーカーなどを通して、けっこうな音量でガンガン鳴らしてる人達もいます。
二胡や琵琶の弦のところにマイクを付けてて。

・・・そういうのって・・・どうなんだろうなぁ・・・
・・・うまく言えないけれど・・・
・・・電気器具を通して「ここで弾いてるぞー!聞いてってくれー!」と声高に鳴らしちゃうと、
せっかくの楽器本来の音が・・・・と、個人的には。。。
やっぱり、素のままの “ 生の音色 ” は人の耳に優しいですもん。
立ち止まりたくなったり、曲のメロディーを想い返しながら歩けたりして。

じつは、アジアの民族楽器には、 “ 生の音色 ” の美しさ だけじゃなく、
“ 形 ・ 模様 ・ 弾き手のさま(姿や動き) ” の美しさもあります。
西洋楽器よりもそれを強く感じる時があると、
「自分が【アジア系 炭水化物星人】だから そう感じるんやろうなぁ。」 と思うことも。

・・・なんて、憧れて 探して やっと手にして 連れ帰ってた民族楽器たち。
なのに、
楽器本来の音色を鳴らせないまま、可愛そうなことをしてきてるなぁ と最近になって反省。
「罪つくりしたままじゃあかん」ということで、生かせる道を拓き始めたところです。

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by hongkonggaffe | 2016-01-26 19:05 | 香港ふうけい | Comments(10)

香港の街灯が 感じさせてくれること

変わり行く物や消え行く物が多い香港の中で、ずっと変わらず消えはしないだろうな・・・
っていうお気に入りの物。
その一つが、僕にとっては【街灯】です。

道を照らし、住宅やビルを照らし、人々を照らす街灯。
香港のオレンジ色の街灯の明かりに包まれると、
「あぁ~里帰りしていられるんだぁ~」とさえ思えて(笑)。
あの明かりの色、好きなんですよ~。



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歩道や道路の脇に立つ、あの街灯。
香港の街灯の光って まるで意図的に統一されているかのように、どれもオレンジ色。

オレンジ色って、正しくないのかな?
でも、電球色よりは赤みがかった濃い色だし、蛍光色の街灯って見かけないし。
街でも 町でも 村でも 新界の果ての方や離島でも 、同じ色。
お気に入りだから贔屓目に見ているのかもしれないけど、温かみを感じる好みの色。



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まだ暗い 日の出前の朝活で散歩していると、
大小すべての道路の上で灯った街灯が
アスファルトだけじゃなく、始発バスや朝活中の自分を照らし出してくれます。

ホテルの窓から下を眺めると分かりやすいのだけど、
夜明けや夜更けの道路に光の帯を作るのは、クルマのヘッドライトじゃないんですよね。
写真にあるように ( ↑ ) 、ヘッドライトはクルマのすぐ前だけを白く明るく照らしてるし、
動いていないクルマだけが駐車してある脇道だって、オレンジ色の光の帯。
よく見ると、街灯の間隔を表すように 一定間隔でオレンジ色の明るさが濃いでしょう?
上から見た時に街をブロックごとに区分けしてる光の帯は、まさに街灯の芸なのです。



たとえば、科記のある太平山街で。
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たとえば、科記から坂を下りた荷李活道沿いで。
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その日の夕方から 翌日の早朝まで 働きっぱなしの街灯は、
明るさを提供するだけじゃなく、なんでもない昼間の光景にアクセントをつけてくれます。
街灯が灯っている時間帯と 街灯が消えている時間帯とでは、
同じ場所でも表情が変わります。

太平山街を科記に向かって歩きながら近付く時、行く手に見える階段上の表情。
その階段手前から荷李活道に向けて歩いた時、右手に眺め上げるアパートの表情。
同じ場所を違う時間帯に眺めると、違う表情が醸し出す雰囲気がそれぞれあって。
「どちらが良い」ではなくて、どちらも魅力的な顔を見せてくれるんですよ。
オレンジ色を添えて街角の表情を変身させちゃう 街灯のマジック。



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街なかだけでなく、自動車専用道路や高速道路でも この明かり。
日本だと白系の水銀灯が多いけど、香港ではオレンジ系のナトリウム灯。
夕暮れから夜に入る時間帯になると点灯して存在感を出し、
静かな廟や公園でも、ネオン散らばる賑やかな繁華街でも、温かな色で味を添える。

思うんだけど・・・、
香港のこの街灯の色って、
たとえ色の洪水の中で灯ってても、ささやかだけど目を引くような気がします。
気にすると けっこう目立ってません?・・・ひとつひとつは小さな明かりなのに。

九龍側から香港島側へフェリーで渡って来て 街へ通じる陸橋を歩いてる時、
眺められる無数のネオンがどれほど色とりどりで輝いてても、
シンフォニー・オブ・ライツでビルごと色が変化したりレーザー光線が飛び交ったりしてても、
静かに灯ってる街灯の明かりは、光の洪水の中で埋もれはしない。



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自分が好んでいるから目に付くのかもしれないけれど、
冷静に考えてみると、
この街灯の色って、派手なネオンの中で使われていない色なんですよね。
あんなに種類の多い近未来的なネオンがあちこちにあるのに、この色と似た色が無い?

そして、もうひとつ。
「どうして つい街灯に目が向くのか?」と考えると、
あのオレンジ色の街灯があることで 【 安心感 】 を感じられるから自然に目が向くような?
街灯があると、人がそこに居ない時でも 【 人 】 を感じられるというか。

街灯の明かりがある → そこは人が使う場所だという証 ですものね。
そこに暮らしている人々に必要とされるから灯っている明かり。
そのへんが、 “ 香港へ来た客人達への顔見せをする着飾ったネオン ” とは違ってて。
香港島の夜景って「うわ~っ!やっぱりすっげ~っ!」とアドレナリンが出まくるけれど、
普段着で灯り続けてる街灯には、ホッとしたり 人の息づかいを感じたり。

いつもいつも豪華なご馳走ばっかりじゃ、お腹がもたれちゃうでしょう?
やっぱりねぇ、日常食に戻るし 暮らすうえでは欠かせないんですよねぇ。
( 日常食に偏り過ぎてる小学生男子がこう書くのも ナンだけど・・・。 )



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夏と冬で日の出日の入りの時刻が違うから多少変わるけど、
19時頃に点灯して翌朝の7時に消えるとしたら、1日24時間の半分は灯っている街灯。
味わわせてくれる幅は、長くて広いんだなぁ・・・と感じます。
それだけぶん、街灯の芸やマジックに出会うチャンスがあるということ。
点滅もせず 色も変えず ただただそこに居てくれる街灯に、感謝です。

2015年最後の記事が、 “ 香港の花木 ” 。
2016年最初の記事が、 “ 香港の街灯 ” 。
グルメ情報でもなく、グッズ情報でもなく、イベント情報でもない、 “ 花木と街灯 ” 。。。(笑)
ローカル内容のまま年を終えて ローカル内容のまま新年を始めるこのブログは、
誰のお役にも立たないと思うと、いらして下さった方に申し訳ない。。。
でも、それだけに、再び遊びに来て下さる方に励みを頂いているんですよ。
今年もこんな調子ですが、少しずつ香港を書いていけたらな と思っています。
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by hongkonggaffe | 2016-01-07 21:16 | 香港ふうけい | Comments(18)

こころのよりどころ になった子たち  ~ Golden と Shiba ~

人の心を癒してくれるペット、飼い主にとっては、きっと家族。
さほど広くはない香港だから、
香港島側に滞在していると散歩中のワンコをけっこう見かけます。

特に、自分がよく歩く道だったら、お馴染みさんも。
早朝散歩を終えた後に科記咖啡餐廳で過ごし、ホテルへ戻る時、
右に曲がる角のセブンイレブン(七仔)前で出会うのは、ゴールデンレトリバーとお兄さん。
いつも普仁街の坂道を下りてきて太平山街を横切り、荷李活道へと歩いて行きます。
セブンイレブンの前まで来ると店の前で立ち止まり、手が空いたレジのおばさんにご挨拶。
思いきり撫ぜてもらってから おばさんとバイバイするのが、毎朝のコースです。

ノーリードで歩いてるけど、お利口さんでご主人から離れず歩道をゆったり歩いての散歩。
暑さ最高潮の季節だと、胴体と足の毛がサマーカットにされていることが多いこの子。
体を覆うふさふさした毛が特徴のGoldenなのに、刈り込まれた羊のようになってて。
サマーカットにしてもらってるGoldenを見かけるのは珍しいことではなく、
香港のGoldenには しばしば見られる姿・・・ご主人達の配慮なのでしょうね。



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ノーリードのままお利口さんに歩道だけを歩いているのですが、
香港のワンコ達はリードを外されている姿をよく見かけます。
住宅街に近い場所は分かるけれど、都市部と言える中環の2~3本裏手の道でも、そう。

で、ご主人の手にはリードの代わりにペットボトルが。
ワンコがマーキングをした際にピュピュッと水をかけて、散歩を続ける。
お国柄の違いで、リードで繋ぐことよりも、水をかけることの方がマナーなのかな?
アマさんが雇い主のワンコを散歩させている時は、さすがに繋がれてますが。

そう言えば、ワンコの糞が落ちてるのを見かけたことがありません。
郊外の町や村だとゴロンと落ちた糞を見るけれど、飼い犬のものかどうかは不明。
住宅地や都市部に近い場所だとワンコの糞を入れるBOXやトイレが設置されてるので、
糞はきちんと処理されているのかも。

よって、都市部の裏道や住宅街では、
糞よりも、踏まれてペシャンコになったゴキ君を踏まないことの方が注意点です(笑)。



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個人的には、ワンコの中でもなぜかGoldenを目にする機会が多いです。
自分が好きだということから目が向くのかなぁ。
でも、
「一世帯の部屋が狭いはずの香港で、この大型犬とどうやって暮らしてるんやろ?」
と、見かけるたびに不思議に思う回数が多いから、
やっぱりGoldenは香港で多く飼われてる方じゃないかなぁ。
イギリス原産の犬だから、返還前からの名残り?・・・これは考え過ぎか(笑)。
とにかく、見かけることが多くて。

同じように見かける率が増えてきたのが、柴犬。
柴犬は、高めの湿度・気温に強いそうだけど、そういう面では香港向き?
Shibaという犬種として知られていますが、人気が出てきているのかも。



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西營盤を散歩していたら、人が集まっている向こうに 5匹のShibaが。
微笑みながら撫ぜる人あり、飼い主にいろいろ質問する人あり、
大勢の笑顔の中でお利口に座っていました。

5匹の横には、【WE5】とタイトルが記されている写真集が積んでありました。
写真集のキャンペーン中(笑)?
日本でも以前からYouTubeで配信され続けている有名な柴犬が何匹か居ますよね。
ここ香港では、今ブームになりつつあるのかな?
たしかに、Goldenよりは小さくて同居しやすそう。


そう言えば、荃灣で見かけたShibaは、キュートな顔をしながらご主人と一緒でした。
荃灣街歩きをしてて休憩しようと向かった嘉樂冰室。
お腹もすいてたので、あのぶ厚い タマゴサンド (蛋三文治)を食べようかと向かった時、
店の前に1組のカップルが並んでいて。
Shibaは散歩中?・・・いやぁ、こりゃ散歩じゃない・・・デート同伴中?

出入り口前で抱き合ったまま順番待ちしている仲良しカップル。
おやおや、男性ご主人が背負ったバッグの中に Shiba。
Goldenだったら、コレは出来ないよねぇ。



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カップルはずっと抱き合ってるんだけど、Shibaだけ居場所が無さそうにキョロキョロ。
ピッタリくっついて動かないままの背中で、顔だけ動いてる図。
「おらぁ、どうしたもんだ~?ご主人の気持ちは分かるけど、さっきからずっとこうやでぇ~。」
目つきが訴えてます。
飼い主に忠実なShibaだけに、困惑するしかないよね。
この子、いつまで困ってたんだろう?
・・・食べ終えて店を出るまでだったらタイヘンだったよねぇ。おつかれさま・・・。



それに比べて、上環で見かけたShibaは開放(笑)されてました。
こちらは店先のカウンターでブランチを楽しんでたカップル。
脇のベンチで、ずっとご主人の幸せなひとときを見守りながら座ってて。

通りかかって出会ったこの光景に引き寄せられ、近くで見ていたら、
僕に気付いたご主人がニコッと微笑んでスツールから立ち、
カメラの方を向くようにShibaに呼びかけてくれました。

名前を尋ねたら【モリー】とのこと。
うまくカメラを(僕を)見ないので、
ご主人は、わざわざ僕の背後に回り込んでモリーを向かせるまでの温かな配慮。
「モリー。モリー。」
「モリーーーーー。」
呼ぶたびに一瞬ご主人(つまりカメラと僕)を向くんだけど、
モリーはなぜか 右横に立ってる太太ばかり見てて、カメラ目線にならず。
優しい眼差しをモリーに向けつつ苦笑いするカップルでした。



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ワンコやニャンコって、思い出してみると昔はペットとしての姿を見なかったような。
ウチが住宅街を散歩するようなことをしてなかった時代だから、
ペットとしてのワンコが
今のようにご主人と連れだって散歩してる光景を見逃していただけかもしれません。
でも、当時すでに動いてた中環のエスカレーターから茂みの中にワンコを見かけたり、
クルマの下に隠れてて呼ぶと逃げていくニャンコに出会うばかりだったり。
野良ちゃん達が街の片隅でひっそり生きている印象でした。

その頃と比べると、香港のペット事情はいろんな面で変わってきたように感じます。
ペットショップだって、こんなに多くなかった。
今はけっこうあるし、スーパー(超級市場)には普通にペット用品コーナーがあるし。



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愛護動物協會も活動が定着していて人とペット(野良ちゃんを含めて)との距離が縮まり、
飼って “ あげる ” のじゃなく、 「 この子にそばに居て “ もらえる ” 」 というような、
家族として欠かせぬ存在になっているワンコたち。

日本とは暮らす環境も散歩のマナーも、やや違いを感じる香港。
ただ、
以前の事を思えば、とても大事にされているこの子たちが、
人間にとっての 心のよりどころ になってきているのだったら、
それは日本も香港も同じですよね。

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by hongkonggaffe | 2015-12-11 14:46 | 香港ふうけい | Comments(14)


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