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亀ゼリーの食べ方ひとつを いったい何年かけて知るんだ?

世の中の多くの人々が知っている常識を 今でもかなり知らないままの自分。
漢字の読み書きや 時事用語はもちろん、
大好きなはずの飲食物だって 食材や調味料の名前など、
「え?これ、知らんの?」と言われることが多過ぎます。

分からぬことは いつも太太に教わっていますが、
彼女もすっかり呆れてて、最近は「私に尋ねずにパソコンでまず調べなさい」と諭される。
で、調べて知って 「ほほぉ~。」と分かったつもりになって数日経つと、
学んだはずのことが もう頭から飛んでいる。。。



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思い出せないことばかりが増えていって、
“ 常識を知らない ” & “ 学んだはずが じつは飛んでいる ” の困った君。

そんな自分でも、亀ゼリー(龜苓膏)を初めて食べた時のことは、けっこう憶えています。
・・・もっとも、
「亀ゼリーの件は憶えている」 と言ったって、
“ いかに自分が知らずに平気でいたかを知った ” っていうことを憶えてるだけの話で、
知ってた方が良かった肝心な時に 知らずに過ごしてた記憶ばっかり。
思い出せる中身そのもの が ズレてます。



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亀ゼリーって、その成分や作り方を知っちゃうと、ちょっとだけ引きません?
昔、地球の☆き方だったかで初めてこれを知った時「うわわわわぁ」と想像するだけでした。
  【 亀の腹側の甲を干して砕いた粉末に、
   何種類かの生薬を加えて抽出した液体。それを蒸しながら固めたもの。 】
のようなことが書いてあって。

で、
想像だけで終わればそれまでだけど、怖いもの見たさと同じで やっぱり対面したくなって。
ツアーでガイドさんが付きっきりで居てくれた時は、
さすがに亀ゼリーが食べられるお店へは案内されなかったので、
ツアーに参加しなくなった最初の1~2年の中で、初めて対面することになりました。

お店は、許留山。
油麻地の美都餐室すぐ海側の角地にある小さなホテルに滞在している時でした。
そのホテルの これまたすぐ海側に許留山がありまして、
チェックインした翌日だったかに、さっそく一人で向かって。



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赤地に金色の文字が眩しかった許留山。
「待ち望んでいた亀ゼリーを とうとう食べるぞ」 と 念願の入店。
写真とおおまかな原材料しか知らないまま、入ってみました。

現在は、許留山よりも名の知れた店がいくつもあるかと思います。
だけど、当時はやっぱり “ 許留山 = スイーツ専門店 ” としか僕は思っておらず、
そもそも涼茶舖に亀ゼリーがある元々の常識を知らないまま、店内へ突撃したのでした。

なんだか ガラ空きの店内。
今思えば「どうしてあそこに許留山が?」と思うような場所だったけど、
お客が他に居ないおかげで、写真付きメニュー表をじっくりと眺められて。
今ほど種類は多くなかったけれど、マンゴー(芒果)を主体にしたスイーツ類がいくつも。
「うはぁ~、どれも美味しそう~、けど、どれ食べていいか分からんし、やっぱ亀ゼリー。」
で、注文。

「 コレ ニ シマス。 コレ ヒトツ クダサイ 。」 と店員のお姉さんに写真を指差し。
お姉さん、「★○◆*▲◇◎★ー!?」と 何か僕に尋ねているんだけど、まったく分からず。
「コイツ、あかん。」と諦めたお姉さんが去る後ろ姿を
若干の不安とともに見送るしかなかったのかな。
もっとも、この不安っていうのは、
「へ?ちゃんと指さししたよな?亀ゼリーって これ1種類しかないもんな?」
であって、
お姉さんが 「あんた、温かい亀ゼリーなの?それとも 冷たい方なの?どっち?」
って言ってたんだろうなんて、まったく思いもせず。

「亀ゼリーには温冷2種類あって 選べるよ」 と その何年か後に初めて知っただけで、
お初の自分は何も知らないまま店へ突撃してましたから。
もう十分この時点で、知らぬまま無茶をする自分は出てます。・・・常識知らずその①



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で、待つまでもなくお姉さんが持って来て、ゴトンとテーブルに置かれた亀ゼリー。
祝!初ご対面。
はじめましてーっ!! こんにちはーっ!! うわさは聞いておりましたーっ!!

わぁ、けっこうな量なんや。
・・・。
・・・。
あたたかい?
はぁ、あたたかいモノだったんや。 蒸すんやもんな。
・・・。
・・・。
へぇぇぇなるほどぉ・・・臭う?いやぁ、少し臭うか?臭わんか?

・・・で、口にして初めて「最後まで食べれるんか?」と心配になる・・・。

涼茶もそうだけど、温と冷だったら、温の方が風味を強く感じますよね?
そんなことは知るわけもなく、
温か冷かを尋ねて諦めたお姉さんの判断によって運ばれた温かいタイプを頂きました。
「この食感でこの苦みって変」 と抵抗があったような記憶はあります。
身体で(味覚で?)感じた記憶だけは よく憶えてるものなので。
とにかく、「どんなんや?食べてみたい。」 と 念願だった亀ゼリー。
“ 胡麻豆腐やゼリーの類が好き&知らない味の新鮮さ ” で、初体験はメデタシ メデタシ。

その後も、訪港すると2度に1回くらいで亀ゼリーは食べました。
やっぱりね、【念願かなってドキドキ体験した食べ物のひとつ】ですから、
初心に帰るというか、不思議な苦みを思い出したくなると食べたくなるわけで。
こんな気分だけで食べに行くこと自体が ミーハーかも・・・ですね(笑)。
亀ゼリーのちゃんとした効能を知らずして、
解熱・喉の痛み・便秘解消・美肌効果などなど、どれも必要ないのに食べていて。
ん百年の歴史がある中医学に基づいた食べ物を 完全にナメている不遜な自分。。。

そんなことを繰り返すうちに、やっと初めて 「冷たいのもあるんや」 と知り (遅) 、
さらに何年も経った後に、
“ 食べにくければ店にあるシロップをかければ良い ” という情報をどこかで読みました。
「はぁ~そうなんや。シロップかけるのもアリなんや。」・・・常識知らずその②



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もう、あれこれ小出しに書く必要なんて無いのですが、
【シロップがちゃんと置いてあることを知らなかった時の写真には、シロップが写ってる!】
のですね。
自分が撮ったこの写真を見つけた時は、かなりショックでした。

上の写真がそうだけど、
これ、亀ゼリーの右に写ってるのは、シロップ・・・。
並んで写ってるということは、店員さんは ちゃんと横に添えて置いてくれたのだろうし。
さらには、僕はそれをシロップだと知らずにいるのに、なぜか並べたまま写してるし。
これって、いったい何が起こってたんだろう???

・・・許留山のメニュー表を下に敷いて写す準備をしてて、シロップに気付いてないのか?
・・・器にプリントしてある許留山のロゴとレンゲを撮影用にセットしてて気付いてないのか?
・・・亀ゼリーにシロップをかけて食べることもあるなんて、よもや思いもしてないからか?
横に置いてあるのを知らずに写してる自分・・・常識知らず、いや、もう理解不能 その③



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昨年の1月に、本当に久しぶりに許留山に入りました。
旧正月前だったので、春節用のメニューが登場していて、
いろいろ知らずに亀ゼリーを食べてた頃とは まったく違う賑やかなメニューがたくさん。
プラスチックのスプーンだって、明るくて可愛らしいマンゴー色になってて。(お持ち帰り)
マンゴーをメインにした甘~いデザートを食べつつ、苦~い亀ゼリーを思い出してました。

商品の種類も盛り付けかたも 昔と比べれば うんと賑やかになった許留山。
次にチャンスがあれば、久々に亀ゼリーを注文して、初シロップがけにしてみようか。
どこかの涼茶舖でも出来るけど、やっぱり許留山で初シロップしないとね。

店内のどこかに置いてあるシロップを持って来て トロ~リと垂らしたら、
これまた未体験の食べ方で 新鮮かもしれません。(味は想像がつくけど体験はダイジ:笑)
シロップ付きか やっぱりシロップ無しか、自分はどちらに傾くんだろう?



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「知らなかった!」と知った時は、
「あぁ、またこれも常識知らずだったんやね。」 と 軽い驚きがいつも付いてまわります。
でも、どの場合も例外なく
【自分が知らずにいるということを知らずにいる】 わけだから、無敵です。(呆)
だから、軽い驚きってヤツは この先も泉のごとく沸いて来ると思われます。

アイヤ~ ・・・そんな繰り返しが、まだまだたくさんあるに違いない。
知らないままでいることのほうが、シアワセなんだろうな。
呆れられるのは太太一人からで十分なので、知ってもナイショにしておこう。

世間から1歩2歩どころか、数年遅れで やっと当たり前のことを知る。
その繰り返しが、これからも連続するんだろうなぁ。。。

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by hongkonggaffe | 2016-03-25 23:09 | 香港たべもの | Comments(20)

「サジュネン!!」 ぶんの 誇り

自宅で目が覚めると、毎朝 まずは湯を沸かす。
多めに沸かすので、沸騰するまでの間にコーヒー豆を挽く。
ガリガリ挽き終えて プレスの器に粉を入れたタイミングで湯が沸き終わるから、
上から注ぎ 軽くかき混ぜて、残した湯で2個のマグカップを温めておく。

着替えを終えるとちょうど4分ほど経つので、ギューッと押し込んでマグに注ぐ。
部屋の中に香ばしい香りが広がる。
普通の大きさのマグはブラック。
小さなデミタスマグには 牛乳を加えてミルクコーヒー。
香りで頭が起きて、マグカップ2杯でお腹が完全に起きる。

いつだったか、ふと思ったのは、
「湯を沸かし始めるこの時刻って、ちょうど科記のお父さんと同じかな?」ということ。

いつも “ お父さん ” って言うけど、じつは “ おじいちゃん ” かもしれない。
ご家族の大将には間違いないけれど、お父さんかおじいちゃんかは、正しくは分からない。
どっちなんだろうねぇ。



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お父さん(としておこう)も、
毎朝お店のシャッターを開けた後に最初にするのは 湯を沸かすこと。
店の前に届けられてるトマトの重い箱や缶詰を厨房に運んだりするのは 奥さんと娘さん。
店内の掃除とイスや調味料・箸・レンゲなどのセッティングは お兄さん。
お父さんは、外の小さな神様にお供えをした後から、ずっとカウンターの中に入りっぱなし。
そのカウンター内で、まずは隅にある銀色のボイラーで湯を沸かし始める。

僕が自分のために湯を沸かすのと、お父さんが仕事始めに湯を沸かすのとでは、
意味も量も全然違う。
ただ、
それを1日のスタートのルーティンにしてることと時刻だけは、似てる(ような気がする)。



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前回だったか 前々回だったか 忘れてしまったけど、
とある朝、いつも2匹の猫の朝ごはんを作ってあげているMさんに、尋ねたことがある。
朝ごはんを与えてテーブルに戻り一息ついてるMさんに、思いつきで尋ねてみた。
「科記咖啡餐廳って、店を始めて何年になるの?」
まるでご家族のように毎朝お世話をしに来ているMさんだから、知ってると思って。

「何年? さぁ~、何年なのかしら?分からないわ。聞いてみるね。」
いつもの一番奥のテーブルから5~6歩あるいて、
カウンター内のお父さんに広東語で尋ねてくれた。

すると お父さんがMさんの質問を聞くやいなや、すかさず一言。
「サジュネン!!」。
小さな店の中で初めて聞く大きな声。
お湯を沸かす手をとめて、カウンターからぐっと顔を出して叫んでくれた。

僕がMさんに英語で尋ね、Mさんがお父さんに広東語で尋ね、
「サジュネン!!」は Mさんを飛ばして即答で返って来た。

まぁ、たしかに店内には、まだ僕とMさんと 他にご常連の4~5人しかいないけど、
明らかに日本人の僕に向けての大きな声の返答。
30年も商ってきたことよりも、
お父さんが大きな声の日本語で即答したことに驚いちゃった(笑)。
「あの日本人、今日はこの質問してくるはずだ。」なんて思ってなかったはずなのに。。。



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肩をすぼめ、両手を広げながら苦笑いして戻ってくるMさん。
「よく即答できるわね。」 なのか、「日本語で返されちゃったわ。」 なのか、
そんな仕草で歩いてきた。
その苦笑いがステキなので、こっちはどうしたって笑顔になる。
お父さんの「サジュネン!!」 そして Mさんの苦笑い、
Wで嬉しくさせてくれるなんて どんな朝なんだ。

この場所に引っ越してきてから30年なのか、以前の場所も含めての30年なのか。
店が入っているこのマンションの造りからすると、
以前の場所で科記咖啡餐廳を始めてからの トータル30年じゃないかなぁ。
違うかなぁ。

“ お父さん ” なのか “ おじいちゃん ” なのか、
“ いつからの30年 ” なのか、
分からないことばっかりだ。。。

まぁ、分からないままでいいや。
そんなことより、
昼の前後は信じられないくらい お客で混み合う科記。
お父さんの身体の事だけは 気になる。

そういえば、以前シャッターを開けてるお父さんの背後から朝の挨拶をしたことがある。
僕から「早晨(おはようございます)。」と声をかけて返ってきたのが「コニチハ。」だった。
「サジュネン!!」
「コニチハ。」
どっちも 「ン」が省略されてる お父さんの元気な声。
この元気な声のままで いてほしい。



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次回チャンスがあったら、
朝の1杯を飲ませてもらった後、お店を出る時に
お兄さんにだけではなく、お父さんにも「唔該(ごちそうさま)。」と言ってみよう。
もしかして、やっぱり日本語で返してくれるかな?
だとしたら、どんな日本語なんだろう?
ちょっと楽しみ。

お父さんは サジュネンの間、この時刻に湯を沸かし続けてきたんだね。
7時に湯を沸かし始め、出来上がった順にカウンターの上に飲み物を差し出す。
入口から一番遠い奥のセピア色の絵は、ここに来た時の記念の1枚なのだそう。
絵のこの色は、お父さんの「サジュネン!!」の一部のような気がする。

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by hongkonggaffe | 2016-03-10 21:11 | 香港ご商売 | Comments(26)

ソウルフードは里帰りまでは食べない方が良い・・・かな? ~ 四季豆・焗飯・乾炒牛河 ~

旅行と食べることが好きな人だったら、
国内旅行でも海外旅行でも「ここへ来たらこれを食べずには帰れない」
っていう食べ物があるんじゃないかなぁ・・・・・・いかがでしょう?



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ウチは、香港だったら、自分は叉焼飯で 太太は雲吞麺。
これ、どちらの1品も、香港人のソウルフードに入ってる食べ物らしいですね。
以前読んだ本の 【 海外へ行ってる香港人が 故郷を想って食べたくなる物 Best5 】
の中に 両方とも入っていたような気が。

叉焼飯と雲呑麵に分かれるウチだけれど、
共通して「これは滞在中に1度は食べておきたいよね」と一致する物が三つ。
【四季豆】 と 【焗飯】 と 【乾炒牛河】 。
あぁ~、こうして三つとも文字にしちゃうと、里帰りしたくなる気持ちが急上昇するなぁ。
まさにウチのソウルフードなのかも(笑)。



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【四季豆】 は、レストランのメニューにあれば必ずオーダーするし、
「部屋食したい」の気分なら 茶餐廳で単品お持ち帰りにします。
ビールのアテにしてTV(翡翠台)を観ながら頂くとかなんて、至福のひととき。

「緑の濃い野菜いっぱい食べて お利口さん!」
って都合よく考えることにしてパクパク食べるんだけど、
これって、かなりの高カロリーなんですよね。
で、油がいっぱい絡まってるから、食べた後から胃にもたれる。。。(笑)
分かっちゃいるけど食べずにはいられない四季豆。
これをおかずにしちゃったら、白飯だってモリモリすすんじゃいます。



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【焗飯】 は、茶餐廳で置いてある場合なら、積極的に選ぶなぁ。
飯の部分がただの白飯じゃなくて炒飯だというのが大事なポイント。
ドリアですから、オーダーから手元に届くまで少々時間がかかります。
「日本人だな?いちおう確認しておいてやろうかな」 と気を利かせてくれるお店だと、
「時間がかかるけどいいのか?」と念を押してくれます。
待つのはいっこうに気にならないから「無問題~!」。
アツアツのぶんだけ冷めにくいから、
冷房ガンガンの茶餐廳でも、けっこう最後まで美味しくいただけます。

焗飯がウチのマイブームになったのは、わりと近年。
【 焗 】 の文字通り オーブンで焼き上げるだけに回転が悪い1品だからか、
どの茶餐廳でも扱ってるという料理じゃないので、メニューに無い場合も多いです。
特に、 咖啡 + 奶茶 の鴛鴦茶と同じように、【鴛鴦焗飯】(2種類のソース半分ずつ)なら、
トマトソースとホワイトソースの鴛鴦とかだと お楽しみが2倍に。
メニューに無くても、カレーソースやチーズソースでも頼めば作ってくれるかな?
カレーライスもだけど、茶餐廳で出される “ 香港版洋食(港式) ” って、好きで。



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【乾炒牛河】 は、同じような顔してるのに店によって味がけっこう変わります。
幅広の麺に申し訳程度の具で、じつに地味なルックス。
ホントに地味(笑)。
この具材が少なすぎる料理の、「何が」美味しく感じさせるんでしょうか?
ソースや餡がかかってるわけじゃないし、スパイスが特別効いてるとも思えない。
・・・ということは、ひょっとして、風味すべてを左右してるのは油?
だとしたら、ウチは単に油に惹かれてるのか~?

そう考えれば、【乾炒牛河】の方は米の麺を使うから違うとはいえ、
あの【炒麺】 ( こちら ) とまったく同じですよね。
いや、むしろ幅広麺の表面積ぶんだけ油が絡みついてるから、炒麺以上に油っぽいか?
そのあたりは四季豆と似てて 食べ終えた後にズシッときます。
ちなみに、
香港だから麺料理は啜らないのがマナーだけど、
そもそも乾炒牛河は啜ったら最後、口の周りが。。。(ご想像にお任せするとして)。。。



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三つとも、日本の自宅で気軽に作って食べたいんです。
だけど、
四季豆はインゲンが身近な野菜だとはいえ、素揚げする手間を省くと色も食感も違う。
焗飯はオーブン料理をしないから作れない。「え?しないの?」 → 「オーブンが無い」。
乾炒牛河はきしめんで代用するけど、やっぱり使ってる油が違うので “ 似た別物 ” に。

ま・・・・・・香港で食べるからこそ美味しいんですよね。
「風味だけじゃなく、香港で食べるからこそ美味しい!!」
なんだから、
背伸びして作っちゃわずに里帰りまで待った方が良い?
うん・・・・・・かの地で食べるのを楽しまないと(と納得させよう)。

三つすべてが高カロリーのソウルフード。
ええぃ!!カロリーなんて気にしてちゃ旨いもん食えん・・・と、どこ吹く風(と納得させよう)。
「身体に良くないかも?」って怖がってちゃ、
美味しいものと仲良くなれないことだけは確かですよね?(と納得させよう)。
“ 前世香港人 ” と信じてるウチは、里帰りする前なら それなりにいろいろ考えるけど、
里帰り中に この三つを目の前にした時は、すべて頭から飛んでます。
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by hongkonggaffe | 2016-01-13 20:18 | 香港たべもの | Comments(22)

「ヘイ毎度!!」 ~ 「ヘイお待ち!!」 誰かが待ってる外賣弁当

店内で食べずに 部屋や公園で食べたい時には、外賣(テイクアウト)でお持ち帰り。
「外賣、唔該!」と注文を告げ、料金先払いで店の端に腰かけて待ちます。
朝食や夕食を「ゆっくりとホテルの部屋で」とか、「公園でじいちゃん達に混じって」とか、
あるいは、太太と食べたいものが違ってて別々の店で買う時とか、
そんな時ならば、外賣に限るので。



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自分達用に外賣したって、その弁当箱は せいぜい2~3個( 飯 ・ おかず ・スープ )。
入れてもらったビニール袋をプラプラぶら下げて、歩道をテクテク。
麺の場合は伸びないように、やや早足で前のめりになりながら。

これが店員さんの配達だと、呑気にプラプラ下げてられないことも。
外賣用の白い発泡スチロールの弁当箱が2~3個どころじゃない場合は、
自転車のハンドルに下げて、、とか、クルマで、、とか。
横にしたり傾けたりできませんものねえ。
店内でテーブルに届く飲み物は受け皿にこぼれてて平気(というか香港の常識)なのに、
出前弁当に関しては慎重なのか?(笑)
人気がある茶餐廳や燒臘店だと、配達は大変でしょうね。



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ランチ時なんて、配達用と店内食用とで とんでもなく混み合うんだろうなぁ。
茶餐廳で注文を告げた後、
待ってる僕の横を重ねられた弁当箱が何度も通過して行くし、
お客はどんどん入って来るし。
人気店ほど、厨房も届ける方も、大忙しの混線状態でしょうね。
配達する数が多い時は、「儲かってまんがな~」と言いつつも笑ってられないような状態?

ランチメニューには、スープ(例湯)と選べる飲み物がセットになる場合がほとんどだから、
一人分だけでも【白飯とおかず + スープ + 飲み物】で、容器が3つ。
白飯とおかずが別々の容器ならば、一人分でも容器は4つ。
これを人数分だけ届ける、、、 “ かき入れ時は勝負時 ” ですよね。

渋滞しがちな街なかだったら、クルマよりも自転車配達の方が効率は良いんだろうな。
絶対に歩道は走らない香港の自転車、一番安全(?)なトラムレーンをスイスイ。
レール付近を走る仕事自転車に対して、トラムって すごく寛容なんですよ。
めったに警笛を鳴らさないどころか、
自転車がよけるタイミングに合わせてトラムが減速したりするし。
「トラムは 自転車で走る仕事人達に いつも優しい」 っていう印象を受けるほど。



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次々に調理されたら、配達先ごとに仕分けられ、出発するばかりになった弁当箱たち。
出発を待つ弁当箱たちの光景は、なかなか壮観だったりします。
昼時にお客が入って来る店内に置いておけない場合なら、
外にそれ用の置き場があり、人海戦術で上手にさばく。
「お、働いてる働いてる。おつかれさま。」なんて、呑気に眺めてるのが申し訳ない。。。

お昼時の赤柱に居る場合、ときどき見かけるのが赤柱茶餐廳の配達の光景。
店の前にスタンバイした弁当を段ボール箱に詰め込んで、配達準備をしています。
これだけ数が多いのだから、徒歩で とか 自転車で とか、絶対に不可能。

赤柱茶餐廳はクルマの入れない細い路地に入った所にあるから、
表通りの赤柱新街に停めたワンボックスカーまで何度も往復しての積み込み。
この店、入るたびに目に飛び込んでくるのは ぶっかけ飯の白飯の多さなのだけど、
あれをぎゅうぎゅう詰めにした弁当箱&スープ&飲み物なのだから、かなりの重さ。
これを毎日こうやって持ち出すのだから、かなりの重労働でしょうね。



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注文を受けて配達されて行く品々は、弁当以外にも色々と。

★ 中秋節の贈り物として仕事の取引先へ向かう、月餅が入ったフルーツバスケット。
★ 日本と同じようにバイクでスピーディーに向かう、ファストフード。
★ 優しい香りを漂わせながらトラムで向かう、いくつもの花束。
★ 自転車の前後に載せられて向かう、プロパンガス。
★ パン屋で焼かれ提携先の茶餐廳に向かう、菠蘿飽や蛋撻。(追跡した記事は こちら

街なかを行き来する配達品たちは、けっこういろんな方法&いろんな場所で見かけます。


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トラムに乗って出前をするっていうのもアリですね ( ↑ ) 。
そろそろ降りようか、と、2階から下りてきたら、
出口左隅に飲み物類&右隅に飯とおかず類がこそっと置いてありました。
この時も、なんとなく車内にこもるおかずの匂いが場違いなだけにおもしろかったのです。
でも、
これ、
やっぱり弁当の代金の中に、トラム乗車賃が加わるんだろうか? or サービスか?



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発注した側と 待ってる側との架け橋になる店員さん達。
たとえ本当は「あぁ、この配達、早く終わらねぇかなぁ~。」と思いながらの配達でも、
眺める方としては、 “ 架け橋になってる姿 ” として 美化されて見えちゃう(笑)。
でもね、
配達人さんを待ってる側が居るのは、事実だから。

「届けて欲しい相手がいる出前の注文って、1度してみたいねぇ。」
「ウチに何かが届けられるのって、待ってて1度受けてみたいねぇ。」
一介の旅行者だから、あり得ないのだけど・・・・・・無い物ねだりの願望。

自分で注文し、自分でプラプラぶら下げて運び、自分で食べてる滞在の日々。
誰の手も介さず、すべて自分でしちゃってるからなぁ、、、ちょっと つまらない。
配達を見かけるたびに「~してみたいねぇ。」と思うことがあるんです(笑)。
カエルくんをクリックして頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。042.gif

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~業務連絡~
★♪さん
すぐに(笑)いらしていただけたこと、ありがとうございます。
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by hongkonggaffe | 2015-11-26 17:20 | 香港ご商売 | Comments(16)

食べに訪れた店 & じつはガッツリ食べられる粥麺店 ~ 中秋節の香港 その6 ~

「西營盤って上環よりも西でしょう?宿泊してて朝食に困ったりしないの?」
そう尋ねられたのは、もう6~7年以上前だけど、
今も同じように問われたら 「困ることって、あらへん(あらへん=ない)。」って言うかな。
「あぁ~こえださんちはね・・・。」って笑われるけど(笑)。
いやいや、ほんとに。 ウチだから なんてことじゃなくて。

特に 最近はお店が増えたように感じます。
上環で長年商ってた煲仔飯の名店 “ 永合成茶餐廳餅店 ” も移転してきたし、
筲箕灣から移転してきている “ 金記冰室 ” も賑わっています。



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永合成は まだオープンしたばかり(ウチは9月末)で、この時点では お客は少なめ。
朝散歩をしてる途中、営業時間を確認したくて店で尋ねてみたら、
満面の笑顔で迎えるメガネのお姉さんが、スマイル0円サービスで対応してくれました。
「食べてってよ~。煲仔飯、すぐできるわよ~。」

朝から煲仔飯?!・・・初めて知ったのですが、そんなことができるって貴重なお店。
煲仔飯と言えば、わりと近くにある坤記煲仔飯小菜だと夜がメインだから、
永合成は朝~夕で差別化を図っての進出といったところでしょうか(笑)。
もちろん早餐のセットもあるから、何かとありがたい存在ですよね。



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金記のほうは お店の規模を2倍に拡張していました。
家賃高騰のあおりを受けて西營盤に移転し、勝負をかけた金記。
この地でも人々に愛され、すっかり軌道に乗ってきたという感じでしょうか。
倍の広さになったお店の中がお客さんで満席(ウチは午餐)・・・なんだか嬉しい。

広げた部分は以前からの店舗と隣り合っていますが、そっくりさんが建っている感じです。
店内は繋がってなくて入口が2つ並んでるから、両方を覗き込めば混み具合は一目瞭然。
注文品によっては、店員さんが1度歩道へ出て隣りから運んできたりしてて、
いっぷう変わった光景を目にしました。 (移転後の金記で僕が撃沈した記事は こちら 。)



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永合成も金記も移転後の西營盤で健在なのは、
時を刻んできた名店が次々に結業(閉店)していってしまう香港の中で、
「これからも、ここで永く愛されるお店になるんやろうな。」と思える “ 今 ” でした。
一介の旅行者だから、普段から何も応援できないのだけど。。。

・・・などと書きつつ、この記事には永合成も金記も写真を1枚も載せていません。
写真は、海亮粥麺&莉苑美食(2店とも粥麺店)のものばかり。
永合成と金記については、またいずれ・・・。

★ 今回の里帰りで食べに入ったお店は、この各店 ( ↓ ) でした。
    海亮粥麺     莉苑美食     榮華川菜館     colour brown 
    星巴克冰室   金記冰室     金豪粢飯豆漿店  南龍冰室 
    山東餃子館   鳴人燒臘飯店  香辣屋        維記咖啡粉麺
    榮華茶餐廳   嘉樂冰室     科記咖啡餐廳    蘭香茶餐廳
    好好茶餐廳   金蘭花泰國菜館  永合成茶餐廳餅店
★ お店でなく部屋食で夕食にした物 → 七仔の惣菜   百佳の惣菜  
                          合味道       惠康の惣菜   
                          有運の燒味   漢堡の麺飽餅
★ おやつ → かっぱえびせん避風塘炒蝦味  ポテチ出前一丁味  
         嘉頓(Garden)の南乳薄餅  漢堡の麺飽餅  生命物の麺飽餅
            
★ 飲み物 → 維他港式奶茶特濃茶味  維他鴛鴦茶  黒加侖子汁
         維他の阿華田麥芽&牛奶麥芽高鈣&香芋麥芽 鴻星荔枝甘露 など。
   (おやつで気に入って特にリピートしてたのは、嘉頓南乳薄餅と避風塘炒蝦味)
   (飲み物で  〃        〃         維他港式奶茶特濃茶味と維他鴛鴦茶)



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朝食は、ほとんど毎日が粥麺店でした。莉苑美食が最も多くて、5回もいそいそ通って。
粥麺店っていうと、お粥のイメージが強くないですか?
でもね、お粥よりも むしろ他のあれこれが品数多くて美味しいのです。
ざっと挙げるだけでも、粢飯 ・ 炒麺 ・ 大根餅 ・ 腸粉 ・ 焼饅頭 ・ 餃子 ・ 油條 ・・・。

しかも、お粥って言うと「消化がよさそうだし、胃に優しい。」っていうイメージだけど、
お粥と同じお米でも、粢飯なんてもち米ギュウギュウ&中に包まれた油條が胃で膨らむし、
大根餅や腸粉だって、見かけ以上にボリュームがあります。
炒麺 ・ 焼き点心類 ・ 蒸したタイプじゃない焼大根餅・・・などは、油もけっこう多いです。
粥麺店って、注文の品によっては じつは十分過ぎるほどお腹が満たされちゃうんですよ。



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ご近所の人々が出勤前にサッと食べて出て行ったり、持ち帰りにしていたりするお店。
気軽に ( 品は軽いとは思えない:笑 ) 朝食を摂りながら、新聞やスマホ見てたり。
ローカルな粥麺店で1日をスタートさせてみるのも いいもんです。
雰囲気は穏やかなんだけど “ 今日の暮らしが始まる空気 ” を味わわせてもらえて。

美味しい物でお腹いっぱいになりながら 耳からも目からも楽しませてくれるのは、
入れ替わり立ち替わり出入りする人々の声や、上手に対応してさばいていく店員さん。
小さな店の中での声や立ち振る舞いに包まれて、お腹いっぱいになれる。
満たしてくれるものは、食べ物ばかりじゃないんでしょうね。
・・・そんな朝食。



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粥麺店の朝食ばかり書いてるけれど、
午餐(昼食)や晩餐(夕食)からは、ごちそうの種類が一気にドーンと増えます。
写真の通り、今回の店も 麺あり飯あり炒め物ありで、豊富な品揃えに目移りしちゃう。
朝の粥麺店が昼以降になると、ガラリと表情を変えるんですよ。
そんなところも粥麺店のおもしろい部分だし、
意外に知られていない部分ではないでしょうか。

食が充実する “ 隠れレストラン粥麺店 ” が けっこうあるんじゃないかな?
「可愛らしいお値段で ガッツリ朝食」
・・・が気に入ってるウチに、カエルくんをクリックして頂けると嬉しいです。011.gif

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by hongkonggaffe | 2015-10-24 14:39 | 香港たべもの | Comments(14)

チョンキンマンション(重慶大厦)の カレー

香港にいくつもあるショッピングモールや、街市の熟食市場(市場内の食堂街)。
フードコートには、アジアを中心にして いろいろな国の店が。
日本のフードコートではお目にかかれない物があるし、
日本で食べるアジア料理のように口当たり良くアレンジされてないことも多いから、
容赦のない味に出会えることも時々あって、食べ甲斐があるんじゃないかな。

インディアンは、モールだったらほとんどのフードコートで見かけると思います。
どうしてだろう?・・・香港の経緯が関係してか、単に親しみやすいからか・・・。
北インド系も、南インド系も、足して2で割ったミックス型もなんでも許されてて(笑)、
カリーもお米も揚げ物類も お店によってそれぞれの味だから、楽しめます。



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とある年、「チョンキンマンション(重慶大厦)へカレーを食べに行こう。」という日、
何度か散策したGFや1階(日本で言う2階)ではなく、
上層階の店へ入ろうと決めて、エレベーターで上がりました。

待っててもなかなか来ない とか やっと乗れても定員いっぱいで窮屈 とか聞いていた通り。
乗ったら乗ったでインド系のお兄ちゃん達の視線を 痛いほど全身に感じて。
インド系&アラブ系の商店で調味料を買う時も、理由のない勇気が少し要るんです(笑)。
「え? なに? なに? 僕の顔、なんか付いてる?」みたいな気になる。



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向こうの皆さん、目ヂカラ強く感じませんか?
大きな目をしてらっしゃって、目が合うと凝視されちゃってるような印象。
どう言うんだろう・・・、
日本人だったら、もう少し互いの距離を意識して遠慮がちに見るんじゃない?
という場面でも、おかまいなしの直球で視線が飛んでくるような。

濃い眉毛の下で開いてる目は、とっても優しくてきれいなんですよねぇ。
子どもの純真な瞳を そのまま大人が授かってるような。
だから邪念がなくて(邪念って:笑)直球で飛んでくる。
なあんて思ってても、“目ヂカラ光線”を浴びちゃうと「す・す・すみませんでした!」と降参。



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そんな中、スローエレベーターはすっごく面倒くさそうに上昇して、7階に到着。
のろのろ開いた扉を お兄ちゃんの一人が押さえてくれてて、廊下へ出ました。
「ありがとう。」 
「・・・・・・無言・・・・・・(見開いたままの目でニヤッ)・・・・・・。」

「おぉぉぉ~節電中かい?」みたいな、照明を抑えた店内に入ってのランチ。
太太が大好きな ひよこ豆のカレー をはじめ、何品かいただいて満足満足。
初めて入ったこのお店で、注文前にいきなり渡されたVIPゴールドカード!!(笑)
メニュー表示額から わずかに数ドルおまけしてもらえた価格で、お会計。
お店に入れば、黙っててもみんなに配られるステキなVIPカードです(笑)。
・・・というか、正確に言うと、
チョンキンマンション入口奥に常にザクザク置いてあって、勝手に取って行けるカード。



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ギンギンに冷えた店内から廊下へ出て、すぐに包まれるのは生温かい空気と何かの匂い。
しばらくして乗れる状態でやって来たエレベーターに乗り、
狭い箱の中で、もわっとした空気と あの皆さんに囲まれて、ガガガと閉まる扉。
「ん、途中で止まってる?あ?動いてる?」みたいなスロースピードで、じらされつつ下降。
GFに到着して扉が開くと、どよ~んとした外気が溜まってるロビーに出られました。
うっすら何の汗?・・・カレーのせい?・・・ もわん → どよ~ん の空気のせい?・・・。

ドキドキした後のカレーはとても美味しいことが分かったし、
優しく穏やかな人々に囲まれて戻った後の ぬる~い外気は 懐かしいことが分かった。

そんなことを知ったチョンキンマンション上階のカレー体験。
VIPカードを 全種類 残さず取って来てる太太は、「また行きたい。」と。
だから僕も、「また行こう。」と。



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今日は★★回目の誕生日。
またひとつ歳をとることが出来た自分。
もしも自分らしく歳を重ねられるなら、それは誰でもきっと嬉しいこと。
いくつになっても、汗をかきながらカレーを食べられる自分でいたいです。

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by hongkonggaffe | 2015-09-01 17:13 | 香港たべもの | Comments(28)

炒麺・・・だいたいどの店のも 同じ顔してるんです(笑)。

香港での食事、
今でこそローカル一直線のウチだけど、
訪港し始めた当初から数年間は そうでもありませんでした。
けっこう高価な物も食べていて(笑)。
いや、
価格なんてことじゃない、【過ごし方】の違いか。

Hリージェンシーが尖沙咀にあった頃は、周中さんめあてで凱悦軒へ何度か。
新同樂・VERANDAH・夏宮へと背伸びしながら、天官翅で ふかひれランチ・・・。
・・・今思えば恥ずかしい悪しき時代(ウチにとっては)があって。
なんだか方向が違う滞在のまま、訪港と帰国を繰り返してて。
やっぱり 望む過ごし方が、今とは違っていたのかな。



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でも、「こりゃぁ、どうも違うぞ?」・・・と。
「それなりの対価を支払えば、他でも食べられるんじゃない?」・・・と。
そんなことを思い始めた時から、徐々にローカル方面へ。

「ローカルワンダーランドへ ようこそ!!」と街に迎えてもらった頃に出会ったのが、
炒麺(香港風焼きそば=豉油皇炒麺)でした。
滞在中に1度は食べないと帰国できない、大好きな1品です。



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考えてみれば、これ以上シンプルなごちそうって、なかなか無いかも。
見栄えスッキリの雲吞麺でさえ、雲吞が入ってるし(当たり前だけど:笑)、
粢飯(おにぎり)やお粥でさえ、油條・でんぶ・ザーサイ(搾菜)が入ってるし、
スープ(例湯)に至っては、具がゴロゴロ。

炒麺は見た目の通り、【ザ・麺】。
♫ め~んが~ すべ~てさぁ~ いま~こそ~ ちか~うよぉ~ ♫
極細麺に少しだけニラやモヤシ等の具が見え隠れしてるだけ。
外から眺めても、「どれどれ?」と麺の下を探しても、他に具は出てきません。
日本のソース焼きそばみたいな顔をしながら、
醤油系の焼きそばで豉油(中華醤油)の風味。

「これ、ちょーだい。」と注文すると、バットや保温皿からドバッと盛ってくれます。
「外賣で。」と付け加えると、
おなじみの発泡スチロール箱か ペラッペラの紙を丸めた中に放り込んでくれます。
炒麺を包んだ紙は、これまた薄~いビニール袋に入れられて、ホテルへお持ち帰り。



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外賣する時の入れ物って、国・地域によってそれぞれで面白いですよね。
台湾・シンガポールの時は、香港とよく似てた。
ベトナムだと、茶色い油紙で何度か渡された。
バリ島だと、頼りなさそうな紙の箱で、葉っぱにのせられた日も。
タイだと、飲み物も飯も金魚すくいで使われるようなビニール袋に入れられた。
持ち帰りひとつにもお国柄が出てて、「イートインよりテイクアウトしたい」なんて思う(笑)。

で、香港の炒麺、
外賣の入れ物もシンプルながら、なにしろ見た目だって飾りっ気がありません。
潔さ さえ感じます。
潔すぎて何か加えたかったら、別に外賣して来た野菜炒めをトッピングするとか。
シンプルなだけに、アレンジが色々と出来るみたい。



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( ビニール袋開けたら、このとおりフォークが突き刺さってた。笑い転げちゃった。)

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( その突き刺さってたフォークが、これまた可愛い。もちろん帰国時にお持ち帰り。)

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( このほかに、何をトッピング出来そうでしょうか?あと1~2色ほしいなって思う。)


【冷めたものは嫌い!出来たてが好き!】なはずの香港人の皆さんにとって、
炒麺はちょっと例外なのかな?
店頭で外賣する時(店内で食べる時も)、作り置きがほとんどです。
冷えた or ほんのり温かいだけの炒麺を口へ運ぶと、
思いのほか油が多いため唇のまわりに油が付いて、
何度もティッシュで拭いたくなります(ま、それが良いんだけど:笑)。

Simple is The Best の炒麺。
自宅でも作れそうなのに、なんだかうまくいかない。
日本の糖朝や中華街でもお目にかかれるようだけど、
食べるシチュエーションやコストパフォーマンスを考えると、、、ね?、、、。
やっぱり香港で食べたいし、だったら滞在中に1度は食べなきゃあかん・・・と思うウチ。



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香港だと、朝食の定番 とか ファストフード と言っていいような気軽な食べ物。
トラムを待ってる時に、隣りで女子高生が友達と食べてた光景を覚えてるけど、おやつ?
女の子が持ってる麺は やや太めだから、炒麺とは違うかも。でも やっぱりおやつだね。
きっと、朝食にもおやつにもなる、高級グルメとは方向が違う “ ごちそう ” なんでしょうね。
(香港で撮る写真は その場のカメラ機能で白黒や色指定にすることはあるけど、
 いつも加工しないでブログに載せています。 
 だけど、女の子達が食べてる写真 ( ↑ ) は あからさまに顔が写ってたので、
 さすがに ぼかし加工をしました:笑。)

それにしても・・・炒麺って、どの店で撮った写真も同じ顔(笑)・・・。
具も 盛りつけかたも あったもんじゃないから、見た目は、み~んな同じ顔なんだもん。
だけどね、
豉油や炒め具合や放置時間(笑)によって、味はちょこっとずつ違う気がします。
「味が違う」とは断定し辛いから、「ちょこっとずつ違う気がする」としておきます。

可愛らしいお値段でドバッと提供されるから、お試ししてみてはいかがでしょう?
豆漿(豆乳)と一緒に食べるのが、地元っ子気分です。

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by hongkonggaffe | 2015-08-28 21:22 | 香港たべもの | Comments(24)

食欲を左右する 色 ・ 材質 ・ 形 って あるような? (香港限定だろうけど:笑)

以前、TV番組で “ 色が与える効果 ” みたいな内容を観たような気が。
物忘れがひどくて、細かいことを忘れちゃったけど、
“ 食欲がわく色 ・ わかなくなる色 ” があったような気がします。
飲食する気持ちがわかない色って、青色だったかな?

とある日に、旺角で入った茶餐廳。
牛腩飯がこんな色のメラミン皿で登場しました。
・・・だけじゃないよ!(笑) 咖啡も同じ色のコップでやってきて。



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厨房で牛腩飯をこしらえて、手を伸ばした棚に偶然このお皿があったからなのか?
いやぁ、
咖啡のコップもおそろいっていうことは、ちゃんと選ばれてるペアなのか?
とにかく、この皿このコップで牛腩飯と咖啡がやってきた時は、インパクトがありました。

「う~ん・・・これはあかんやろ」 と苦笑いするやらウケるやら。
中身と食器の、色の組み合わせ。
茶色系の飯と飲み物に、この茶色の食器かあ・・・なかなかヤルな(笑)。
どうですか?
全然OK?



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茶餐廳でメラミン皿が当たり前に使われるって、香港らしくて嬉しくなります。
飯 or 麺 or パン、どれがのっかってもお似合い。
自宅で香港ごっこをするために、何軒も家品舗を巡って、買い求めています。
ホテルに戻ってから戦利品を並べてニヤニヤしてますし。

あえてバラバラの色を組み合わせて自宅でも使うメラミン皿。
でもなあ・・・この茶色の組み合わせはなあ・・・(笑)。

ついでに挙げるなら、銀色系の皿やコップも、できれば避けたいなぁ。
盅飯が蒸されて登場する銀色(ステンレス)の碗はしかたがないとしても、
飲み物類が銀色のジョッキ型コップで登場することも多々ある香港。
初めて入る茶餐廳だと、時々これに遭遇して、
「あぁ~出た~。コップくん、きみに罪は無いけど、きみ、あいかわらず場違いだよ。」
とひとり突っ込み。
正直なところ残念なので、そのお店は再訪するのをパスしたりさえします(笑)。

味より器を優先する自分 て、どうかと思うけど、
食器だって味(風味)のひとつだと思うから。



きっと美味しかった【はずの】あんかけ焼きそば
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きっと美味しかった【はずの】奶茶
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美味しい と言えば、【 おいしい 】とプリントされたメラミン皿は、すっかり定着しましたね。
おいしい のメラミン食器 = 香港の茶餐廳・・・みたいな自然さと認知度。
じつは、これも目にし始めた当初は違和感あったなあ(笑)。
だけどすっかり慣れちゃって、これで提供されると「里帰りっていいねぇ」と思うように。

最近は、 【 かき 】 シリーズも出ています。・・・かき って、あの 柿 です。
ちゃんと柿のイラストも描いてあったはず。
【 おいしい 】 → 【 かき 】 と続いたから、次は 【 めしあがれ 】 で新製品が出るといいな。
香港で日本の柿って高級輸入品だから “ 人気の日本語&安心の日本食品 ” だし、
届いた食器に 【 めしあがれ 】 って書かれてたら「は~い、いただきま~す」だし、
流れとしてピッタリだものね。



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奶茶や咖啡をはじめとした 熱い飲み物 なら、
個人的には “ 小皿の上にグラスがちょこん ” が、いちばん好み。
これで提供されると、あがるし、見惚れる。
初めて入る店で “ 小皿の上にグラスがちょこん ” だと、そっとガッツポーズ。
そのうえ、最初からスプーンが突っ込んであったら、ガッツポーズ2回繰り返すし。



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ちなみに、科記は “ 小皿の上にグラスがちょこん ” のパターン。(↑)
スプーンは、突っ込んでない日と突っ込んである日が7:3くらいの割合(笑)。
厨房のおじいちゃんがカウンター越しに出来上がりを置いたあと、
フロアーのお兄ちゃん(息子さん)が、スプーンを寝かせるか突っ込むか。
気まぐれなんだけど、どっちも歓迎。

いつも同じタイミングでカメラを向けてるからか、
最近はお兄ちゃんが持って来てテーブルに置く時、
その瞬間に分からないくらいさりげなくスピード緩めて置いてくれてるような(笑)。
きっと そんな気がするだけ。
「忙しいのにすみません。この組み合わせが好きなんで。」と ペコリと一礼。

いろんな食器で提供されることがある香港。
まぁ、どんな食器でも「あぁぁぁぁ~香港の茶餐廳んんんんん~」 って ニンマリなんだけど。 


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by hongkonggaffe | 2015-08-25 08:39 | 香港ざっか | Comments(14)

朝活の折り返し地点は 245番ビールくんと西營盤支店 ~ 新釗記でのこと その3 ~

夜明け前の暗い中、街が目覚める前に欠かせない早朝散歩。
上環か西營盤に泊まる時だと、歩くのはトラム沿線の徳輔道西か皇后大道西。
朝活の〆に太平山街の科記咖啡餐廳へ入るので、
皇后大道西は帰り道にして、スタートや往路は徳輔道西が中心。
この日の朝は5時少し前。ずんずん歩いて、いくつかの定点観測地点で確認。
「ここは、よし。」 「ここも異常なし。」・・・指差ししつつ散歩して回ります(笑)。



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夜明け前だから、徳輔道西を疾走するクルマは ごくわずか。
24時間営業のコンビニに報紙(新聞)の束を届ける配達車か、
仕事し始めたところか 終夜営業を終えて帰るか の的士(タクシー)か、
各地点で運転手達を拾って営業所まで乗せて回る バス会社の送迎バス か、
・・・それくらい。それだけに、どのクルマもすごいスピードで疾走していきますけど。

朝以降だとクルマとトラムで埋まる徳輔道西が、夜明け前はガラ~ンとしてて、
クルマも人影もなく、別世界のように静か。
こういう時間帯の様子は、以前は「香港らしくない」と思ってたけど、
このギャップあり過ぎの様子は「香港らしい顔かも」と、いつからか思うようになってきた。



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脇道に入ったり出たりしてぐるぐる歩き、徳輔道西が西邊街と交差するあたりに来たら、
徳輔道西の道の中央に出て、そのまま線路の上を歩くのが気持ちいい。
時々走ってくる配達車やタクシーに気をつけつつ、線路の上をヨタヨタふらふら。
トラムはまだ始発前だから安心して歩けるし、
始発前に2台だけ走ってくる線路点検保安トラム(ドクターグリーン)が もし近づいてきても、
背後の東方面から走行音とカーブであげる鳴き声がかすかに聞こえてくるので、
静かな街の中ですぐに気付ける。

西邊街 → 水街 まで、一駅ぶんを線路上で歩くと、
目の前正面に居てくれるのが245番のビールくん。(番号はそれぞれ設置地点の表示)
どうでしょう?これ、ビールに見えません?
ん?ソフトクリーム?・・・どっちに見えます?
英国統治時代のなごりでそのまま使われている、道路中央の安全地帯の標識です。

この245番ビールくんも定点観測のひとつ。
「グラスは傾いていない。泡もこぼれていない。よし、異常なし。」
この点検を終えたらレール歩きをやめて、左の歩道に入り、すぐ先の新釗記へ。



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開店時間の6時には、タクシー運転手やトラム運転士が居ることが多いかな。
「タクシー運転手が集まる店は旨い店」と一般的には言うけれど、
この新釗記はそうではなく(不味くはないけれど:笑)、
【一晩ここにタクシーを停めて帰宅してた運転手たち】が乗り込む前に朝食を摂るから・・・
・・・だと思われます。
HongKongTramwayのジャケットを着てる人たちが何人も居るのは、
この新釗記から湾側へ歩くと本部(トラムデポ)がすぐ近くにあって、
朝6時から営業してる広めの茶餐廳が、この辺りだと新釗記くらいだからです。

1日の仕事始めの前に朝食を摂ってる男衆の中に入って行き、
1日の遊び始めの前に朝活で紙コップ1杯の奶茶を外賣する男(僕)。
「皆さんお疲れ様です。すみませ~ん、休暇中で~す。今日も遊びま~す。」と店を出て、
再び245番ビールくんの安全地帯へ。



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奶茶をすすりながらぼ~っと西方向を眺めて待ってると、
トラムの始発一番車両が眠たそうにゴトゴトやって来ます。

ここでトラム駅のひさしの中に入っちゃってると乗ると思われてドアが開いちゃうので、
迷惑をかけないように245番ビールくんからは動かず。
泡の上に奶茶をのっけて、1台2台と続く運行し始めたトラムの観賞。

いちいち手を振ってみるけれど、期待するほど振り返してくれないのは当たり前(笑)。
だけど、
タイミング良く245番ビールくんの上の信号が赤になって信号停止になると、
ニヤッとしてくれたり 片手を上げてくれる運転手さんもいます。
そうなると、振っていた僕の手を いっそう大きく振り返すのは 当然です。



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東の空がだんだん白くなってきて、グラデーションの紺色の空が表れます。
でもね、雨の夜明けもいいんですよ。
雨滴がかからないようにレンズを向けるのは大変だから 撮ることを諦めてるけど、
雨天だと、晴れてる時よりも明かりの数が倍になるんですよね。
濡れた徳輔道西に新釗記やトラムやビールくんの明かりが映り込んで とてもきれいで。

こんな心地よい朝のスタート、訪港のたびに何度繰り返しても 飽くことはなく。

季節によって夜明け時刻は変わるけれど、
7時開店の科記に向けて往復する上環~西營盤の街。
245番ビールくんと新釗記の組み合わせは、香港の朝ならではの 折り返し地点です。
大角咀で泊まった1月は この場所まで定点観測に行けずに科記だけで終わったので、
次回こそ逢いに行かなくちゃね。

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by hongkonggaffe | 2015-08-17 21:26 | 香港ふうけい | Comments(22)

横並びで座るのがお似合いだった二人 ~ 新釗記でのこと その2 ~

ずっと以前のことを思い出しながら 前記事 にした希慎道の新釗記。
もう、過去形でしか書きようがないお店です。
過去形と言えば、
ああやって茶餐廳で相席することについては、
文内で「慣れていなかった」とか「2人用テーブルは良かった」と過去形で書いたとおりで、
相席を避けたかったのは過去のこと。
目の前に香港人のかたが居てくれることは、いつからかすっかり心地良いものに。
以前UPした蘭芳園での若い女の子二人連れの笑顔も、記憶に新しいです。



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そう、
香港で言う相席というのは、
知らない人はテーブルを挟んだ向こう側に居る場合がほとんどです。
自分の横に知らない人が座って相席になるということは、まず 無いような?

“ 郷に入れば郷に従え ” だから、
店が混んでる時やこれから混んできそうな時間帯だと、自分と太太は横並び。
横並びって、いいですね。会話だけでなく、食べ物・飲み物をシェアしやすいし(笑)。

ふと思い出したのだけど、
カウンセリングとか懇談・面談などは、
相手と90度の位置に座るか、横並びに近い状態で話すかだと、
気持ちの上で距離がほど良くなるそうで、望ましい状態なのですってね。
向こう側とこちら側とで向き合ってしまうと、距離や圧迫感が生まれがちだそうで。
香港での相席に当てはまる部分があるようなないような(笑)。



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で、話を戻すと、
二人だったら横並びに座るのが一般的な香港でのこと。
「やっぱり、この座り方っていいかもね。」と思ったのが、新釗記で遭遇したひとコマでした。
黄色っぽくて粗い写真が物語るように、これまたずいぶん昔の一場面。
あのウェイターのおじさまがいらした あの新釗記で、こんな光景がありました。

4人用テーブルの片側に、二人並んで座って食事してる光景。
なんだかね、微笑ましくて。
ウチが座ってた位置から見ると、右斜め前に居る二人の後ろ姿。



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聞き耳を立ててたわけじゃないし、たとえ会話が聞こえたって何も分からないけれど、
二人並んでぶっかけ飯をかっ込みながら、
きっと最高な時間を過ごしてるような気がして。

この新釗記もですけれど、
茶餐廳って、男の子と女の子が二人っきりでいる姿は、後にも先にも1度も見たことが無く、
ここでの二人の後ろ姿は、忘れられない光景のひとつ。
おじさん達が大多数。
カップルで入ってるのは、もの好きな旅行者のウチくらい。
そんな中での二人。
どう見ても小学生高学年~中学生なんだけど、
二人の横並びが、とってもお似合いだったのです。

お似合いといえば、
女の子のポニーテールと、小さな肩に掛かったキャミソール(?)の肩ひも。
リボンとネックレスも素敵だよ。
男の子のこの日の出番を待ってた優しい色のポロシャツ。ユーズド風なナイキのキャップ。
デジタルの腕時計もキマってるよ。

キャミソールの肩ひもがこの色ということは、
女の子の服の色は、男の子のポロシャツと同じ色だということ?
あらら~、二人でペアルックにして来たんだ~。



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普通に考えて、やっぱりデートの日のランチなんだろうか?
口に残った骨のカケラを慣れた様子で口から出し、
お皿の向こう側に ためらい無く積んでいくのも香港ならでは。
日本人のデートだったら・・・こうは出来るか・・・?・・・とか、
新釗記を出た後は、次にどこへ行くのかな・・・?・・・とか、
とっておきの衣装や小物は、
香港の住宅事情の住まいの中で、どんなふうに仕舞ってあったのかな・・・?・・・とか、
あれこれ余計なことを思いながら咖啡を飲んでた僕でした。



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軽く10数年以上が経ってるこの場面。
二人は、今、幾つになったんだろう?
その後、どうしてるんかな?
粋なお洒落さんペアを思い出して、無粋なことを昔も今も思う自分(笑)。
“ 横並びで座る良さ ” を改めて感じたのは、やっぱり新釗記の店内でした。

テキパキ&ニコニコ&スマート な おじさまの記憶も、
精一杯のおしゃれをして横並びに座ってた微笑ましい二人の記憶も、
どっちも新釗記で生まれたもの。

“ 僕にとっては特別なひとコマ ” が加わったことで、
なんでもない茶餐廳が、なんでもなくない茶餐廳になったんでしょうね。

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by hongkonggaffe | 2015-08-11 23:29 | Comments(18)


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